市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】Ｊ－ＷＡＶＥ　ＪＡＭＴＨＥＷＯＲＬＤ（2020/7/16）　堀潤＆田原総一朗

　メディア不信を語る、政府を妄信するのは全体主義、体を張って言論の自由を守り、戦争をさせず、政権を脅かす野党の必要性を説く、あまりにハードルの高いＰＣＲ検査の問題を説く

　永岡です、Ｊ－ＷＡＶＥのＪＡＭＴＨＥＷＯＲＬＤ、グローバーさんのナビゲート、木曜日8時台のニューススーパーバイザーはジャーナリストの堀潤さんでした。
　年内解散と野党共闘について、政治評論家の有馬晴海さんがお話をされました。
　ＧｏＴｏキャンペーンは1.7兆円もつかい、中止だと政府の失敗を認めたくないためのもので、感染防止と経済対策の両立、オリンピック中止、外国人観光客の来なくなったものの穴埋めのため。
立憲民主党と国民民主党の合流、かつて同じものが分裂、そして野党共闘したら、2016年の参院選は野党共闘がうまく行かず、昨年の参院選は野党共闘で勝ち、両党がもめていたのは名前、国民民主党が立憲民主党を名乗れず、今回は立憲民主党が歩み寄ったものの、国民民主党は立憲民主党を名乗りたくない。玉木氏は財政で立憲民主党と違うというものの、考えが違うので政党が分かれて、政党を大きくすべきだが、それでは何年たっても自民党に勝てず、元々一緒のものが小池氏のもので分かれて、野党も選挙が全てになっている。
　自民党は国民から見て不満が残る、桜、モリカケ、しかし国民はそれを越えてこの国を良くしてほしいのに、政策を出せず、国民にアイデアを出せば、自民党に国民が満足しているのではない、野党共闘の意味を問われました。
　本日発売の週刊文春に、森友事件で相澤冬樹さんの書いておられる記事について、元週刊現代編集長の元木昌彦さんがJ-CASTニュースで紹介しておられます、https://www.j-cast.com/tv/2020/07/16390302.html?p=all
　堀さん、今夜はリモート出演、身近に発熱者が出てのため、症状なしのＰＣＲ検査はハードルが高すぎて、5万円！自費で2,3万のはずが、症状があれば保険適用、厚労省の資料だと2万円で3割は公費でゼロのはずが、保健所からＰＣＲ検査を受けろと言われての話、症状なしだと自費！症状とはマチマチ、37.5度以上でなく、風邪に似ているとなると保険診療、自費とされて、無症状でも感染するので気を付ける必要があるのに、症状なし、しかし陽性者と接触した可能性があると、こんな金額で堀さんも震えて、クリニックも通常患者の受け入れ困難、看護師の給料を払えず、国の制度設計、症状のない人をもっとＰＣＲ検査してほしい。
　医療現場は大変、堀さんのクリニックは発熱外来などに分けて、部屋を仕分けるものの、医師、看護師の精神的な重圧は大変、クリニックでは換気をするとしても、1日100人自費でＰＣＲ検査、待合室は密になり、ギリギリの中で町のクリニックはしんどい、もっと気軽にＰＣＲ検査のできるようにしないとダメ。さらにＰＣＲ検査は、医師から説明があり、感染しても3割は陰性となり、ＰＣＲ検査陰性で満額ではない。堀さんも回りも陰性だったが、検査の信頼性は7:3、検査したら全部ＯＫではない、GoToキャンペーンと医療体制のことも考えるべきと説かれました。
　ＵＰＣＬＯＳＥはジャーナリストの田原総一朗さんが出られました。メディア、報道不信の元凶、信頼回復について語られました。
　今週の特集、報道、メディア不信、福島原発事故報道のこと、黒川氏と賭けマージャンしていた産経、朝日の記者などあり、ジャーナリズム信頼回復のための提言があり、堀さんも賛同人。何かおかしいと高校生から感じて、それでＮＨＫに入り、田原さんが1960年にメディア業界に入り、そして東京12チャンネルに入り、当時の国民のメディアへの信頼関係は、田原さん、メディア不信のある国は健全、メディアを妄信するのは戦争中の日本。戦前、戦中は国民が軍に異論を言えず、この国はおかしいと思った、新聞、テレビを見る目は厳しく、政府・軍の弾圧で大本営発表ではない、満州事変は朝日新聞も万歳、日露戦争の際に新聞は戦争反対だと売れず、売るために戦争賛成、満州事変の時も戦争に賛成して売った、弾圧で戦争賛成ではなく、メディアが煽った。
