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フランス在住主婦コミュのライム病ご存知ですか?

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 フランス在住の方に注意してもらいたい病気があって今回、トピを立てました。
 
 実は私達家族は、今年の7月上旬にオートサボア、サボアにバカンスに行きました。私達夫婦はキャラバンを持っているのでバカンス中は、ずっと山間のキャンプ場に滞在をしていました(もちろん、足元は芝生)。

 そして、うちのフランス人の旦那が、滞在5,6日後に首の後ろが痛いと言い出しました。”もしかしたら、いつも家でのベットでもなく、枕も違うからかな?”と私達は考えていました。
 ただ、日に日にその首の痛みが強くなり(頚部硬直)、薬局に行って薬剤師に状況を話し、炎症止めと温シップを出してもらいました。
 それでも、炎症止めの薬が切れると首の痛みがぶり返し、その痛みが今度頭痛に変わりました。
 そしてその頭痛も24時間、薬が切れるとものすごく痛いので、私達はバカンスの途中で家に帰ってきました。
 そして旦那は帰宅した翌日(このときで最初の首の痛みが発症してから10日経っていました)にかかりつけ医(その日はかかりつけ医がいなかったので他の医者ー今考えるとこの医者も寝違いによる急性の筋肉の炎症と診断していた)に診察してもらい、麻薬にも指定されている痛み止めや炎症止めなどを処方して、”これを飲んだら数日で良くなる、良くならないはずがない”と念押しされました。
 しかし、その薬を飲んでもやっぱり痛みがあり、またその5日後に今度はかかりつけ医に診察をしてもらいました。
 今までの状況を説明すると、”すぐに頭部のCTを撮りに行きなさい”と言われて、そのまま救急病院に行き頭部のCTを撮り異常がありませんでしたが(今考えると時間が経った出血が他の器官に吸収されていたんだと思います)、医者に念のため、脊髄液を採取すると言われ、腰椎を穿刺しました。
 脊髄液は、普通は無色透明なのですが、旦那の脊髄液は真っ赤な色(出血)をしていました。
 この検査により、髄膜炎、出血性髄膜炎(直訳するとそうですが、症状はクモ膜下出血です)であるとわかりました。もちろん、そのまま病院に入院になりました。

 しかし、あらゆる検査も原因が何であるかわからなかったのですが、医者が”ライム病(ぜひ、インターネットで調べてください)”ではないか?その症状に似ていると言われました。

 ライム病とは、マダニ(細菌を持っている)に噛まれた後にそれが原因で髄膜炎になります。
 その原因になるマダニは春から秋頃まで、比較的標高の高い山、森、草むらなど生息しています。
 この時期バカンスなので、山や森などにハイキングなどに出かける方も多いと思います。
 そのため注意していただきたいのが、自然の多い所に行くときは夏でも帽子、長袖、長ズボン、靴などの肌の露出の少ない服を選んで下さい。
 そして帰宅して、お風呂に入る際に何かに噛まれていないか体中を見て下さい。
 それを知っているだけで、随分違うと思います。

 うちの旦那は入院中、髄膜炎の痛み止めとして24時間モルヒネ(癌末期患者の痛みの緩和として使うことが多い)を使っていました。それほど、痛いんです。
 そして、最初の首の痛みから2週間半後から顔面神経麻痺になり(顔の表情が一切ない)、両目が閉眼できない(瞬きもできない)、いくつかの語の発音障害、味覚障害、飲み物が口角からこぼれてしまうなどの後遺症が残っています。
 この後遺症は、一生残るかどうか医者もわからないと言われています。

 いろいろとライム病のことを調べて見るとヨーロッパでは多い病気で、旦那の入院後、医者や看護師、フランス人の友達、近所の人達と話をしたら、”知り合いでこの病気になった人いる”と幾度も聞いたり、実際近所にもこの病気にかかった人も数人いました。

 フランス在住の日本人のコミュでこのライム病に関して、記載されている所がなかったので、この場でみなさんの頭の片隅に覚えておいてほしいと思いトピを立てました。

 最後に、現在旦那は脊髄液の細菌も少しずつ減って(出血もなく)、命の危険はなく、自宅で毎日抗生剤の点滴と週3回のキネによる顔面マッサージをしています。そして、最低あと1ヶ月は自宅療養をするように医者に言われています。

 普段、都会で生活されている分にはあまり問題はないと思いますが、ぜひバカンスで自然の多い所に行かれるときは十分気をつけて下さい。
 



 




 

コメント(5)

貴重な情報及びご体験の共有ありがとうございます。

ドイツ及び中央ヨーロッパ、東ヨーロッパの森ではこのマダニによる被害が多発しており、
森によく入る人への予防接種など対策が進んでいるようですが、こちら西ヨーロッパではまだまだですね。

