🦲は死滅寸前(坊主的な意味で
ではなく、トウ
第31話 諦めの悪い男 2022年8月14日(日)放映分 の感想などお願いします。
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↓記憶
ｺﾐｭ（ドラマトピ有）
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↓真田丸（同じ三谷幸喜による大河ドラマ）
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↓路線図が好き
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↓信じたいんだよ、運命ってやつを。
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↓半沢直樹（TBSドラマ）
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↓何かに感動したい。
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↓ま、明日があるさ。私、俺。
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↓カタチのないものを大切に。
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ご参加お待ちしています。
※ルールはこれまでと同じ。ネタバレ投稿禁止（ネタバレ基準は多数派であるNHK総合の初回放映。例→NHK総合で20時12分の放映内容感想を20時10分に投稿しちゃダメ。20時03分の放映感想を20時03分に投稿するのはオッケー）。
※こちらはネタバレ禁止の感想トピックですので
（多数派である地上波のリアルタイム放送以前をネタバレと呼んでいます）、
歴史（誰にも史実が分からない事だけは分かっているものの）の話をしたい人は
↓歴史トピ（当コミュ内）
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↓癒しコミュ「テレビドラマ」トピ
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などへどうぞ。
誤って歴史関連の投稿をしている人をみかけたら、誘導お願いします。
※もちろん24時間いつでも投稿OK。
※こちらは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が好きな人のコミュですので、脚本、役者への批判は、
↓冒険コミュ「ドラマ」トピ Part⁻３
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などにどうぞ。
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コメント(99)
こんばんは。
見ました。
今回は瞠目の回でした。見ごたえたっぷり。さてどうまとめるか。
それにしてもラストまで目が離せないとはまさにこのことかと。
韓流を意識してますよね。頼家が復活してまたもお家騒動の予感。
続きがいやでも見たくなる。頼家の病気はなんだったんだろうか、汗をかくといいとか
言っていたけど、あれは義時たちが仕組んだ毒の効能だというのだろうか？
あと、康すおんさんが再登場していたけど、あれはなんだったのかなあ。
歯がない人の孫的な役割だったようだけど。
で、いよいよ比企一族滅亡ということですね。
仁田殿も大活躍そう言えばティモンディの高岸君、野球でも大活躍ですよね。
お笑いタレントの枠を超えすぎている。本音を言えば本業でも目立ってもらいたいのですけどねえ。
それにしても、比企一族が頼朝挙兵の時に日和見を決め込んでいたとは新解釈ですよね。そこを時政に最後はつけ込まれてしまう。実際丸腰ではなく、短剣と胴着をつけての時政邸乗り込みであり、時政に
とってももはや寛容になりきれないということでしょうか。
鎌倉を火の海にしないためにも、坂東武者の意地とか言っていられない。家名に傷がつこうがなんだろうが、実を取るのが坂東武者ということなのでしょうか。
最後の能員の最後は、どうしても広常のそれを比べてしまいます。
能員の場合、ここで死んでも死にきれないという煩悩のあれこれが如実に出ている。
どうしてこうなったのかわけわからんの気持ち。
それでも、ここまで時政や義時からチャンスを与えてはもらっている。日本の守護を二大分割するという案ですけど、独占欲の強そうな彼には到底受け入れられなかったのでしょうか。
