市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】Ｊ−ＷＡＶＥ　ＪＡＭ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ-ＵＰ ＣＬＯＳＥ（2021/9/28）

　青木理＆中島岳志　自民総裁選を語る、今の自民は安倍政権の長期化により保守ではなく中国共産党以上のパターナル政党になり、メディアが独裁を手助け、野党は日本共産党と連立しか勝つ選択肢はなく、野党もコロナ対策で独自のものを出すべき、次の総選挙でなし崩しなら日本破綻を警告する！



　永岡です、Ｊ−ＷＡＶＥのアマゾンエクスクルーシブ配信のＵＰＣＬＯＳＥ、火曜日の担当はジャーナリストの青木理さんでした（https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/jam-the-world---up-close?returnFromLogin=1&　）。概略書きおこしします。青木さん、サンデー毎日の連載をまとめた破壊者たちを出されます。

　今週のテーマは自民の総裁選、ゲストは政治学者・東京工業大学の中島岳志さん、青木さんと中島さんのラジオは私・永岡にとって初めてです。青木さんの新著にも関係あるもの、テレビ・新聞は総裁選ばかり、菅氏ズラトンで、4人の候補のバトルがメディアジャック、しかし投票権は国民の1％しかなく、７つの派閥の６つは自主投票、そしてその後衆院選、9月27日夜に収録、中島さん、メディアでは次の総理を決めるので、この人が総理ならどうなると報じず、競馬のレースみたいに永田町のものばかり、どの国にしたい、アベスガ政権の総括なし。青木さん、この人がなったら、ではなく、全員アベスガ政権の一員、誰でも同じと思う人が多く、中島さん、河野氏とツイッターでやり取り、日本は変わるか、中島さん、岸田氏、野田氏はアベスガ政権と正反対、リスクの個人化、自己責任的なものに、岸田氏は新自由主義否定、夫婦別姓否定のパターナルに対して岸田氏は本来アベスガと真逆なのに、2,3位連合は、アベスガ頼り＝岸田氏の理念は実現せず、岸田氏、本に書いた内容を実現できるか、メディアは突っ込むべき。

　青木さんは、リベラルとパターナルなど中島さんの論理を説かれて、小さい政府＝アベスガ、大きな政府で富の再分配は社会の健全になり、岸田氏、野田氏は宏池会のはずがパターナルなアベスガに引かれているかと説かれて、中島さん、岸田氏はアベスガ政権の総括＋転換を本に書いているのに反故にしていると説かれて、青木さん、その通り、岸田氏はリベラル系のはずが、トップになるためにアベスガ忖度で弱いとテレビで言われていると説かれて、中島さん、岸田氏は著書で当たり障りのないことをいう天才と揶揄、周りに忖度してわたってきた＝主張が目の前の人で変わり、リーダー失格、なったらボロが出る。

　下馬評だと、河野氏vs岸田氏、そして高市氏を安倍氏が押して善戦と言うもので、河野氏のものを青木さん問われて、中島さん、リスクの個人化、アベスガ政権と福祉は似ているが、価値観はリベラル、夫婦別姓、女系天皇賛成だが、安倍氏の引力、永田町の論理でそれをトーンダウン、自民のキングメーカーの安倍氏忖度。青木さん、高市氏は安倍チルドレンだが、かつて自民は派閥があり、党内で疑似政権交代をして、それでこの国はまだまともであった、左右、富の配分などあり、闇将軍角栄氏がいて、それと同じかと問われて、中島さん、大きな変容があり、もちろん小選挙区制、96年に始まり、党の幹部の力が大きくなり、中選挙区だと自民から複数通り派閥は意味があるが、執行部が力を持ち党が強く、派閥の力学は、9年の政治を支配した安倍氏、麻生氏、二階氏、自民の中枢が権力を握った寡占。

　青木さん、岸田氏は本来安倍氏、麻生氏と違うはずが同一化してしまい、河野氏も同様、河野氏、脱原発を封印は批判すべきが、変わらないものかと説かれて、中島さん、あまりに長期政権が続いて、安倍総裁以降衆院選は4回目、衆院議員の4割は3回目以下、安倍チルドレンが多すぎて、安倍氏の影響力が強すぎて、問題は派閥より長期政権。青木さん、河野氏が脱原発、世論調査では多くが支持する、夫婦別姓も日本会議以外は賛成、河野氏、原発、夫婦別姓を出せば小泉氏みたいにならないかと説かれて、中島さん、河野氏は失敗、小泉氏になれず、小泉氏の選挙は異色、永田町で2:5:3、野党に2割入れて、無党派5割、自民に3割、安倍政権は投票率を下げて3割で勝ってきたが、小泉氏は3割の地盤、郵便局を敵にして、5割を味方につけて選挙に勝ち、高支持率で勝った、しかし河野氏は脱原発で勝負しないと、勝てない。

