市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】 Ｊ−ＷＡＶＥ　ＪＡＭ ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ（2020/10/13）　青木理＆宮台真司　

　　日本学術会議問題から、反知性主義の跋扈でクズを無限に産みアホ化した安倍日本とそれを継いだスカ政権の破綻を語る、ＧｏＴｏは本当に困っている人を見捨てて富裕層のためのもので刹那的である＆立岩陽一郎　トコーソーを語る
永岡です、Ｊ−ＷＡＶＥのＪＡＭＴＨＥ ＷＯＲＬＤ、グローバーさんのナビゲート、火曜日のニューススーパーバイザーはラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリストの青木理さんでした。
トコーソーについて、インファクト編集長のジャーナリストの立岩陽一郎さんがお話されました。この番組スタッフにも関西出身者がいて、しかし詳細はわからず立岩さんに解説を依頼して、大阪在住、トコーソーは議論になり、聞いたことない市民はいないが議論は熟していない。2015年の住民投票では否決、トコーソーは基本的な流れでは2015年の時と同じ、政令指定都市大阪市を分割して、大阪市の政令指定都市の権限を大阪府に一元化、維新の主張は成長戦略、大阪の未来像を描いて、大阪市を4つに分割してサービス向上、大阪市民（成立後区民）が受けられる、東京に並ぶものになる。反対派はそれは嘘と指摘して、大阪市の分割、大阪市は強大な力を持ち住民サービスして、それが低下＋大阪府が市と一つになっても東京のようにはならない＋市を分割する初期投資、大阪市でやっていたものを最初からやり直す、職員補充、特に保健所に人をつけるとなるとコストアップ、コロナでお金のない中で金を出せるのか、で賛成、反対分かれて、全く歩み寄りがない。
コロナ禍でこんなことをすべきか、グローバーさん東京から見て、府も市も維新であるのに、どうして住民投票をするのとか問われて、立岩さん、松井市長はコロナがすぐに終わる、コロナのためやらないのではない。今は知事も市長も維新で、府市合わせ？は今ないが、これを制度的なものにしたい、松井氏、吉村氏が変わると今のようにできず、大阪市をなくすと制度的になくなり、これまで議論して、11/1に住民投票、しかしコロナに重なってしまったのは維新の誤算だが、穿ってみると吉村氏はコロナでテレビによく出て人気が出て、そのうちに住民投票したい。
注目点は、市民の判断はどこか、立ち止まって冷静に考えるタイミングを見つけないと、しこりを残し、可決だと大阪市廃止、それでうまくいくか、否決されてもその後、大阪に失われるものもあり、結果はどうあれ、大阪の有り様を議論すべきであったのにそれを経ずに住民投票。
グローバーさん、菅氏と大阪自民党のねじれを問われて、立岩さん、維新の持つミステリアスなところ、自民党と中央の安倍氏、菅氏と維新は強いパイプがあり、維新は大阪の自民党と違う判断をして、中央の自民党が維新を支持ているか不明瞭、自民党の中でも払拭できず、だからどうか、これは菅氏に聞くしかないと締めくくられました。
青木さんの気になったニュース、日本学術会議のことと予想して、まずはＧｏＴｏトラベル、ネットの予約サイトは予算が上限なのが正常になり、青木さんもサイトを見て元に戻して、旅行した人もいると思うが、根本的に不公平感、青木さんも旅行、出張、温泉にと思うが、気持ちよく使えない、スタッフと話して、税金、国費を投じて旅行、飲食業にという趣旨は理解できても、国費、国債、借金で旅行に回す、税金、ツケから払っても、特典に預かれるのは不公平、旅行しない人は恩恵なし＋コロナで仕事をなくした、店が潰れた、明日がない人は旅行どころではなく、エッセンシャルワークで多忙な人は旅行できず、他方余裕のある人は何回も旅行にいけて、観光促進として根本的におかしい。青木さんも使おうと思っても、本当に困っている人たち、そして感染者の対応で大変な医療従事者への支援、秋・冬でコロナが激化する時に医療従事者を支援すべき。この政策は刹那的＋ふるさと納税と同じ、スマホ、パソコンの使えない高齢者は使えない、旅行代理店に行けない高齢者、困っている人の使えないシステムは歪んでいると説かれました。
ＵＰＣＬＯＳＥはラジオジャーナリズム界の代打の神様、月一宮台真司さんでした。リモート出演、リスナーの声が殺到して、日本学術会議の件を聞きたいとのもの、これについて宮台さん、日本学術会議は戦争翼賛の反省＝政府を批判するものが会議の役割、国家の方向性が間違っていたら糺すのは、政府にもとめられて、税金を出すから政府の言うことを聞けとバカが言うが間違い、独立法制のものもすべての先進国にあり中立で政府と独立して、頭の悪いバカが多すぎる。基本、権力は腐敗、暴走するもの、モンテスキュー以来権力を監視するものが求められて、マスコミは権力の監視、学術会議も同じで権力監視のために様々な意見が求められるのに、菅氏のスカぶりが明確になり（笑）、菅氏、総合的・俯瞰的→150人リスト見ていない＝捏造と突っ込まれて、加藤氏、99人のリストのみ、スカは105人を見ていないが、ちょっと見たから適法と平気でいう、任命前の105人を見ていないのにどうやって総合的・俯瞰的にやったか（笑）。
