ほんとうのスピリチュアルコミュのスピリチュアルの罠３

「自己肯定の罠」

今のスピリチュアル関係の動画を見ていると、「自己肯定」のニュアンスが多く見られます。

「ワクワク」すること、「ドキドキ」すること、「自分の好きな」ことにフォーカスして、マイナスのイメージには意識を向けないこと。いつもプラスをイメージしてプラスの結果を引き寄せること。

人は思い描いた通りになっていく。マイナスなことをいつも心配していたのではそれは望んで引き寄せてしまっているのと同じになる。

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切り出し方としてはまず、「あなたはそのままで十分素敵なんだよ」と相手を認めてあげる。そう言ってもらえると、言ってくれる相手を受け入れる気持ちになります。

そして「今、不幸せなのはそう言う不安や心配を常に心に持っているから」。人は心に思い描いた物を引き寄せる。良い事も悪い事も常に心にあるものが現実になっていく。だからそれをやめて良い自分、良くなった自分を常に心に描いてそのように行動すれば、そのように現実になっていく…と言う引き寄せの法則を説明しています。

ある意味道理のようですが、これはあくまで「自分自身の気の持ちよう」の部分なのです。
マイナス部分ばかり見て自分を哀れむ人はいます。そう言う人も主観の罠に陥ってしまっていると思うのです。

しかし引き寄せと言うのは「同調」の法則なので自分と同じようなものと引き合うに過ぎません。
例えば、お金が欲しい人はお金そのものよりもお金が欲しい人と引き合ってしまうのです。よくうまい儲け話に引っかかって損をしてしまう…と言えばわかりやすいでしょうか。

これと自然界のバランス作用による天災や、自己保存の本能に根ざした戦争などの大きな動きを直接結びつけるのはあまりにも論理が乱暴過ぎます。

相手の国が攻めてくる…と言う不安が拡大してお互いに軍事力の増強や必要以上の警戒を生み、戦争の引き金に結びついていくと言う説明の方が正しいのではないでしょうか。

宇宙の意識とかスピリチュアルな存在からの啓示があった…と言われてもそれを証明することはできません。これも主観です。自分が信じているかどうか、と言うことなのです。

そしてどこを見ても終始視点は「自分」と言う主観のみです。主観は個人性を持ち、主観と主観が対すればそこには軋轢が生まれます。

「自己肯定」とは主観なのですね。

しかし、主観を否定しているわけではないのです。

頑張って得意な分野で認められたり、たくさん働いて収入も増えて好きなものが買えたり、自分を磨き好きな人と結婚して可愛い子供たちに恵まれて充実した人生を謳歌するのに主観的に幸せを感じることは大切なことだと思います。主観は主観として自覚できることが大切なのです。

みんなが良いイメージを持ってそのようにできたら素晴らしいことでしょう。ジョン・レノンの歌にもあるように戦争がなくなれば言うことはありません。

…驚いたのはそう言う動画の中で一通りの説明が終わった後に、もしこの説明に同意しない人がいたら「じゃあ勝手にすれば」「自分がこれだけ教えてあげているのに」「どうなっても知らないよ」と言う捨てゼリフが出てきたりすることです。
これはもう、自分の思うようにいかないと不機嫌になる、感情を相手にぶつける「わがまま」です。挙げ句の果てに「自分は自分」「人は人」と言い出す始末では、そのどこに世界平和や助け合いがあるのでしょう。

主観では「自分の平和」と「相手の平和」が同じものではなくなってしまうことになります。今の国同士の争いを見ればそう言う状況だと思います。国と言う主観に捉われてしまっているのだと思います。

またそう言う人は、多く気分の高揚を表現します。躁状態でみんなを煽ります。宗教の集会や自己啓発セミナーや、あるいはライブ会場やお祭りの場などでもそのような集団心理の効果は見られます。一体感を演出します。

そうしてここでの価値観はみんなこの世での幸せ、お金、名声、仕事、地位、寂しさや仲間や性愛など自分の欲求を満たす相手…なのです。主観の幸せです。

主観は自分を成り立たせるために相手に求めます。しかし客観は主観から離れてその状態を正しく判断することです。すると双方がどうすれば良いかが見えるのです。

お互いが思いやりを持って相手のことを理解しみんなで成り立つようにするには、今巷で提示されているスピリチュアル的な「自己実現」「自己肯定」では主観の罠に陥りやすいと私は感じています。

まずは自分のことを抑えて相手の話に耳を傾け相手の立場になって考えてみる。自分の主張を押し付けるのではなく相手がわかりやすいように伝える。そこでお互いの共通点について見つける努力をしていく。

そこには自己主張や自己肯定はありません。双方の立場を客観的に見る静かで穏やかな視点があるだけです。そう言う視点から訴えたことは深く相手に伝わります。人の心を正しく動かします。

そうして客観をもっと進めていくと自分が相手の中に入り、自分が相手になっているような状態になっていきます。そこがほんとうにスピリチュアルな世界の入り口になってくるのです。

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 09月28日 23:11

ワラビーさんは、おそらく、スピリチュアルという言葉の意味に、相当な期待や希望を持っていらっしゃるのだと思いました。

ただおそらく、スピはそれなりに囓りましたが、
ある一線からそこを超えるものではなかったと結論し、
それ以上の期待は私は取りやめにした経緯があります。

ワラビーさんの考えられているスピリチュアルは、きっと、もう、スピリチュアルの範疇を超えたものに近いだろうと思います。

スピリチュアルは真理に対しては一部でしかないと思いますが、
ワラビーさんの仰ることの方が、更に枠が広い内容と思いますが。

[2] mixiユーザー 09月29日 14:42

>>[1]

