市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】 西谷文和　路上のラジオ（2021/11/12更新）

【永岡浩一さんからの通信】 西谷文和　路上のラジオ（2021/11/12更新）　元報道ステーションプロデューサー　後藤和夫さん、テレビの裏側で何が起きていたか？９・11から３・11を経て、ニュース番組の変化を語り、自民は半世紀以上報道番組を監視してその果てにテレビニュースが自民の御用機関になった経緯を語る


　永岡です、西谷文和路上のラジオ第72回、ゲストは元報道ステーションのプロデューサーの後藤和夫さん（https://www.radiostreet.net/radio/965/　）、テレビ朝日のザ・スクープを担当、古舘伊知郎さんの報道ステーションを支えて、政権やスポンサーに弱いテレビのことを語られます。前半の要点のみ追跡します。嘘をつく政治家を追放すべきと、リスナーの声を西谷さん取り上げられて、叩かれる＝注目されると西谷さんの決意がありました（西谷さん、アフガンの現地からの発信で政権の御用聞きから叩かれた、要するに無数のDappiに叩かれたこともあり、それを越えて活動されるのに私・永岡も敬意を表します）。

　後藤さんのお話、20代でテレビの世界に入り、西谷さんが報道ステーションで報告を支えられて、後藤さんは報道ステーション、久米さんから古館さんになった2004年から関わられて10年プロデューサー、報道ステーションは報道局が制作、政治部などあり、統括のプロデューサーもいるが、後藤さんは古館さんのところの所属。ワイドショー、ニュースはテレビ局の人間は1/３、外部の人間が2/３で外注、後藤さんは後者。

　西谷さんは2008年にイラクのバクダッドに入り、当時ほとんど入らず、が、国際ニュースは激減、ニュースがワイドショーになったと問われて、後藤さん、イラク、アフガンなどの西谷さんの活動は評価されて、しかし報道ステーションはイラクへの小泉氏の派兵などがあり、日本が国際紛争に関係して、高遠さんたちが拘束など日本が関わってきた時期、イラク、シリアと続いて、アフガン、イラク、９・11以降は国際ニュースは国民の関心事になったが、国際ニュースへの国民の関心は低下。テレビは、特に民放は視聴率争い、そして３・11、原発事故で国内ニュース＞＞国際ニュースになり、国民は原発、国内に大変な問題があるというもので、イラクは視聴率が取れず、悲惨な映像では視聴率が取れず、後藤さんはフリーで、難民キャンプを取材すると、ニュースステーションがきれいだボツ、難民キャンプは歴史が長く改善されるのに、テレビでは、３・1１で国内のこと、原発が大きくなり、しかし電事連、原子力マフィアは民放、ＣＭで成り立つので大圧力団体、東電は電事連のトップ、勝俣氏、当時中国でいかがわしい旅行をするほど、しかし民放は原発事故を起こした電事連、原子力マフィアに反撃できる、津波被害、原発被災者のことをニュースで取り上げるべき。