　青木さん、河野氏が総裁でも、安倍氏、麻生氏のロボットなら無意味と説かれて、中島さん、河野氏が総裁なら、長老を敵に回してやるべきなのに、できていない。青木さん、テレビだと面白おかしくやっているが、学術的に見て、コロナ禍で感染者の減った理由は不明、しかし憲法違反の国会無視を3ヶ月、そして衆院選、中島さん、保坂さんと本を出されて、この国をまとめにするために何がいるか問われて、中島さん、長期のアベスガの是非を問う選挙、そのために野党が明確なビジョンを足並みをそろえて出すべき。野党は政策合意しているが、実行力に国民は疑問、野党にも課題はある。

　青木さん、市民連合で4党がかたまり候補の一本化、政策の合意はあるが、不十分かと問われて、中島さん、保坂さんは、野党もコロナ対策、政府の専門家委員会に対抗、ノーベル賞の山中さん、本庶さんはＰＣＲ検査を拡充すべきと提案、そういう発信は必須、政策実行能力を国民に野党は見せるべき。

　青木さん、今の小選挙区制、金権腐敗政治を変える、2大政党が前提、野党がちゃんとしないと自民が勝ち、有権者は鼻をつまんでも野党に投票すべきと説かれて、中島さん、小選挙区制は比例を並立＝小政党も出せて、2大政党は成立せず、しかし自民は連立が必須で、社会党、公明党、小沢氏と組んだこともあり、野党は民主党では連立に頭を向けず、民主党政権も社民党と辺野古で対立して破綻、立憲は共産党とやらないと勝てない。青木さん、宗教政党の公明と自民は組んで、共産党ＮＯだと野党はダメだと説かれて、中島さん、共産党との連立しか野党に勝ち目はない、保守的な中島さんは日本共産党に共感、農家、中小企業を守れと、かつての保守政党のいうことを掲げて、北海道で、保守層は自分たちの言うことを自民は無視「日本共産党と組むと保守層を取り込める」。

　青木さん、日本共産党へのテレビ、八代氏らの誹謗中傷があり、共産党はもちろん暴力革命否定、保守だと説かれて、中島さん、小選挙区で共闘は意味があり、それを積み重ねるべき、左派は言っていることはリベラルだが、やつていることはパターナル、共産党は党が一枚岩過ぎて、異論がないのは問題、共産党も変わるべき（どこぞの宗教政党もそうだが）。

　青木さん、アベスガ政権は長すぎて、取り返しのつかない9年の問題点を問われて、中島さん、議論がなかった、保守は20世紀、共産主義、社会主義は独裁、スターリン、毛沢東時代にあり、自分は正しいか、他者の意見を聞いて、本来保守はリベラル、ソ連は左翼パターナリズム、しかしアベスガ、特に安倍政権は野党を無視、メディアを支配して、安倍氏は中国共産党みたいになりたいと中島さん皮肉られるほど。青木さん、官僚も官邸に忖度、公文書改竄、究極のパターナリズムと説かれて、中島さん、自民はパターナリズムになり、評価する大平正芳氏の路線と乖離、大平氏、60点でやれという楕円形を主張して、安倍政権は中国共産党並み、岸田氏は大きな力を持ったものに引きずられて、大平氏とえらい違い。

　10/４に総理を選び解散総選挙、ずるずるとアベスガ路線を引き続けたら日本破綻と青木さん、中島さん同意されて、青木さん、2:5:3の中島さんの指摘を理解されて、しかしテレビがこんな具合で、５が棄権、自民だと大変、5が野党に入れるか、メディアも問われていると締めくくられました。私・永岡も、野党がだらしないとか言うのは、メディア、特にテレビの八代氏の誹謗中傷があるから、テレビは影響力最大、より最悪のもの、テレビが自民の宣伝機関であるのを何とかしないと日本は潰れます、そしてこういうラジオがあるからこの国は首の皮一枚残っていると実感しました。また、以上、青木さん、中島さんのお話でした。