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芝田進午の人類生存思想と現実コミュの永久平和めざし地道に続く2022年第21回平和のためのコンサート

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永久平和めざし地道に続く2022年第21回平和のためのコンサート
櫻井智志

【序】ナ禍で休止していたコンサートが3年ぶりに帰ってきた。客席もほぼ満員の人々。年齢は「戦後平和闘争体験世代」のかつての若者たち。本当に若い20代30代の人々もいて、たのもしい。
 コンサートは二部構成。第一部と第二部からなる。

【一】第一部は3つの柱から成る。
詩人小森香子さんは憲法9条の会事務局長小森陽一さん(東大名誉教授)の母親としても知られるが、数々の詩を生み出した。
 【「折り鶴のとぶ日」(原爆の子の像によせて)語りと音楽による「つるのとぶ日」】
作詞小森香子さん、作曲浜名政昭さんの作品。語りが河原田ヤスケ(安啓)さん。7人のアンサンブル・ローゼが歌い末廣和史さんがピアノで伴奏する。作品世界が言語による被ばくへの庶民の素朴な願いを、語り手が語りコーラスが歌いハーモニーで広げる。

 二番目のヴァイオリン独奏は信田恭子さん。ピアノの末廣和史さんと、クライスラー、ドヴォルザーク、ブラームスの作品3曲を奏でる。クラシック音楽の名曲が巧みな演奏伴奏でイメージの世界を空間に創りあげる。
 
 三番目は女声合唱のための重唱メドレー「ふるさとの四季」。源田俊一郎氏による編曲。「ふるさと」から始まり昔懐かしい唱歌が12曲メドレーで歌われ、ふたたび「ふるさと」で子どもの頃の唱歌の数々が心を洗うような歌心となって、聞きほれる。

 二部が始まるまで幕間がある。私はパンフレットを読んでいた。
【二】
ご挨拶
 本日は第21回平和のためのコンサートに足をお運びくださりまことにありがとうございます。
 新型コロナ禍の影響により、3年ぶりの開催となりました。この間、世界中で新型コロナの嵐が吹き荒れました。多くの方が命を落とし、傷つき、疲弊しました。新型コロナ禍の終息はまだ見えない部分もありますが、少しずつ元の生活に戻ろうとしているようにも思えます。
 そうした中、ロシアがウクライナを侵略するという、許しがたい事態が起獣されるウクライナの現状を見聞きし、防衛予算を増やそうという動きも見られます。私たちは、今一度、自分たちの足元にある問題にも目を向けなければならないものだと思います。
 私たちは過去20回のコンサートで、平和の大切さを考えてきました。今回の3年ぶりのコンサートも、音楽を通じて平和について考える契機になることを願ってやみません。そして、平和を希求する思いは、きっと、世界中で戦禍に苦しんでいる人たちにも届くと信じています。
2022年(核時代77年)6月11日
平和のためのコンサート実行委員会
【三】
二部は、声楽家狭間壮さんのテノール独唱とピアノを伴奏するはざまゆかさん。信州松本からいらっしゃった狭間壮さん。車椅子と高齢という見かけは全く氏の真価を見間違う。朗々としたテノールはふだんの発声や基礎体力訓練など見えない部分相当の努力と研鑽を直観させた。
❶夏のあいさつ 3曲 
❷愛・悲しみの日々 4曲
❸明日のいのちに 3曲
10曲の独唱と、歌のあいだのMCが抜群の話術と語る思想の深さとくふう。
とくに❷の「キエフの鳥の歌」「さとうきび畑」「一本の鉛筆」「リリー・マルレーン」には同時代のいまが第二次世界大戦から続く戦争勢力と平和勢力の2つの意識の一国でも世界でも、ひとりひとりのこころと平和への努力とがいかに大切であるかを、ひとつひとつの音楽とそれを享受する受け手の観客の課題でもあると感じた。


最後は、「青い空は」(小森香子詩/大西進曲)をステージ上で出演者全員が合唱した。コロナ禍予防のため客席は歌わず鑑賞。最後の3番で観衆の中から手拍子による拍手をするひとがいた。それはしだいに広がり最後は大きなエンデングの拍手がいつまでも続いた。〜了〜

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