市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一氏の通信】ＴＢＳラジオ　荻上チキセッション（2022/4/1）

【永岡浩一氏の通信】ＴＢＳラジオ　荻上チキセッション（2022/4/1）　指宿昭一　違法契約、外国人労働制度、金のための大学など弁護士の闘いを語る、あらゆる点で人権が弱いものに認められない日本社会の残酷な実態、独裁国家に事実上なっている日本で民主主義形骸化、帝国主義志向の暴走を警告する！


　永岡です、ＴＢＳラジオの、荻上チキさんのセッションの特集、メインセッションに、弁護士の指宿昭一さんが出られて、様々な問題について語られました、アシスタントは南部広美さんでした。タイムフリーで書き起こししました。

　ジャーナリストの平野幸夫さん、橋下フェイク、橋下氏や維新のメンバーがテレビでデタラメを言いたい放題で民主主義否定をブログ警告されています、https://ameblo.jp/hirano-yukio/entry-12734657558.html　今は関西のテレビ、ドバイ万博を視察する吉村氏、松井氏をまるで皇族のように扱う始末、この国のテレビは全滅です、そしてこの国のメディア、ジャーナリズムも崩壊、民主主義は事実上崩壊しています！この後の指宿さんのお話を聞くと、日本が事実上差別体制、帝国主義の明治時代に酷似していると感じます。



　1年前のウィシュマさんの件などに関わられた指宿さん、外国人人権、違法契約などに関わられて、裁判、事件についてスタジオでお話されて、この日本、人権崩壊であり、そのウィシュマンさん殺害で遺族が提訴、今口頭弁論はいつか未定、国からビデオ、証拠を出せと迫っていて、国の責任を問うもの、しかし国は責任を認めず、反省しておらず、末端の職員に押し付けて、国、入管にウィシュマさんは殺されたことを追及。入管の、全員収容などあり、しかしそれでウクライナの避難民を受け入れるというものの、今まで難民認定は事実上ゼロ、ミャンマー、アフガンの難民は拒否、この件を機に難民問題を改善すべき。

　さらに、指宿さんの、リスナーに知って欲しいもの、ＱＢハウスの違法契約問題、1000円でカットできる店だが、本社が求人、理容師が応募だが、個人に雇われて、法人ではなく、採用の際にそれは話されず契約書なし、採用書には個人に採用とはなく、給与明細も会社名であり、ある人はクレジットカードを申し込んで本社採用でないと知り、通常は会社、法人が雇いどこどこのところで働くのに、どうして個人の雇用か、これにより労働者は社会保険に入れず、有休を取れず、責任を本社に問えず、雇用者責任が発生せず、ＱＢで社会保険に入るべきなのに、個人での雇用だと任意加入で、法律の抜け道は大問題。　

　チキさん、雇ったエリアマネージャーの立場を問われて、指宿さん、本社と契約、売り上げは本社、マネージャーにお金がいき稼げるが、下請けの偽装請負に近く、建設の親方による労働者の請負雇用に似て、抜け道を利用、この件、企業と労働者で、この問題、ＱＢ本社に申し入れて、団体交渉を申し入れたが、本社から文書、雇用していないと拒否、本社は直接雇用ではなく、責任なし、エリアマネージャーに言ってくれ、やり方の改善もなく、理容業は週40時間ではなく44時間、これが低賃金、長時間労働の温床、44時間には条件があり、それを満たさないのに、それを越えないと残業代なしのデタラメ、労働者酷使。システムに問題、本社は責任を取りたくなく、エリアマネージャーとして悪用かとチキさん説かれて、指宿さん、今後団体交渉、記者会見するが、テレビでＱＢのやり方は問題視されて、ＱＢのためにも改善は必須で組合とともに闘っている。さらに、雇用に寄らない労働が素晴らしいと政府はいい、ウーバーイーツがそれ、事故でも労災出ず、労働者でない労働者を作ってはいけない。

