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ホラーイラスト!ミステリーの館コミュのイラスト小説!

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狂い咲き!1「憩いの場所!」

イラスト小説です!ごめんなさい!こちらは、話数によって文字数の制限があったりしそうだったので、トピックスからの投稿に、させてください!ジャンルはホラーですが、ショタのBLです!<(_ _)>

暑い太陽の下で起きた脳裏に焼き付く忘れられない出来事…!
少年麻斗(あさと)が巻き込まれた夏休みの河原でのハプニング物語です!

ちょっと人見知り気質のある麻斗(あさと)は魚取りが大好き!今年5年生に進級したこともあり、普段は父と車で来ていた河原にひとり立ちしてみたいと思ってか、夏休みに入ると、ひとりで自転車に乗って川にいくようになる!

コメント(12)

ハッとするような美少年!( ⊙⊙* )
子供らしく魚と戯れてるかと思いきやキリッとした表情、利発なお子さんな予感
背景に広がる獅子と牡丹に鮮烈な出来事を想像してしまう1枚ですね

先日お話した時BLだとどんな作品お描きになるんだろう、見てみたいなと思っていたのです
まさかこんなに早く見れるなんて!
どんな展開になっていくのか続きが楽しみです(⌯' '⌯)
>>[1]
もったいない、沢山のお褒めのお言葉を感謝いたします!♡<(_ _)>
最近はあまり展開が進んでいなくて、こちらはまだ10話までぐらいしかかけていないのですが、またじっくりと続きを描いていきたいなと考えています!
BLやショタは、思春期や初心者の方の掲示板にほぼ投稿してしまってますが、ホラー要素が強めかなと思った作品はこちらに投稿させていただきたいなとおもいました!
ふみよりさん、元気が溢れる励ましのお言葉を本当に、ありがとうございます!♡(≧▽≦)
狂い咲き!2「暑い太陽!」

7月の後半、夏休みが始まると麻斗は、午前中に宿題を適当にすませ、魚取り用のたもにバケツを自転車に待たがり午後は河原に行く日課に決めていたのだ。勉強嫌いで両親に何かと理由をつけて塾に行っていないので、夏休みはほとんど暇のかたまりのようなものだった。20分かけて河原の橋を自転車でこえると草の匂いがまじって一気に田舎のような風景に感じる!昼下がりの太陽はギラギラでぞうりで立ちこぎの麻斗の顔や身体は既に汗ばんでいた。

麻斗「暑い!ペットボトルにお茶でも入れてこればよかったかな!草からめっちゃ熱気くるし最悪だよ!(-_-)」

ぶつぶつ独り言を呟きながらも、麻斗は立ちこぎでシヤーッと太陽の熱風と向かい風にあたりながら、今日はどんな魚がとれるかな、とわくわくしている自分がいた。
狂い咲き!3「田舎電車!」

自転車を適当に停めて小走りに堤防を降りてきた麻斗。お父さんと車でよく来るお気に入りの場所!両手にたもとバケツは忘れずに浅めの水に足をいれるとめっちゃぬるま湯だった!おまけに太陽に照りつける日がしばらく続いたせいか、水底のじゃりの石に藻がはっていて、ズルッとぞうりがすべって転びそうになった!
麻斗「わっ!なんかすべるし、めっちゃぬるぬるする!」

ふいをつかれていると小さな小魚がすばやく麻斗の足の間を泳いで行った!相変わらず照りつける容赦ない太陽の下で汗だくになりながら、のどのかわきも忘れて麻斗はたもでバシャバシャ夢中で魚をおいかけて行った!
炎天下のせいかまわりに人は誰もいない!
ガタン!ゴトン!背後の向こう橋の線路の上を赤い電車が数台、穏やかに通過していった。
>>[4]

