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意味不明小説(ショートショート)コミュのわたしの小指

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わたしの小指は、恋人の小指に惹かれるらしく、わたしが恋人と会うたびに彼の小指に寄り添っていたのだが、きょうついにわたしから離れ、恋人の手にくっついてしまった。
自分の小指に寄り添うその6本目の指に恋人は、ああ、肌の色や爪の形がちがうね。けれどぼくのものになったのだからいつか同じ色形になるのかな? と首をかしげ眺めている。――けれど不便じゃないしね、そのままでもいいのだとわたしの小指を引き離そうとはしないのだった。
わたしは不便です。格好も悪い。
さあ戻っておいで、かわいいわたしの小指さん。
わたしは自分の小指にささやきくどく。
けどもなかなかなびかないわたしの小指に、小指はわたし自身が彼の小指よりも魅力的にならなければ戻って来ないのではないだろうか、と考え気が遠くなった。

コメント(5)

小指が無いと、やくざと間違われそうですね。
>>[4] パンダ。ほんとうは5本指だが骨の突起が親指のような役目をもっていて(種子骨親指)、6本指に見える。

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