「青天を衝け」感想コミュコミュの第18回　「一橋の懐」

篤太夫（吉沢亮）は、天狗党（てんぐとう）討伐のため慶喜（草彅剛）とともに京をたつ。一方、成一郎（高良健吾）は、慶喜からの密書を耕雲斎（津田寛治）に届ける。耕雲斎は降伏を決めるが、悲しい運命が待ち受けていた。一橋家を強くしなければという思いに駆られた篤太夫は、新たな兵の招集を慶喜に建白。歩兵取立御用掛となった篤太夫は、一橋領のある備中に向かう。江戸城では、三度（みたび）京に向かうことになった将軍・家茂（磯村勇斗）が、和宮（深川麻衣）との別れを惜しんでいた。

コメント(27)

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[1] mixiユーザー 06月13日 21:15

今日の「青天を衝け」は、まっこと面白かった！
やっと面白かったとハッキリ言える。
しかもこの面白さの場面まで18週を費やした。

最後の場面の、慶喜さまに謁見する栄一の栄一らしい論理と、それを認める慶喜。
長かったぁ。ここまで来るの長かったぁ。

慶喜と栄一。
この邂逅のために、血洗島の地味な日常と、狐憑きとか、藍玉の商売、代官にしいたげられる描写と、尋常じゃない攘夷への熱情と、行き場を失い野良犬状態を円四郎に拾われた経緯を、丁寧に丁寧にこれでもかと積み重ねていった描写を、辛抱強く見ていて今日やっと18週目にして報われた。

日本経済の父と呼ばれた渋沢栄一が攘夷？　こんなにも攘夷思想に全振りするのか？と途中随分とクエスチョンマーク状態だったけど。

慶喜、嬉しかっただろうなぁ。円四郎を失って辛かったけど、円四郎はこんなおかしれぇ奴を自分に残してくれた。烈公の風神で笑ってたけど、円四郎が自分に残してくれたものの嬉しさが喜びとなっての笑いでもあったと思った。

栄一のこういう具体的な策の提案って良いね。
真田丸でも策が具体的だった。
こういうのが見たかった。

そのへんが不満だったのが「軍師　官兵衛」だったんだよ。「軍師」って頭に付くからいろんな策が見れるのかと思っていたら、岡田准一くんが唾飛ばして恫喝するような策？しか描かれなかったからね。

[2] mixiユーザー 06月13日 22:45

>>[1]
　全く同感です。今までのあれやこれやが全部生きていますね。

　このドラマの本当の面白さは、第１回から欠かさず真面目に見ていないと、十分には分からないという恐ろしいドラマなのでした。(^_^)

　渋沢栄一の歩みと、徳川慶喜の歩み、当時の歴史的な動きとが、バランス良く描かれてきたと思います。
　そして、平岡円四郎などの魅力ある人物がたくさん配されていて、それらの人々の人物造型も丁寧になされていますね。

　毎週楽しみです。

[3] mixiユーザー 06月13日 23:47

>>[2]さん

>このドラマの本当の面白さは、第１回から欠かさず真面目に見ていないと、十分には分からないという恐ろしいドラマなのでした。
　　↑
ホントこれ。
第一回から欠かさず真面目に。
なんという恐ろしいドラマ。

ここをクリアできなくてどれほど多くの人達が脱落していったことか。（たぶん）

制作側も「脱落者多数」を予見したからこそ最初らへんで、馬に乗って走る慶喜や円四郎をW渋沢が走って追いかける場面を多用して、こんな面白い場面があるから我慢して観ようねってなだめる構成だったりしてたけれど、真の面白さは今回の18週目後半、「慶喜に謁見し自説を唱える栄一」まで待たねばならなかったのであります。

これから慶喜と栄一のバディもの大河になって行くのかな。
経済面から幕末を描く。乞うご期待！　

[4] mixiユーザー 06月14日 05:07

あの～

こっそりと告白しちゃいます

私、１回も欠かさず観ています

やつぱり舞台が農村から政治の中心に移ってきてから面白くなってきたように思います

[5] mixiユーザー 06月14日 06:06

>>[4]
もちろんそうなんだけど、やたらおしゃべりで弁が立ち、藍玉の交渉で商売のコツを知っていて、結構真剣に武芸をたしなんでいて、百姓の気質に詳しい。

これらは一朝一夕に得たものではなく、あの長い農村描写があったればこその今回の備中行きの成功と、慶喜に「一橋を経済から支える」という表意表明に見る側に説得力があったのでした。