リアルな夏の描写に読んでいるだけで熱気を感じます
蝉の声まで聞こえてきそう晴れ電車
麻斗くんのセリフや行動がまま子供のそれで脳内でアニメーションを観るように彼の動きや仕草を想像してしまいますね( ˘͈ ᵕ ˘͈ )フキダシカワイイ
>>[5]
いつも、心和まされるお言葉を本当に、感謝いたします!♡<(_ _)>
この話しをかいていたのがちょうど、5年前の夏ぐらいで蝉しぐれが外から元気に響いてくる季節でした!子供の頃の感覚は大人になってしまうと感情よりも理性の方が表に出やすくなってしまうとよく聞き来ますが、やっぱり童心にかえるように、五感を大切に、日々日常を楽しく送って行きたいなとあらためて思いました!♡(*´ω`*)
狂い咲き!4「冷汗!」

魚とりを始めてから、2時間近く過ぎたころ!流石に水中を長い時間走り回っていると、一気にバテるのか、麻斗もへとへとで砂利道に上がって息を荒げて座り込んだ!おまけにこの炎天下。だいぶ体力が消費しているはずだ。
カエルやオタマジャクシ、モロコなど小さな生き物が水草のしげみあたりをたもの網でつついたら沢山出てきた。
「最後にザリガニとれたな!カエルはいらないけど(笑)!今日はこの辺にしようかな!時計ないから時間わかんないや。ハハ!てか、のど乾いたからちょっと休憩しよう!」
麻斗は汗だくになった額を腕でぬぐうと満足げな笑みを浮かべて立ち上がろうとした。だが堤防上がり前の公衆トイレに視線を向けると表情が曇った。
数人のおちゃらけた学生らしき人間がはしゃぐように降りてきてたむろし始めたのだ。
人見知りのある麻斗にとってはかなり神経にさわることだった。
麻斗「ああ…災厄!水が飲める場所あそこしかないのに!((+_+))頭くらくらしてきた…!でもお金とかないし、そんなこと言ってられないかな!このまま倒れたらやばいし…!あの人たち、中学生くらいかな!釣り竿にサッカーボールとか持ってる。フットサルかな?どっちでもいいけど…まあ、変に絡んてきたりしなしだろうけど。うう、仕方ない…!」
麻斗はすばやく網をのぼってきたザリガニをバケツに放り入むと、決心して立ち上がる!が…

「うわ!なんかあそこに邪魔者おるし!!」学生の1人が麻斗に気づいてこっちまで聞こえるような声で舌打ちをもらしてきた!

麻斗「うう…(-_-;)」

悪意はないと思うが、ちょっと気性の荒そうなその少年の声に麻斗はその場からそれ以上足を運べなくなってしまった!
狂い咲き!5「安堵の休息!」

邪魔者って、僕の事?予想外に聞こえてきた学生の言葉にフリーズしかけた麻斗だったけど、脱水寸前でフラフラの今の麻斗の状況から冷静に判断する能力が出来なかった。それでも嫌悪感を感じるだけの理性は少なからず、残っていたのか冷やかしてきた学生を避けるように、浅い川を渡ると、情けなくも堤防の上の向こう側の林が見える日陰めがけて小走りに駆け出した。

その姿に「まじうぜ〜!」と後ろからさっきと同じ人の声が耳に飛んできた気がしたけどそんな事気にしてられなかった。

麻斗「とりあえず分かんないけど、たぶん絶対あれ公園だよね?はやく…水だけは飲まないと、ほんと死んじゃうかも…!」

ハァハァ息をきらしながら堤防を乗り越え駆けてゆく麻斗。
しかし麻斗のあてのない小さな期待ははずれ、そこはさびれた薄暗いだけの神社のようだった。
絶望して焦り出し、パニックになりかかった麻斗は「やっぱり河原のトイレしかないのか!」とぶつぶつつぶやき泣きそうになったが、少し中に入った隅っこにブルーのホースがぐるぐるにまかれた蛇口が目に入った。そして、急に安堵の表情にかわる麻斗。
麻斗「やり〜!」
ほとんどのどの乾きが限界に近かった麻斗はすがる思いで走って行くと、素早く蛇口をひねって貪るように生命の水に、口を近づけがぶ飲みをはじめた。
絡んだホースがスムーズに蛇口をひねるのにちょっとためらったが…!

