市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】 Ｊ−ＷＡＶＥ　ＪＡＭ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ-ＵＰ ＣＬＯＳＥ（2022/1/19）

【永岡浩一さんからの通信】 Ｊ−ＷＡＶＥ　ＪＡＭ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ-ＵＰ ＣＬＯＳＥ（2022/1/19）　望月衣塑子＆白井聡　ＣＬＰ問題を語る、日本で反体制派に資本家がお金を出さない問題、立憲の姿勢の問題、読売と維新の癒着から、日本のマスメディア全滅は民主主義否定、言論の自由の、力関係の中での危うさを指摘する！



　永岡です、Ｊ−ＷＡＶＥアマゾンミュージック配信のＵＰＣＬＯＳＥ、今週水曜日の担当は東京新聞記者の望月衣塑子さんでした（https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/jam-the-world---up-close?returnFromLogin=1&referer=https%3A%2F%2Fmusic.amazon.co.jp%2Fpodcasts%2F8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41%2Fjam-the-world---up-close%3FreturnFromLogin%3D1&　）。概略書き起こしします。

　テーマはチューズライフプロジェクトに立憲民主党から資金提供のこと、京都精華大の白井聡さんがゲストでした。ネット番組ＣＬＰへの資金提供は、違法ではないが不適切と立憲は回答、しかし読売と維新の癒着もあり、2012年3月から立憲から広告会社、制作会社を通してＣＬＰ、しかし西村氏は企業のこととして弁明、福山氏の独断というものの、望月さんも抗議文に名を連ねて、白井さん、メディアにはお金がかかり、しかし自民のダッピと異なり、ビジネスでデマ、野党を攻撃、根幹は自民、政党が秘密裏に資金提供でも、ＣＬＰはデマではなく、秘密の資金提供は問題。しかし反体制派は昔からお金がなく、まずい資金を得ていたものは、大正時代に大杉栄が内務大臣から資金を得ていた、60年安保に一次ブントは右翼の大物田中氏から資金をもらい、出どころは経団連？敵から資金提供でスキャンダルになった。

　大杉氏の件は、雑誌を出して発禁になり、困り果てて、内務大臣に行き金をよこせ（笑）、こんなに追い詰められたのは内務大臣のためだというもの、後藤新平氏は資金を出して、アナーキズム→国家社会主義にしろとして拒否、しかしこれもバレて、国会では追及されず、これはやったことの対価。田中氏のブントへ資金提供は、田中氏戦前共産党員で逮捕、母親が自殺で右翼になり、ブントは共産党手ぬるいのもの、田中氏シンパシー＋権謀術数、共産党の分裂を右翼としてＯＫとしてやった＋岸信介氏きらい(笑)。

　望月さん、ＣＬＰはどこに頼るべきであったか、佐治氏ら、クラウドファンディングもして、サポーターも得ていたが、白井さん、今の日本の資本家はどうなっている？ＣＬＰは社会理念に立脚して、それに共鳴してお金を出す資本家は今いない、そしてネットでは虎ノ門、ニュース女子などＤＨＣ、アパホテル、高須クリニックらネトウヨはネット番組に無数にお金を出し、身銭を切っている、反体制から見たらうらやましいが、これはネトウヨがビジネスになり、しかし森友の籠池氏はビジウヨで失敗、官房機密費もある。望月さん、官僚機密費を気にしていると説かれて、白井さん、日本に公正を求める資本家はいない。望月さん、アベスガキシダに批判的な自民、財界人もいるが、実行しないと説かれて、白井さん、彼らはブツブツいうのみ、お金を出さない。

　資金提供は、あしながおじさん的なやり方もある。望月さん、反体制にはスポンサーつかず、望月さんは抗議した5人の一人、報道倫理に反する。フォックスだと政党の資金提供はあるが、民主党時代に独自のメディアを育てる意図もあり、野党のメディアは必要だと説かれて、白井さん、その通り、失敗は公明正大にやるべきものをせず、立憲のメディアになると問題、しかし他の政党、自民、公明も含めて、フェイクニュース対策としてメディアをやろうとすべき。自公は出さないが。