慶喜が栄一の烈公の風神で笑った件。
慶喜は円四郎が亡くなって、このたとえで初めて笑ったんだろうな。そう思った。
こういう余計なおしゃべりを言ってしまうのも、農村での栄一の性質を描いたればこそ、不自然さがない。

栄一がやっと攘夷から商売へと目を向けた。
それと黄金の日日の助左が、ルソンとの交易の道を探し始めた。

「青天を衝け」と「黄金の日日」。
幕末と戦国を経済を主軸にしてドラマを作るという共通点にさっき気づいた。(笑)

[6] mixiユーザー 06月14日 08:00

>>[5]
　全くおっしゃるとおりと思います。
「とてもイイネ！」のボタンが欲しいです。（笑）

　天狗党の失敗から財政の大切さに繋げる、という流れも巧みだなぁと感じますし、備中の代官の行為に対しても、岡部の役人の振る舞いを知っていたからこそ、適切に対処できたのでしょうしね。

　あと、昨日は、家康の登場のタイミングに意表をつかれました。（笑）

[7] mixiユーザー 06月14日 09:02

>>[6]さん
しかも栄一たちにとって天狗党は、もしかしたら自分たちも入党していたかもしれないもうひとつの未来だったんですもんね。
天狗党の惨敗のショックはW渋沢にとってとても大きいものだった。
そこから次に繋げたW渋沢。

岡部の代官に対する栄一の政治的な恫喝？は、これは栄一の新しい面でした。
でも不自然さはない。それはやはり農村時代を丁寧に描いたからのたまもの。

ホント今回はこれまでのあれやこれやが、見事に一点に集まった感があって満足でした。

[8] mixiユーザー 06月14日 11:41

ところで

家茂と和宮の「西陣を買ってきてね」云々のシーン

これは第二次長州征伐で

いつの間に第一次は終わったん？

[9] mixiユーザー 06月14日 13:45

>>[8]

あ…。ホントだ。
先週、慶喜が天狗党征伐と長州征伐を控えてた所で終わってた。
今週どこかでナレーションで長州征伐のこと言ったかな？記憶ないな。
NHKプラスで見返して確かめてみる。

まずはこれから仕事行ってくる。

[10] mixiユーザー 06月14日 22:35

>>[8]
今、見返してみた。
第一次長州征伐にまったく触れていない。
史実では慶喜にとっての第一次長州征伐はとても大きなものだ。
で、天狗党の反乱と長州征伐の時期はどうなっているのかと調べてみると、これほとんど同時なんですね。

http://www2.plala.or.jp/shyall/nenpyo/genji.htm

元治元年（１８６４）
３．２７天狗党の乱。藤田小四郎ら、筑波山で挙兵
６．５池田屋事件。新選組、池田屋で会合中の宮部鼎蔵、吉田稔麿らを急襲
６．１５五稜郭完成
７．１１佐久間象山、暗殺される
７．１９禁門の変。長州藩、御所を攻撃し敗れる
８．２第一次長州征伐
８．５アメリカなどの四国艦隊、長州藩の下関砲台を占拠
１１．１１長州藩の三家老が自刃し、恭順する
１２．１６高杉晋作ら、下関で挙兵
１２．１７天狗党、加賀藩に降伏
１２．２７幕府、長州領から撤兵する

天狗党が挙兵したのが3/27で、
第一次長州征伐が8/2
天狗党が降伏したのが12/17
幕府が長州から引き揚げたのが12/27

ドラマ内で時系列で追うと、ごちゃごちゃしすぎて判らなくなるから、お話として天狗党に全振りしたんですね。
それにしても一言だけでもナレーションで触れてほしかったなとは思う。

[11] mixiユーザー 06月15日 04:33

>>[10]

そもそも高良健吾がこの時期越前に居るのがおかしい

高良健吾はですね、この時期長州で奇兵隊を率いて . . . ←『花燃ゆ』とごっちゃになっている（このあたりまでは何とか『花燃ゆ』も文句をグダグダ言いもっても観ていたんだ）