予想以上に勢いがすごくて、汗だくの顔や服にひんやりした水がビチャビチャと音をたてて噴射し、ずぶ濡れになってしまったがそんな事にはかまっていられないぼどのどの乾きは激しかったみたいだ。

その様子にびっくりしたのか、ホースの影に隠れていた黒いトカゲのような生き物がシヤーっと飛び出してきて逃げるように、麻斗の視界からコンクリートづたいに離れていった。

しばらく朦朧とした視界でごくごくのどをならしていた麻斗だったがそれも徐々に、我に返って、今度は河辺にバケツとたもをほっぽり出してきた事を思い出し憂鬱な気分が蘇ってきた。

そして、「今日はなんかいろいろついてないな〜!(-_-;)」と冷水で顔を洗いぬぐったとたん急ににその場に力尽きたようにへたり込んでしまった。

焦ってて気がつかなかったが沢山のかこまれた木々からジリジリと蝉が合唱でずっと鳴いていたのが分かった。すぐ横には安らかな顔して微笑んでいる小さな石のお地蔵様が癒しを分けてくれた。
不謹慎ながらも挿絵の表情が中々艶っぽいなぁと凝視しております🤭かわいい
蝉や蜥蜴や細々した生き物の描写がよりリアルな情景を思い起こさせますねほっとした顔
何とか難を逃れて水分補給出来て良かった🥤あせあせ(飛び散る汗)
>>[9]
いつも、心温まるお言葉を感謝いたします!♡<(_ _)>
脱水症状になる手前の少年の表情って、なんか、色っぽい表情に近いかなと、描いていて楽しかったのを覚えています!日本の春や夏って、何だかいろんな生き物の宝庫のような気がいたします!♡(*^_^*)
狂い咲き!6「草のにおい!」

心地よい風が麻斗を包み込んでくれてしばらく浸っていたが、やがて決心したように腰を上げて川原に戻る事にした。再び木々を抜け草の堤防既に来るとやはりうんざりするくらいのゆだるくらいの日差しが待っていた!既に川辺では釣り糸をたらしたさっきの学生たちが座り込んでいた。麻斗がばけつを投げ出してきた場所とほぼ間近だったが幸いにも草に隠れて見つかってないみたいだ!

「ううう、僕のお気に入りの場所があ〜!(-_-;)」

また、いちゃもんつけられるのも嫌だし、麻斗はちょっとはなれた位置から草木をかきわけると目立たないように会話をしてる学生たちを気にしながら忍者みたいに、浅い川を渡った。けれど、渡り終わってほっとため息をついた時、「パパパパン!」と何か弾けるような激しい音が耳を襲った。

びっくりして心臓をバクバクさせながら草の間にすわりこんでしまうと、あの学生たちがふざけながら何かやってるのがわかった!爆竹か!麻斗が彼らに目を向けると、ひとりが手に持った爆竹に火をつけてふざけて地面に投げていた。最初からいろいろいちゃもんつけてきた学生のようだった。何度も火をつけ他の仲間に向けて転がしたりしていた。「まじこえ〜!」「健司、やめろって!」ふざけて遊んでいる、やつらはどう見ても釣りを楽しんでいるようにはみえなくて、麻斗にはただ迷惑でしか無かった!たぶん、つりが退屈で始めたのかもしれないけどこの場所で騒いてほしくないな!麻斗は心の中で不満を言いながら早くバケツとたもを持って帰ろうと草を踏むたびに飛び跳ねてくるバッタか何かの虫を踏んだりしないよういそいそ迫りついた!ちょうどこちらの様子はやつらが釣りしてる川と枝分かれして背の高い草木が隠してくれて、みえない!