表題の『諦めの悪い男』ということですが、義時は最後の最後まで平和的な解決に意欲を見せていたということなのかなと思ってしまいます。
比企尼があの頃まで生きていたとはあくまでもドラマの設定でしょうが、道やせつとともども比企一族が根絶やしになったということは亡くなったということでしょうか、これは切ない。
一幡はやはり今後の火種になるということで、義時も苦渋の決断だったでしょうが、殺す役を泰時に言うとは。せつを殺したのはトウですけど、我が弟子を見やる善児の目がなんとなく意外な感が出てましたよね。
全成と実衣の子供が唐突に出てきましたけど、京都で殺されたことになっている。
それに対して実衣が躍起になっている。「（比企一族の）首を大きい順に並べてちょうだい。」とか恨みに燃えている。
政子は鎌倉を代表する人物になっており、時政や義時も下位に座り報告してその承認を得る存在となっているんですねえ。
家族が明らかに変わっている。で、兄・宗時の遺言がひたすら義時の頭に浮かびあがり、義時もいつのまにか北条の世を作る
ことが鎌倉を安定させることだという割り切った気持ちになっており、それに対して泰時がついていけてない。まあ、比奈を母呼ばわりする幼いところがまだ抜けないわけですよね。
さて、強力なライバルを失った北条一族ですが、まさに鎌倉幕府を独占するがごとき勢いに。
時政には覚悟ができているようですね。
ここで女帝のりくがどう時政を操るかの独断場となるわけで、今後は頼家や畠山重忠が犠牲に
なるわけですよね。ドロドロの愛憎劇がこうして始まるということですが、考えてみれば
『新選組！』もそうでしたからね。そういう愛憎が三谷さんは好きなのでしょうか。
来週も注目していきたいと思っております。
見ました。
今回は瞠目の回でした。見ごたえたっぷり。さてどうまとめるか。
それにしてもラストまで目が離せないとはまさにこのことかと。
韓流を意識してますよね。頼家が復活してまたもお家騒動の予感。
続きがいやでも見たくなる。頼家の病気はなんだったんだろうか、汗をかくといいとか
言っていたけど、あれは義時たちが仕組んだ毒の効能だというのだろうか？
あと、康すおんさんが再登場していたけど、あれはなんだったのかなあ。
歯がない人の孫的な役割だったようだけど。
で、いよいよ比企一族滅亡ということですね。
仁田殿も大活躍そう言えばティモンディの高岸君、野球でも大活躍ですよね。
お笑いタレントの枠を超えすぎている。本音を言えば本業でも目立ってもらいたいのですけどねえ。
それにしても、比企一族が頼朝挙兵の時に日和見を決め込んでいたとは新解釈ですよね。そこを時政に最後はつけ込まれてしまう。実際丸腰ではなく、短剣と胴着をつけての時政邸乗り込みであり、時政に
とってももはや寛容になりきれないということでしょうか。
鎌倉を火の海にしないためにも、坂東武者の意地とか言っていられない。家名に傷がつこうがなんだろうが、実を取るのが坂東武者ということなのでしょうか。
最後の能員の最後は、どうしても広常のそれを比べてしまいます。
能員の場合、ここで死んでも死にきれないという煩悩のあれこれが如実に出ている。
どうしてこうなったのかわけわからんの気持ち。
それでも、ここまで時政や義時からチャンスを与えてはもらっている。日本の守護を二大分割するという案ですけど、独占欲の強そうな彼には到底受け入れられなかったのでしょうか。
表題の『諦めの悪い男』ということですが、義時は最後の最後まで平和的な解決に意欲を見せていたということなのかなと思ってしまいます。
比企尼があの頃まで生きていたとはあくまでもドラマの設定でしょうが、道やせつとともども比企一族が根絶やしになったということは亡くなったということでしょうか、これは切ない。
一幡はやはり今後の火種になるということで、義時も苦渋の決断だったでしょうが、殺す役を泰時に言うとは。せつを殺したのはトウですけど、我が弟子を見やる善児の目がなんとなく意外な感が出てましたよね。
全成と実衣の子供が唐突に出てきましたけど、京都で殺されたことになっている。
それに対して実衣が躍起になっている。「（比企一族の）首を大きい順に並べてちょうだい。」とか恨みに燃えている。
政子は鎌倉を代表する人物になっており、時政や義時も下位に座り報告してその承認を得る存在となっているんですねえ。
家族が明らかに変わっている。で、兄・宗時の遺言がひたすら義時の頭に浮かびあがり、義時もいつのまにか北条の世を作る
ことが鎌倉を安定させることだという割り切った気持ちになっており、それに対して泰時がついていけてない。まあ、比奈を母呼ばわりする幼いところがまだ抜けないわけですよね。
さて、強力なライバルを失った北条一族ですが、まさに鎌倉幕府を独占するがごとき勢いに。