　死産して殺人罪に問われているベトナム人女性のこと（実名は避けます）、今年1月に指宿さんこの番組で解説されて、双子の赤ちゃんを死産、妊娠が受け入れ企業に知られたら解雇、帰国なので妊娠と言えず休まず仕事、早産、死産、自分の部屋で死産、赤ちゃんに名前を付けて安置。しかし受け入れ企業に妊娠と知られて、警察が死体遺棄で逮捕！起訴、信じられず、この方は無罪を訴えて、熊本地裁で執行猶予だが有罪。指宿さんは直接弁護していないが、控訴審でも有罪判決、信じられない。指宿さん、控訴審で無罪となると信じてこれである。

　この件、孤独出産は妊娠だと追い返される社会の問題があり、送り出し帰還はそれを強要、場合によっては署名で強制帰国の例や堕胎も多数あり、妊娠がばれたら帰国、借金をして日本に来て、帰国だと破綻、だから妊娠したら追いつめられる。借金で奴隷制度に近いもの、人間に妊娠するな、堕胎しろは人権侵害、そして技能実習生は病気でも医者に行けず、企業は連れて行かない、ましてや妊娠など言ったら中絶、実際強要。医療も実習生はアクセスできない、働く機械のように扱われて、その上セクハラ、性暴力は無数あり、3度レイプされた女性を知り、借金のために逃げられない、パスポートを取り上げられるなどあり、この女性、死産の子供をちゃんと措置して、死体遺棄は成立しないのに、熊本地裁だと箱に入れて1日置いたのを遺棄としてしまい、埋葬も無理、日本人でもそこまで出来ず、高裁だと遺棄ではなく隠匿としてしまい、もちろん隠していないもの、無理やり外国人だから罪に問い、箱に入れて隠匿、死体遺棄はおかしい。裁判所の感覚は社会通念から外れて、レイシャルプロファイリング、技能実習生で妊娠を罪に問う、外国人差別が司法にもあり、技能実習生だけでなく、日本人でも孤立出産で同様のことも危惧されて、高齢者の介護で亡くなっても同様の罪になる恐れもあり、実習生は差別＋孤立出産、孤立介護への裁判所の無理解、女性蔑視。

　こういう状況では冷静に人間はやれず、それを刑事罰に問うのは社会がくるっている。

　さらに、稼げる大学法案、すでに国会に出されて、ゴリ押し、内閣府かかねてから計画、大学から稼げるものを選び、それだと10兆円の運用益、年数百億もらえるが、選ばれるためには稼げるものが要り、授業料をいくらでも取れて、アメリカだと500万／年まで上げられて、とても学べず、年3％の事業の成長、達成できないと認定取り消し、これだと基礎研究などできない。大学は稼ぐとは対極、ましてや3％成長な企業でも困難、大学が企業とコラボ、授業料値上げがいり、そして研究は実るかわからず、人件費削減になり、今大学への助成金が減っていて対策はいるが、本音だと資本主義企業、大学の民営化であり、研究は歪み、ＩＰＳなど長時間の基礎研究の賜物であり、短期的に成果を出すなど無理、あるいはウクライナの歴史研究など、戦争のためにやっていたわけはなく、目先のお金にならないものは切り捨てられる。

　チキさん、研究は共有が必要、ある人がベース、次の人が成長させるもので、最後のものだけ果実は学問否定、この20年、基礎研究と文科系が切り捨てられて、しかしそれらは社会、大学に必要なのに、学問の否定。リスナーより、無駄に見える小さい積み重ねができなくなり、企業の下請けになると危惧があり、さらにチキさん、授業料を下げるのは今もできるが、値上げだと教育格差を広げると危惧されて、指宿さん、お金のない学生も研究できて社会に還元するのが崩壊だと説かれて、チキさん、学術会議問題もあり、政府に逆らえなくなると説かれて、指宿さん、大学が政府、企業の言いなりになり、憲法違反、企業、政府の下請けにして

大学の自治をなくしたい政府、権力の意図を説かれて、チキさんも学問は金を出すが口は出さないでないと学問破綻、法律を止められるかについて指宿さんは大学で声明を出して、筑波の自治に指宿さん関わられて、4/６に記者会見、国会議員、政党に訴求するもので、学問の自由は民主主義の根幹、行政と癒着も危惧されて、4月に審議開始、しかし1,2日でゴリ押しの危惧があり、それを許すといけない。野党も詳しくは知らない、論点は共有せず、野党もこの番組を聞いて知って欲しい、こんなアホなものを許してはいけないと締めくくられました、以上、指宿さんのお話でした。