　当時、原発事故は世界的な注目を集めて、被災者は明日がなく、津波、原発事故で、国内ニュースが大きくなった。西谷さん、日本のマスメディアは原子力マフィアに忖度して報道せず、海外のメディアが核心をついていたと説かれて、後藤さん、報道の現場も被災者のためにしたいが、ＣＭを原子力マフィアに握られて、報ステは視聴率、予算もＮＨＫに次ぐもの。久米さんは現場には行かれず、古館さんは原発事故、基地、パレスチナなど後藤さんと取材、2007年の中越沖地震、柏崎原発も古館さん取材、西谷さんに、古館さんリビアの取材をしたいというほど、。カダフィ氏の取材をしたいとなり、後藤さん、しかし古館さんに万一だとボツになったと説かれて、しかし古館さんはそれほどアクティブ。
　2011年の３・1１で古館さん、被災地に積極的に取材、ある時に生中継で被災地の駅、ゲストは長渕剛さん、その際にホームから、原発はダメと古館さん発言、これはもちろん正しいが、後藤さんは古館さんのスタッフで、テレ朝から叩かれて、それほど原子力マフィアは力があり、古館さんは、番組が終わってもと決意だが、後藤さんはもちろん古館さんを評価、古館さんの、物を言うキャスター、政治にも批判して、正しいと思ったことをいい、虐げられた人たちのために闘う姿勢が古館さんにあり、古館さんはそれほどすぐれたキャスターだが、視聴者は歓迎しても、原子力マフィア、官邸は快く思わない。
　報ステは古館さん、小川さんがいて、コメンテイターは歴代朝日新聞の方、恵村さんがラスト、優れたジャーナリストがコメンテイターで意味があり、古館さん＋ジャーナリストで報ステは支えられて、そして金曜日にゲストは古賀茂明さん、ゲストの選出は後藤さんの役目、浜矩子さん、中島岳志さんなど、政府批判の立場の方が多く、古賀さんは、民主党政権で予算委員会に出て、自民の証人、天下りについて民主党がやろうとして、自民がそれで古賀さんを呼び、つまり古賀さんは自民の敵ではなく、予算委員会で仙谷さん、経産省のしごとに差し支えると恫喝されて、つまり古賀さんは反自民ではなく、松原プロデューサーも古賀さんを知り、後藤さんも金曜日のコメンテイターに当時の安倍政権批判の人を選び、視聴者はそれを歓迎、浜さんはドアホノミクス批判、姜尚中さんを敗戦の日にコメンテイターにすると自民から叩かれて、姜尚中さんは在日の立場ではないが、敗戦の日に報ステに持ってきたことを快く思わないクズが無数いる。姜尚中さんは在日の立場だけでなく、米中関係などされて、後藤さんは2014年に10年でやめられた、10年やり、そろそろ終わり、そしてコメンテイターへの政権からの圧力に嫌悪。
　報ステは毎日やるのに、昼の13時にデスクがシナリオを作り、プロデューサーが設計図にして、そして原発をやるか、しかし公務員制度、あるいは原油価格と生活などになり、サルが逃げたなど報ステはやらず、どれを掘り下げるか検討して、3時ごろに古館さんが来られて、古館さんと討論して、どのニュースをやるか、小川さんもまじめ、そして総合デスクがいて、ニュース、天気、スポーツが3本柱、天気はそれほどないが、スポーツの大きくなる時もあり、桜の季節だと天気は増えて、それを連日プロデューサーが討論。
　番組は11時に終わり、反省会＋飲み会で12時を越えて、後藤さんには楽しい10年間、古館さんもそれで変わり、古館さんの番組だから、しかし報道局長の圧力、菅氏、中村格氏らが圧力、政権から文句の電話だと叩かれて、プロデューサーの松原さん、追放。
　古賀さんの件は、2014年に人事のことがあり、松原さんは異動、恵村さんも移動＝古館さんにとって両手をもがれることになり、当時後藤さん直接接していないが、古館さんは真綿で締められることになり、そして古賀さんは経産省、原発のスペシャリストだが、局が切るとなり、古賀さんは古館さんに無断でＩAM NOT ABE、ルール違反、西谷さんがズボンを脱ぐというようなもの（笑）。しかし松原さんは何とか黙認だが、社長らは報ステのコメンテイターの動きに怒り、古賀さん、菅氏の実名を出して批判して、テレビ局は免許制で政権に逆らえず、高市氏の圧力の発言もあり、高市氏は偏向報道というとテレビ局は委縮。そして後藤さんは2015年には直接タッチしていないが、古館さん、諸手を奪われて行き詰った。
　90年代に、椿発言、テレビ朝日が自民を下野させたというもの、産経がチクり椿さん国会に呼ばれて、後藤さんは出るべきではない、久米さん、田原さんの番組を守るため。そして、田英夫さんが60年代にベトナム戦争で政権批判したら、政権から文句を言われてもＴＢＳは当時はねのけたが、しかし田さんは結局排除されて、60年代から自民は報道番組を全部チェックして、自分たちの批判をするものをバッシング。そしてテレビ朝日は椿発言で政権に忖度。今のテレビ朝日の早河社長はテレビ朝日生え抜きだが、アベ友。その上審議会は見城氏ら＝アベ友、そしてテレビ朝日は安倍政権の植民地になり、後藤さんが自民と闘った10年の反動、報ステは自民の御用機関、菅氏はＮＨＫの方もたくさん飛ばしてきたほど＝これが「民主主義」の国家か！

　後半の、パレスチナの件は基本省略しますが、後藤さんと西谷さんは取材、パレスチナの苦難の歴史はソ連の歴史より長く、パレスチナ人の人権弾圧は、後藤さんも現地で知り、偶然のテロリストという映画（https://nipponpopkyo.wixsite.com/palestine　）を作られて、さらに東京にシネマハウス大塚というミニシアターを作られて、多くの市民のために解放、西谷さんもコロナがなかったらそこでイベントされて、後藤さんは三上智恵さんの沖縄のもの、大島渚さんのものを上映、後藤さんはパレスチナの取材テープがあり、西谷さんも応援、自爆テロしたものがどうしてそうなったか、取材テープから企画だが、膨大なお金がかかり、フィクション、ノンフィクション、ドキュメンタリーを交差させて企画。しかし西谷さんはこの映画を評価されて、後藤さんもこの映画、見てほしいと締めくくられました。

　私・永岡は、テレビのニュースを10年前は評価していたものの、テレビは、特にワイドショーはほとんどネトウヨショーになり、しかし高齢者はテレビしか情報源・娯楽がなく、自民が10年選挙で勝っているのもテレビが主因、テレビを何とかしないと、この国は破滅です。以上、路上のラジオ第72回でした。これも拡散してください！