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市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】 西谷文和 路上のラジオ(2022/2/25更新)

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【永岡浩一さんからの通信】 西谷文和 路上のラジオ(2022/2/25更新) 小出先生 日米原子力マフィアの最後の悪あがきを語る、原発はエネルギー源ではなく核武装の野望の塊、しかし福島・もんじゅで破綻しかけているものに大義名分を掲げて、どうしても核兵器の欲しい自民党の戦争志向のなせる業、改憲勢力を野放しにしたら77年前の再来よりもっとひどいことになることを警告する!


 永岡です、西谷さんの路上のラジオ第80回(https://www.radiostreet.net/radio/1063/ )、久しぶりに小出先生登場、日米の原子力マフィアの最後の悪あがきとして解説されました。前半の小出先生のお話のみ概略書き起こしします(後半のアフガン報告はラジオ関西でお話されたものの拡充ですが、西谷さんはタリバン=悪、テロリストの国際世論を何とかしないとならず、タリバンは問題もあるが前の政権より汚職はなくマシ、しかしアメリカが勝手に撤退してその武器はタリバンのものになり、アメリカは勝手に経済制裁、アメリカの犠牲になった方がタリバンに入り、タリバンには問題はあるが、飢えている皆さんを救わないといけない、タリバンはどこかの誰かと違い本当に聞く耳を持っている、中村哲さんの遺産は大きく、9条を生かした貢献は必要だと強調されました)。で、小出先生のお話、怖くて頭に来る内容で心臓に悪いかも知れませんが、しかしアベスガキシダはもっと悪いのです!



 西谷さん、小出先生に電話インタビュー、最近報じられている新しい高速炉、もちろんもんじゅ破綻なのに、まるで太平洋戦争末期の大日本帝国の始末、日米原子力マフィアの最後の悪あがき、高速炉とは、原子炉は今あるものではウランを燃料にしているが燃えるウラン235は1%もなく(0.7%)ほとんどは燃えないウラン238、核分裂できず核燃料になれない。

(永岡注:この燃えるウラン235を濃縮するのは大変で(ウラン235と238は重さ以外は性質は全く同じで、原油を精製する蒸留(液体が気体になる温度差を利用して分離)などの分離方法は使えない)、第2次大戦時にはウランを気体にして真空の中に噴出して、わずかに軽いウラン235が先に行くのでそれを取り出してまた濃縮、という作業を何万回!やらないとならず、小出先生の原発と憲法9条の記述だと、広島型原爆のためのウラン濃縮に、それが爆発してできるエネルギーの3倍以上が必要だとの小出先生の試算があり、しかし徐広島型原爆の破壊力は東京大空襲の10倍以上!つまりウラン濃縮は想像を絶するエネルギーを必要とするムチャクチャなもので、原発も、それから出てくる電力より、ウラン濃縮に浪費する電力の方がはるかに多いもの、何が未来のエネルギーだ、なのです)

 皆さん、核は化石燃料の枯渇した時代の未来のエネルギーと思わされているが、ここまで少ないと話にならず、そして原爆は二種類あり、広島はウラン235を濃縮したもの、長崎はプルトニウム239のもの、これは人工元素、天然に存在せず、ウラン238に中性子をぶつけてプルトニウム239に原子核変換したもの、ウラン238、大半のものを有効利用?したら核燃料が飛躍的に増えると原子力マフィアは考えたが、それには大変な手間がかかり、高速増殖炉ができたらウラン238を有効活用できるとして、日本ではもんじゅ、常陽があるが、これは実験装置、実用段階の何段階も前、実験炉、原型炉、実証炉、そして商業用の原子炉になり、常陽は実験炉=一番最初、太陽のようにとマフィアが名付けて(笑)真っ暗、原子炉の模型、茨城の大洗、1977年に稼働開始=45年前のもの、もう廃炉。2007年に深刻な事故でオシャカ、それも増殖炉の根本的な欠陥で何の役にも立たず破綻。

 もんじゅ、常陽には発電装置なしだが、もんじゅにはタービンもあるが95年にナトリウム漏れでパー、ウラン238をプルトニウム239にするために、冷却材に水は使えず、冷却材として水はベストなのに、金属ナトリウムを使わないとならず、常陽の事故もこれが原因(原子炉の一部の破損)。ナトリウムは水に触れると爆発、空気に触れると発火、金属なので不透明、もしその中に何か落ちたらどこにあるかわからない!何年かかけて取り出せたが、簡単な事故すら対処不能。で、常陽破綻、もんじゅは1兆円ドブに捨てた。

(永岡注:ナトリウムについて、やはり化学の専門家から追加、私は学生時代に、試薬に含まれているごく微量の水分を除去するために金属ナトリウムを1g程度入れていたのですが、極めて危険な作業で(私の場合、もしなんかあった時のために先輩に立ち会ってもらってやりました)、こういうことは大学の研究室では何とか出来ても、企業の研究室ではとてもできないのです。が、原子力マフィアの企業ではこんな危険な研究を平気でやっている、つまり核技術とは通常許されない環境をでっち上げないと成り立たないムチャクチャなものです!)