「スピリチュアル」と言う言葉の定義が人によって違うようですね。

元々キリスト教からきた言葉で霊、魂、神などに関するものを指すようです。
昔イギリスで心霊研究が流行ったり、新宗教で使われたり
現代日本では霊能者をスピリチュアリストとか言ったり
占いから神秘的なグッズの商売に至るまで
幅広く使われているように思います。

しかしそもそも人間は肉体だけの存在ではなく、
霊体も魂も多次元の存在であり、
それはまた神様につながっているものであると言う思想が
根本にあると思っています。
そしてそれはキリスト教や仏教など宗教も含むと考えています。

現代のこの世の価値観でスピリチュアル的なものをとらえている人が多く
そして宗教も自分のところを守ろうとしたり他を認めなかったりと
スピリチュアルが他者の迷惑になったり軋轢の元になったりして
本末転倒だと感じる危惧もありこのコミュを作ってみたのです。

なのでコミュ名も「ほんとうのスピリチュアル」としました。

[3] mixiユーザー 09月29日 23:46

>>[2]
スピが元々キリスト教からとは実は知らずにスピを暫く探訪してたので、
マジですかと今頃ググりに行きました。
そうらしいですね。

だと、宗教を上限としてそれを超えられない訳だから、
当時の、何かもう見限ろうと感じた感覚は、そう考えれば納得出来ます。

本当の神様の定義とは、
いつでも何処でも何にでも、絶対必要不可欠な御存在であることだそうです。
天照大御神が岩戸に隠れようと全生物は生きていますし、
天なる父が居なくても、恐竜達は生きていた。

しかし、大自然の大いなる生命の力と働きが無ければ、全生物から全物質に至るまで、
何一つ存在出来ません。

その、大いなる生命の力と働きのことを、
大親神大生命と認識する様に学ばせて頂いています。

大いなる生命の大親の親御存在が無ければ私達は生きていないのに、
何もして貰っていないと地球人類は思っています。

やって貰ったことは、やってあげる立場になってその気持ちを味わうことがなければ、
なかなかその実感は湧いて来ませんから、
大親である生命の神に何をして頂いているのかを僅かでも知る為には、
少しは何かを他のために行ってみなければ解らない。

だから、解る為に、子供を生み育てるという生態を賜って、
繰り返し繰り返し、我が子を愛する気持ちを頂いて来たとのことですが、

本当の神様は果てしないほど気が長く、御子等の成長を、何億年でも待てるそうです。
人間は、怒ったり嫉妬したり罰を与える神様しか想像出来ないみたいなのですがね。

このトピを拝読して入れたくなったコメは、
主観の意味と客観の役割のことを、教わった内容を簡潔に書きたくなっただけなのに、
書き始めると違うことを書いてしまいますが、

私には、ワラビーさんは、何処かの教義の範疇に収まる認識よりは、
それらを超えたものを潜在的に見ていらっしゃる様にしか見えないですね。

[4] mixiユーザー 09月30日 23:59

>>[3]

めりるさんが仰る「宗教」と言う言葉には
既成の現世的な儀式や教義を守る宗教の役割を主とした活動を
しているものを指しているように感じます。

元々「宗教」とは、ある人間が神様とつながり神秘体験をして
真理や神様の意思を悟ることから始まると思うのですね。

教祖がいて、その後にそれを信じる信者が集まって教団ができる。
集団や組織になると教義や組織系統もできてくる。
それは結果的な形の姿であって、「宗教」そのものではないと思うのです。

既成の宗教でキリスト教の教祖であるキリストや仏教の教祖であるお釈迦様はもう何千年も昔に亡くなってしまって、その教えは弟子から弟子に伝えられて現在に至っています。

弟子の中にはキリストの境地に近い体験をした人がいたのかも知れません。
お釈迦様の弟子にもいたのかも知れません。

でもやはりそれはその人がたどり着いた境地であり、そこからその人の弟子たちに教えていったと思うのです。

もしかしたら大したことない境地の人が教える立場になったことも無いとは言えません。それこそ教義の真の意味を伝えられたかどうかわかりません。

つまりは教祖が既にいない宗教では、教えを上の弟子の言葉を教祖の言葉としてとらえることは違うと思うのです。信者一人一人が自分なりに道を歩み自分で求めていくことが大切だと思うのです。

初心者のうちは先輩に指導を仰ぐことは必要かも知れませんが、最終的には自分が神様とつながるために歩むと思うのです。

それがほんとうの「宗教」だと思うのです。

そのためには「宗教」も進化していく必要があると思うのです。

めりるさんが仰る教義を超えたもの、と言うのは
単なる教えの文章の神様との誓約書やお経を指すのではなくて
その奥にある境地を身をもって体験することだと私は思うのですね。

…言葉の定義は、その時代や受け取る人によって変わるので
普遍的なものとは言えないのでしょうね。

このコミュではそれぞれが信じる神様や存在を大切にしながら
この地球人同士がみんな共に進化できるために価値観を共有したいので
あえて、特定の教祖が使う固有名詞を使わないようにして
「ほんとうのスピリチュアル」とか
「大きな神様」「創造神」とか
「魂」「霊」「霊界の上の方」「霊界の下の方」とか
できるだけ共有しやすい言葉にしています。

もちろんご自身の信じる神様についての呼称は
して頂いてかまいません。

…例えば男性は、家庭にあっては「パパ」「お父さん」と呼ばれ、
会社に行くと「◯◯課長」とか「△△さん」とか呼ばれたり
その中での立場や役目によって呼ばれ方が変わりますものね。

呼称は宗教によって違うのは当然だと思います。
呼称を超えたその存在そのものについて語り、共有していきたいのです。

・・・・私の方が脱線して長文になっているような