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市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの東京都庁舎前での第一声 宇都宮けんじ

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告示日の今日6月18日の第一声は東京都庁舎前で行われました。
宇都宮けんじの声をお届けいたします。(誤字、脱字ありましたらご容赦ください)

多くの都民市民の皆さんから背中を押されて都知事選に立候補しました宇都宮け
んじです。わたし個人としては、三度目の挑戦ということになります。まずはじ
めに新型コロナウイルス感染症により、東京都では都民の5,600人を超える方が
感染しまして、そして、300人を超える方が亡くなっております。改めてコロナ
感染症によって亡くなられた方に対して心よりご冥福をお祈り申し上げます。ま
た現在も療養中の方々に対して、心よりお見舞いを申し上げます。

コロナ災害にともなう、国や東京都の自粛要請、そして休業要請などによって、
多くの都民が仕事を失い、住まいを失い、営業が困難となり、生活や命が脅かさ
れています。そしてそういうしわ寄せはとりわけシングルマザー、非正規労働
者、身体に障害をもつ方々、そういう社会的経済的に弱者といわれる方に、しわ
寄せが及んでおります。今回の選挙は、わたしは都民ひとりひとりの生存権がか
かった選挙だと考えています。

わたしがこの選挙で重視するのは、まず第一に、コロナ感染症から都民の命を守
る医療体制の充実と、そして自粛や休業にともなう補償を徹底するということで
あります。

この間東京都は公衆衛生の拠点ともいうべき、保健所を大幅に減らしてきており
ます。最大時、71ヶ所あった保健所が、現在は31ヶ所に減少しております。そし
て23区内では、最大時53ヶ所あった保健所が、23ヶ所に減少しております。PCR
検査の問い合わせが、保健所に殺到しました。しかしながら、保健所は数を減ら
された上に、人員が削減されてパンク状態となりました。その結果、PCR検査が
行えませんでした。日本のPCR検査数は、OECD経済開発協力機構に加盟する、
36ヶ国中35位ということであります。わたしはこのような体制を、抜本的に強化
する必要があると考えております。まずPCR検査数のPCR検査体制の抜本的強化が
必要です。これは同じようなことを、5月11日に出された18道府県の知事が、国
に対して求めているものでもあります。

そして医療体制の充実、病院や保健所の強化、医療器具の充実、こういうことを
徹底してやらないと駄目だと思います。これから第2波第3波が予想される中、都
民の命を守るための医療体制の充実は最も緊急な課題だと考えております。併せ
て都民の生活暮らしを守っていく。このことも求められています。多くの人々が
仕事を失い、住まいを失っております。ネットカフェで寝泊まりされてる方、
4000人近くの方がネットカフェの休業要請によって路上に出されております。営
業が継続が困難となった自営業者の方は店をたたんでおります。わたしが最も心
を痛めた報道は、4月末練馬区のとんかつ屋さんで火災事故が発生しました。こ
の火災事故を検証した警察の調査によりますと、とんかつ屋さんの経営者はとん
かつ油を頭からかぶった形跡があるということです。将来を悲観して焼身自殺を
図ったのではないかと言われております。コロナ災害は、コロナ感染症によって
人々の命を奪うだけではなくて、経済的な困窮、経営が厳しくなって自ら命を絶
つ、そういう人々が出てきているんです。こういうなかでコロナ感染症の被害拡
大をこれ以上拡大させない、そして都民のひとりひとりの命や暮らしを守る、そ
ういう都政が今こそ求められていると思っております。

わたしが重視する政策の二番目は、都立病院・公社病院、8つの都立病院、6つの
公社病院の独立行政法人化を中止をして、さらに中止するだけではなくて、この
ような都立病院・公社病院を充実強化を図るということです。小池知事は昨年12
月の都議会で、突然都立病院・公社病院の独立行政法人化をするという所信表明
を発表しました。そしてこのような方針はコロナ感染症の拡大が広まって多くの
都民が感染をして多くの都民の命が奪われている中でも、方針を改めた形跡があ
りません。コロナ感染症の患者を一番多く受け入れているのが都立病院や公社病
院であります。都内の感染患者の約7割を受け入れていると言われております。
ご承知のとおり、民間病院がコロナ感染症の患者を受け入れた場合、病院は赤字
経営に転落をして、病院の維持すら困難になっています。こういう時こそ公的な
病院、それを維持・強化する、それが求められていると思っております。小池知
事はコロナ感染症対策をしっかりやると言いながら、この病院の問題については
真逆のことをやろうとしてるんです。それは先ほどの公衆衛生の拠点である保健
所を減らしてきたこともそうです。小池知事はロックダウン、オーバーシュー
ト、コロナ感染症拡大、重大局面、或いは東京アラート、こういうセンセーショ
ナルな言葉を使ってパフォーマンスとしてはコロナ対策をしっかりやっているん
だというふうに都民に映るかもしれませんけど、実際の感染症に対する対策を
じゅうぶん都政が準備したかというと、それは真逆のことをやってきたのではな
いかと思っております。
感染症、コロナ感染症についても第2波第3波が予測されてますし、このような感
染症はおそらく10年単位でさまざまな感染症が襲いかかる、そういう状況になっ
ていると思っております。それに備えるためにも今こそ都立病院や公社病院を充
実させる。そして保健所の数を増やして人員も整備していく。こういうことが求
められていると考えております。