時政には覚悟ができているようですね。
ここで女帝のりくがどう時政を操るかの独断場となるわけで、今後は頼家や畠山重忠が犠牲に
なるわけですよね。ドロドロの愛憎劇がこうして始まるということですが、考えてみれば
『新選組！』もそうでしたからね。そういう愛憎が三谷さんは好きなのでしょうか。
来週も注目していきたいと思っております。
毎週これでもか、的な展開ですね。
比企能員、最近ドラマで流行りの
歌舞伎役者に負けない顔芸全開。
小心者として、立派な最期でした。
時政おやじは、「覚悟はおありか」といわれても、
「なんとかなる」とかいうし、
大事なものの数は間違えるし、例によってテキトー。
ほんとは自分で仕切れるともおもっていないはず。
（だから、「りくもいっている」的ないいかたをする）
最後に「お前も頼りにしてるぞ」をいって、
父子連携でいく腹を決めました。
（「お前にまかせる」は言わないな）
前回最後とはちがって、
こんどは引き戸をあけたら、ちゃんとだれかいる。
いたのは義村。
善児が仕込んだトウ、セツを斬って立派に初仕事。
一幡は、泰時がどこかに隠しているらしい。
（だからって、次回、頼家に引き合わせるわけにはいかんしな）
泰時は、ダークサイド義時に対する、
「それ、おかしいですよ」な人で、このあとも、
ずっといくんだろうな。
来週は、「それにしても頼家、どう始末したもんかね」という回ですね。
、
比企能員、最近ドラマで流行りの
歌舞伎役者に負けない顔芸全開。
小心者として、立派な最期でした。
時政おやじは、「覚悟はおありか」といわれても、
「なんとかなる」とかいうし、
大事なものの数は間違えるし、例によってテキトー。
ほんとは自分で仕切れるともおもっていないはず。
（だから、「りくもいっている」的ないいかたをする）
最後に「お前も頼りにしてるぞ」をいって、
父子連携でいく腹を決めました。
（「お前にまかせる」は言わないな）
前回最後とはちがって、
こんどは引き戸をあけたら、ちゃんとだれかいる。
いたのは義村。
善児が仕込んだトウ、セツを斬って立派に初仕事。
一幡は、泰時がどこかに隠しているらしい。
（だからって、次回、頼家に引き合わせるわけにはいかんしな）
泰時は、ダークサイド義時に対する、
「それ、おかしいですよ」な人で、このあとも、
ずっといくんだろうな。
来週は、「それにしても頼家、どう始末したもんかね」という回ですね。
、
能員は頼朝の乳母の息子と言っても、養子で詳しい出自ははっきりせず(板東武者じゃない！と時政も行ってたけど)、そんな素性でありながら、将来見込みのありそうな人に取り入っては、娘や姉妹や姪をバラまいて･･･なんて乱世の梟雄みたいな生き方、もっと後の戦国時代なら天下を取れたかも？
東日本を一幡に、西日本を千幡になんて策は、能員でなくても飲めないでしょ。
権力を分散して良いことなんかない。そういう話が出ること自体、もう組織は分裂してるんだから。
頼朝は自分が��子供の愛らしさ”故に命拾いしたことを知ってたから、子供でも平気で殺せる善児のような刺客は重宝でしょうが、その善児でさえトウは殺さなかったんで、こいつにも流石に人情らしきものはあるのか？と思ったものの、生かしておいたのは自分以上の非情な兵器に育てるためだった！
せつを容赦なく斬ったトウは、一幡も殺したんだろうか、よく分らなかったけど。
東日本を一幡に、西日本を千幡になんて策は、能員でなくても飲めないでしょ。
権力を分散して良いことなんかない。そういう話が出ること自体、もう組織は分裂してるんだから。
頼朝は自分が��子供の愛らしさ”故に命拾いしたことを知ってたから、子供でも平気で殺せる善児のような刺客は重宝でしょうが、その善児でさえトウは殺さなかったんで、こいつにも流石に人情らしきものはあるのか？と思ったものの、生かしておいたのは自分以上の非情な兵器に育てるためだった！
せつを容赦なく斬ったトウは、一幡も殺したんだろうか、よく分らなかったけど。
◆ 【鎌倉殿の13人 主な退場者】2代目善児・トウ“瞬殺初仕事”にネット鳥肌「恐るべし」「義時の親心？」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/08/14/kiji/20220814s00041000422000c.html
> 比企能員（佐藤）は娘・せつ（山谷花純）が産んだ頼家の長男・一幡（相澤壮太）を推し、早々に朝廷の許しを得ようと躍起になるが、大江広元（栗原英雄）らは取り合わない。一方、北条義時（小栗）は比企の動向を探るよう妻・比奈（堀田真由）に頼み、三浦義村（山本耕史）にも相談を持ち掛ける。
