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市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】 ジャム・ザ・ワールド UP CLOSE(2022/7/26) 青木理&平野啓一郎

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【永岡浩一さんからの通信】
ジャム・ザ・ワールド UP CLOSE(2022/7/26) 青木理&平野啓一郎 死刑制度を考える、事件は社会、政治に責任があり、しかし自民政治は社会をよくせず殺人の多い国を作り、目的の正義と手段の正義は異なり、死刑なしで社会の成り立つ国はたくさんあり、死刑は戦争と無縁でない、民主主義のためにもちゃんと考えるべきことを追及する


 永岡です、アマゾンミュージック配信のジャム・ザ・ワールドのUP CLOSE、火曜日の担当はラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリストの青木理さんでした(https://music.amazon.co.jp/.../jam-the-world---up-close... )。骨折治療中で、簡略で書き起こしします。

ゲストは作家の平野啓一郎さん、死刑制度を考えるもの、奇しくも本日秋葉原事件の死刑執行があり、平野さんは死刑の本も書かれたもの(https://www.iwanami.co.jp/book/b606544.html )、青木さんもこれを楽しみにされて、青木さんとは何度もコラボ、岩波から死刑の本を出されて、過去作でも死刑はテーマにされたもの、平野さん、殺人の本を書いて、その中で廃止運動の講演会にも招かれて、大阪弁護士会の講演のものが好評で書籍化。平野さんは20代まで死刑容認、そして廃止の立場になったもの、若い時は、それだけのことをしたからと、被害者のために死刑はいると思っていたが、被害者に着目して小説を書いて、ヨーロッパの文学では加害者をテーマにしても、被害者を描いたものは少なく、それを完成させて、死刑廃止の立場になり、事件の取材をして、警察の捜査に不信感、冤罪が多く、証拠捏造もされていて、さらに凶悪犯罪をする生い立ちは悲惨、家庭環境はえげつなく、自己責任で死刑オーライは否定するものになった。

 青木さん、文学では加害者をテーマにして、が悲惨、加害に追い詰められて(容認ではないが)それを追う意味はあり、被害者は突如巻き込まれると説かれて、平野さん、被害者は共感されて、加害者共感は困難で文学の出番、しかし事件でかわいそうなのは被害者で、それを描いた。青木さんも、警察の捜査のデタラメは熟知して、それで死刑も無数にあり、犯罪の背景もあり、被害者は加害者を許せず、被害者に寄り添うと死刑肯定にならないかと問われて、平野さんは被害者を取材、死刑肯定はあるが、事件があると被害者家族はえらい目にあい、稼ぎ頭をなくす、家族の崩壊などに追い込まれて、被害者の気持ちを考えるのは、そういう複雑さを考えるべきなのに、憎しみに共感のみが過去、憎しみは何も解決しない。社会が被害者をケアするなら、複雑な問題点を考えるべき、その点の被害者支援をしている。
青木さん、弟を殺された方、犯人を死刑にしないで、と面会を重ねてやったものだと説かれて、家族を殺される+マスコミのラッシュ+お金なし、そして誰が犯罪の被害者になるかも知れず、心身的なケアをすべきと説かれて、平野さん、被害者支援は90年代より進んだものの、憎しみ共感にメディアは留まり、平野さんは死刑廃止、作家の立場で向き合い、しかし運動はなかなかむつかしい、理由は被害者支援が不十分で加害者を死刑に、となり、被害者支援から解決はあり得る。今は、被害者がしんどく、どうして加害者を守るのかと叩かれる。

 青木さん、世界的には死刑は廃止が圧倒的、140か国廃止、EUは死刑廃止でないと入れず、「先進」国で死刑はアメリカの一部の州と日本のみ、日本独特の理由は何かと問われて、平野さん、アムネスティに効いても、死刑賛成の意見のある中で廃止して、政治決断が必要。文化的なもので、死=謝罪の、切腹の延長上の思考があり、漫画でも勧善懲悪が多く、死刑肯定の素地はあるが、それは変える可能性はある。

 平野さんはフランスにもおられて、ヨーロッパのキリスト教の価値観もあるかについて、それはあり、しかし作家、出版では信仰のタイプではなく、リベラルで死刑廃止、平野さん、国民戦線の極右、ルペン氏の台頭を見て、日本を熟知、理想の国は日本、移民排斥+死刑制度で日本をほめて、それを聞かれて、死刑賛成の考え方を改めて、死刑廃止を真剣に考えた。

