市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】 文化放送ラジオ　くにまるジャパン極（2020/4/30）　伊藤惇夫　

　コロナ禍とマスメディアの問題を語る、政権批判を弱めたテレビでは大政翼賛会であり、今は命を守るために全力を尽くすべきことを語る



　永岡です、文化放送ラジオの、くにまるジャパン極、木曜日のコメンテイターは政治アナリストの伊藤惇夫さんでした。本日の司会は砂山圭太郎さん、パートナーは舘谷春香さんでした。

　深読みジャパン、コロナ禍問題で新聞、テレビの報道を見て問題と思われた件がテーマで、政府はコロナ対策の緊急事態宣言延長の意向、5/6の解除は困難、安倍総理は緊急事態は終わったと言えないというもので、5/5までに判断、西村氏は専門家会議を開催、知事会は緊急事態宣言延長を求めて、子供たちにも影響、学校の9月入学制も安倍氏は検討するというものの、玉木氏は特措法改正を求めて、安倍氏は否定せず。全国民に10万給付は全会一致で可決、緊急事態宣言延長に関して、伊藤さん当初から予想されていた、危機管理は最初に大きな網→緩めるのが妥当だが、安倍政権の対応は批判を恐れて小出し→不安感拡大、緊急事態宣言は当初から2,3か月として縮めるべきで、5/6で解除されないと国民の緊張の意図が切れる。学校の9月入学、議論はあったが、学校教育基本法もあるが、混乱状態で変革を拙速にしたらダメ、親御さんは不安だが、どさくさ紛れに改革を荒っぽくやったらあとでツケ、今年9月からは物理的に無理、検討するレベルでもあるのか、来年再来年を見据えてすべき。砂山さんも9月に変えられない、伊藤さん、英語入試で昨年は大混乱、子供たちにベストのものを模索すべき。10万給付は可決でも、緊急事態宣言延長なら第2弾、第3弾も必要、そして生活の困窮している人たちを重点的に救済する方法を模索すべき。緊急事態宣言は１カ月延長、部分的な解除は問題。

　「コロナさえ　政局視点で　目が点に」、と伊藤さん詠まれて、商売の方にお話を聞いて、売上がた落ち、政府は対応策を打ち出して、売上低下のところにお金、融資、休業補償をしていると告げたら、この方はそういうことを知らない、そしてこういう自分の商売に全身全霊であり、テレビ、新聞の救済策報道を見られず、国と自治体は救済策を出して、十分かどうかはともかくあり、しかしマスコミはそれをどうちゃんと報じているのか、感染者数などは報じても、救済策の対象は誰で、どこに手続きをしたらいいか、きめの細かい報道はされておらず、伊藤さん疑問。地元の役所や商工会にいけばわかるが、そういう余裕のない人も多く、マスコミはこういう時だから役割を問われて、そしてマスコミ報道で問題と思ったことがあり、昨日の衆院予算委員会、安倍総理は都合の悪いことを答えず、ＰＣＲ検査は２カ月前から増えず、アベノマスクは不良品、虫、汚れ、家賃補助はいつになるかetc安倍氏は躊躇だらけだが、伊藤さん、昨日の各新聞社の朝刊では、朝日、毎日、読売の一面の主役は岸田氏であり、家賃補助の独自案＝岸田氏ヨイショ一色、これは民間の提案で岸田氏のオリジナルではなく、岸田氏は政調会長で自民党の案なのに、岸田氏がすごいと読売は書いて、朝日と毎日は、岸田氏が首相の座を意識、雇用調整助成金を性善説で、失地回復と、無利子融資のこと、岸田氏の提案に安倍氏が前向きというもの、各紙とも、３０万の愚策の責任者が岸田氏で、政治家として恥をかいたとして、読売は岸田氏の失地回復のものと書いて、朝日、毎日も似ているが、伊藤さんは危機的状況で国民の不安の中でそんな報道は必要か、政治部、伊藤さんは政局部と言われるが、国民にとってポスト安倍は関心なく、政府の対応がちゃんとしているかが国民の関心で、岸田氏の失地回復の手伝いなどいらない。野党は国会に家賃の返済猶予法案を出して、どちらがいいか判断は分かれるものの、早急な対応が必要なのに、野党案は無視されて、岸田氏の案の進められるのも遅い。岸田氏の総裁レースに絡んでいたら、こんなバカな話はなく、新聞はどうしてそれを批判しないか、コロナ対策を政争の具にするなと言うべき。新聞を見ていて、政治のコロナ対策が報じられるべきなのに、相変わらず政局で紙面は疑問。

　テレビ報道について、コロナ対策でリモート出演が多く、今までひな壇で芸人、タレントも数人いて喧々諤々であったが、ワイドショーにタレントはでず、それはいいとしても、それに紛れて、政権、政府に厳しい指摘をして来た人たちがテレビから減ったと思われて、伊藤さんもテレビのスタッフと話して、政治部が政権に忖度、安倍政権から文句を言われると複数の意見を聞く。テレビ朝日でのモーニングショー、学校の一斉休校は後手後手の失地回復と伊藤さんが言うと、官邸が文句、問題あるなら正々堂々と言うべきで、報道機関の自主規制か、安倍政権の圧力下は証拠はないものの、ここではネットメディアで安倍政権の批判ばかりするな、国民が一丸となってとして、安倍政権を批判するなの空気があり、安倍政権の対応が100％正しいのならともかく、これはおかしいという場合は声を上げるべきで、30万限定給付が一律10万になったのは、マスコミは公明党の功績と書くが、実際は国民があれではダメと声を上げて、そして10万一律給付になり、政権は世論に押されてギリギリの段階で変えさせて、世論が声を上げて批判することが国民のため、批判ではない、問題点、疑問をちゃんと声を上げて指摘すべき、マスコミもそれを考えてほしい。

　砂山さん、与野党も政党の垣根を超えるべきと説かれて、伊藤さん、野党のいうことだからダメではない、なぜこんなに遅れたか、今年度予算を成立させて修正したら良かったのに、予算＋補正予算で1カ月遅れて、政権は与野党問わずいいものを取り入れるべき。砂山さん、コロナ収束後の観光予算を志位氏が批判したことを説かれて、伊藤さん、それは今でなく、医療、マスクetc使うべき分野は無数あり、ワクチン開発に200億しかついておらず、観光の予算は医療に回すべき。砂山さん、アメリカの経済低迷を説かれて、伊藤さん、経済は止まってもまた動かせるが、人は死んだら終わり、コロナ禍収束に一点集中で対応すべき。緊急事態宣言のほかにも、来週まで進展のあるべきと締めくくられました、以上、伊藤さんのお話でした。