バケツを見つけほっとする麻斗。けど爆竹の音がひびいてくる間、なんとなく向こうに渡り戻りたくないなと眉間にしわをよせ考えていると、バケツの中に1匹のザリガニ以外、ほとんど魚がいなくなっているのに気づく!周りをきょろきょろ見渡すと炎天下に干からびたとおもわれる小魚たちが散乱していた。

「ええ〜?なんでこんな…!Σ(゚Д゚)」

それを見て後から、麻斗は溢れるくらい水をいれてしまっていたバケツと何も考えずにほうりこんでしまったザリガニに後悔した。そりゃ魚もせまいバケツの中でびっくりするわけだよ!
(-_-;)

麻斗「なんて日だよ!ほんとに!ヽ(`Д´)ノ」

さっき神社で濡らしてしまっていた服もズボンもすっかり太陽や草の熱気で乾いたけど、再びじっとりと吹き出できた汗でしけってしまった。それ以上に、わずらわしく鼻につく草のにおいが余計に麻斗の心をイラつかせた!
狂い咲き!7「河原の大将!?」

頑張ってとった魚はほとんどバケツから飛び出て全滅してしまいやり場のない恨みと落ち込みで愕然としていた麻斗。大きく立ち直れないほどのため息が漏れてしまった。
だけど炎天下の下、虚ろな目で川辺に目を向けた時、なぜか沢山の魚がこちらに押し寄せているのがみえた。
麻斗はしばらく状況を疑ってしまったがすぐに理由を察した。

向こう側の川で学生たちが騒いでいたからだ。釣りをしながら爆竹するなんて、非常識過ぎるにもほどがあると思うけど、そのおかげでこちらには今、好都合の状況というわけか!

だいぶ暑さでやられてへとへとになっていた麻斗だったがこのまま手ぶらで帰っちゃうのもあじけなかったのだ。「日の光りの傾きからして、3時半をまわったころかな!」時計がなく正確な時間はわからなかったが、麻斗は意地をはり「もう少しだけねばって見よう!」と、疲れた足を持ち上げ、たもとバケツを手に川辺に走って行く。死んでしまった魚は申しわけないと思い川に戻したが、当たり前のように二度と生き返らなかった。
麻斗は向こう側にいる学生たちに見えない草に隠れた位置で、再びバシャバシャと魚を追いかけまわし始めた。結構大きなフナやコイが固まって泳いでいたけどすばしっこくて中々つかまえられない。
「ふう〜!だめだな〜!」動き回るととめどなく吹き出る汗が麻斗の体力をうばっていく。

麻斗「トイレ行きたくなってきたな!(-_-)」

日がまた少し傾き始めいつの間にか爆竹も騒ぎ声も向こう側から何も聞こえなくなっていた。もともと釣りを楽しんでいる感じじゃなかったし、する事なくなったから帰ったのかな?
と勝手に安堵の笑みを浮かべている、麻斗。
けど、
なんか向こうのトイレに行くまでしんどいし我慢できないかもしれない!(-_-;)
麻斗はそうつぶき、しばらく考え込む仕草をすると、今だけごめんなさい!(>_<)といきなり草の茂みに寄りかかってズボンのチャックを降ろしておしっこを始めた…
が!
そのタイミング悪く「おい!」と荒く太い声が麻斗に向かって飛んできた。敵意剥き出しのようなその声!
我に返った麻斗は焦るように途中でズボンをサッと上げてると、こっちに歩いてくる1人の学生が麻斗をにらみながらさらに声を荒げてきた。

学生「てめえ、何さっきからずっと調子こいて人の島、荒してくれとんだ!ボケーッ!(# ゚Д゚)」

紛れもなく麻斗に、何かといちゃもんをつけてきていた学生だった。

麻斗はやばい!Σ(゚Д゚)と思ったが強い圧におされ身体が動けなかった。

どさくさにまぎれて魚たちが固まった麻斗の足の下をくぐるように流れのある向こうへと逃げていった。

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