市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】文化放送ラジオ　大竹まことゴールデンラジオ（2021/1/12）　立岩陽一郎

　ファクトチェックニッポンを語る、日本の総理の記者会見はやらせの芝居なのにマスメディアが嘘をまことにしてしまう末期的日本を語る＆深澤真紀　アメリカは21世紀になってもとんでもない黒人差別がまかり通りトランプ氏はそれで当選したことを解説する

　永岡です、文化放送ラジオの、大竹まことゴールデンラジオ、本日の大竹メインディッシュはジャーナリストの立岩陽一郎さんでした。パートナーははるな愛さん、アシスタントは砂山圭太郎さんでした。立岩さんこの番組1年半ぶりの登場です。

　立岩さん、ファクトチェックニッポン、安倍政権の7年8カ月を風化させない、を徳間書店から出されて（https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784198651749　）、大竹さん、日本はコロナで大変、コロナを巡るファクト（事実）、しかしアメリカ人はファクトと真実（トゥルース）をあまり分けず、立岩さんは事実と真実にこだわるものもある。大竹さん、マスメディアで事実でないものが蔓延と説かれて、立岩さん、世界でもコロナ、水を飲む、息を止めると感染しないというデマもあるが、総理大臣、当時の安倍氏のデタラメ、失業した人の補償を世界でしていないと言うが、ドイツではやっていて、しかし安倍氏は記者会見でデマを語り、日本の総理大臣の記者会見は芝居＝台本通りにやり、丁々発止にならずやらせ、都合の悪い質問はさせず、質問の答えはメモにあるのはおかしい、安倍氏の記者会見は一人一門、しかしラジオの番組では深く質疑するのに、総理大臣の質疑ではそれをせず、安倍氏は国民の問いに答えず、安倍氏に気にいられない質問はダメ、大竹さん、日本はとんでもない国だと怒られて、立岩さん、平常時でもそれ、コロナの緊急事態でやらせ。立岩さんはトランプ氏を評価しないが、トランプ氏は記者会見で安倍氏よりマシ、トランプ氏は記者会見で芝居ではなく、記者が突っ込むから異様に見える。しかし日本の総理は台本通りにやるので異常に見えず、庶民は台本通りの総理大臣を見てまともだと思う。

　大竹さん、一人一門は質疑応答ではないと怒られて、そして予定だからと逃げると説かれて、立岩さん、トランプ氏はいくつもの質問に対応して、ＣＮＮとトランプ氏は仲が悪いが、トランプ氏はＣＮＮの記者の名前を言い、自分のいうことを聞けとなるもの、安倍氏はトランプ氏よりはるかにタチが悪い。この事実に愕然とする。立岩さんは朝日も評価するものの、総理のやらせ記者会見に加担している。大竹さん、記者は総理のヤラセに付き合うのかと問われて、立岩さん、今の記者会見ではダメと思うジャーナリストはいるものの、大新聞、ＮＨＫと一緒に改革すべき。このラジオを通して啓発したい。しかし庶民はやらせ記者会見のからくりを知らない。

　大竹さん、神保哲生さんがなかなか記者会見に出られないと説かれているのを言われて、立岩さん、江川紹子さんで少し変わったものの、マスメディアの記者会見の質問はやらせ。大竹さん、このままだと新聞、テレビは信用されず、ネットのフェイクニュースに惑わされると説かれて、立岩さん、神保さんのいうのはネットにしかなく、ＮＨＫの記者会見中継は地上波だとフリーランスの質問のところをやらず、マスメディアはフェイクニュースを率先して、ジャーナリズムとしての自殺行為。

　大竹さん、安倍政権8年、今の記者会見を異常と感じなくなったと怒られて、立岩さん、リスナー、市民がしっかり監視しないとだめ、大竹さん、ＰＣＲ検査を政府はちゃんとせず、しかしコロナの死者数の増加があり、見えない記事から事実を探さないといけないと説かれて、立岩さん、メディアリテラシーと言われるが、しかし難しい言葉の前にファクトチェック、報道された内容の事実のチェックは市民にできて、それでも力のあるものがＰＣＲ検査を増やさなくていいといい庶民は納得してしまい、菅氏のいうクラスター対策は、菅氏は世界が評価と言うが、どこも評価していない。尾身氏はＰＣＲ検査を、歴史的、制度的に深い問題があるから増やせないというが、記者はその点を突っ込まず、クラスター対策はＰＣＲ検査を増やせないための苦肉の策、アメリカ政府は、日本がＰＣＲ検査を増やさないので感染実態を把握できない国と評価して、さらにテレビに出ている著名人が感染するのは、日本の人口でほんの一握りであり、それが感染とは大変な感染者数である。

