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「どうする家康」感想コミュコミュの第47回「乱世の亡霊」

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家康(松本潤)の大筒による攻撃で難攻不落の大坂城は崩壊。
茶々(北川景子)の妹・初(鈴木杏)と阿茶(松本若菜)が話し合い、秀頼(作間龍斗)が大坂に留まることと引き換えに、城の堀を埋めることで和議が成立する。
だが乱世を望む荒武者たちは全国から大坂城に集まり続け、豊臣を滅ぼすまで平穏は訪れないと、家康は再び大坂城に兵を進める。
そんな中、初と江(マイコ)は、姉・茶々を止められるのは家康だけだと訴える。

コメント(8)

今回の「乱世の亡霊」、北川景子圧巻でありました。

寧々さまも、妹の初と江の説得むなしく、3人は茶々の心を溶かす鍵は家康が持っているという。

茶々の執拗な徳川に対する抵抗の本心には、10代の頃の家康に対する圧倒的な信頼が裏切られた事の絶望に起因していた。

「勝手に期待をかけられ神格化される」どうする家康の徳川家康像は、トップアイドルである松本潤が演じることに意味があったという脚本。これなかなか意味深いです。

家康のいう乱世の亡霊には茶々ももちろん入っていて、ふたりで滅んでこの乱世を終わらせようぞ。秀頼は生かそうぞ。あなたの母上があなたを生かしたように。との手紙で心動かされる茶々。
亡霊のごとき凄まじい顔で手紙を読み始めた茶々が次第に憑き物が落ちたような顔になる。

しかし、茶々の憑き物が落ちると秀頼にその憑き物が憑りつく。
秀頼は茶々の傀儡としてではなく、自分の意思でいくさを望み、浪人たちを鼓舞する。
茶々はバケモノを作ってしまった。
茶々は、秀頼の決断に動揺しつつそれを受け入れ、笑みを浮かべ涙を溜めつつ覚悟を決める。
その一連の流れ。人間臭さと美しさ、北川景子圧巻!
もう引き返せない自分が引き寄せた運命だ。

しかも千姫までも自分に向けた大筒の命令を下した徳川憎しの者となってしまう。
せめてもの罪滅ぼしに千姫に送った「ぺんすう」を拒否られた家康。ここ可哀想。

「乱世の生き残りを根こそぎ引き連れて、滅びる覚悟にございます」
家康の手紙の締めくくりだ。


大竹しのぶの大蔵卿。
「真田丸」の大蔵卿はかなりおしゃべりで出しゃばるキャラだったのが、大竹しのぶの大蔵卿は一言も発せず。

茶々に忠告されたのに甘いものに目がない初に、不安そうな大蔵卿。でも交渉終盤「豊臣のことは豊臣にお任せください」とその権威を守ろうとする初の粘りに、今度は感心した表情。

一言も発せずだけど「雪の日には気を付けなされ」と言い出しそうで。笑
画像貼るの忘れてた。

「雪の日には出歩くな」

何も話さないけど存在感絶大な大蔵卿。
見られましたわーい(嬉しい顔)
本当に、北川景子さんなまはげ素晴らしかったです蛙
あのときもう、お二人目がお腹にいるんですよねりんごそのせいもあってか、お市さんとは別人に見えるし、母の顔をしている青りんご

北政所の話を聞くときにはもう、本当に目がイカれてたあせあせ

今回もまた、感情論にするのかーとは思いましたが、なるほどこういう解釈もありだなと思いましたクローバー

従来だと、大和郡山城でいいよと思ってた秀頼と、どうしてもこの城を出たくないと徹底抗戦した淀君手(パー)という解釈が多かった気がします猿

でも、確かに若い秀頼さんが「俺だってやれるもんexclamation ×2やってみたい手(パー)
ってなる可能性もあるなまはげ

それに、豊臣にはスペインが、徳川にはイギリスがついていたから、豊臣にも勝算はあったと思います爆弾

ただ、Walmartさんが仰ったように、夏の陣で最終回にしちゃうのは残念泣き顔

やっぱ、家康の人生は、二年かけてやるべきだったかな城
あ、あと、千姫の心が壊れていく演技も見事ですねぇがまん顔感情移入しちゃう視聴者は多いでしょうラブレター
>>[2]

