市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】文化放送ラジオ　くにまるジャパン極（2019/11/25）　大谷昭宏

　香港の区議会議員選挙結果を語る、経済力にものを言わせた中国にＮＯを突き付けた意味は大きい、ＧＳＯＭＩＡ継続と日韓の意向、少女誘拐事件を語る

　永岡です、文化放送ラジオの、くにまるジャパン極、月曜日のコメンテイターはジャーナリストの大谷昭宏さんでした。野村邦丸さんの司会、西川文野さんのアシスタントでした。

　深読みジャパン、香港の区議会議員選挙で民主派圧勝、開票作業が続いているものの、97年以降初の過半数、習近平氏にＮＯ、6月に抗議活動の激化以降初の選挙、425の議席中民主派300、親中派40、投票率は71％、返還後最高、投票者294万人、そして民主派の議席数は7割で選挙前と逆転、投票者は104万人から倍増、若い人たちがたくさん投票に行き、キャリー・ラム氏の次の行政長官を選ぶ際にも民主派が選ばれる模様で、大谷さん、この意味は大きい、直接選挙は香港だとこれだけで、中国が工作してこの結果は、デモに参加していた学生さん、デモを収束させても選挙を実施した意味は大きく、中国、親中派に突き付けたことは、世界の歴史に大きな意味になり、台湾にも影響、中国の影響力はどうなるか？香港は大きな中国に飲み込まれると思いきや、簡単には飲み込まれないものを示し、中国はデモを過激活動として見なして、市民との分離を狙っても、一部の過激派のことや、デモは外国の差し金という陰謀論も破綻、香港では普通選挙はなく、しかし議会制民主主義を知っている若者たちは、中国に飲み込まれたらたまらない、中国が何をしようが、香港の民主化の勢いはとまらない。

　覆面禁止法、香港の高裁で違憲判断、しかし中国共産党はこれに不満であり、今後のこと、中国共産党が何を言おうが、日本で日本国憲法について他の国が口をはさむことはできず、中国共産党が香港の憲法に口を入れるのは、香港の市民は冗談じゃないという投票行動であり、邦丸さん、中国の横暴に、香港の抵抗と、国際世論も中国を批判、大谷さん、香港のマンションを中国が買い占めて、中国が経済力にものを言わせても、香港は屈しなかった意味は大きいと説かれました。

　ＧＳＯＭＩＡ継続というものの、韓国は日本の経産省が内容を歪曲しているとして、外交ルートを通して抗議、日本は謝罪、協定終了後日本が通告、日本がパーフェクトゲームとの言い分はおかしく、韓日関係に問題と抗議、ＧＳＯＭＩＡは金曜日にギリギリで失効回避なものの、本当のところはわかりにくく、日韓ともに譲歩、大谷さん、韓国は建前上日本に抗議して、今Ｇ20であり、名古屋の東海テレビに大谷さん出られて、Ｇ20のことは話題にならず、韓国の外相も来るものの、14時まで来るか不明、それがいきなり外相が来る＝手ぶらで来ない、ところが日本の外務省から韓国の外相が来ると報じるな、のうちにソウル発のニュースで韓国の外相来日と報じられて、こんなバカなことはない、ソウルの聯合ニュースだと、として時事通信が報じて、韓国は世論が二分されて、延期というと世論に問題であり、韓国のメンツ、日本は世論二分でもない、韓国の大統領が議会選挙を控えて、しかし破棄したらアメリカが激怒する、なら年末どうするか未定。邦丸さん、韓国としてもホワイト国除外を何とかしてくれの本音はわかり、日本から見たらＧＳＯＭＩＡは日韓だけでなく、アメリカも関与、大谷さん、日本がパーフェクトと言って韓国のメンツをつぶしたのは問題、パーフェクトと言うとまとまる話もまとまらない、来月、日中韓だけでなく、日韓首脳会談もある、徴用工問題もあり、全面解決は困難、日本企業の資産が差し押さえられたらまた問題、ＧＳＯＭＩＡは、関係ない他国に利益を与えるのは問題、隣国ゆえに問題も根深いのです。

　大阪で小学6年生女児が行方不明になり栃木で発見された件、栃木の男に銃弾を見せられて、スマホを取り上げられて、未成年者誘拐＋監禁、さらに別の少女も監禁されて、容疑者は強制的な誘拐を否定しても、大谷さん、12歳、未成年者拉致、犯罪であり、大阪の住吉区は大谷さんが事件記者として初めて赴任したもの、どうして栃木まで行ったか？茨城県警察が15歳の少女について行方不明、警察が家の中に入り、今後事情を聴いて捜査に落ち度はなかったか、それでも少女が行方不明、事件性を報じるべき、住吉では防犯カメラに映らず、謎の部分が多く、家族に内緒でＳＮＳでのやり取り、多感な少女を持つ親御さんの大変さは気になり、こういう犯罪に対する落とし穴はある、西川さんは自分のスマホを親にみられてどうかと言うと、隠さないが見せない、大谷さん、家の中に危険が入っている、邦丸さん、親と普通に暮らして、ある日突然いなくなるのは問題、大谷さん、この子も朝7時に起きて、11時に行方不明、母親の気づかないうちの死角、我々の範疇を超えた事件だと説かれました。以上、大谷さんのお話でした。