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意味不明小説(ショートショート)コミュの猫とお話

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まぁちゃんは 三毛のミィちゃんととても仲良しでした お部屋でも 公園でも ママとお買い物の時もいつもいっしょ

「ミィちゃん ご飯ですよ」「みゃあ」

「ミィちゃん おさんぽですよ」「みゃあ」

「ミィちゃん 絵本 読んであげるね」「みゃあ」

ミィちゃんはまぁちゃんの言うことが分かっているようです
まぁちゃんはそれがすごく嬉しいです

でも、まぁちゃんにはミィちゃんの言いたいことがわかりません もしミィちゃんとお話ができたらなぁ… まぁちゃんはいつもそう思っていました

あるクリスマスの夜
まぁちゃんはお手紙を枕元に置いてベッドに入りました

お手紙にはこう書かれていました

「サンタさんへ
まぁちゃんは甘いお菓子も可愛い人形も素敵な物語の絵本も要りません ただ ミィちゃんとお話ができるようにしてください お願いします」

願いがサンタさんに伝わるのを夢観ながら、まぁちゃんはスヤスヤとお休みしました


その夜
まぁちゃんの部屋にパパとママがそっとリボンの付いたピンクの箱を持って忍び込みました
箱の中にはミィちゃんそっくりのぬいぐるみが入っていました

「ママ、まぁちゃんはもう寝ているか?」
「いつもならもう寝ているわよ」

二人はそっとベッドに近づきました

「…寝ている?」
「ううん… オカシイわね、ミィちゃんは要るのにまぁちゃんが居ないわ」

ママがベッドの掛布団をめくると、そこにはミィちゃんと知らない仔猫が寝ていました

「この仔猫、紛れ込んだのかしら?」
「ミィちゃんが連れて来たのかもね ほら、ここは君のうちじゃないよ」


パパは仔猫を外に出しました

「でも、まぁちゃんはどこに行ったのかしら」
「きっとサンタさんを捕まえようとどこかに隠れているんだよ」
「ふふ そうかもね」

二人が話をしている横で、ミィちゃんが窓から庭を眺めてミィミィと鳴いていました

庭では仔猫が悲しげにミィちゃんを見上げていました

コメント(6)

願いが叶ったのかもしれないけど、何だかとても悲しいですねぇ…(ノωT)
> 未知さん

願いが叶う時って得てしてこんなもんかと
> パパレモンさん

ほのぼのした文体を心がけてみたのですが
なぜかこんなことになりました
> ゴコニャン♪さん

願いが叶っただけだから悲しいのでしょう
願いには対価が必要ですしね

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