せつが裏手に逃げると、北条泰時（坂口健太郎）たちに見つかる。意を決して刀を抜き、泰時たちに立ち向かった瞬間、どこからともなくトウ（山本千尋）が現れ、一撃を食らう。せつは「一幡…」と絶命。善児（梶原善）は怯える一幡の前へ。泰時と目が合ったが…。
頼家が奇跡的に息を吹き返した。「随分寝た気がする。すぐにでも一幡に会いたい。せつを呼んでくれ」。
せつはもう、この世にいない。一幡は「生きていると分かれば、担ぎ上げようとする輩が現れないとも限らない。今は行方知れずということにしてあります」（義時）。
SNS上には「トウ瞬殺！恐るべし」「トウの初仕事、マジ一瞬だった」「トウちゃん…鳥肌立った」「泰時が直接手を下さずに済むよう手配しておいたのは、義時の親心なのだろうか。それとも、息子を信用していなかったからなのか」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/08/14/kiji/20220814s00041000422000c.html
> 比企能員（佐藤）は娘・せつ（山谷花純）が産んだ頼家の長男・一幡（相澤壮太）を推し、早々に朝廷の許しを得ようと躍起になるが、大江広元（栗原英雄）らは取り合わない。一方、北条義時（小栗）は比企の動向を探るよう妻・比奈（堀田真由）に頼み、三浦義村（山本耕史）にも相談を持ち掛ける。
せつが裏手に逃げると、北条泰時（坂口健太郎）たちに見つかる。意を決して刀を抜き、泰時たちに立ち向かった瞬間、どこからともなくトウ（山本千尋）が現れ、一撃を食らう。せつは「一幡…」と絶命。善児（梶原善）は怯える一幡の前へ。泰時と目が合ったが…。
頼家が奇跡的に息を吹き返した。「随分寝た気がする。すぐにでも一幡に会いたい。せつを呼んでくれ」。
せつはもう、この世にいない。一幡は「生きていると分かれば、担ぎ上げようとする輩が現れないとも限らない。今は行方知れずということにしてあります」（義時）。
SNS上には「トウ瞬殺！恐るべし」「トウの初仕事、マジ一瞬だった」「トウちゃん…鳥肌立った」「泰時が直接手を下さずに済むよう手配しておいたのは、義時の親心なのだろうか。それとも、息子を信用していなかったからなのか」
これまで(先週さえ)「ためにする」演技をさせられがちで残念だった比企夫妻が、
本来の演技力を切れ目なく発揮することで、緊張感のある45分でした。
比企尼の登場にも「生きておられたか」と一瞬なごみましたが、
そのまま「生死不明」となる哀しい展開となりました。
号砲は、全成を亡くして昔の減らず口を取り戻した実衣による
「(比企一族の)首をはねて大きい順に並べるの」の残酷な不思議発言です。
これで、ドラマの流れは、どんな風に比企を滅ぼすかになりました。
あとは周到かつ執拗にやり遂げる義時を鑑賞するのみです。
そのカギは、言葉の端々からもうかがわれる頼朝モデルの踏襲でしょう。
時政に確認する「覚悟はあるか」は、「頼朝になれるか」と同義です。
適格性に疑問を持ちつつも時政を見限ることもできない義時は、
時政の陰の存在として、自分が頼朝(のよう)になる覚悟を決めたようです。
その結果、もう一つ強調されたのは、
「頼朝〜義時」のリフレインとしての「義時〜泰時」です。
泰時の「そこまでして北条の世を作りたいのですか」に対する義時の「当たり前だ」は、
そのまま源氏に置き換えて聞いたようにさえ思います。(未確認)
また、義時が政子に誓った「一幡は仏門へ」が、
八重が父から聞いた「千鶴丸は仏門へ」のリフレインであるとの指摘もありました。
むろん、政子は義時が報告する「行方知れず」の意味をよく理解していたことでしょう。
そして、本当に仏門に入った善哉が何をしでかすかはご存じのとおりです。
という風に締めようと思っていたら続きがありました。
冒頭の実衣が子らと離れるのを嫌がる場面でも、
「貝合わせでもいたしましょう」と連れ出すのが第１回の「川遊びでも」を思い出して、
悪い意味で、このドラマの「不穏な展開慣れ」を感じたところでした。
むろん、まだ頼家が死なないことは知っておりました。
それでも「百に一つ」から「臨終出家」の流れで、このまま亡くなるものと思い込んでいました。
まさか念入りに描かれた頼朝の死の準備が、頼家の空振りのフリだったとは。
八田土木もやり直しです。
というわけで、今回の秀逸は、
佐々木秀義の孫に医師がいたのは史実にしても年齢的に再登場に無理のある康すおんが、
実は三谷原作映画「竜馬の妻とその夫と愛人」で佐々木高行を演じていたことでも、
いくらでもニセ書状を出す三浦義村こと山本耕史が実は奇術の名手であることでも、
平知康の退場と入れ替わって源仲章が登場する京の人バトンのわかりやすさでも
「急ぎかな」という迷いで垣間見せた比奈が比企の女であることの片鱗でも、
ためらいのないトウのデビュー戦を見守りつつ、