私も思わず、「あれ、大竹しのぶさん?」と家族に言いました鳥
びっくりの登場でしたが、大蔵卿の局のイメージピッタリでした猫

次世代の、老女のうまい俳優に、名乗りを挙げてきましたねわーい(嬉しい顔)
2回目視聴。

家康は織田の人質だった時に、兄信長を追って溺れるお市さまを助けた。竹千代時代の頃の話。
今回の大阪の陣は、この織田の頃からの因縁がそもそもだったという脚本。

白兎竹千代はお市さまを助け、「これからも困ったら助ける」と力強く約束をする。

お市は娘たちに「信じる者を決して裏切らず 我が身の危険も顧みずに人を助け世に尽くす。そのようなお方であれば それこそまことの天下人にふさわしきお方」と言ってきかせ、茶々は「いずれ 我らを助けに来てくださるお方だ」と信じた。

そういう母を見て育った茶々。
茶々は家康を偶像化し、家康の生死不明の時に「助かりますように 助かりますように」とお百度参りをしていたくらいに。

そうしてお市さま最大のピンチの時、「help!」と家康に手紙を書く。
今こそあの時の約束を。「助けて」と。

茶々は「やはりお見えになりませんでしたな。徳川さまは嘘つきという事でございます。茶々は あの方を恨みます」
母が死んだ時憧れは深い憎しみとなりました。

家康の手紙を読み、茶々の心は解ける。が、茶々が作り上げた理想の家康の偶像化した秀頼がいくさの道を選ぶ。

あの時、茶々は「そなたの本心で決めよ」と秀頼に言い、これ以上の犠牲を払う事はない和睦の道を選び命を絶やさぬことこそ最善の道と思った茶々は、いくさを選ぶ秀頼の「よう言った」と褒めた。
たぶん茶々は秀頼がどんな選択をしても「よう言った」と褒めただろう。

あの幼い溺れたお市さまを助けた因縁が、秀頼がいくさを選択するまで繋がった。
なんというロングパスな脚本。
ドラマとしてかなりアリだと私は思いました。




千姫にも「そなたは徳川の姫じゃ、困った事があればこのじじが助けに参るぞ」と約束し、千姫のいる城に向かって大筒を放ち、千姫じじさまに失望。「共に徳川を倒しましょうぞ」になってしまっている。

なかなかの鬼脚本だと思う。

私はここに来て「どうする家康」かなりアリな作品だと評価している。
あちこちにロングパスあり。これ通しで最後まで観ないと分からない仕掛け満載だよ。


信長が死んだとき、空に向かって家康が「のぶながー」と叫ぶ、ああいう上下の礼節を外すような所は評価しないけど。
お花畑瀬名ランド構想も嫌いだけど、瀬名は今川の御姫さまだからしょうがない。でもその口車に乗る周囲はナシだ。

でもこの「ドラマ」構成上、瀬名信康事件が中心になっているその構造はなかなかだと思う。
「乱世が生んだ最後の化け物」として秀頼が立ち上がった。
あの時点で茶々的には和睦もありだなーに傾いてるのに。

いやちょっと待て。違うな。
この選択は秀頼の本心かというと、母や千姫や家臣、牢人達を見捨てられぬ優しさゆえに自ら化け物となることを選んだって事だな。

「信じる者を決して裏切らず 我が身の危険も顧みずに人を助け世に尽くす」この言葉のような人になるように茶々が丹精込めて作り育て上げた秀頼という作品。
この言葉に縛られた選択だったのだな。

秀頼は「信長と秀吉の血を引く者」と牢人たちの前で宣言した。
本作の信長・秀吉ならば、戦力差を冷徹に見極め、勝つ為にあらゆる手を打つ。
しかるに秀頼は皆の為に破滅を選んだ。真逆だ。

「この命を燃やし尽くしたい」という言葉で、行く末を悟っているのがわかる。
すべて理解した上で選んだ秀頼。

「戦うことそのものを求める輩」の象徴として、真田信繁が画面に映った。
真田丸の信繁も「武士として戦場で名を遺したい」という武士の一分が行動原理でしたし。
真田丸の信繁は「自分は何も為せていない」という後悔と鬱屈も抱えていた。そこに最後のひと花咲かせる機会があれば、行きますよね。
>>[7]

なるほど、秀頼が、庭でたむろする牢人たちをじいっと見つめるシーンは、それを考えていたのですねぴかぴか(新しい)

真田信繁も、結果的に見事に歴史に名を残したので、本懐なのでしょうかexclamation & question

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