　大竹さん、大相撲はＰＣＲ検査をしていると説かれて、立岩さん、検査はすべきであり、ニューヨークは誰でも何度でも無料でＰＣＲ検査できて、それで市民は安心できるのに、ＰＣＲ検査で日本は怠り、ここまで破綻させた。大竹さん、緊急事態宣言を国が発出するのはとんでもないこと、国の命令に従えとするが、飲食店時短はおかしいと説かれて、立岩さん、権力の行使というが、国会は閑散、国会が開かれていない、しかし菅氏は会食していて、飲食店に休めと言っても説得力はない。緊急事態宣言の本当の問題点を大竹さん問われて、国会の承認が要らないかというもの、立岩さん、特措法に問題があり、立岩さんの考える根本的な問題点は国会の承認の要らないこと、日本政府はとんでもないことはしないとしても、5人以上の会食をするなというが、憲法の認める集会・結社の自由制限、選挙活動制限もこれだとあり得て、本来は国会で与野党がしっかり決めて、緊急事態宣言は国会で監視しないととんでもないことになる。菅政権はとんでもないことをしないと思うが、独裁を菅氏がしようとしたらできる日本。

　大竹さん、今年成人式をやるかやらないかがあり、上からのお達しを無視して、杉並区が成人式をやったとというのはおかしい、真実は、上からのお達しをはねつけてやったではないか、しかしそれは国民に可視化されないと怒られました。

　立岩さんが日刊ゲンダイの連載をまとめた本が出ています、日本の政治、沖縄,普天間まで語り、報道番組で日常的に見聞きするものは本当か、の本も出て、大竹さん、菅氏は仮定の質問にも答えるべきと締めくくられました、以上、立岩さんのお話でした。

　大竹紳士交遊録は獨協大学特任教授の深澤真紀さんでした。緊急事態宣言でリモート出演。今週のテーマはアメリカについて（立岩さん、アメリカ大統領選挙を語ると思いきやこちらは深澤さんのテーマでした）、大統領選挙、しかし連邦議会にクーデターになり、大統領就任式もどうなるか？議会は下院で民主党が勝ち、上院も民主党が共和党と同数、ハリス氏がいるので民主党が制して、ジョージア州で民主党2勝、ここは黒人差別の強いところで、どうして勝てたか、黒人女性、48歳の方が2018年にジョージア州知事に立候補して、対抗馬は白人男性。日本だと住民票があると投票できるが、アメリカは地元の選挙管理委員会に有権者登録しないと投票できず、これが大変、ジョージア州知事は100万の投票を無効として、投票していないなど、ジョージア州長官が立候補して、黒人の有権者登録を妨害。2018年の知事選はエイブラムス氏は5万票で勝てず、それでジョージア州を回り、80万人の有権者登録を実現して、ジョージア州の投票者は100万増えた、日本だとあまり知られていないが、自由の国アメリカと言うのは、白人男性のみの自由。

　黒人は南北戦争まで選挙権はなく、黒人議員が増えて南部は面白くなく、収入の少ない黒人の選挙権制限を1世紀もしていて、これについて、1946年の選挙の際に、米軍の兵士、黒人の男性が投票したら、黒人の投票はそれで最後にすると脅迫して！その夜、この黒人は4人の白人男性に射殺されてしまい、投票したから射殺＋この白人たちは無罪、これで公民権運動になり、アメリカは州の力が強いが、65年に黒人の投票権制限はダメとする法律整備。黒人の有権者登録ができて、2008年にオバマ大統領が当選したら南部は許せないとなり、アラバマ州で黒人に不利に選挙をしたら、黒人議員は減り、軍は民主党と共和党の勢力図を知っていたため。しかしそれで裁判になり、オバマ大統領当選で黒人差別なしというのはおかしい、2013年に最高裁判決が出て、共和党の裁判官が多く、国が負けて、黒人、マイノリティに不利な選挙制度になり、ＩＤは黒人、アジア人が取るのに不利、貧しい黒人が投票に来れないとようになり、それで2016年のトランプ氏当選は、2013年に黒人差別の法律ができたため！ヒラリー・クリントン氏はそれで黒人の票を得られず、アメリカは2013年に黒人差別がひどくなり、ジョージア州の知事選で黒人女性は勝てず、しかしそれで黒人の権利を取り戻す活動があり、トランプ氏は負けた。

　日本だとトランプ氏が不正選挙と陰謀論だが、アメリカでは2013年以来黒人差別の法律がたくさん作られて、それでトランプ氏は2016年に当選して、その後黒人差別を許さないと市民の活動があったためトランプ氏は昨年負けたと締めくくられました。

　この件、日本でもトランプ氏は不正選挙で負けたという陰謀論が、かつて自民党がムサシで勝ったという陰謀論の何万倍もネットで蔓延して、まとも？と思っていた人も無数発信、しかしトランプ氏が黒人差別で当選したことは報じられないです。ジャーナリストの松本創さんは、トランプ氏の支持者のことをアメリカ維新の会と喝破されており、トランプ氏と維新、安倍・菅自民党は民主主義を蹂躙しているのです！以上、深澤さんのお話でした。