市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】文化放送ラジオ　大竹まことゴールデンラジオ（2022/2/10）

【永岡浩一さんからの通信】文化放送ラジオ　大竹まことゴールデンラジオ（2022/2/10）　望月衣塑子　伊藤詩織さんの対山口敬之氏民事訴訟高裁判決解説、性暴力の被害者の立場は弱く、その上ネットでえげつないバッシングの中、泣き寝入りせず闘いづける詩織さんを孤立させてはならないことを語る！

　永岡です、文化放送ラジオの、大竹まことゴールデンラジオ、本日の大竹紳士交遊録は月一回登場の、東京新聞記者の望月衣塑子さんでした。パートナーは小島慶子さん、アシスタントは鈴木純子さんでした。概略書き起こしします。

　望月さんの今月のテーマは、伊藤詩織さんの裁判、先々週山口氏にレイプされた件で控訴審、山口氏に300万ほど、地裁より治療費上乗せ、他方詩織さんも著書ブラックボックスの件でデートドラッグのことで反訴が認められて55万払えとなり、原告被告とも上告だが、地裁の際にデートドラッグをもられた記述、立証できずこれは山口氏の名誉棄損とされたが、性暴力に詳しい弁護士に取材して、性暴力だと証拠はなかなか集まらず、しかし意に反する性行為と判決で認められて、ただ周囲、酒かデートドラッグで反訴が認められたら、被害者には今後しんどく、デートドラッグは精液に薬などの証明が必要だがそれは無理、検査困難。そして検査は専門の医師が必要で、体液を残すなど大変。

　デートドラッグは、血液検査など必要で、それを残すのは大変。詩織さんも警察に行くのが遅れて、しかし事件は注目されて、刑事事件は不起訴だが、2017年末に警察も意に反する性行為だと検査をするようになった。そしてこの事件と直結ではないが、詩織さん以外にもレイプ事件はあり、朝日も報じている。被害者にとって、ほんの少し前進。しかし、ドラックの証明は困難、居酒屋でビール、ワインなどあり、しかし詩織さんはお酒に強いのに、山口氏にやられて、詩織さんは医学的にお酒に強くても、お酒をそれでもたくさん飲まされて、朝にレイプされたと気づいて、酒かドラッグかわからず、山口氏は酩酊だと主張して、詩織さんに誘われてやったと言い訳。しかし詩織さんと山口氏の供述、どちらが正しいか、詩織さんの証言は一貫性があり、他方山口氏はデタラメ、様々な供述から詩織さんの、意に反する性暴力だと認められて、タクシー運転手、ホテルのドアマンの供述も高裁で採用されて、しかし本来なら意識不明なタクシーで家に送るべきなのにホテルに連れ込まれて、仕事の話をしようと山口氏のデタラメが認められて、ドアマンの証言で、詩織さんがなかなかタクシーから降りられず、うめき声が詩織さんにあり、詩織さんは意に反してホテルに連れ込まれた記憶もあり、吐しゃ物もあり、固形物も出て、ドアマン、タクシーからの証言で、詩織さんの意図に反してレイプされたと立証されて、意に反する性行為は認められても、枝葉末節で、酒かドラッグで反訴が認められて、この点は性被害に詳しい弁護士によると、男性目線の判決だが、しかしこれは重く、最高裁で山口氏の逆転は無理。

　小島さんも、詩織さん、メディアに出られて、泣き寝入りをさせられて女性の内容に、検査、取り調べの配慮を求めた意味は大きいと説かれて、同様に泣き寝入り、つらい被害者が多く、彼女たちを救うべきと説かれて、大竹さんも、裁判所は詩織さんの言い分を認めたのに、検察審査会は山口氏に甘いと説かれて、望月さん、不起訴は不当ではない、刑事では立憲されていない。大竹さん、詩織さんの闘いは大変、セカンドレイプもたくさんあり、ネットで叩かれて、そして詩織さんを孤立させたら、人権も民主主義も破綻、カメラもなく、しかし詩織さんへのＳＮＳ誹謗中傷は提訴しても止まらず、悪意ある書き込みを野放しにしたら民主主義と言論の自由は崩壊すると締めくくられました、以上、望月さんのお話でした。