一幡はどうしますとばかりに泰時を振り返る善児の仕事の手堅さでも、
もはやジジイ世代の時政と能員が、
最後の面談で見せてくれた「いろいろあったが、それでも戦友」味でも、
「だが、殺す」で時政が持ち出した能員が比企尼の甥で阿波出身だったという伝承。
それにしても、能員は以前の御家人の反乱未遂の時にも密かに鎧を着てなかったか。
本来の演技力を切れ目なく発揮することで、緊張感のある45分でした。
比企尼の登場にも「生きておられたか」と一瞬なごみましたが、
そのまま「生死不明」となる哀しい展開となりました。
号砲は、全成を亡くして昔の減らず口を取り戻した実衣による
「(比企一族の)首をはねて大きい順に並べるの」の残酷な不思議発言です。
これで、ドラマの流れは、どんな風に比企を滅ぼすかになりました。
あとは周到かつ執拗にやり遂げる義時を鑑賞するのみです。
そのカギは、言葉の端々からもうかがわれる頼朝モデルの踏襲でしょう。
時政に確認する「覚悟はあるか」は、「頼朝になれるか」と同義です。
適格性に疑問を持ちつつも時政を見限ることもできない義時は、
時政の陰の存在として、自分が頼朝(のよう)になる覚悟を決めたようです。
その結果、もう一つ強調されたのは、
「頼朝〜義時」のリフレインとしての「義時〜泰時」です。
泰時の「そこまでして北条の世を作りたいのですか」に対する義時の「当たり前だ」は、
そのまま源氏に置き換えて聞いたようにさえ思います。(未確認)
また、義時が政子に誓った「一幡は仏門へ」が、
八重が父から聞いた「千鶴丸は仏門へ」のリフレインであるとの指摘もありました。
むろん、政子は義時が報告する「行方知れず」の意味をよく理解していたことでしょう。
そして、本当に仏門に入った善哉が何をしでかすかはご存じのとおりです。
という風に締めようと思っていたら続きがありました。
冒頭の実衣が子らと離れるのを嫌がる場面でも、
「貝合わせでもいたしましょう」と連れ出すのが第１回の「川遊びでも」を思い出して、
悪い意味で、このドラマの「不穏な展開慣れ」を感じたところでした。
むろん、まだ頼家が死なないことは知っておりました。
それでも「百に一つ」から「臨終出家」の流れで、このまま亡くなるものと思い込んでいました。
まさか念入りに描かれた頼朝の死の準備が、頼家の空振りのフリだったとは。
八田土木もやり直しです。
というわけで、今回の秀逸は、
佐々木秀義の孫に医師がいたのは史実にしても年齢的に再登場に無理のある康すおんが、
実は三谷原作映画「竜馬の妻とその夫と愛人」で佐々木高行を演じていたことでも、
いくらでもニセ書状を出す三浦義村こと山本耕史が実は奇術の名手であることでも、
平知康の退場と入れ替わって源仲章が登場する京の人バトンのわかりやすさでも
「急ぎかな」という迷いで垣間見せた比奈が比企の女であることの片鱗でも、
ためらいのないトウのデビュー戦を見守りつつ、
一幡はどうしますとばかりに泰時を振り返る善児の仕事の手堅さでも、
もはやジジイ世代の時政と能員が、
最後の面談で見せてくれた「いろいろあったが、それでも戦友」味でも、
「だが、殺す」で時政が持ち出した能員が比企尼の甥で阿波出身だったという伝承。
それにしても、能員は以前の御家人の反乱未遂の時にも密かに鎧を着てなかったか。
クライマックスで頭に手をやった頼家のびっくり感は、蘇りでびっくりした視聴者の気持ちと合致していました。
謀反名目の討ち取りも、佐藤二朗さんが発するユーモラスさがよい毒消しになり、それほど陰惨に見えませんでした。
一般的知名度の低かった役柄だった上総介広常と比企能員、見事な演技と死に様で強い印象を残しました。それってもしかして、佐藤二朗さんが、佐藤浩市さんクラスの名俳優という証でしょうか。
義時がダークサイドに墜ち、これから毎回、中心人物が退場するバトルロイヤル、似た理由づけと殺害方法で見せるはずがありません。それぞれどのように表現を工夫するか、語源のプロレスのイベント同様、こちらも楽しむくらいの気持ちで見守りたいと思います。
謀反名目の討ち取りも、佐藤二朗さんが発するユーモラスさがよい毒消しになり、それほど陰惨に見えませんでした。
一般的知名度の低かった役柄だった上総介広常と比企能員、見事な演技と死に様で強い印象を残しました。それってもしかして、佐藤二朗さんが、佐藤浩市さんクラスの名俳優という証でしょうか。
義時がダークサイドに墜ち、これから毎回、中心人物が退場するバトルロイヤル、似た理由づけと殺害方法で見せるはずがありません。それぞれどのように表現を工夫するか、語源のプロレスのイベント同様、こちらも楽しむくらいの気持ちで見守りたいと思います。
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