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2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」コミュの(各話別トピ)第39話 穏やかな一日 2022年10月16日放映分(NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』感想トピック)

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第39話 穏やかな一日 2022年10月16日放映分 の感想などお願いします。

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ご参加お待ちしています。

※ルールはこれまでと同じ。ネタバレ投稿禁止(ネタバレ基準は多数派であるNHK総合の初回放映。例→NHK総合で20時12分の放映内容感想を20時10分に投稿しちゃダメ。20時03分の放映感想を20時03分に投稿するのはオッケー)。

※こちらはネタバレ禁止の感想トピックですので
(多数派である地上波のリアルタイム放送以前をネタバレと呼んでいます)、
歴史(誰にも史実が分からない事だけは分かっているものの)の話をしたい人は
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誤って歴史関連の投稿をしている人をみかけたら、誘導お願いします。

※もちろん24時間いつでも投稿OK。

※こちらは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が好きな人のコミュですので、脚本、役者への批判は、
↓冒険コミュ「ドラマ」トピ Part⁻3
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などにどうぞ。

コメント(121)

ところでタイトルの穏やかな1日って嵐の前の静けさってことか?
>>[44]

相手が実朝ではなくモネさんだと思えば。
皆様すみません、
今気づいたのですが、
私が今観ているのは録画でしたあせあせ(飛び散る汗)
忘れてたあせあせ(飛び散る汗)

だから皆様とコメントがズレてたんだわあせあせ(飛び散る汗)
義時がダークになってきましたね。
実朝を封じ込めてしまいました。
反論されるとあんな感じな態度に出る人ってリアルにいそうで
怖いです。
実朝は大人しいから黙ってしまったけど、他の御家人は
すんなりとはいかなそうです。
こんばんは。

見ました。

いや〜、いろいろと予想を裏切られました。
まずもって、まさか長澤まさみさんが出て来るとは。
何の役だったんだろ?
それと、ラストネームが山本耕史になってましたよね。これには驚いた。
宮沢りえさんはやはり先回で終わったということでしょうか。
あと、まだ義時はおじいちゃんになっていないですよね。
まあ、時代だけは一気に1212年まで進みましたが、和田合戦の前の年まで進んだ感じですね。

で、今回。
アフター時政ということで、今回は裏話トークをひとまずの締めくくりとして、一気に後半戦へのスタートを切った回となったと思います。
時政追放から和田合戦にいたるまでの鎌倉は実に平和でというか、お互いがルーチンを淡々とこなしながらお互いを警戒しあったという緊張に満ちた年月であると思えます。時政追放の事態を受けてとりあえずしばらく沈静しましょうよってことになったのでしょうか。
それにしても義時が独裁色を強め、それに対して三浦義村や和田義盛が警戒を強め、どうしても空気が読めない義盛が脱落していくという流れになったと思います。
三浦義村もいろいろと言いたいことはあって、相模の守護の座を交替させられるかもしれないことに合点がいかない様子。
和田義盛はもう完全に義時についていけない様子で、大江広元も上総広常の時のように暗に義盛を処分すべしという意見を述べておりました。

公暁が成長しましたしね。
どうも三國連太郎さん以来の血の濃さというか、独特の妖気すら感じさせられる俳優さん。
『飢餓海峡』で見て知った恐るべき三國さんの演技の片りんだけでも出ていたのかなあ。
もちろん、佐藤浩市さんの数々の名演技も受け継いでいるとは思いますが。

今回は、鎌倉に訪れたつかの間の平和の一日を描いておりますが、明らかに主人公は実朝。
それにしても、実朝が子供を作れないのは偶然なのかどうかとは思っていたのですが、今回を見て自分でも納得しました。
ああ、実朝は女性に興味が持てないのだ。だから和田義盛に惹かれ、さらに泰時に恋の歌を贈るようなことをしていたのだ。
好色の血筋は源氏一党のものでしょうが、どうして彼は和歌には精道すれども女性には淡々としていたのかようやく明るみの答えを得たように思いました。
紀行でも多くの実朝の歌が紹介されてましたが、見事な歌の数々ですよね。
師匠である三善康信のことを励ますなど大器の器を見せるものの、権力で自分を越えようとしている義時に対して何も言えない。
義時も「口出しするな!」とはっきりと言明ですからね。

