市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】文化放送ラジオ　くにまるジャパン極（2020/10/19）　大谷昭宏

　日本学術会議問題、戦前の再来になることを警告する、福島原発事故汚染水放出問題、原子力マフィアの利益のためにやるなら理解は得られないことを説く
　永岡です、文化放送ラジオの、くにまるジャパン極、月曜日のコメンテイターはジャーナリストの大谷昭宏さんでした。野村邦丸さんの司会、西川文野さんのパートナーでした。大谷さん、今回も大阪から電話出演です。
　深読みジャパン、テーマは日本学術会議任命拒否問題で菅政権の支持率の下がっている件、共同通信で菅氏の説明は不十分が77％、支持率も下がり、朝日新聞の世論調査でも支持率は53％、発足直後は65％、63％が菅氏の説明に納得していない、読売でも支持率は落ちて、大谷さん、日本学術会議問題が菅氏の最初の壁、読売も含めて下落、最初はご祝儀だが、1カ月でこれだけ下がった政権は初、安倍政権の不支持の理由と同じ、不支持の理由も安倍氏から引き継ぎ、これだけ下げた理由は学術会議、コロナはそれほどでなく、学術会議の問題が響いた。
　邦丸さん、安倍氏はモリカケ桜を説明せず逃げて、菅氏も説明すると言って何もしていないもので、安倍政権以上に、総合的・俯瞰的、加藤氏の会見も支離滅裂、日本学術会議、説明できない理由があると説かれて、大谷さん、これで馬脚を露した、警察官僚の杉田氏の助言に従ったのは、憲法の思想信条の自由を侵害で菅氏は憲法違反、ちゃんと説明せず、菅氏の応援団がデマ、櫻井よしこ氏、防衛大学校を出たら大学院に行けないとか、日本学術会議がレジ袋有料ととかデマだらけ、テレビのコメンテイター、フジテレビの平井氏のデマ「説明しないためにデマが飛び交い、菅政権は信用できない」となり、次の世論調査ではさらに下がる。
　佐藤優氏は、除名された加藤陽子さん、福田内閣の公文書管理、皇后に講義した先生で、宮内庁お墨付き、それを外した、菅氏、杉田氏レベルではなく、官僚の勇み足だと説かれていると邦丸さん説かれて、誤りを認めないと、他の政策を論じられないと説かれて、大谷さんはまさにその通り、加藤さんの、それでも日本は戦争を選んだが理由、日本に87万人学者がいて、それを公安はいくらなんでも全員チェックできず、加藤さんを切った人間は宮内庁のことを知らず、左だとして切った、今回の恐ろしさは、戦争反対だと切る問題は怖い、戦前の弾圧は、全くのとばっちりが多い、火のない所に煙を立てて、デマによるもの、今回の件の恐ろしさは菅氏の暴走だけでなく、日本を危ない方向に向かわせる。
　邦丸さん、菅氏も日本を戦争にしたいというより、国民に納得させる人事案を出して逃げることかと説かれて、もう一度学術会議に何とかさせてくれとすると説かれて、大谷さん、6人を戻すのはメンツで困難だと、加藤氏、菅氏の不手際として逃げる、99人も精査していないとして、6人も任命して、互いの顔を立てたらいい、それがダメなら、任命されなかった6人を含めて学術会議を脱退したら、菅政権は学術会議を潰した政権としてダメージ、ＴＢＳ報道特集にて、戦前、京都大学がこういう弾圧、滝川事件に辞任で抗して、金平さん、戦前の弾圧でもそういう抵抗をして、これを見たらどちらが戦前でどちらが今か分からないと説かれたことを紹介されました。
　福島原発事故、トリチウム汚染水を放出する件、政府は汚染水を薄めて海に捨てる方針、梶山氏は先送りできないとして、福島の反対に、政府として責任を持ち結論を出すというものの、この瞬間にも汚染水はたまり、いずれパーになることなり、政府は海に捨てる、海洋汚染はないと政府はいうものの、福島の漁業関係者は納得できない、魚を買ってくれないようになったら福島の漁業破綻、大谷さん、これは難しい、海に流すな、なら、空中もダメ、海洋投棄しかなく、2022年に限界、国際基準より低いと言うものの、福島原発のタンクの群れを見たら途方に暮れてしまい、汚染水は毎日出て、タンクは際限なく作ることは無理、海に流すしかないというのは理解はできるが、しかし福島県の漁業は震災前の14％しかなく、取っても売れず、福島の漁業は壊滅する＝漁業をやめろと言うに等しい。
　邦丸さん、福島の漁協の方に取材されて、国の言うことを理解はするものの、風評被害に理解がないというもので、東北の漁業は深刻な人手不足であり、梶山氏だけの問題だけでなく、福島の漁業をどうするかと説かれて、我々が泥を飲むか、大谷さん、福島の漁業は全滅、日本の生鮮食料品を拒否している国は多く、日本の農産物と漁業が世界から拒否されることになり、戦争と同じで何が悪かったか検証すべき。しかし、日本の原発は関西電力と四国電力など少しだけ、電気は足りているのに原子力マフィアのために原発を動かしてこれは理解できない、福島の実態を知るべきだが、震災の伝承館にて、国と東電批判はダメではこれは解決せず、福島原発事故の教訓を政府もしっかり伝えて対処すべき。
　邦丸さん、菅氏は沖縄のこと、師匠の梶山清六氏は苦労したもの、福島の漁業も配慮すべき、誠心誠意、この人が言うなら、とすべきと締めくくられました、来週は大谷さん、東京に来られます、以上、大谷さんのお話でした。