市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】ＭＢＳラジオ　ニュースなラヂオ（2019/12/16）　自衛隊の中東派兵問題

、半田滋さんのお話アメリカとイランの顔色を窺い、これで今後自衛隊海外派兵の拡大と本格的な戦争を危惧する、福本さんによる真備町被災地取材報告＆ゴールデンラジオ　森永卓郎　米中安泰化はトランプ氏の選挙対策！

　永岡です、ＭＢＳラジオの、ニュースなラヂオ　第91回 今週も新聞うずみ火代表の矢野宏さんの司会、フリーアナウンサーの北口麻奈さんのアシスタントで放送されました。ニュースキャスターは上田崇順さんでした。



　森永卓郎さん、大竹まことゴールデンラジオの大竹紳士交遊録にて米中貿易戦争についてコメントされて、13日に交渉、アメリカの中国への13兆円もの関税を15→7.5％にする、スマホへの発動見送りとして、これで米中貿易戦争終結と株も上がったが、これはトランプ氏が来年の大統領選挙のための休戦に過ぎず、今回9項目で幅広い合意と言うが、そんな合意ならなぜ制裁関税を続けて、関税撤廃でなく半分の説明はつかず、27兆円のための25％の関税はそのまま、トランプ氏は大統領選のために、アメリカの農産物をたくさん買うなら関税を下げてやる、アメリカの農家はトランプ氏の大票田、トランプ氏は、中国はアメリカから5.5兆円農産物を買うとアピールしたが、中国はアメリカから買うものの、5兆円など約束していない、森永さんはここでは中国の言い分が正しい、飛行機などなら、政府の圧力で爆買いはあるが、農産物は中国でも民間企業が買うので政府は買う量は約束できない、ましてや5.5兆円／年などあり得ず、トランプ氏は中国に爆買いさせた、ビッグディールだというもので、これで大統領選挙をしのごうとして、スマホへの関税見送りは、中国に恩を売った、これに関税だと、アメリカ人の買うスマホが値上げ、スマホ高騰だとトランプ氏は責任を問われて、トランプ氏の考えているのは大統領選挙のみ、あとまだ4年やる。

　なにがそんなにいいのか、大統領の椅子は一度座るとのきたくない、太田さん、大統領選挙で成果を小出しと指摘されて、森永さん、最近ＤＰＲＫとあまりないのは、トランプ氏はＤＰＲＫは票にならない、アメリカにとって大陸間弾道弾なしならあんな小国は関係ない、日本には死活問題だが、アメリカの大統領は世界一の権力者で世界を考えるべきなのに、トランプ氏は再選のみ、環境問題無視、グレタさんに罵詈雑言、パリ協定離脱でＣＯ2をアメリカは出しまくり、「米中貿易戦争はトランプ大統領がいなくならないと解決しない」、太田さん、トランプ氏は中国でもＤＰＲＫでも強く出て譲歩と説かれて、森永さん、トランプ氏のやり方は悪質不動産業者みたい、ディールをぐちゃぐちゃにしている。大竹さん、関税はどこに行くかと問われて、森永さん、財政収入でアメリカが儲かる、国内企業に買わせる＋補助金＝トランプ氏の票だと怒られました。



　ニュースなラヂオ、矢野さんは忘年会7日から、たくさん飲めてありがたい（笑）。13日、関電ダーティーマネー問題、市民3272人以上が刑事告発、特別背任＋収賄、これだけの市民が関電を許さない、大阪地検は受理するか、市民グループは弁護士たち、関電の原発マネーを告発する会、特別背任は八木会長が森山元助役の吉田開発に膨大な費用で会社に損害、そして賄賂を受け取ったわけで、関電は社内調査で幹部20人が森山氏から3.2億もらったと発表して、吉田開発は競争入札なしで言い値でＧＥＴ、告発状の13日、矢野さんも取材、市民グループ成立で告発人1000人の目標に、47都道府県から3000人以上告発、それだけ市民の怒りは強く、関電ＯＢも告発人になり、まともな会社になれ、締切は12/10、今からでも参加できる、告発状は追加提出、河合弁護士、関電の第3者委員会には強制捜査はできず、検察に捜査させるしかない、まず、大阪地検特捜部が受理するか注目です。



　ニュースピックアップ、上田さんの担当で、日韓関係、輸出規制で局長級会議、2016年以来、半導体規制から初、一部の品目が軍事利用というものの、韓国は徴用工への報復として、ＷＴＯ提訴、韓国はビールで日本のものを最大買い、それがゼロ、日本から経産省から出て、局長級会議で韓国は輸出規制をやめろ、両国の溝は埋まらず、今月は安倍氏と文氏の対談、ものの売り買いに影響、矢野さん、中小企業が大打撃、上田さん、在韓邦人も困ると説かれました。