次に重視する政策としてオリンピック問題があります。オリンピックはコロナ感
染症の拡大で来年に延期されました。しかしながら、おそらく多くの都民の方が
このまま開けるのかどうか危惧されていると思います。世界中に今コロナ感染症
が拡大をして、WHOによればパンデミックが続いています。オリンピックには世
界中の人が集まってきます。日本だけがコロナ感染症の予防対策をしっかりやっ
て克服したとしても、世界でコロナ感染症が蔓延している状態では、世界のス
ポーツ選手を日本に集めることはできないんじゃないかと思います。この点につ
いてもわたしは、感染症対策の専門家が来年のオリンピック・パラリンピック開
催は困難だと判断した場合は、積極的にIOC国際オリンピック委員会に中止を働
きかけます。そして中止によって浮いた予算については、コロナ災害で被害に
あった都民の救済に充てたいと考えております。


さらにもうひとつわたしが重視する政策は、カジノ誘致計画をきっぱりと中止す
るということであります。現在東京都はカジノの誘致に関する調査をすため予算
組みをしております。そしてカジノのメリット・デメリットを調査すると言って
おります。昨日の日本記者クラブの記者会見でも、わたしは小池さんに対してカ
ジノ中止をきっぱりと宣言すべきではないかということを迫ったんでありますけ
ど、小池さんは今デメリットやメリットを調査してるんだと、そういう答しか
返ってきませんでした。わたしたちが調査したところによりますと、現在カジノ
誘致の有力候補地はわたしが住んでる江東区の青い海、青海地区だということに
なっております。
わたし達は江東区で学習会を開きまして、江東区にカジノはいらない、そういう
市民運動を展開しております。カジノはギャンブル依存症の拡大、或いはわたし
が長年取り組んできた多重債務問題の再燃、治安の悪化、様々な悪影響を及ぼし
ます。とりわけ青年、児童青年の教育環境には悪影響を与えるものです。さらに
カジノは横文字でありますけど、日本語に訳すと「賭博、博打」なんです。これ
は刑法で禁止されてる犯罪なんです。
そしてカジノはカジノで負けた人の犠牲の上に経営が成り立っております。カジ
ノで負けた人のなかには一家心中、一家離散、自ら命を絶つ、こういう人が海外
では出てきております。人の不幸の上に立って、そして経済成長を計る。こうい
うことは政治家として絶対にやってはいけないことだと考えております。わたし
は東京都はカジノ誘致をきっぱりと中止すべきであるというふうに考えております。


わたしはこの間、サラ金やヤミ金などから借金をした多重債務者の救済活動を長
年にわたって行ってきました。また2008年のリーマン・ショックの後、 派遣労
働者が派遣切りにあい、仕事を失うだけではなくて住まいを失って野宿を余儀な
くされた方が大量に出てきました。このような派遣労働者を支援するために、わ
たし達は日比谷公園に2008年の暮れから2009年の始めにかけて、年越し派遣村の
取組みを行い、支援活動を行ってきました。またわたしが2011年日弁連会長の時
に、3月11日東日本大震災と原発事故が発生しました。わたしは東日本大震災原
発事故の被災者・被害者の支援活動に奔走し、被災者・被害者の支援に繋がる立
法や、制度の確立の取組みをしました。

このような取組みを通して、わたしは今の日本の社会のあり方が改めてコロナ災
害を通じて問われているんじゃないかと考えております。これまでの日本の社
会、わたしは国民の命や暮らし、そして人々の人権よりも経済効率性ばかりを優
先してきた、そういう社会であったんではないかというふうに考えております。
そして今回のコロナ災害でそのような社会のあり方の脆弱性が露わになったのが
今回のコロナ災害ではなかったかと思っております。個々の被害者の救済もそう
ですけど、わたしは今の社会のあり方が鋭く問われてるのが今回のコロナ災害で
あるというふうに考えております。
経済効率性よりも国民や市民都民の命や暮らし、人々の人権を重視する社会でな
いと駄目だと思います。そして経済効率性ばかりを優先する社会は自己責任ばか
り問われる社会だったと思います。そのような自己責任社会からの転換を求めら
れているのも今回のコロナ災害ではないでしょうか。自己責任社会を転換をし
て、人々市民がもっともっと繋がりあう支えあう、社会的連帯が重視される社会
が今こそ求められていると思っております。そしてそういう社会こそ都民ひとり
ひとりが希望を持てる社会ではないかと思っております。わたしはこの都知事選
を通じて都政の抜本的な改革を訴えていきたいと思っております。そして都民の
皆さまひとりひとりと手を携えて新しい都政、都民の命や暮らしが第一に重視さ
れるそういう都政を確立したいと考えております。このような都政の確立は、お
そらく他の自治体にも大きな影響を与えると思いますし、国の政治のあり方も大
きな影響を与えていくと思います。都政を変えることは日本の政治のあり方、日
本全体の社会のあり方を問うことになります。

そういう気持ちであと2週間がんばり抜きたいと思っております。だいぶ高齢に
なりましたけど、田舎で育ったもので比較的足腰は丈夫なほうです。
また記者会見の時に記者のひとりから「あなたは地味をどうのようにして克服し
ますか?」……こういう質問を受けました。わたしは地味な人間なのでそれを克服
しようと思っても克服することは叶いません。しかしながら誰よりも、今回立候
補した誰よりも都民ひとりひとりの命や暮らし、そしてとりわけコロナ災害でし
わ寄せを受けてる社会的経済的な弱者の皆さんに対する思い、それは他の党より
もわたしは強いと思っておりますし、政治を行う上で一番大事な要素だと思って
おります。したがってわたしは地味を最大限ウリにしてこれから2週間がんばっ
て参りたいと思っております。都民の皆さんのご支援ご協力を改めてお願いした
いと思います。ありがとうございました。

コメント(2)

YouTubeで動画を視聴しました

宇都宮さん、頑張って下さい!
>>[1]

ご覧いただいて有難うございます。

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