市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】文化放送ラジオ　くにまるジャパン極（2019/12/16）　大谷昭宏

　永岡です、文化放送ラジオの、くにまるジャパン極、月曜日のコメンテイターはジャーナリストの大谷昭宏さんでした。司会は野村邦丸さん、パートナーは西川文野さんでした。

　深読みジャパン、内閣支持率が各メディアの世論調査で急落している件、共同通信では不支持＞支持、逆転は1年ぶり、支持率は6％低下、桜を見る会で安倍総理の説明は不十分は85％、バックアップ文書は公文書でないという菅氏に75％納得しない、大谷さんの古巣の読売でも不支持率が上がり、過去にも不支持上昇はあったが、今回安倍政権の中枢はやばいと思っていると、大谷さんや二木さん、伊藤惇夫さんも思われて、大谷さん、安倍氏は謝罪ではダメ、政策論争できなかったのは安倍氏が桜のことでちゃんと資料を出さなかったためで、支持率低下の理由は政権の腐敗、政策ではなく、戦争法、共謀罪ではない、貿易協定もあったが「政権が限界」、6ポイント低下は大変なもので、邦丸さん、官邸の焦りを感じて、大谷さん、モリカケでは逃げ切り、今回歴代内閣で最長は、逃げ切りでの達成、長期政権で誰も称賛せず、逃げているだけ。

　今3選、憲法改悪はどうか、自民党、霞が関官僚の安倍離れ、大谷さん、国民には安倍政権のツケが回り、後任はえらいことになると国民は思い、野党は立憲民主党と国民民主党、社民党の合流だが国民は期待せず、大谷さん、野党は知るべき、志位、枝野会談があったが、野党の合流はうまく行かず、昨日の日経で、目玉は山本太郎氏、都知事選に山本氏が出たら大変なことになる、安倍総理の選挙区に山本氏が出ることになると大変、れいわ新選組の支持率はじわじわと上がり、都知事選で山本太郎氏が候補だと大変なことになると説かれました。

　安倍政権支持率低下の原因の一つ、政府は反社会的勢力の定義は困難だと閣議決定、反社会的勢力について、税金を使っている桜を見る会に招いて批判、しかし菅氏は反社会的勢力の定義は定まっていないと逃げて、しかし政府はかつて反社会的勢力の定義をしており、野党から異なる定義があると問題と指摘、安倍政権は逃げて、邦丸さん、支持率低下の原因は、あなたたち政府が閣議決定したことをひっくり返したことと説かれて、大谷さん、自分のような事件記者には逃げ切りではない、安倍政権はとんでもないことをした、半ぐれ、さらにジャパンライフは家宅捜索もの、なら暴力団の定義はどうなる、片一方、反社会的勢力の定義なしは、警察当局はとんでもないことを閣議決定と怒る＋2007年に反社会的勢力の定義はできて、大問題なのは、今山口組の内紛で6県警が聴聞会をして、暴力団からは来ないが、5人組員が集まるだけで逮捕、相手の組を探ると現行犯逮捕、ところが反社会的勢力は定義できないなら、警察は暴力団を取り締まれず、大変なことではあり、こんなことをのうのうとやる内閣は何か、市民に被害だと逃げ切りではなくなる。

　邦丸さん、官僚たちの安倍政権離れ、後2年＋閣議でのもので政治家たちにいい加減にしろではないかと説かれて、大谷さん、忖度は役人たちも忸怩たるものだが、政権のデタラメで社会悪を増長させたら役人は自分たちの存在価値を問われて後世に禍根を残し、事件記者を経たものとしてあまりにまずい、正面からの回答を避けているのはおかしいと説かれました。

　妻子3人を殺害した元警察官の裁判、福岡県警巡査部長に求刑通り死刑判決、被告は否認、直接の証拠なし、3人の死亡推定時刻に被告がいたなどを証拠にして、弁護側は第3者の犯行の可能性を主張して、状況証拠では被告には不利でも、確固たる証拠なし、被告は事実無根というもので、大谷さん、究極の判決、裁判員はしんどく、死刑はこれでいいのか、新潟の少女暴行殺人事件、無期懲役になり、奈良で幼女誘拐殺人、死刑確定で執行、群馬でペルー人による6人殺害、こちらは確たる証拠なしで死刑は、大谷さんは冤罪とは思わないが、直接証拠がなく、奥さんからなじられただけで子供も殺すか、究極の刑罰は問題、邦丸さん、裁判員の葛藤の中での判決、この事件は週刊誌でも書かれて、子供の命を奪ったなら自らの命を絶たないのか、大谷さん、先進国で死刑制度のあるのは少数でも、世論調査では国民の8割は死刑制度を支持して、しかしＥＵには死刑制度のある国は入れず、死刑制度維持の条件は考えぬいたもののみ死刑判決、それ以外は有期刑、永山基準（40年以上前、少年の過酷な人生の後で10人殺害の時に死刑）、将来のある幼女には死刑は出にくく、たくさん殺したら死刑か、裁判員は大変、永山基準自体がおかしい。4条件は生きてきて、裁判員が入り、永山基準の適用、東京高裁は裁判員裁判死刑を3つ覆して、裁判員の大変な負担のもとでのものを覆すものには問題、今後控訴、上告になるが、交通事故の場合はハンドブックがあるものの、殺人事件はハンドブックなしと邦丸さん説かれて、大谷さんは死刑は存続すべきと被害者を見て思うが、アメリカでは自分の子供が殺されても死刑反対の方がいて、人を殺してはいけないことを教えるためになぜ死刑か、それに答えられる死刑存続派はいるか、議論すべきと締めくくられました、以上、大谷さんのお話でした。