　元農水省事務次官による息子殺害、懲役6年の実刑判決（求刑8年）、裁判員が会見、同じような問題を抱える家庭も多いと語り、矢野さん、求刑の7割、執行猶予なしは30か所刺した、こんなことはこれを最後にしてほしいと説かれました。

　

　今回のテーマは、海上自衛隊の中東派兵、調査・研究目的というものの、なぜ派兵して自衛隊は何をするのか、東京新聞論説委員の半田滋さんのお電話でのお話（事前収録）がありました。

　安倍政権で、海自による日本の安全確保が大義名分だが、半田さんは27年防衛省、自衛隊を取材されて、政府は海自を派兵というものの、有志連合ではなく、独自派兵の理由は、半田さん、有志連合に入れとアメリカに言われてゼロ回答ダメ、しかし有志連合に入るとイランとの友好関係破綻でどちらにもいい顔をするため、リスナーより、アメリカへの配慮かとあり、半田さんその通り、夏に日本国籍タンカー攻撃があり、日の丸をつけておらず、危険は差し迫っていない、にも関わらず、海自は何をするか、はっきり言ってやることなし、有志連合だと民間船舶の護衛だが、そこに入らず、日本に差し迫った危機はなし、やるのは情報収集、日本船舶に危険があるか、現地状況を見る。しかし、ペルシャ湾、ホルムズ海峡にはいかず、ホルムズ海峡とペルシャ湾はイランを刺激、アメリカとイランにいい顔、こんな目的のあいまいな派兵は初。

　部隊の数は、海自の護衛艦一つと、Ｐ３Ｃヘリ１機、矢野さん、自衛隊の海外派兵は特別措置法を作ったと説かれて、半田さん、アメリカのアフガニスタン攻撃にはテロ特措法、イラク戦争の場合はイラク特別措置法、今回は防衛省の調査・研究で行くもので、防衛省の組織のあり方の法律で、４条17項の拡大解釈、中東に無理やり適用。矢野さん、これは1954年の法律、自衛隊の海外派兵は想定されず、半田さん、防衛庁のもので、自衛隊の海外派兵は91年のもので、54年には想定されていない。調査・研究は防衛大臣の指示で行くものの、公明党と自民党からも異論。

　矢野さん、本来国会承認がいるのではと説かれて、半田さん、国会に報告を1年ごと＝1年は派兵、そして年内にも派兵なものの、哨戒機は海賊対策でジブチにあり、これはすぐに展開で来て、年内に開始で来て、やめるのは政府の判断、行く必要のない派遣、アメリカとイランの顔色を見て、ロウハニ大統領はやめてほしいだが、安倍政権はアメリカの顔色を見て、独自判断という閣議決定。

　リスナーより、中村哲さんは自衛隊派兵は百害あって一利なしと言うもので、これについて半田さん、中村さんはアフガニスタンで活動の際にアメリカが戦争、テロ特措法を心配されて、今まで非軍事貢献で中東に信頼されて、自衛隊を送ると日本を見る目が変わり、中村さんの車は日の丸を塗りつぶして、「軍事的関わりは日本にマイナスイメージになる」

　矢野さん、不測の事態はないか、日本の船舶が目の前で攻撃されたらどうか、半田さん、調査・研究なので、自衛隊の攻撃は無理、自民党の中でも、法的な裏付けがいるという意見があり、攻撃を閣議決定では間に合わず、シーマンシップというものの、こちらは日の丸を持った軍艦で戦闘は無理。矢野さん、自衛隊が攻撃されたらと問われて、半田さん、そういう場合には交戦は可能。北口さん、中途半端で疑問を出されて、半田さん、その通り、自衛隊は日本の船舶を守れず、外国の船舶はなおさら。

　リスナーより、自衛隊が戦闘行為に巻き込まれて、どさくさ紛れに全面戦争にならないかと質問があり、半田さん、日本全体が戦争になることはないが、自分たちを守るための武器は使えて、かつてない戦闘行為はある、矢野さん、違憲の戦闘行為を危惧されて、半田さん、「9条に違反する戦闘行為が危惧される」。

　自衛隊員の身は大丈夫か、半田さん、菅氏はオマーンや、イランとアメリカの衝突するところから離れて、戦闘にならないように、でも、日本のタンカーも誰にやられたか未だに不明、半田さん、サウジアラビアの石油施設の攻撃も犯人はまだわからず、中東は様々な国が混じり、サウジでもイランの意のグループがあり、イスラム教でも宗派が違うと対立、そのような火種火中の栗を拾う。