鶴丸が平氏になりましたが、元寇の時に活躍した平頼綱(2001年『時宗』の時の北村一輝さん演)の祖先ということですかね。
興味が尽きません。
あと、矢や工作に才能を示す多才の人である八田知家も御家人の悩みやくすぶりを政子に語ったりして雰囲気抜群。
のえはのえで、自分が下品なくせして、女好きで手癖が悪い朝時のことを下品だ!とか言ったり(笑)。たしかに比奈さんは上品だったなあ。

来週も楽しみでございます。
次週予告で
「無数の和田義盛が集まっています」って🤣

なんか、今までとは明後日の方向に行きそうな(^◇^;)
一体どこに向かっていくのでせう、この大河ドラマあせあせ(飛び散る汗)
なんだか、穏やかな日とは、実朝が義時に従い丸く収まる日みたい。
義時のいいなりに、みなさせられるし。
実朝は、歌を唄うのにひいでているだけ?
おまけに、子供ができないなんて。
本当かはともかく、かわいそう。
公暁が、、すぐそこに。
実朝殿の孤独が際立つ回でした。

長澤まさみに、なんかさせるのかとおもったら、
正面向かせて、語らせる「だけ」。
なんという豪華な無駄遣い!!

時房に、心を打ち明けられる相手はおられるのですか?と
訊かれて
(ここで頼家と対比あり、背後には頼家ゆかりの井戸もある)、
実朝は御台所には、自分の事情を打ち明ける。
詳しくは語られないまま、御台所も分かってくれたようで、
ここはつらいながらもほっとする場面。

それは、いつだかの妖婆が、
「雪の日注意」といったときにいいあてた、
「そなたの悩み」の中身でもありました。

だから、泰時と、鶴丸(改め平盛綱)が抱き合ってはしゃぐ場面に、
動揺しちゃうんでしたね。

実朝くんの心のうちは、
最後の「まちがえて恋の歌を渡してしまった」
あたりのやりとりの繊細さでも表現されています。
切ないなぁ。
(こういう設定を大河で見るとは思わなかった!)

実朝くんは、歌の師匠の三善殿もいたわってくれて、
ホントいいやつなんだけど、つくづく孤独なひとです。
このあと、すこしでもいいから、心が晴れた実朝くんが観られるといいな。

善哉は、回の途中で名を改め、「成長著しい公暁」になりました。
帰ってきたら、面倒が起こるのか。
(いきなり雪の日のはずはないから、それまでどう描かれるのか)

楽しかった和田殿パーティも、
今回は義村が来て、なんだか不穏。

今回、義時のダークぶりは、衣装だけ。
いろいろいったけど、
大江広元は平常運転で、
義村が裏でキレただけだから、ダーク度はまだ低いかも。

気が重いけど、次回以降もしっかり観ていくだけですね。







三浦義村、彼がこの物語のキーであることが、オープニングの名順でもいよいよ明らかになりましたね。
和田には三浦がついている。
誰もが三浦を恐れている。
善哉を育てたのが三浦であるだけに、ここからは義村の動きに目が離せませんね。
それにしても、実朝の孤独と泰時のやけ酒には胸がキュンとしました。
和田殿が広常の名前を出すのは、
千葉の大名跡だからだけど、
見ているがわは、最後の場面だけを記憶している。

和田殿も、あの場面を忘れてはいないはず。
だけど、そういう記憶は働かないんだね。

見る側は「広常」の名前が出たからには、
次は、和田殿なんだなと思うだけなのでした。

泰時のヤケ酒のシーンが今になって気になりますあせあせ(飛び散る汗)
泰時はホントに実朝が歌を間違えたと思ってたのか、それとも少しは気づいていたのか、それとも別の歌を渡されて今頃気づいてしまったのか…。