青木さん、外された6人は、青木さんも面識があり、なぜスカ氏が外したか、この6人の顔ぶれを問われて、宮台さん、様々な学会で推薦するもの、学問的業績、人格（パワハラなし）による評価、その際に重要なものは、文科系は規範学、歴史にＩＦがあり、何が間違いか判断するもの、文科系の特色、それでアホが理解せず、社会の規範として、政治学などあり、社会の内側から見ないとだ・、人類学はフィールドワークして得られて、学生、院生から研究して、妥当な業績を残すのはむつかしい、その点自然科学と異なり、規範学としてある価値観も評価されるべき、そういう学会の評価を覆す総合的・俯瞰的は存在せず、スカ氏には学問の専門性も評価できず、戦争準備法案に反対したから？それは学者として、規範科学、スカのいうのはデタラメ、お笑い。
青木さん、メディアに出る人間が、英語の論文の引用回数の少なさを言うものの、宮台さん、規範科学を理解していない、平井氏のデタラメもテレビにあるが、世界的に、エリート、エスタブリッシュメントへの反発がアメリカでトランプ氏を生み出して、その流れかと説かれて、宮台さんその通り、平井氏はデマを飛ばして、訂正しても世論形成になり、平井氏のオツムは問題だが、反知性主義、宮台さんの師匠の小室直樹さんは母子家庭に育ち、近所の援助で勉強してハーバード大学に行った、昔のインテリのやり方＝インテリは故郷に錦、双方向の結びつきがあったが、今は村的な共同体がなく、勝ち組か負け組かだけ、日本だけ親を尊敬しない＋自尊心なし、昔の日本になかったこと、アメリカにも少しあるが、子供に何もかも任せるのはバカ、喧嘩の強いものと友達になる、やくざの子と仲良くする、彼らのおかげで学級委員になれて、彼らを教師から守ったが、今それがなく、羨望ではなく妬み、勝ち組は偏差値70以上だと6％程度＝自尊心を持たないので95％は自分を負け組と思い、勝ち組を妬み、感情的劣化、法の外、マックス・ウェーバーは、政治家は愛と正しさのために法を越えるべきと説き、しかし日本だと感情の劣化になり、余裕がないからと逃げる。
青木さん、知性を尊敬せず、インテリとして使わず、妬み嫉みの対象としているのが世界と問われて、宮台さん、官邸官僚、自分の知識をポジション取りにして、Ｊ・Ｗ・ブッシュは反知性で、アル・ゴア氏との対立で、反知性で勝ち、知性がない人間が俺と同じと親密感になり、妬みになり、恵まれているから言っているという属人化、コモンズの性格なし、感情の劣化で知性を破壊する反知性主義、ベースは感情の劣化、ネットでの分断、仲間感がなくなり、知性を公共財としてみないクズが量産されて、政治的な出力がとんでもないことになり、知識が正しい方向にならず、反知性主義でざまあみろだと日本破綻。宮台さん、学術会議は個人として戦争準備法案は反対したが、組織として反対せず、政府を上から目線でコントロールせず、政府にこびへつらうもの、スカ氏のいうのと逆の意味、学術会議は政府が間違っているという人間をもっと入れるべき。前例踏襲はよくないとスカ氏、グループインタビューで言い、法解釈変更はしていないと逃げて、83年の答弁に変更はないと言いつつ、長期的・総合的な観点から取捨選択、スカ氏は安倍氏と同じ、手元の原稿丸読みしかできないクズである。
話題を変えて、9/15に宮台さん朝日のインタビューに応じられて、紙面記事は1/3、安倍政権を支えたのは自意識、70年代まで日本は服装で貧富はわかり、今はどちらもスマホを持ちスタバでコーヒーを飲み、自意識、青木さん、安倍氏が辞めたら、権力者でもお疲れ様として支持率が上がり、それを問われて、宮台さん、政治倫理と市民倫理は異なり、市民は言葉の自動マシーンもあり得るが、政治家は社会が破綻するなら法を越えてもやるべき、それが政治倫理、政治家は共同体を救ったかで評価されて、近代は官僚だけでなくクズ化、政治家はそれでないように、とマックス・ウェーバーは国民化、クズとちがうものが政治家に求められて、仲間、友達を作らないと他人を通して学べず、が、若い人たちは友達がいないと、どうやって作るかと聴くが、困っている人を助けたらいい、そういう当たり前のことを知らない人間が、誰が自分を助けてくれたか知らず、困っている時に人間を頼らず、沈みかけた船での座席争いになり、昔は浅ましい奴は批判されたが、今はどんなにキモくても、誰にも正中されずのさばれて、誰もが足元を見られたくない＝自分の痛みを他人に話せず、話しても理解されず、分断されて、弱いもの同士の連帯は進まず、この現状の回復の見込みはゼロ。
青木さん、日本だとその点宗教的な基盤なしと説かれて、宮台さん、トゥギャザーでテーマを共有するものが、日本もアメリカもなくなり、青木さん、日本はアホ化が進んでいると締めくくられました。
宮台さんのお話を聞いていると、大阪に跋扈している某政党はクズだとわかりました（名誉棄損回避のため実名表記は避けます（笑））、30分間あっという間でした、以上、青木さん、宮台さんのお話でした。