 青木さん、日本の治安の良さは死刑と移民排斥のためではない、皮肉だと説かれて、平野さん、ヨーロッパの極右はその点で日本を評価。青木さん、人間を殺すことは絶対悪、犯罪として殺人はもちろん許されず、死刑は国家が合法的に殺人、その制度はおかしいと説かれて、平野さん、人類は長い歴史で、殺人はいけないと結果、ヨーロッパの政治思想に日本は影響されて、殺したらあかんは絶対、ある条件だと殺していいはアカン+国家は倫理的に純化できず、犯罪者の出る責任は国家にあり、政治のデタラメの結果、それなのに犯罪者に全責任を負わせるのは偽善、欺瞞、そんなことを許したら政治破綻、そして死刑で社会崩壊、犯罪は社会にも責任があり、死刑は肯定できない。

 青木さん、死刑は合法的な殺し、そして戦争もその延長線上にあると説かれて、死刑と戦争はセットだと説かれて、平野さん、ロシアの戦争で、目的の正義と、手段の正義は異なり、プーチン氏も正義、ウクライナは極右といい、他国には正義があり、手段の正義は是正OK、軍縮はそのため、目的の正義を合意は困難、殺したらダメ、手段の正義を追及すべき。世界は弱肉強食の地獄になるか、理想になるかの分岐点には今あり、今軍拡は血を吐きながら続けるアホナマラソンでやったらダメ。

 青木さん、理想は遠いが、そこに近づける努力はしないと人類は破滅、侵略は国際法違反、しかしロシアの戦争で軍事費倍増は、弱肉強食肯定と警告されて、平野さん、不安はいくらでも起きて、防衛で何が足りないかの議論ではなく、最初から使途不明で軍事費倍増はダメ。青木さんは、平野さんと話し、文学は社会を結び、死刑、殺しについて、今後書かれるかと問われて、平野さん、死は不可避で文学のテーマ、殺人、自殺、安楽死、寿命全うなどテーマになり、死刑は本にされて、小説はそれのみで書かないが、追及したい。

 青木さん、この30年の日本の閉塞について、メディア、作家として記録されるものだと説かれて、弱肉強食否定、理想を追及すべきが自民政治は正反対だと説かれて、平野さん、情けないが外圧で政治の変わる可能性はあり、アメリカで全面死刑廃止だとどこぞの国はケツナメ、悲惨な事件が起きも、死刑制度なしで対処できている国は無数あり、努力すべき。青木さん、死刑肯定のこの国でも平野さんの姿勢を評価されて、平野さんは、作家はマイノリティに寄り添うもの、マジョリティにケツナメしても作家は成り立たず、死刑について認めるかどうかは思想、それを書いて、読者の判断を待つ。青木さん、フランスでもカミュさんの死刑の本が影響を持ち、その点で平野さんの姿勢を評価されました。平野さん、岩波から死刑についてを出されて、青木さんは思想、カミュさんはギロチンという作品を50年代に出して、81年にフランスは死刑廃止、日本も惰性ではなく、ちゃんと考えるべきと締めくくられました、いや、素晴らしいものでした。

 そして、文化放送ラジオの、西川あやの、おいでよクリエイティ部にも青木さん出られて、その秋葉原事件の死刑執行に言及されて、世界の7割の国は死刑廃止、昨年死刑をした国は18のみ、「先進」国ではアメリカの一部の州と、どこぞの島国のみ、死刑廃止した国で治安は悪化せず、治安維持に死刑は関係なく、被害者遺族のためというが、社会的、経済的に被害者支援が必須で、死刑は何も解決せず、そしてこの事件、青木さんは直接取材していないが、事件の裏に社会、時代の歪みがあり、この死刑囚は社会で阻害されて、今回の安倍氏暗殺と似ていて、エリートが母親の宗教のめりこみで事件になり、二人ともロスジェネ世代、就職が大変で貧困を強いられて、どちらの事件も許せないが、社会が、例えば大学の無償化などあったら防げたかも知れず、死刑で消し去るのはおかしい、また同じ犯罪も起きると指摘されました。これは大変だが゛、死刑と、犯罪の背景を考えるべきと説かれました。私・永岡は、死刑を、まるで国に必殺仕事人になってもらうような雰囲気があり危険、そもそも必殺仕事人は正義の味方ではない(藤田まことさんの中村主水は、初登場の回で自分たち悪人が悪人を倒すべきと言っていて、死刑と必殺仕事人は違います)、復讐に死刑はならないはずです、これも拡散してください、以上、青木さん、平野さんのお話でした。

コメント(2)

日本で死刑廃止をできないのは、古い儒教思想の「因果応報」「仇討ち」「復讐」などの思想が定着しているからですが、近代思想の中では古い。
被害者の心を思い、、、なんて法務大臣が言っているが、仇討ちで被害者の心が晴れる時代ではない。サウジの公開処刑は、宗教の問題。日本は仏教の国。
>>[1]

私もすーちゃんさんのお言葉に同感です。

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