市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一氏からの通信】文化放送ラジオ　大竹まことゴールデンラジオ（2022/2/25）

【永岡浩一氏からの通信】文化放送ラジオ　大竹まことゴールデンラジオ（2022/2/25）　トーマス・アッシュ　映画「牛久」を語る、難民は好き好んで日本に来ているのではなく、日本の入管は刑務所よりひどく、人権侵害のえげつなさを告発するために隠し撮りなどした意図を知って欲しいことを主張する！


　永岡です、文化放送ラジオの、大竹まことゴールデンラジオ、本日のメインディッシュは映画「牛久」（https://www.ushikufilm.com/　）を監督されたトーマス・アッシュさんでした。パートナーは室井佑月さん、アシスタントは鈴木純子さんでした。

　ウィシュマさんのことでも問題になっている入管、牛久はせやろがいおじさんが日本のアウシュビッツと批判された茨城の施設、映画は明日公開、ドキュメンタリー映画、当初は面会ボランティアとして接されて、社会から排除された人たちのことを調査されて、トーマスさんは20年以上前に、文部省の英語プログラムで栃木に来られて、3年英語を教え、しかし棄民、福島も原発難民、声を上げたくても上げられない人たちを追跡。

　これは映画製作を意図したものではなく、福島の被災者を追った作品も外国で賞をもらい、牛久もボランティアで行かれて、病気でも診てもらえない、ハンスト、誰か殺される、その際に証拠隠滅させられないために記録。室井さん、今はＧＰＳもあるのにどうしてあんなえげつないことをするかと問われて、トーマスさんいい質問で、犯罪者でないのにこんな処遇はダメ。大竹さん、アメリカの刑務所よりひどいと説かれて、しかしコロナで解放、拘束の理由はない。

　収容者は900人以上いたのに、コロナで7割外に出られて、隠し撮りも多々あるが、取材に答えられた方の勇気も大竹さん評価されて、このオンエアＯＫと9人が認めたものの、大竹さん切ない、室井さんも切ない、仮放免で出られて、21歳で収監された方、2週間の仮放免、それもハンストの結果。トーマスさん、ハンストで仮放免は、死ぬと入管の責任なので要するに責任逃れ、その後出頭させてまた仮放免。室井さん、命がけでないと出られないのはおかしいと説かれて、大竹さん、その方の食事シーンもあるが見るのがつらく、面会のたびに体が弱り、自殺未遂、トーマスさん、これは映像だから残せたと説かれました。

　室井さん、どうして日本は難民申請を認めないのか、命からがら逃げてきた人に証拠は持ってこられないと説かれて、トーマスさん、もちろんその通り、イギリスだと収容所の中にパソコン、電話で母国に連絡して取り寄せられるが日本はダメ。室井さん、日本は外国人労働者に頼り、この措置はひどいと説かれて、トーマスさん、健保も生活保護もない、彼らは日本で働きたいのに。室井さん、外国人は犯罪者ではない、どうして外に出さないのかと、何を恐れているのかと怒られました。

　大竹さん、国会で立憲の議員がこの件を問い、入管は検討と逃げるのはおかしい、室井さん、入管の職員は悪人ではないが、人名を握っている意識なしと説かれて、トーマスさん、仕組みが悪い、入管の職員の資質の問題ではない。大竹さん、大臣も入管のことを知らず、自分が他国でこんな目にあったらという想像力がないと室井さんとも説かれて、大竹さん、これは民主主義の口のやり方か、室井さんもどうして閉じ込めるのかと怒られて、トーマスさん、入管の問題は外国人差別に行きつき、収容所の歴史を調べたら、在日韓国人差別のシステム、元特高が入管。

　大竹さん、収監されている皆さんは大変、ビデオを撮っているものの、人権侵害のものを説かれて、全体像、日本に難民が助けを求めてしかし収監されて、仮放免、そして本国に送還されそうになる始末、入管に虐待されるものもあると説かれて、同じ日本でこんなことがあり、日本の暗部を描いていると説かれて、室井さん、外国人の生活を何と思っているのかと説かれて、トーマスさん、この映画を観て、そして知らないものには戻れず、解決の必要があると行動。この映画を観て、日本のやり方はおかしいと知って欲しい。

　室井さん、外国人には日本を良い国だと思ってほしいと説かれて、トーマスさん、日本を難民は選べず、とにかく逃げないとならず日本しか行けない人も多いと説かれて、大竹さん、仮放免でも働くとダメ、仕事ダメ＝食べられない＋健保なし、生活保護なしだと入管ではないと食べられないと怒られて、トーマスさん、労働の許可が要り人権侵害システムの改善が必要、仮放免でも食べられず、壁のない収容所、出ても、食べるものなし、医療費なし。

　室井さん、21歳で5年収容はあまりにひどいと説かれて、大竹さん、ハンストでギリギリでないと出られないのは人権侵害、そしてトーマスさんがビデオに撮り、どうしたいかと問われて、トーマスさん、それをきっかけに日本人にも立ち上がって欲しい、国会議員、弁護士に働きかけて、人権侵害を止めてほしい。

　大竹さん、名前を公表されても大丈夫ではなく、それしか生きるすべのない難民のことに言及されて、トーマスさんは撮りたくて撮ったのではなく、使命感、目の前の人権侵害を許せないと説かれて、彼らに語る自由はあり、トーマスさんは隠し撮りでルールを破ったが、それをしないと、人権侵害を伝えられない。室井さんも、多くの人がこれを見て知って欲しいと説かれて、先のＨＰに上映劇場の紹介もあり、大竹さん、全てのメディアが力を合わせて伝えるべきものがあると締めくくられました、以上、トーマス・アッシュさんのお話でした。ウクライナ、コロナで入管は忘れられているものの、重要です、これも拡散してください！