市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんからの通信】 和歌山放送ラジオ　ボックス（2020/6/26）　伊藤宏

　河井夫妻事件から安倍政権の責任を問う、武器は最後の手段でその前に外交で解決すべきことを語る、マイナンバーを元に、便利さのみを追及したら副作用がありそれをしっかり考えるべきことを説く
　永岡です、和歌山放送ラジオのボックス、金曜日のコメンテイターは和歌山信愛女子短期大学教授、新聞うずみ火編集委員の伊藤宏さんでした。司会は赤井ゆかりアナウンサーでした。
　伊藤先生の脳に効くニュース、今週もリスナーの怒りが殺到して、河井夫妻の公職選挙法違反、検察は自民党本部も捜査すべき、東京の感染拡大で都知事選していいのか、タイガースの負けに落ち込んで、河井夫妻の選挙違反、市長、議員がもらっていて、広島はどうなる、イージス・アショア中止、国防というものの、ヘリの飛行も少なくなり、これでいいのか？伊藤さん、河井夫妻の話、国会閉会で、自民党本部を捜査すべきというものは、自民党が公職選挙法違反なら当然、その前に河井夫妻の公職選挙法違反と、政治と金の問題、後者は公職選挙法と別で、捜査と別。そして政治的責任、安倍総理から出たとの話があり、それが法律に引っかからなくても、もらった議員らは大変だが、一国の首相からのお金だと突き返せず、もちろんそれは犯罪行為であり、検察庁、警察の捜査は、法律に基づいていて、なぜ不起訴、なぜ無罪なのかは法律的に当てはめていて、検察庁は公職選挙法違反で逮捕、それが立件されている。
　政治的な責任を追及する場は国会なのに閉会であり、安倍総理の責任追及ができていない、これは問題、菅原氏も起訴猶予はおかしいと思い、伊藤さんも、法律的に立件が困難と見たのかも知れず、京アニ放火容疑者は精神鑑定で不起訴もあり、しかしウヤムヤにしたらだめ、しかし官邸が河井夫妻をてこ入れして、倫理的な問題はあり、国会で、そして有権者が投票で問題ある政治家を落選させて審判を下すべき。
　イージス・アショアのことは唐突、国防について日本の方針は迷走して、イージス・アショアの導入はＤＰＲＫのロケット発射が相次いでいた時だが、最終的に1兆円を超えるもの＋ミサイル一発30億！そんなものにお金を使うのに、データがデタラメ、担当者居眠りもあり、河野氏はブースターの件で断念というが、これだけお金がかかるというなら最初から考えなおすべき。そして伊藤さんは「国防は最終手段」、その前に外交と話し合いをすべき、和歌山出身の陸奥宗光のようなことをすべきと説かれました。
（永岡注：日本初の集団ヒーロー、忍者部隊月光（1964年）では拳銃の使用は禁止されていて、拳銃は最後の手段だという設定、これは武力による解決をヒーローはしてはいけない（日本初のヒーロー、月光仮面は悪人を殺さなかった）というものを伊藤さんのお話から思い出ました、日本のヒーローは太平洋戦争の反省から生まれて、武器をめったやたら使うものは禁止なのです。ウルトラマンも仮面ライダーも必殺技はある意味最終手段（近年だとおもちゃのＰＲの意味合いもあるものの）なのです）
　さらに、リスナーの声、マイナンバーカードと免許証一体化を政府が検討、カードが普及していないためだが、健康保険証も紐づけ、銀行口座もだが、給付金は郵送の方が早かった、委託ばかりで情報漏れを危惧する、国民の不安を払拭したらマイナンバーカードは持っていない、本当に必要なのかとあり、伊藤さん、おっしゃることが的確でコメントの必要がないくらい、マイナンバーカードは給付金で注目されたが、総務省が進めていても普及せず、便利だと言われるが、マイナンバーについて伊藤さんコメントしたことがあり、秘密厳守と言われていても国民総背番号制＝国民に制限をかけるものであり、「便利さの裏には何かある」、メリットが多いなら普及している、伊藤さんも大学の書類でマイナンバーがいり通知書は持っているが、カードは持っていない。国会の質疑で、高市氏に聞いてもマイナンバーカードは使わず、菅氏も総務大臣であったのに使っていない。便利だというなら旗振り役の大臣が真っ先に使うべき。民間企業だと、自社製品を勧めて使わないことはあり得ず、給付金はマイナンバーカードがあると早いというものの、システムダウン、受け入れ先なしでこんなことならダメ。便利さは追及したらキリがない、極論して何でもロボットにしてもらうこともあるが、そこまで便利さを追及してはいいか、メリットが多いならリスクがあっても進めるべきだが、マイナンバーもシステムのために膨大な税金を使い、そしてリニアモーターカー、東京−大阪1時間というものの、そんなに急いで行く必要はあるか、さらにリニアモーターカーは停車駅も多い、コンマ何秒が問題になるのはスポーツ、リニアモーターカーには自然破壊＋膨大な電力が要り、静岡も反対して、リニアモーターカーを進めるならもコロナ禍でお金をかけるべきか？便利さを求めるより、目の前の課題＝今回はコロナ禍を解決すべき、マイナンバーもＣＭしても普及せず、なぜそこまで進めたいか？庶民のためのものか、進めることでメリットの大きい人たちのためにやっているのか？ネットも情報漏洩があり、悪用されたら、政権に悪用されたら大変、そのようなリスクもあるのに、普及を進めることに議論はいり、新しいことはメリットばかり強調されるが、テレワークゆえにテレハラ、リモハラがあり、スマホもそう、マナーの徹底の前に普及してＳＮＳで誹謗中傷。
　新型コロナ、マスクしない人もいるが、しないと白い目で見られるからするのではない、自分の身を守る、相手を守るものでして当然、人混みの中ではすべき。じっくり考える必要があり、変える時はメリットばかり強調されるが、そこまでの便利さを求めていいかと考えるべき。オンライン授業は対面でないデメリットもあり、大学の授業は100％オンラインではできないと締めくくられました、以上、伊藤さんのお話でした。これも拡散して下さい！