ホ－ムオーディオ愛好会コミュのパソコンやスマ－トフォンのノイズ対策

パソコンやスマ－トフォンを使って音楽を再生する機会も増えていると思います。

パソコンやスマ－トフォンはデジタル回路の塊のようなものです。電源もスイッチング電源が使われています。

アナログ回路から見ると、ノイズの塊のような物です。

そこで、ノイズを減らしてクリアな状態にするにはどうしたら良いのでしょうか？

パソコンの場合は次の方法があります。

①USBオーディオデバイスでパソコンの外部でアナログに変換する方法
ヘッドフォン出力だけを取り出す物やマイク端子を装備した物、更にライン入力インタ－フェイスを加えた物があります。
※USB接続でデジタル・光オ－ディオ（Tos Link）インタ－フェイス対応の物もあります。
※中には（スマ－トフォン用）イヤホン・マイク用の4極プラグ対応の物もあるので注意が必要です。

②パソコンにHDMI出力端子がある場合はHDMIケーブルを使用して音声と映像を伝送できます。もちろん、AVアンプでの再生も可能です。※HDMI端子は標準のAタイプ以外にも種類があります、但し音声デバイスがパソコン内蔵のオーディオ・デバイスとは異なるので注意が必要です。（HDMIオーディオ用のデバイスドライバが必要です。また、パソコン操作で切り替えが必要な場合があります。）

③Bluetooth搭載またはBluetoothドングルを使用している場合はBluetoothでワイヤレス伝送できます。※但し、数ｍ以内。

以上が、主なパソコンのノイズ対策です。

次にスマ－トフォンの場合ですが、機種によって端子の形状や対応状況が異なるので一概には言えません。パソコンの場合の①や②の方法はお使いになる機種の搭載機能に依存します。

ただ、スマ－トフォンの殆んどはBluetooth に対応していますので、パソコンの場合の③の方法で可能です。

Bluetoothオーディオの標準規格のSBC（Sub Band Codec）は量子化ビット数 / サンプリング周波数は16bit / 48kHz。レイテンシ（遅延）は220ms（±50ms）で、原則全てのBluetoothオーディオ機器で再生可能です。
Apple製品の多くに使用されているAACはSBCより若干ですが高音質で低遅延です。
※但しいずれも２ch（ステレオ）です。
Bluetoothオーディオ・レシ－バ－の殆んどはSBCとAACの両対応です。レシ－バ－の音声出力をアンプのAUX（入力）端子に接続すればアナログ・オ－ディオ機器で再生可能です。

※Bluetooth伝送は基本的に1：１で同時に複数台へ伝送する事は出来ません。また、ペアリング操作が必要なので送/受信機のどちらかはペアリング相手をディスプレイ画面等で認識（確認）する必要があります。