ダニ媒介性脳炎のリンク
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_04/k02_04.html

旦那様の一日も早いご回復、お祈り申し上げます。
全く聞いた事がない情報でした。大変驚いております。
夏のバカンス時期に、山や森でキャンプなどをすることも多いので、事前に危険性を知っておくことは重要ですね。

ご主人様、大変な思いをされていますが、その一件をこのようにトピに挙げて下さったこと、
その親切と勇気に感謝いたします。

ご主人様、一刻も早く、元気な身体に戻られますよう、お祈り申し上げます。
貴重な体験談、どうもありがとうございます。

ミロさんの、旦那様が早く回復されますように。

マダニですが、もし咬まれているのを見つけても、決してつまんで取り除かないようにしてください。
つまむことにより(腹部を押してしまうこと)、マダニの唾液(菌や寄生虫)や体液が逆流して人体や犬の体に流れ込み感染する可能性があります。
無理に引っ張ると、ダニの頭が皮膚の中に潜り込んだ状態で残ってしまうこともあります。
ダニのサイズもさまざまです。

ペット用品で申し訳ありませんが、愛犬用にくぎ抜きのような形をした大小の道具を常備しています。
これを、ダニの口先に当て腹部を摘むことなく回して抜き取ります。
取り除いたものは、潰したりしないほうが良いようです。
もし体内に寄生虫や菌がいたら飛び散る可能性があるので、私は焼いたりトイレに流しています。

愛犬のたとえで申し訳ありませんが、予防薬をつけてあっても、ダニの活動時期?に森に行くと、とんでもなく体にまとわりついていることもあります。
きのこ狩りで、森茂みを歩いた時、ズボンの上を這っていたこともあります。
森に行く時は人間もなるべく明るめの長ズボンをはいていた方が、ズボンの上を這っているダニを見つけて取り除きやすいです。
髪の上を這っていることもあったので、木が生い茂っているところでは、帽子も被ったほうがいいかもしれません。
ペットへの予防も必須です。(犬のダニへの予防接種はほとんど意味がないと獣医に言われました。取り付かれないようにすることがまず第一だそうです。)
通常マダニは、数日間血を吸い続け、噛み付いたまま丸々と満腹になるまで取り付いています。

森や、山だけでなく、川原の草むら公園にいるときはいます。近所の公園にもいたりします。
野生動物によって移動してくるので、思わぬところにも密かに生息しているので、活動期には要注意です。
旦那様、早く回復されるといいですね。
ミロさんも大変だと思いますが、ご自身も健康にはご留意されてくださいね。

マダニ対策、colombesさんのおっしゃる通りですね。

それでもマダニがついていた場合は、うちはヴァセリンをたっぷり目につけて3分ぐらい置きます。すると、器具なしでも、ティッシュでするっと取れますよ。colombesさんもおっしゃってますが潰すとダメなようです。うちはそのまま、とったティッシュにくるんで、燃やします。
 アリンコさん

 そうんなんですよね。私も旦那がこの病気にかかなければヨ−ロッパにライム病が多いなんて知りませんでした。
 旦那も私も都会育ちなので、そういう病気って実際まわりにそういう人がいないとなかなかわからないものですよね。。。

 Mayumayuさん

 旦那の体験をこの場を借りて1人でも多くの方に知ってもらいたいというか、注意喚起したかったのでライム病のこと、知ってもらってよかったです。
 
 比較的標高の高い所(800メ−トル以上)に多い病気と言われていますが、知り合いで実際に標高400メ−トル位の所でマダニに噛まれライム病になった人もいるので、自然の多い所に行く以上どこでも気をつけたて下さいね。これからは私達家族もそうするつもりです。

 Colombesさん

 そうなんですよね。もし、マダニに噛まれても安易に取り除こうとするとかえって危険なんですよね。
 愛犬のことでマダニのことを知っていらっしゃるなら、ライム病のことも十分ご存知だと思います。
 今住んでいるオベア−ニュ地方もライム病が多いので、特に子供が外遊びから帰ってきた後は、気をつけて頭部、体全体を見ようと思います。

 ぺんぎんさん

 マダニがついていたら、〜ヴァセリンをつけて少し待ってから取る。〜というテクニック知りませんでした。潰せずに取れるのでいいですよね。
 今後もし、そういう状況があったらぜひやってみようと思います。
 
  それと

 みなさん、励ましの言葉ありがとうございました。旦那も少-しずつですが、回復に向かっているのを感じています。時間がかかると思いますが、気持ちをポジティブに夫婦共々頑張る次第です。 

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