市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】和歌山放送ラジオ　ボックス（2021/6/25）

　伊藤宏　赤木ファイル開示から、政権がデタラメをやって現場にしわ寄せ、犠牲を強いることを許したら民主主義破綻を語る

　永岡です、和歌山放送ラジオのボックス、金曜日のコメンテイターは和歌山信愛女子短期大学教授、新聞うずみ火編集委員の伊藤宏さんでした。司会は赤井ゆかりさんでした。

　ジャーナリスト元木昌彦さんによるJ-CASTニュースでの週刊誌紹介、https://www.j-cast.com/tv/2021/06/24414556.html?p=all　、やはり文春が独走、日本医師会の中川氏のスキャンダルと、平井デジタル大臣がＮＴＴから接待を受けていたことなどの記事があります。コロナは東京で完全に第5波、過去、東京の拡大が全国に波及しており、五輪どころではないです。

　そして、昨日天皇が五輪に懸念だと言って、菅政権は火消しに躍起ですが、菅政権と天皇の対立？を見て想起したこと、特撮・アニメのヒーローものだと悪の組織が内ゲバで滅ぶ例もあり、その典型がガンダムの1作目、ガンダムの敵ジオン公国自体は悪ではないものの、それを支配するザビ家は悪の中の悪、戦況が悪化して、父親のデギンが地球連邦軍と和平工作をしようとして息子の総帥・ギレンに殺されて（つまり天皇がデギン、菅氏がギレン（笑）、デギンはギレンを、お前はヒットラーの尻尾だと軽蔑するのです）、ところが妹のキシリアがそれを大義名分に戦争の最中にギレンを射殺する展開を想起しました（ギレンとキシリアは最初から敵対）。この内ゲバでジオン軍は命令系統が崩壊して敗北するのです。今の菅政権も似ています。

　昨日の文化放送ラジオ、くにまるジャパンで政治アナリスト、伊藤惇夫さんが今のＩＯＣをかつてのＧＨＱと同じだと指摘されたものが記事になりました、https://www.joqr.co.jp/qr/article/15082/　私もタイムフリーで聞きましたが惇夫さんの指摘は貴重、バッハ氏、今度はI shall　returnと言って来日かな？（笑）。

　伊藤先生の脳に効くニュース、今週もリスナーの声が来て、コロナも多いが、赤木ファイル、開示されて財務省、佐川氏の関与は解明されたが発信者名も黒塗りでなく開示せよとの声があり、伊藤さん、個人名、プライベートなら伏せてもいいが、これは国家の問題、その人も上から命じられて、なら誰が一番上にいるかが問題であり、大方予想された内容でもあったが、安倍氏の答弁、佐川氏の答弁と矛盾しないように改竄して、佐川氏は責任を取るべき。財務省の調査は不十分、麻生氏が再調査しないと自分でいうのはおかしい、麻生氏は調査される側、犯罪ではないが、犯罪をやったものが逃げるのはおかしい、選択するのは主権者であり、伊藤さん、国と使いたくないが国家のために尽くした赤木さんが葛藤した苦悩は黒塗りでもわかり、その意味を主権者は受け止めるべき。

　五輪でもＪＯＣに自殺者がでて、こういうことをあいまいにすると民主主義は破綻する、この自殺のニュースはマスメディアだとあまり報じられず、組織委が個人の事情というなら国民に説明すべき。赤井さんも都合の悪いことは言わないのが増えていると説かれて、伊藤さん、五輪でもワクチンを打てとゴリ押し、お酒の販売も問題、ワクチン接種も使用済み注射器の問題も菅総理のゴリ押しの結果、権力者の帳尻合わせに現場にしわ寄せ、自治体でもワクチンが来ない。そして五輪関係者の感染を自治体の責任にするのはとんでもない、自治体に五輪中止、選手団受け入れ拒否の判断はできず、赤木ファイルは日本の政治システムの欠陥、危うさ、怖さを有権者は把握して、こんなことを繰り返さないように声を上げるべき。結局は上が勝手に決めて現場が疲弊は赤木さんもコロナも五輪も同じ。この追及は裁判所にもよるが、政治家の責任、安倍氏、麻生氏の責任を問わず闇に葬られてしまったら日本の政治は国民にとってお先真っ暗、赤井さんも同意されて、政治は国民に希望を与えるべきと説かれました。以上、伊藤宏さんのお話でした。

　なお、街頭でホームレスの方が売っておられるビックイシュー最新号（6/15）に福島の10年、ジャーナリスト藍原寛子さんの報告が2ページ分載っています（https://www.bigissue.jp/backnumber/409/　）、この雑誌もしんどく、しかし広告収入なしにやっているので、皆さんぜひ買って下さい！