俺たちの泰時、真面目で優しい子だからねぇ。
「自分は世継ぎが作れない告白」
は、「篤姫」(2008)で、
家茂(堺雅人)がしていました。

三谷さんは大河オタクだから、
それを取り入れているかもしれんですね。
誤解のないように。
私が実朝が、子供ができなくて、かわいそうと
書いたのは、偏見ではありません。

子どもを作れれば、義時の脅威になったはずがだからです。今でさえ、理解されていない世の中。
キツイよね。
確か実朝がLGBTという学説があり、三谷脚本はそれを反映させたんだろうな。
BSでゴッドファーザーを見て脳内殺伐とした中、リレー的に録画視聴終わりました^^

三谷作品の大河では真田丸の時にもあった「箸休め回」
個人的には“コルレオーネ熱”をクールダウンさせてもらったかのようにまったりとした気持ちながら、泰時妻の女優さんが何となく懐かしいおはなはんこと樫山文枝さんに似てるなぁ〜と…ほんまクールダウンやないかい(笑)

けどこの箸休めはこれから一波乱起きそうな伏線をばあちこちに張り巡らしてるんだろうね^^
◆ 『鎌倉殿の13人』の源実朝は女性を愛せない 柿澤勇人が三谷幸喜から託された「新しい実朝像」
https://news.mynavi.jp/article/20221016-kamakura13/
> 柿澤勇人演じる鎌倉幕府3代将軍・源実朝は女性を愛せないということが明らかに。さらに実朝が、北条泰時(坂口健太郎)に想いを寄せていることも判明。

同じ鎌倉時代を描いた大河ドラマ『草燃える』(79)でも、実朝(篠田三郎)と、御台所(多岐川裕美)の冷め切った夫婦関係が描かれた。そこには実朝が、世継ぎを作ることが、政争の火種となることだと嘆き「子は作らぬ」と宣言したという背景があったが、今回は三谷氏が令和の大河としてアップデートしたわけだ。

実朝鎌倉殿の泰時への想い、色んな解釈できて深いですね。
泰時に「君の父上が怖い、助けてくれ」という思いもあったのかもしれない。

その、父上義時は実朝にパワハラ、モラハラ。
まだ少年とも言われる実朝に対して、Sなのか義時!という風にも観られるし。

初は夫・泰時のヤケ酒する姿をどう見ていたのだろう。

やはり「穏やかな一日」ではありませんでしたね。
モヤモヤしっぱなしです。
 実朝の告白を聞いて、有名タレントのRさんとPちゃんを連想しました。
 LGBTなんてものは紀元前から記録があり、武家社会は男社会だからなおのこと多かったわけですが、大河ドラマはホームドラマ風に描くのが伝統で、側室やLGBTは描写しないというお約束があったわけです。私が知るかぎり、男色が最初に描かれたのは「平清盛」の藤原頼長(山本耕史さん)で、次が「おんな城主直虎」の徳川家康(阿部サダヲさん)でした。日曜朝にBSでやっている「おんな太閤記」では、男装した女性の進之介が登場しますが、演じていた木原光知子さんはリアルでLだったと言われています。
最終章に入って、三谷が「これを見たかった」とされる義時ブラックです。
時政が鎌倉殿の権威を認めた上で「じい」として実朝を懐柔しようとしたのと比べると、
義時ブラックは鎌倉殿を軽く見て、俺なしでやれるのかと脅してきます。
この差は大きい。

鶴丸改メ平盛綱の命名という本人には非常に名誉な場面なのに、
泰時の脇で寝転がったまま、(湯婆婆のように)ぞんざいに名を決めてしまうあたりも、
義時ブラックが負わねばならない権力の大きさを必死に受けとめようとするあまり、
自然に身についてしまった尊大さが表れています。

そんな義時ブラックの苦悩を知ってか、時の権力者には抗えないと思っているのか、
大江はあくまで良き参謀であろうとするし、三浦も反発心をなんとか腹の内に収めます。
それと比べると、たとえ理屈の上では正しくても、
嫉妬心で鎌倉殿の権力を使おうとした実朝は軽率でした。