　堀さんはむのたけじさんに取材されて、会社を守るための戦争賛美と言われて、田原さんは今のテレビ東京に入り、当時全国ネット局と違い注目されず、ＴＢＳ、日本テレビ、ＮＨＫと違うものを作らないとならず、危ない番組を作った。思い出の企画は、ピアニストの山下洋輔さん、ピアノを弾きながら死ねればいい、早稲田大学のバリケード封鎖学生を助けてであり、大隈講堂からピアノを盗み出して、民青の学生のところにピアノを持って行き、中核派も革マル派もいて、その中で山下さんがピアノを弾いて、みんな静かに聴いて、山下さん最高の思い出。こんなことは今はできず、田原さんは2度警察に逮捕されて、学生運動で警視総監に爆発物を送り奥さんが亡くなり、グループが逮捕されて、その際。
　堀さんはＮＨＫをやめて、コンプライアンスが会社を縛っているという田原さんのお話を引用されて、田原さんは視聴者のクレームが来るのが怖い、クレームのこない番組を作ろうとして、田原さんは朝ナマで問題提起、クレームを応援として受けているから。堀さん、そういうスタッフだけでなく、かんぽ生命でのＮＨＫ改竄を説かれて、田原さん、会長が謝罪しても同じ番組を作り、立ち向かうべきなのに、沈黙に向かっている。
　堀さん、戦争準備法案、秘密隠蔽法で現職テレビ局の人間が名前を上げないと説かれて、田原さん、かつては総理大臣とサシで話しできたのに今はやれず、やれるのはナベツネ氏のみ、彼は安倍氏を批判しない。
　マスゴミとネットで言われている、メディア不信の深まり、メディアは権力の監視役をしているか、日本は民主主義、安倍氏は本当のことを言うと聞いてくれる、昨年11月に共産党田村さんが桜を見る会のスキャンダルを暴き、税金の私物化であり、田原さん、自民党にこんなことをなぜするのかと、安倍氏に辞めろと言ったのに、誰一人実力者は安倍氏に辞めろと言わない、自民党は腐っていると言うと、自民党幹部はその通り、なぜチェックできないかは、わかっているのに自民党は改善しない。森友事件に端を発して、改竄、自殺した赤木さんの奥さんが提訴、田原さんは取材して、安倍氏は値引きしろとは言っていないが、決裁文書の改竄は必要はなく、佐川氏らは安倍氏を馬鹿馬鹿しい忖度をして、佐川氏、財務省幹部にマスコミはなぜ取材しないのか！夜討ち朝駆けはかつて当たり前。
　テレビ報道もやるべき、都知事選でテレビ討論会は一度もされず、石井妙子さんの女帝をテレビは取り上げず、田原さん、小池氏は政治家になり、自民党の力になるものを取り込んでは捨て、小沢一郎氏、小泉氏ら、こんなことは男がやったら潰されるが、女性が差別を利用して、男の言えないことをして小池氏はのし上がった。　
　田原さん、戦後日本政治の総括の本を出されて、角栄氏らに始まり、総理大臣の資質のあるのは中曽根氏、小泉氏、総理になってなにをしたいか、中曽根氏はアメリカの大統領と仲良くして信頼を買う、それで長期政権。小泉氏は、総理になろうとして一度負けたもの、自民党の総理大臣で田中角栄氏の派閥と対立して初めて総理になった、小泉氏は潰されてもやるとして、小泉氏は自民党をぶっ潰すとして、橋本龍太郎氏と亀井静香氏が組んで、安倍氏は亀井氏を口説け、小泉の応援をしたらとして亀井氏は降りて、しかしそれは人間的に問題、それでも小泉氏は権力を持った。
　堀さん、田原さんは生放送で政治家を追及して退陣させたこともあり、そんな番組はなくなり、今のテレビ報道について問われて、田原さん、朝日新聞のスター記者が、田中角栄氏をほめる本を出して、お金をもらい、突き返したら裏切るのかと言われて、サラリーマンにとってお金を受け取らないのは先輩を裏切ることになり、新潟日報でも同様のことがあり、どこの新聞社でもそういうことはある。
　堀さん、組織ジャーナリズムとフリーランスがあり、フリーランスは日本だと厳しいと説かれて、田原さん、記者クラブは昔の朝日、読売でも一対一でやっていたと説かれて、リスナーより、今の若者はテレビを見ない、何を見るべきかと質問があり、田原さん、政治は税金をいくらにするか決める、政治家をちゃんと見ないと危ない、今の国民は政府を信用しすぎ。堀さん、戦争を体験した人が、政府を信頼して、国民を不幸にするとは思わず、気が付いたら爆弾を落とされたというものを紹介されて、田原さん、安倍氏3選後、モリカケ問題のことで自民党から問題視するものはいたかと聞くといない＝自民党は安倍氏にゴマすりのみ。
　リスナーより、受け手の信念を問うこともあり、田原さんの信念を問われて、田原さん、体を張って表現の自由を守り、日本を絶対に戦争させない、小泉氏、安倍氏もそう、そして野党を強くする、安倍氏のスキャンダル続きは野党が弱すぎるため、枝野氏、玉木氏、志位氏にあなたたちが弱いから安倍政権はスキャンダルだらけだ、現政権を脅かす野党の必要性を説かれて締めくくられました、以上、堀さん、田原さんのお話でした。