　今回は、アメリカとイランの顔色を見て、今後アメリカがもっと要求をエスカレートさせないか、当面大丈夫だが、アメリカとイランの対立は、トランプ氏のイランの核合意離脱が原因、オバマ氏の際には経済制裁解除→トランプ氏がイランとの関係悪化、イランは核開発再開、世界中を混乱に陥れているトランプ氏のわがまま、「トランプ氏に商機に戻れ、戦争するな」と言うべき、矢野さん、日本はアメリカとイランの平和的仲介をすべき、そして矢野さん、これを機に自衛隊の海外派兵が拡大されないか心配、半田さん、戦争準備法案でアメリカと対立するところに自衛隊が出て、その延長で中東へ派兵、これが既成事実になると、自衛隊は法的に意味のないところにも派兵できて、防衛庁設置が元。

　矢野さん、悪しき前例になりかねず、止める手立てはないか、半田さん、止める手立てなし、国会でやると野党に突っ込まれてトランプ氏の意向で自衛隊を出せず、それのないような狡猾なもの。

　石破氏は、自衛隊員のことを考えろと言うのに、安倍政権は野党は知らん、党内の反対勢力も無視、矢野さん、万一自衛隊員戦死を危惧されて、半田さん、それなら逆手に取られて9条をなくそうと悪用される！矢野さん、派兵される自衛隊員はたまったものではない、半田さん、石破氏はそれを見ている、矢野さん、安倍政権を監視しないとエライことになると締めくくられました。



　その他のニュースも上田さんの担当でした。

　大阪徒抗争、住民投票は来年１１月、来年6月までに協定書をまとめて、維新の松井代表は11月上旬、公明党と交渉です。

　立憲民主党初鹿氏、女性に強制わいせつで書類送検、女性が刑事告訴、任意捜査、初鹿氏は否認、一昨年週刊誌報道で発覚です。

　かんぽ生命の不祥事、日本郵便とのもので延期、二重契約etcで違反契約は1万件、明後日社内調査を公表です。

　習近平氏、キャリー・ラム氏と会談、香港の弾圧を指示、香港市民は警察の暴力が混乱の原因として、警察は催涙弾を乱発、年末も衝突の激化が懸念されます。



　「10分で現代を解説」は福本晋悟さんの担当、今週のテーマは、福本さんのこのコーナー今年最後、今年取材をあまりできなかった、西日本豪雨災害、岡山県真備町、昨年７回取材、今年はゴールデンウィークに写真をきれいにするボランティアを報告、今日取材されて、200人以上亡くなり、真備町では60人以上死亡、原因は川の決壊、支流、川幅200m、大阪の淀川なみ、真備町で8か所決壊、3割浸水、最悪5m浸水。今は、国交省の工事、川の付け替え、堤防強化、道路の幅を広げて堤防を強くして、河川の水の流れているところを掘り、川を深くする工事で被害軽減を目指し、昨年の今頃は被災家屋取り壊し、今日は新しい家が増えて、屋根に太陽光パネルも目立ち、仮設住宅は2年、被災した家の公費解体は今月中、家をどうするか、決断を迫られて、福本さん取材、昨年末の特番にも出られた守屋さん、仮設住宅を年内に出る、矢野さんは阪神淡路大震災から仮設住宅を熟知、北口さん仮設住宅はご存知なく、福本さん、仮設住宅の中は初めて取材、台所と部屋は風が入ると寒く、玄関も薄く、夏は暑い、扉の暖簾は色落ち、今後、正月をまえに出られて、お孫さんと新しい家に行けて、こんなに早く街並みが戻るか、それだけたくさんの支援をもらえた。今の被災者にも尽くしたいと説かれて、本当にたくさんの災害があり支援があった。

　街並みの再建に喜び、そして昔の街並みも懐かしい。真備町の役所の隣のパン屋さん、駐車場のコンテナで仮店舗、今店を再建、真備町におみやげが少なく、お菓子を作り、今後の真備町、朝はお客さんの来るものの、人口減少が若い世代にあり、店は大きくはしないが、町に求められるもの、真備のマドレーヌを作り、真備町の特産品はタケノコであり、災害前から特産品を作りたく、西日本豪雨で延期、しかし型は25日にできて、倉敷に行く場合、真備町まで足を延ばしてほしい。

　矢野さん、人が帰らないと危惧されて、福本さん、昼間人口は減少を危惧されて、矢野さん、人が帰らないと本当に復興ではない、福本さん、今年も災害ラッシュ、台風15、19号、佐賀県で夏に豪雨災害、災害のラッシュで、次々とフォローは大変、新しい災害の減災を説かれて、矢野さん、地球温暖化で台風と水害ラッシュを危惧されて、海水温上昇を危惧されて、福本さん、地震もあると警告されて、北口さん、福本さんの継続取材で今後の対策になると締めくくられて、福本さん、晴れの国、岡山でも被害。

　矢野さん、台風被害の福島県、原発災害の避難者のところで田んぼの宅地化による災害、いわき市で8人亡くなったことを強調されました、以上、今週のニュースなラヂオでした。この内容、例によりいくらでも拡散してください、安倍政権の戦争志向を放置したら、この国は破滅です！