実朝のガチ同性愛者設定はこれまでも匂わされていましたが、
子どもは作れません宣言をするほどにきっぱり表現されたのには好感が持てました。
あらかじめ歩き巫女に実朝一人だけの問題ではないと救済されていたことが、
カミングアウトしやすくい環境づくりとして効果的だったと思います。

なお、和歌を知る人たちの間では、実朝の初恋の歌とされるものを泰時に宛てたり、
砕け散る波の描写が評価されている(らしい)実朝の代表歌を、
本歌が万葉集の恋の歌であることを足掛かりに失恋の歌にしてしまったことに、
そこまでするかと衝撃が走ったようです。

それにしても、生真面目な泰時が恋の歌と分かった上で「間違えている」と返すのは、
(ユーリの)「君なんか知らない」以来の残酷さですが、
さすがに改めて渡された歌に「砕けて裂けて」とあっては泰時も実朝の本心を悟り、
「間違いではなかった」想いを扱いかねて黙々と飲むしかありません。

というような、誰も血を流さない「穏やかな」日々が描写される中、
京から下った仲章が間に入り、大歌人の定家の通信教育も受ける実朝は、
表向きは義時ブラックに圧倒されているようでいて、
密かに和歌を武器にして京との結びつきを強めていくのでした。

というわけで、今回の秀逸は、
「今回は4年分やっちゃいますよ」という言い訳めいた狂言回しとはいえ、
意外に早く真田丸のきり級の自由度で侍女として登場した長澤まさみが思い出させる、
「青天」の「今晩は徳川家康です」と「いだてん」の「続きは来週」でも、

意外と多い佐々木秀義の孫とされる医者の出番でも、
道路から小物まで、捕縛から情報まで、仕事の早い八田土木でも、
最初の耳打ち以来、何を言っても信用できない仲章の逆信頼感でも、
意外にというか案の定というか、そんなに出世していない和田義盛でも、

ここへきて義時ブラックとお似合いに見えてきた、のえのあからさまな欲でも、
実朝を前にして頼家の思い出話を平気でするトキューサの永世中立感でも、
難物の朝時の登場にしても、鶴丸の御家人取り立てにしても、
目に付くのは北条の一族や縁者ばかりという登場人物の偏りでも、

前回までの子ども扱いと比べ、明らかに青年として描写されている実朝の、
やっぱり、今回から本役で前回まで子役でよかったんじゃないのという小さな不満でも、
劇団四季で鍛えられたか、清元の血筋が生きているのか、
自作の歌を朗々と歌い上げる実朝のなんともいい声。
実朝、そういうことだったのか!
点と点が線に。
深いわね。
義時は知ってて、あえて嫉妬させたのかな?でしたら、策士すぎるだろ。
思い切って告白する実朝と、それを大らかに受け容れる妻の物語に、私は有名タレントの某夫妻(正確には元夫妻)を思わずにはいられません。
そもそも鎌倉時代に、女性に興味を持てないという理由で悩んだりするのでしょうか。室町時代の上杉謙信は真性のGでしたが、悩んだ形跡はありません。名家名族は、養子を取ればいいのです。
やはり「悩む」そして「受容する」という展開それ自体が、極めて現代的な視点で描かれていると思うのです。
脚本の三谷幸喜氏は、物語のラストを「アガサ・クリスティを意識して書いた」と語っています。
クリスティの推理小説「アクロイド殺し」は、語り手であるシェパード医師が殺人犯でした。しかし彼は、自分が殺人犯だと読者に明かしてしまうと警察に通報されるおそれがあるため、物語の核心である自分が犯人という事実を隠すだけでなく、犯行時の状況などについても意図的にぼかして説明していました。
本作の語り手である長澤まさみが、声だけでなく北条家の侍女というビジュアルもあらわにしたのは、彼女が北条義時に近く、暗殺が可能だという前フリのように思えてなりません。
◆ 【深掘り「鎌倉殿の13人」】源実朝と妻の間に子が誕生しなかった理由
https://news.yahoo.co.jp/byline/watanabedaimon/20221018-00319896
> ドラマの中では、子が誕生しなかった理由について、実朝が女性との性交渉に関心がなかったように描かれていた。『吾妻鏡』によると、実朝には実子をもうけようという意思が薄かったと記載されている。
 当時、男色は特別なことではなく、藤原頼長は自身の日記『台記』のなかで、男性との交渉を生々しく描いている。むろん、実朝が肉体的に子をもうけられなかった可能性も否定できない。
 現時点においては、総合的に判断して、実朝は女性を恋愛の対象として見ることができず、逆に男性を好んでいたのではないかという説が有力視されている。側室を置かなかったのは、そうした事情があったのだろうか。
◆ 「まさか…」切なすぎる実朝(柿澤勇人)の恋心、代表歌の三谷幸喜的解釈にSNS衝撃【鎌倉殿】
https://news.yahoo.co.jp/articles/96220e7d308a797744306d0350b12fac4e4bbb0b
> その後、泰時は実朝が送った歌を、「鎌倉殿は間違えておられます。これは恋の歌ではないのですか?」と返却。それを聞いた実朝は、複雑な表情を浮かべながら「そうであった。間違えて渡してしまったようだ」と、代わりに「大海の 磯もとどろに 寄する波 割れて砕けて さけて散るかも」という、懸命に打ち明けた想いが砕け散ったことを示すような歌を、泰時に手渡す。その歌を前に、泰時は一人悔恨の酒を浴びるのだった──。

