意味不明小説(ショートショート)コミュのコショー星滅亡の巻

地球から遠く離れたところにあるコショー星

コショー星は地球とよく似た環境の星であり
生物も食物も地球に極めて酷似していた

コショー星は、名前の通り（？）、
地球でいう胡椒が特産物であり、
星民は、胡椒が大好きであった

和尚さんも胡椒大好き！

コショコショくすぐられても、胡椒大好き！

コショコショ話をしても、胡椒大好き！

テレビが故障しても、故障大好き！

それぞれ１人１人が自分の好みにアレンジした
マイ胡椒をもつくらい、それは大の胡椒好きであった

胡椒もさまざまな種類があり、

普通の胡椒はもとより、

粗挽きのもの、

甘い胡椒、

くしゃみの出にくい胡椒

などなど、様々な種類があった

そんな中、胡椒好きが高じて、
星をあげての一大イベントが開催されることになった

それは、星民全員が決められた時間に
料理にそれぞれのマイ胡椒を一斉にかけるというもの

星をあげてのイベントに星民たちは皆楽しみにし、
ついのイベントの日が訪れた！

コショー星の大統領の挨拶後、
各自が一斉に胡椒をかける

その様は壮観であり、あちこちで盛大なくしゃみが
起こっていた

そして、いきなりの大量の胡椒に、
許容範囲を越えてしまったのか
コショー星までもが、くしゃみをし始めた

「ハクション！、ハクション！」

コショー星がくしゃみをするたびに、
地面は揺れ、突風が巻き起こり、
コショー星人は、あちこちに飛ばされてしまい、

いつまでも続く

「ハクション！、ハクション！」

に、ついには星自体が分裂して
四方八方に飛び散ってしまった

こうして、コショー星は滅亡してしまった

※この物語はハクションです