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「青天を衝け」感想コミュコミュの第36回 「栄一と千代」

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栄一(吉沢 亮)は三菱の独占に対抗するために東京風帆船(とうきょうふうはんせん)会社を設立するが、岩崎弥太郎(中村芝翫)の新聞を使った巧みな攻撃に、開業前に敗北してしまう。また、養育院も東京府から事業縮小を迫られ、なかなか前に進めない栄一。その裏で弥太郎は着々と事業拡大を進める。そのころ、長女・うた(小野莉奈)と穂積陳重(ほづみ・のぶしげ/田村健太郎)の縁談が持ち上がり、意気投合した二人は結婚する。しかし、渋沢家が幸せな空気に包まれる中、千代(橋本 愛)が突然病に倒れてしまう。

コメント(1)

今回一番私に響いた栄一の言葉は「いいや救済はせねばならん」でした。
栄一が代表を務める養育院の件です。
貧しく行き場を失った民の施設です。

つい先日放送されたNHKの歴史番組「知恵泉」で松平定信を取り上げていました。
天明の大飢饉で死者は100万人を超え、米の価格は暴騰し江戸のまちは荒れます。

田沼意次の後を継いだ松平定信は、松平定信の政治は「仁」の政治を目指します。
仁とは他人に対する情や優しさやを意味します。
「寛政の改革」です。
経世済民(民がいなくては事態は収まらないという意味。「経済」の語源)の思想の元に改革を進めます。

その思想の延長線上での、無宿人の起こす悪事に対して処罰ではなく、今でいう職業訓練の場「人足寄せ場」を作ります。
定信はその後色々あって失脚していきますが、この無宿人の職業訓練の場の流れを汲むのが栄一の様養育院だと番組で紹介していました。

渋沢栄一=経済の人 というように現代の私たちは教えられていますが、本当の意味での経済「経世済民」の心を持って物事に取り組んでいた人という事なんですね。

「寛政の改革」を行った松平定信は6年ほどで政治の舞台から消えます。
その後、定信のブレーンだった人が20年間その改革を引き継ぎ、続けます。

寛政の改革の中に、町民が災害に備えて積み立てをするという「七分積立」というシステムを作り、実際にその後の災害に積立金を使い死者を出すことなく乗り越えた実績もあります。

町人たちが積み立てたそのお金は、幕府が倒れたあと明治になって東京府に引き継がれました。
役人時代の栄一がその積立金を使って、(金62万両、土地1700ヶ所、米と籾4万石)道路や橋などのインフラを整えます。
同時に困窮者や障碍者などを収容する養育院を設立します。

「いいや救済はせねばならん」この言葉は、「青天を衝け」だけを見ているとちょっと唐突に思えるかもだけれど、栄一は仁の精神を持っての行動であり「経世済民」の人だという事なんですね。

そこの所が栄一を「理想論者」と揶揄する人の栄一に対するツッコミどころであり、岩崎弥太郎と相いれない所なのでしょう。

予告
「これは岩崎さんの独裁と俺の合本との戦いなんだよ!」

期待!

私は栄一の女関係や妻との繊細なやりとりとか、興味ないので、そういう描写の感想はどんどん割愛。笑

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