■ 「これぞ令和の大河ドラマ」の声も

実朝は結局このあとも、子どもが生まれることがなかったため、源氏の嫡流はそうそうに途絶えることになってしまった。その原因として「同性愛者」という説もささやかれてはいたけれど、まさかその説を大胆に取り入れるなんて。しかも片思いの相手が「俺たちの泰時!!」 と、多分誰も予想しなかった展開に、まさに度肝を抜かれまくった第39回。

さらに、その代わりに渡した歌「大海の〜」は、一般的には磯に荒波が打ち付ける光景を、見事なリズムで描写した傑作と言われているが、まさかの失恋ソングにするという展開に、「実朝の歌が、失恋の歌になってる〜! 恋に玉砕した歌に〜!」「まさか金槐和歌集(注:実朝の歌集)で 1番有名な歌を失恋の歌にするとか思わないじゃん」「これを、たった1人の恋しい相手へ募らせた思いが今終わった、という解釈にした三谷幸喜・・・」とのコメントがSNSにあふれた。

もうひとつ「切ない」といえば、今までずっとぎこちない関係だった実朝と妻・千世が、実朝の告白で、ようやく心が通じ合ったシーン。「実朝様は御台所だけに打ち明けた。そして御台所も受け入れた。このおふたりは本当の意味でのパートナーになれるのではないか」「長年抱えた悩みを打ち明けた第一声が『話してくれてうれしい』って泣いてくれる方が妻で良かったね」と、称賛と祝福のような声が相次いだ。

 実朝は生来の同性愛者ではなく、ルイ16世みたく何処か男性の機能に欠陥があり、それゆえ妻のみならず女性全般との間に距離を作ってるのだと思ってましたが。
 ルイは簡単な治療で機能を取り戻し、妻との関係も改善して子供も出来たけど、それで政治情勢まで好転することはなく、本人も妻子も悲惨な末路を辿りましたが、実朝夫妻は恐らく今の距離が縮まらないまま夫は凶行に倒れ、そのとき妻がどんな気持ちでいたのかは判らないまま。

 朝時に絡んで久々に比奈のことが話題に上ったけど、彼女は義時と別れた後、京の公家と再婚してその3年後には死んでたんですね(多分この頃にはもうこの世にいなかった)。
 実朝夫人は夫の死後出家して京へ帰り、それから半世紀ほど生きたそうだけど、ひたすら夫の冥福を祈ってたのか、それとも偽りの結婚生活から解放されてせいせいしてたのか。

 何か事件が起こって誰かが死ぬ度に、その陰で泣く女性がいるけど、歴史は彼女達について余り多くは語ってくれませんね。
 意気軒高なのは実衣だけ? りくはどうしてるだろう。
 巴は今度は義盛に殉じるのか!
  
