「青天を衝け」感想コミュコミュの第24回　「パリの御一新」

篤太夫（吉沢亮）や昭武（板垣李光人）らがパリで新年を祝う中、幕府から書状が届く。“慶喜（草彅剛）が政を朝廷に返上した”との文面に一同大混乱するが、篤太夫は昭武の留学費用を捻出すべく更なる節約策を講じる。そんな中、篤太夫はエラールに連れられて証券取引所を案内され、債券の仕組みを教わる。一人一人の小さな力が合わさってこの世を変えられることを知り、新たな決意を抱く。その時、日本では、成一郎（高良健吾）、惇忠（田辺誠一）、平九郎（岡田健史）が、新政府軍と戦っていた。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 08月15日 23:11

吉沢亮さん熱演！

どこだかの留学生を迎えるにあたって床に布団を敷く栄一。
それに対して文句垂れる留学生たちを理詰めで一喝した場面。

渋沢を切ってまでも民部公子さまを帰国させると息巻く輩に、抱きつき、気持ち悪いからやめろと言われても離さず、皆、先行き不透明の中の不安であることは一緒だと表現しそれが伝わる場面。

故郷からの手紙、皆、栄一を案じただただ感慨なのに、最愛の妻からの手紙には浅ましいと書かれていて、会いてぇぇぇと異人と同じ髪型になった頭を抱える場面。

どの場面も熱演なのだけれど、ただそれだけではない。
底にえもいわれぬ不安がある中での名場面だ。

日本がどうなっているかまったくわからない。
日本の情勢を伝聞情報で知るだけ。
それをパリにいる栄一たちだけの視点で描き切った。

栄一は株を買って財政の足しにした。
こういう場面、待っていたんですよー。
これ武士階級出だったら出来ないし、貧農出身でもできない。
豪農出身の栄一だからできたことなんだよね。
この経験は大きい。

中3週くらい空いてしまったからもう忘れてしまっているけれど、パリ行きの前、栄一は自身のポジションが不明確になっているんです。
得意のソロバンで幕府の台所事情から役に立とうとし、それが成果が出て評価につながった時、家茂が亡くなって、その影響は栄一にも及びまたもやウダウダとして道を見失ったタイミングでのパリ行き。

パリ滞在中にまさかの「御一新」。
でもこのパリ滞在で、小さなお金を集めて資金とする仕組みを知る。
幼き頃、かっさまが言った「みんなが幸せになる」という言葉が蘇る。

[2] mixiユーザー 08月16日 09:16

>>[1]

ご分析、なんとも見事で、ただただ感服するばかりです。
全面的に賛成です。
かっこいい場面がいろいろありましたけれども、いずれも、これからどうなってしまうのか分からない、大きな不安の中でのことで、それがきちんと表現されていましたね。

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