市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】和歌山放送ラジオ　ボックス（2021/3/26）　伊藤宏

　コロナ第4波の危険性の中で国民の生命を危機に追いやるオリンピックゴリ押しに異議を唱える、第5福竜丸被曝者大石さんの死去から、戦争体験の継承の大切さを語る

永岡です、和歌山放送ラジオのボックス、金曜日のコメンテイターは和歌山信愛女子短期大学教授、新聞うずみ火編集委員の伊藤宏さんでした。司会は赤井ゆかりさんでした。

　ＪＡＭＴＨＥＷＯＲＬＤ、堀潤さんはスピナーというメディアでＵＰＣＬＯＳＥを続けられるというのです。また津田大介さんのポリタスＴＶ（https://www.youtube.com/channel/UCNYWtRrq3KKVKNp9iXxJwAA　生放送は無料で見られます）に青木理さん定期的に出られるそうです（津田さんはこの後大竹まことゴールデンラジオに出られます）。地上波テレビが絶望的な中、活躍されるジャーナリストの皆さんを応援しています。

　ツイッターでは#東京五輪の中止を求めます、がトレンド入りしています（9時現在17000ツイート）。

　伊藤先生の脳に効くニュース、リスナーの声が来ていて、コロナのリバウンドの危惧、緊急事態解除でタガが外れたか、感染拡大で不安、緊急事態解除で第4波、変異型ウイルスの危惧を語り、伊藤さん、本当にコロナの話題から外れられず、少なかったところも拡大、緊急事態、自助、自粛では押さえられず、和歌山も増えて、国の政策、緊急事態を解除してどうする、国民は我慢の限界、国は国民の命を守るというが、国民の自助努力には限界があり、政府は具体的な政策を立てるべき、ニュースでバカ騒ぎの学生を見ると唖然だが、緊急事態解除で、引き続きでは緊急事態宣言は何か、であり、第1波、2波と経験して、何を学びどういう対策をしたか学び、行動の字塾だけではダメ、その中で聖火リレー開始、伊藤さんはオリンピックなどすべきでないと考えて、しかしテレビではアスリートのためにとしているものの、有森裕子さんがアスリートをダシにするな、社会ファーストとテレビで語り、オリンピック、海外の観客はなくなり、聖火リレーを楽しみの人もいるが、踏み出して後戻りできないというのは真珠湾攻撃と同じ、オリンピックの成功は確証がなく、失敗＋爆発的な感染拡大なら取り返しのつかないことになる。

　オリンピックはワクチン普及で抑え込んでからのはずが、ワクチンは遅れに遅れて海外も大変、日本は緊急事態宣言の出ていなかった宮城県などで拡大、東京ＯＫでも、地方は大変、そんな中で海外から選手を招いていいのか考えてほしい。選手団は数万人規模、スポーツは平和の中でやるべきことであり、オリンピックのアスリートが場を奪われるのは悲しいが、昨年の高校3年生は高校野球できなかったものの、それで可哀想だからスポーツをさせて、ではなく、アスリートたちは延期で引退の人もいて、慎重な判断が求められる。世論調査でもオリンピックすべきは少なく、聖火リレー、福島は復興どころではなく、ランナーの走っているのは人の住めない草ばかりの空き地、そんなオリンピックに意味はあるのか、復興→コロナに打ち勝ったとコロコロ意味の変わる、オリンピックの政治利用の問題点を説かれました。

　ここでリスナーのリクエスト音楽、小田和正さんのキラキラでした（https://www.youtube.com/watch?v=ctJ9yivGZJg　）。

　後半のテーマは第5福竜丸の乗組員大石さん死去、87歳、第5福竜丸はビキニ環礁でのアメリカの水爆実験で被ばく、久保山さんがなくなり反核運動が広がり、伊藤さんの研究されるゴジラもそれがテーマとして作られたもの、和歌山の漁船も被爆して、しかし福竜丸のみ補償対象になって問題、福竜丸の方は口が重く、しかし大石さんは証言をされて、直接お会いしたことはなかったがショック。そして伊藤さん、矢野さん、栗原さんたちと新聞うずみ火を2005年から発行していて、むのたけじ地域民衆ジャーナリズム大賞を受賞、伊藤さんも授賞式に行かれて、鎌田慧さん、佐高信さんと会い、皆さん高齢で頑張られて、大石さんに長生きしてほしかったが、戦争、核兵器の恐ろしさを証言できる方は高齢化して、記録は残っていても、直接お話できる機会が少なくなり、和歌山でも戦争の記憶は継承すべきで、リスナーもそういう戦争体験の継承に協力してほしい。語りたくない方もいるが、何かのきっかけに口を開かれた時はしっかり聞くべく。

　高校生、若い世代の努力もあり、大石さんも若い世代に話す際に積極的ではあったもので、戦争体験者の苦労を継ぐべき、赤井さんも受賞おめでとうございますと締めくくられました、以上、伊藤さんのお話でした。