>>[111]

私もこの回をおさらいしました。

千世に初めて実朝が世継ぎを作る気になれないことを打ち明け、千世がそれでもいいです、と受け入れて抱き締める…という切ないシーンの直後に、泰時が実朝からもらった歌の返歌を作れず悩むところ、それが恋の歌だと仲章に教えられるシーンがくる。
泰時はやっぱりこの時点まで単に和歌が苦手で、和歌の名手の実朝様になんてお返事したらいいのか悩んでいたんだと思いました。
そして、恋の歌と知って、これは私にではなく、ご正室の千世様にこそお渡しすべき歌。それで、「間違えておられます」とお返ししたのではないかな。

BGMがなんとも美しく切なくて素敵でした。
でも実朝様の恋しい方は従兄弟の泰時様だった…。
異性でなく同性に恋してしまうという、不思議で変わった恋物語なのに、こんなに美しい純愛物語になってしまうとは。

そして、いつかこの気の毒な実朝様には悲しい最期が待っているという予感も感じられる。

なんとも美しくて秀逸な回でしたね。
 この回は北条義時(小栗旬)とのえ(菊地凛子)の間に子どもが生まれた後からはじまります。 上

 実朝の結婚と和歌。

 実朝が結婚に消極的ぽかったのは、その時まだ13歳。ドラマでは青年の俳優が演じていますからあまり実感が湧かないものの、深窓で育てられた身としてはまだ異性を好きになったことすらないでしょう。性への目覚めは訪れていたでしょうが、それが結婚にまで結びつくかと問われれば、やはりそれはないと思われます。

実朝「初めて人に打ち明ける。私には、世継ぎを作ることができないのだ。あなたのせいではない。私は、どうしてもそういう気持ちになれない。もっと早く言うべきだった。すまなく思うから、一緒に居づらかった」
 妻の千代(加藤小夏)は、実朝が正直に打ち明けてくれたことを喜びます。

 その頃、北条泰時(坂口健太郎)は鎌倉殿(実朝)にどんな歌を返せばいいのか悩んでいました。源仲章(生田斗真)は、後ろから鎌倉殿が泰時におくった和歌を覗きこみます。

源仲章「これは、恋する気持ちを読んだもの」
北条泰時「そうなのですか?」
 泰時は、鎌倉殿のところに間違えて恋の歌を渡したのではないかと和歌を差し出します。

北条泰時「鎌倉殿は、間違えておられます。これは、恋の歌ではありませぬか?」
源実朝「そうだった。間違いであった」
 実朝に世継ぎができなかったのは、泰時に本音では恋心をもっていたためでした。
 LGBT…。


 この回は北条義時(小栗旬)とのえ(菊地凛子)の間に子どもが生まれた後からはじまります。 中

 「畠山重忠(中川大志)の乱」では北条時政(坂東彌十郎)にまんまと乗せられてしまった実時ですが、じつは重忠が無実であると知っていたようです。
 『吾妻鏡』によると、1213年(建暦3年)9月19日、日光山別当の弁覚の使者が鎌倉に到着。報告された事は、畠山重忠の末子・重慶が日光山の麓に住んで謀反を企てているというもの。
 この時、鎌倉殿であった源実朝は、長沼宗政に重慶を捕らえてくるよう命じましたが、 9月26日、宗政が下野国から重慶の首を持って帰着。
 実朝は
 「畠山重忠は罪もないの討たれた。その末子が謀反を企てたとするなら、捕虜にして調べるべきであるのに殺してしまうとは…」
 と嘆いたのだとか。この逸話でも彼が重忠が無実であったことが分かります。