　望月さん、立憲からお金をもらいそのメディアはダメかと説かれて、白井さん、反体制として問題。望月さん、ステマと見られたらアウト、政党として、メディアとして問題、西村氏、出した金額を明示せず、メディアと立憲の問題。もちろん、自民にも問題はあり、福山氏がどうお金を出したか、透明性、資金問題は重要と説かれて、白井さん、ＣＬＰは明言して、責任を取るが、問われているのは立憲側。西村氏、よくはないが合法というのはいけない、法に触れないといい開き直りになり、それではダッピなど自民を追及できず、誰が判断して金を出したか明確にすべき。福山氏一人の責任ではバランスは悪い、今まで、立憲は不祥事に厳しく、高井氏、緊急事態でキャバクラで追放、本多氏は処分には問題だが、疑わしくは罰する、福山氏、議員辞職すべき、高井氏、本多氏より甘い。

　望月さん、立憲は支持率で維新に抜かれて、前原氏は維新に接近、それとリンクしていると望月さん説かれて、白井さん、選挙事情からも福山氏のためにならず、今辞職してもすぐに選挙。福山氏、選挙はいつも圧勝ではなく、福山氏と前原氏、決裂であり、福山氏は厳しく、辞職、離党は、捨て身のけじめになり、見事に責任を取った評価になる。

　望月さん、立憲だと、維新が大阪のテレビに持ち上げられて一体化、吉村氏、松井氏、橋下氏がジャック、東京もテレビ局と自民は癒着だといい、それと規模でＣＬＰは小さいが、しかし望月さんこれは譲れず、アベスガで与党とメディアの癒着が民主主義破綻、ネットメディアは玉石混交、しかし市民はＣＬＰのようなメディアは必要で、市民は何をすべきかと問われて、白井さん、既存メディアは報道だと全滅、ユーチューブがそれを補完、この流れは止まらず、テレビのニュースに見るべきものはない。望月さん、マスメディアは淘汰されて、ネット番組に流れると説かれて、白井さん、お金の問題、テレビよりネット広告の金額は逆転、新しいメディアにも可能性はある。

　望月さん、読売と大阪府の癒着に言及されて、これでは博打場、万博などメディアは批判できなくなると説かれて、記者クラブはお上に近く、批判ができないのが今で、それをさらに悪化させる。読売の現場の記者もやめてほしいと望月さん取材されて、万博、4000億、博打場は市民の意見が二分されて、メディアが批判できないと大本営発表だと説かれて、しかし読売はあれでも経営はしんどく、他のメディアに悪影響だと説かれて、白井さん、そもそも読売は報道機関か？政府の広報機関、前川さんに謀略、それで読売が維新＝権力と一体化、権力監視はできなくなり、しかし読売は権力の広報、白井さんは読売にあきらめ、白井さんは様々なメディアから取材されたが、読売から取材されたことはない。

　望月さん、読売はそれでも公正というものの、大問題と説かれて、さらに前川さんの件は本来、読売の倫理審査でアウト、前川さん逮捕でなく、本来笑い話だが、読売の上から前川さんバッシングネタを求められたと取材でわかり、記者もあんな記事書きたくない、大谷昭宏さん、見出しは地方だと変えられるのに、全部同じ、上からの絶対命令で問題だと説かれて、望月さんは一時読売に転職かと思ったほど取材していたのに、信じられない、現場の記者は苦しい。

　報道の公正さはどうすべきか、白井さん既存メディアへの提言として、望月さんの活躍は認められて、東京新聞はリベラルな位置だが、どうしてその位置が維持できるか、東京新聞は中日新聞の東京の支局、中日はそれほどリベラルではなく、名古屋の地方紙ではなく、他よりとんがったものを出す、売り上げより存在感を示すためにやっている、東京新聞の、言論の自由はそれ自体自立できておらず、思惑、力関係に頼り、そして文春はスクープだが、ネタは政府からも出て、新潮は公安ネタ、言論の自由は複雑な力関係にあり、それらを受け手は知り、力関係でベストを模索すべきと説かれました。

　望月さん、反体制派はお金もなくやり、しんどい、ＣＬＰを熟知しているが、これを機に再起して欲しい、透明化により読者の信頼も得られると締めくくられました。

　私・永岡は病気、障害と闘い限界を越えてラジオ書き起こしをしており（今日も２つやり精魂尽きました）、いつまでできるかわからない、誰か代わって欲しいと昨年発信しましたが、代わりにやってくれると申し出たメールはゼロ、困っている仲間を助けられず、市民運動家はもう全員限界なのかも知れませんが、これでは昨年の総選挙、野党が負けて当然、私の代役が出てこないなら、今年の参院選も絶望的だと警告して終わります、以上、望月さん、白井さんのお話でした。

（永岡さん、有難うございます。）