今後対薩摩との関係をどう描くのか分かりませんが、本国薩摩（久光）は積極的な倒幕では無いものの西郷、大久保が倒幕へと動き出すのが第一次長州征伐の戦後処理あたりと言えますので、描いておかなくて良いのかな？

[12] mixiユーザー 06月15日 04:34

あんなに穏和だった人が江戸幕府が始まろうとする頃と終わろうとする頃であんなに苛烈な人に変わろうとは

[13] mixiユーザー 06月15日 12:50

>>[12]

直虎の奥山六左衛門だ！
なつかしー。
奥山六左衛門役はハマり役でした。
人がいいのが溢れこぼれていた。
今回は悪役で出演していて悪そうだったけど、元の良い人感が漏れてた。(笑)

[14] mixiユーザー 06月15日 17:17

『青天を衝け』で天狗党からの協力要請を拒否した田辺誠一演じる尾高惇忠

１９９８年の『徳川慶喜』ではその天狗党の藤田小四郎を田辺誠一が演じていた

https://youtu.be/w344ieSiMUQ

[15] mixiユーザー 06月15日 22:06

>>[14]

先生、質問です。

『大河ドラマ・データベース』改訂版について。

たとえば直虎の六左衛門の人、田中美央さん（ 1974年生まれ）はどうやって探せばいいのですか？
「１９６６～１９８５年」っていうのがあるってトピックに書いてるんだけど、見えないんです。
『男優　４６～６５年』た～わ　　にはないし。

それから、今回の「青天を衝け」も、どんどん付け足しているのですか？
今後もこのデータベースを更新し続けるのですか？

Jさんはこのデータベースを作っただけあって、田辺誠一さんとか田中美央さんの出演作品の妙をみつけるのがさすがにうまい。

大河ドラマへの愛だよなぁ。愛だよ愛。

[17] mixiユーザー 06月16日 04:57

>>[15]

済まぬ

『大河ドラマ・データベース』の改訂版編集作業が途中（第４０作『北条時宗』あたり）で止まったままで放ったらかしなのじゃ

それにの

青字で表示されるハイパーリンク（「そこをクリックするとWikipediaとか参照リンクへ跳べるよ～」と言うやつ）は一度チェックすると微妙に色が変わって「あ、これはチェック済みだな、いや、まだだな」とかが分かるのじゃが、これも時間を置いたり閲覧履歴を消去すると元の字の色に戻ってしまって、チェックしたのかどうなのか分からなくなってしまって、編集により手間取ってしまうようになるのじゃよ

そうじゃのう

年代別とは別に役者さんの名前から検索できる総合インデックスみたいなものが有れば便利なのじゃが、それを作るのも大変での

それからの、ワシはよく「この役者さん前に◯◯に出ていた」とか書いておるが、これは『大河ドラマ・データベース』の編集で気が付くと言うのも有るのじゃが、これは最近になってワシ自身で気が付いたのじゃが、どうやらワシは人の顔を覚えるのが得意なようなのじゃよ

なので、いつの間にかフェイド・アウトしたあのお兄ちゃんを見た瞬間「あ！引っ越しのお兄ちゃんや！」と分かるのじゃ

[18] mixiユーザー 06月16日 07:17

>>[17]

「大河ドラマデータベース」は、暇な時にボーって眺めるには、今の年代別の方が見やすいかもだけど、田中美央さんについて知りたいっなった時（他にどんな作品に出てたかな？ちょい役でも出てないかな　）に、今のだと田中美央さんの生年をネット調べて…ていうふうになってしまう。名前で検索できると良いなと思いましたん。

「人の顔を覚えるのが得意」
探偵むきですね。
私は同じ系統の顔の人が、同じカテゴリーに在籍していたら相当長く見分けがつかない傾向にあります。

[19] mixiユーザー 06月16日 10:23

>>[18]