 なお、その事が宗政に伝えられると
 「重慶の謀反は疑いない。生け捕ってくると、政子様や女官の願いで許されてしまうだろう。だから殺した」
 と主張。
 さらに、
 「当代は、蹴鞠を業として、武芸は廃れたようなもの。女官を部下とし、勇士はないのと同じ」
 などの逆切れの無礼な言葉を吐いて御所を去ったのだとか。

 『吾妻鏡』によると1213年(建暦3年)5月10日、日光山の弁覚が褒賞として鎮西土黒庄を手に入れました。5月3日、弟子らを率いて和田義盛の反乱(和田合戦)に駆け付け、大町大路で中山行重を退けた功績によるもの。源実朝は、
 「僧徒の身でありながら戦場へ赴いたことは、忠節の表れだ」
 とし、北条義時(小栗旬)を通じて感謝の言葉を伝えました。すると弁覚は、
 「将軍様の長寿のための祈祷をしておりますので、呪いや祟りなどもその力で防いでおります。姿形のある敵などには罰を与えるのみ」
 と申し上げたのだとか。

 父や兄のように恐怖政治を敷かなかったため、このように御家人からなめられることもあった実朝は現実逃避に走ります。その一つがご存じ「和歌」。 源実朝は、『新古今和歌集』の撰者藤原定家に師事しました。『吾妻鏡』によると、和歌に関心をもった実朝は、1205年(元久2年)に十首の和歌を作っています。この年、父頼朝の歌が入集している『新古今和歌集』の筆写も取り寄せました。『新古今和歌集』は、後鳥羽上皇の命によって編纂された勅撰和歌集。そして、1206年(承元3年)から本格的に和歌の勉強を始めたのだといいます。
 この回は北条義時(小栗旬)とのえ(菊地凛子)の間に子どもが生まれた後からはじまります。 下

 1209年(承元3年)には、和歌の神・住吉大社に二十首の和歌を奉納するとともに、十首の和歌を藤原定家に送って批評を願っています。
 1211年(建暦元年)に鎌倉を訪れた『方丈記』の著者・鴨長明は、度々実朝を訪問したといいます。この時、長明は、頼朝の法華堂にも赴き「草も木も靡きし秋の霜消えて空しき苔を払う山風」と詠んでいます。
 実朝の歌は、強い実感を率直に表した「万葉調」のものが多く、藤原定家より贈られた『万葉集』がその基礎となっているようです。
 『金槐和歌集』は『鎌倉右大臣家集』とも呼ばれ、藤原定家から『万葉集』が贈られた1213年(建保元年)頃に成立した実朝自撰のものと考えられています。家集に『金槐和歌集』があります。「金」は「鎌倉」の鎌の字の「かねへん」を表し、「槐」には「大臣」という意味があることから、別名『鎌倉の右大臣(源実朝)の家集』と呼ばれています。以下に紹介する歌は実朝の代表的な歌ですが、『金槐和歌集』に載せられていない歌も含まれています。
「山はさけ海はあせなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも」
 後鳥羽上皇への恭順の意を表した歌。 関東大震災で倒壊した鶴岡八幡宮の二の鳥居の柱に彫られています(鎌倉国宝館前に建てられています。
「大海の磯もとどろに寄する波破れて砕けて裂けて散るかも」
 相模の海を歌った男性的なもので潔さや清らかさが伝わってくる歌です。
「時により過ぐれば民の嘆きなり八大龍王雨やめたまへ」
 1211年(建暦元年)の洪水の被害に際して、「恵みの雨も過ぎると民は嘆くことになる」ので、雨を司る八大龍王に祈念して詠まれた歌。これはあまりにも有名な歌 実朝が祈念したのは大山の阿夫利神社ともいわれ、大山寺の倶利伽羅堂が八大龍王を祀った社だったのだといいます。
「世の中はつねにもがもななぎさこぐあまの小舟の綱手かなしも」
 『小倉百人一首』に選ばれた歌。「世の中が変わらないで欲しい」という実朝の思いが込められた歌です。