 が、増殖炉をアメリカが作ると言うが、皆さん日本は核の後進国であると知って欲しい。核について全部アメリカの技術を教えてもらう何もできず、増殖炉はプルトニウム239を作る=核兵器材料、アメリカは日本に増殖炉の技術を教えず、それで日本は独自にあほにも常陽、もんじゅを作り破綻。

 もちろん、もんじゅは自民党が核武装をしたいためのもの、そもそも一般の原子炉も核武装のために中曽根氏がやりだし、夢のエネルギーではなく、戦争のための技術が核。そして福島事故で安全性破綻、経済性は電気料金は無限大=何の役にも立たず「軍事利用の意図がないとこんなアホなことはできない」。

 で、アメリカの増殖炉もナトリウムで冷却、西谷さん、増殖炉が地震の被害を受けたらエライことになると危惧されて、小出先生、もちろん、プルトニウムは生物学的毒性は強く、100万分の1gを吸い込んだらガン「人類最悪の毒」を何百トン使う=そんなものを作ったら人類破滅。これ以上プルトニウムを作りだしたらダメ。

 作り出したプルトニウムの管理は極めて困難、核兵器材料、国にしたらテロリストから守るために秘密にしないとならず、テロリストの監視のために全国民の監視が必要=1984の世界、国民は税金とられる、核事故、監視社会、ユンクさんの指摘された原子力社会になる。

 日本の核燃料サイクルはもんじゅが破綻してアウト、六ケ所村も破綻、大半はウランの中からプルトニウムを取り出すものであるが、増殖炉にはもっと難しい再処理が必要で、そんなもの人間の手で作れない=核燃料サイクルは全面破綻。そしてなぜそんなアメリカのものに協力するのか、ウラン235だけではエネルギー源として成り立たず、プルトニウム239が使えると言い続けないと原子力マフィアは破滅=戦争は勝っている、大本営発表。

 核燃料サイクルに14〜19兆円浪費だが、廃棄物の始末を考えたらもう一桁上の浪費!核燃料の、使用済み核燃料、各原発のそれは満杯、六ケ所村の3000トンのものも満杯=原発各機から六ヶ所村に送れず糞詰まり、それで中間貯蔵施設を東電は青森むつ市に作り何とかしようとするが、引き受ける場所なし。関電も同様。むつ市の中間貯蔵施設は水で冷やすと抜けたらエライことなので、乾式、空気冷却。

 東日本大震災級の地震が六ケ所村を襲ったら世界破滅。福島事故では200トンの燃料が溶けて事故、六ケ所村は3000トン=15倍、海のそば=津波にやられる+地震。

 岸田政権、敵基地攻撃能力+軍事費GDP2%と核は無縁ではなくも、岸田氏ハト派ではなく、自民党は核武装を70年狙っていたもの、岸田氏、核をやるなというものは聞き流し、そして自民は中国脅威論を煽り武器を増やそうとするが、小出先生にとって日本はアメリカの属国どころか、77年経っても今も占領されて、米国のロボット、米国の言うことを聞かないとダメ!

 夏に参院選で、与野党伯仲させないとエライことになり、日本は建前上9条で戦争否定のはずが、米軍基地が無数あり、9条を改悪したい安倍氏、祖父の岸氏らの野望があり、その上に戦争志向の維新が伸びて改憲勢力は2/3、参院選次第では日本も軍事大国、国民は戦争のための奴隷にされると締めくくられました。

核兵器は持つことすら許されず、しかし今やプーチン氏は核兵器をもって使うぞと言う始末、核に民生用はなく、全て戦争のためのもの、核兵器も原発も否定しないと地球は破綻です、以上、小出先生のお話でした。

コメント(3)

右翼はせせら笑うが、憲法9条は、国の宝。戦争放棄した国に、いかに中露米の大国も攻め込めない。
プーチンのような、専制君主を作らないためにも、、、、
>>[1]

すーちゃんさんの視点に強く賛成です。
すーちゃんさん
「イイネ」を有難うございます。

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