『大河ドラマ・データベース』見てくれている人が居ると思って編集作業を再開するかの

そうなんじゃよ

役者さんから検索できるインデックスが無ければ使い勝手が悪いのは分かっておるのじゃが、それを作るのもまた大変ななじゃよ

[20] mixiユーザー 06月16日 11:10

>>[19]
例えばさ、今すぐ必要は感じてない人も、こういう感想欄でこのデータベースでこの人こんな役やってたね、とかどんどん話題にすると「ここに来ればこういうデータがある」という心の拠り所になって「自分はいつでも手軽に調べられるすべを知っている」という心強さになる。
そういうものだと思う。

たまたま今は「青天を衝け」の参加者のもが知る人ぞ知る便利なデータだけど、Jさんが大河ドラマ感想サイトにこの先関わると、それはその時々でJさんに関わった人が「おおおお」って思うものだと思う。

大変な作業なので、ライフワークのつもりでJさんの楽しみとして更新したり使い勝手を良くしたり、そういうちまちました趣味にしていただけたらと。

[21] mixiユーザー 06月16日 11:27

>>[17]

「人の顔を覚えるのが得意」なＪさんへ。

今、速報で「遠藤要」って人が逮捕されたニュースが流れてきました。
wiki先生によると大河にも出演した経歴ありでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E8%A6%81_(%E4%BF%B3%E5%84%AA)

顔はこんなんです。1枚目
で、この俳優と見分けがつかないという画像がありました。2枚目

新井浩文はわかります。
ですが、私には1番と2番の区別はつきません。(笑)

[22] mixiユーザー 06月16日 11:28

↑
間違った。(笑)
1番と3番の区別がつきません。
同じじゃん。

[23] mixiユーザー 06月16日 12:19

>>[21]

この御仁じゃな（下写真）

この出で立ちからすると確か官兵衛のお爺ちゃんが目薬の販売と同時に神社の御守り（お札）も売っていて、それで財を為したと言う設定だった筈で

その販売員とも言うべき御師（おし/おんし）か何か

御師として全国へ出張方々、全国の情報を黒田家に集める情報員も勤めていた

そんな所か

[22] みかりんさん

貼り付けリンクは同姓同名の政治家ぞな

[24] mixiユーザー 06月16日 12:20

写真を忘れておった

[25] mixiユーザー 06月16日 12:33

>>[21]

そうじゃろうの

見分けが付かんじゃろうて

アメリカ人とイギリス人の見分けも付かんじゃろ

ワシなんざそんなのは当たり前に見分けられるし、セルビア人とクロアチア人、ボスニア・ヘルツェゴビナ人の見分けも付くのじゃ

何と言うのか、それぞれの標準的な顔のデータが頭の中に有って、よく刑事ドラマなんかで指紋と指紋を重ね合わせて合致率何％みたいな、そんな照合から何人かがかなりの精度で当てられるのじゃ

しかしの、日本海を渡ったところの国のアイドルは誰が誰か見分けが付かん

きっと人工的に造られた顔じゃからじゃろうのう

あ、黒人さんも見分けが付かんけどのう

[26] mixiユーザー 06月16日 13:18

>>[23]

同姓同名の政治家。(笑)
私が貼ったリンクの後ろ部分を込みでコピペしていただけると、（元）俳優の遠藤要のwikiに行けますです。
何故こういうことに（リンク貼れない）なるんだろうね。

あまりに第18回「青天を衝け」の内容から外れてしまって、もはや栄一界隈に戻ってこれそうもないので、このお話の続きは
「雑談トピ」へと移ります。
https://mixi.jp/view_bbs.pl?id=96037409&comm_id=6364297
　　↑
ここね。

[27] mixiユーザー 08月10日 23:08

「天狗党の反乱」について。

この時、栄一と喜助の心中は戦慄どころじゃなかっただろう。
天狗党の末路である、ろくに調べもしない無残な処刑は、W渋沢にとってもうひとつの辿っただろう道であるからだ。

この事件は栄一にとってとても衝撃が強かったらしく、この事件から（そして徳川慶喜という人物から）学んだことは、「有利な立場で生き残るためには、身内をも見殺しにせざるをえない時もある」という実に苦い教訓だった。
この事件の後、栄一は情熱に突き動かされて行動することをやめ、「著しく道理詰めに事を運ぼうと」するようになったと後年栄一の評伝を書いた幸田露伴が記している。

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