 源実朝は、「実権を北条政子や北条義時に握られ、和歌にふけるようなった」という批判的な評価がされがちですが…。
 和歌は、曲節をつけて詠み上げられます(披講)。これには、神仏と交感して、天下泰平・国土安穏を願うという意味があるのだそうです。
 後鳥羽上皇は、蹴鞠や和歌を極めた人でした。実朝にとって和歌は、後鳥羽上皇と良好な関係を築くうえで不可欠なものだったと考えられます。

参考文献

『鎌倉殿の13人 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド) 』三谷 幸喜 (著) NHKドラマ制作班 (監修)
>>[115]
> 父や兄のように恐怖政治を敷かなかったため、このように御家人からなめられることもあった実朝は現実逃避に走ります。その一つがご存じ「和歌」。 

まだ実朝のことを『現実逃避に走った』と思っている人がいるとは驚きですね。
当時の鎌倉殿は、武家のトップという立場と貴族社会の一員という立場を兼ねています。換言すれば、貴族に列することができるくらいの身分がないと武士たちの上に立てなかったともいえます。
その貴族たちの間で自らの存在を認めてもらう必要が、若い実朝にはあったのです。
そのための有効な手段が教養を身につけて披露することであり、和歌はそれにうってつけだったのです。
けっして現実逃避のために和歌を詠んでいたのではありません。自己研鑽であり、政治の手段(東西融和のため)でもあるんてす。
>>[117]

あー、なるほど。貴重なご意見をいただきました。
まだ実朝のことを『現実逃避に走った』と思っている人がいるとは驚きですね。

↑ このコミュは三谷幸喜版『鎌倉殿の13人』の解釈を前提としているはず。
だからそれに沿った文章を書いているわけです。
実朝チャンの実像がどうであったかなんてどうでもよいこと。

こういう御仁は、三谷幸喜版『鎌倉殿の13人』の世界を激しくすべて批判・否定している
歴史家・加来耕三の専用コミュを立ち上げれば、良いのでは ?
実朝に限らず、実像がどうであったか、真相はどうなのか、などは僕は「史実では」といつもいつも断ってきていたハズ。

アンダーザミントちゃんはそういうことすらも確認せずにここに喰いついてきたのね。

そもそも大河ドラマは義経でも坂本龍馬でも、実像とはかけ離れたヒーロー像なんだから。

要するに「俺様は賢いんだゾ」と誇示したかっただけのただの「場違い」クンwww
 第39話「穏やかな一日」に久々に大人になって登場した鶴丸について。これが「平盛綱(もりつな)」。演者は佐藤遙灯(さとう・はると).→きづき。
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/cast/tsurumaru.html

 鶴丸は第21回「仏の眼差(まなざ)し」(5月29日放送)で、亡き八重(新垣結衣)に救われた少年。義時(小栗旬)のもとで成長し、一緒に育った泰時(坂口健太郎)をそばで支えてきました。もちろん、これはフィクションです。史実ではその出生については不詳。
 また「平盛綱」とは、史実ではその後、北条家の家中で重きをなすことになる武士の名前です。

https://www.touken-world.jp/history/history-important-word/taira-no-moritsuna/
 ここ↑にあるように、主人公である義時の死後に大活躍しています。

https://www.youtube.com/watch?v=lAl71MC-4nw
 平盛綱は平清盛の曾孫だった!?

 ここ↑にもあるように、御家人に取り立てるについて、ひと悶着がありました。

https://serai.jp/hobby/1094153
 はじめに−平盛綱とはどんな人物だったのか

 「平禅門の乱」で滅ぼされた内管領(北条得宗家の執事。得宗家に仕える御内人の筆頭)・平頼綱は盛綱の孫であり、鎌倉時代末期の内管領長崎円喜・高資父子は盛綱の子孫です。

(2022年10月16日に放映)

参考文献
 『鎌倉殿の13人 後編 (NHK大河ドラマ・ガイド) 』
      三谷 幸喜 (著)  NHKドラマ制作班 (監修)
 『現代語訳吾妻鏡』 五味文彦・本郷和人 (編) 吉川弘文館

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