市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】

ＭＢＳラジオ　ニュースなラヂオ（2019/11/11）　安倍長期政権の緩み、山田恵資さんのお話＆福本さんの台風19号被災地長野市報告、ジャム・ザ・ワールド　永田智成　スペイン総選挙を語る

　永岡です、ＭＢＳラジオの、ニュースなラヂオ　第86回、今週も新聞うずみ火代表の矢野宏さんの司会、フリーアナウンサーの北口麻奈さんのアシスタントで放送されました。ニュースキャスターは上田崇順さんでした。

　安倍総理の幼児性、国会での問題、桜を見る会のことなど、報道するラジオの案内であったジャーナリストの平野幸夫さん、ブログで指摘されています、https://ameblo.jp/hirano-yukio/entry-12544291999.html



　ジャム・ザ・ワールド、グローバーさん、香港の警察による弾圧、動画の拡散で権力が批判されている、一国二制度、中国は守るべきと説かれて、TODAY’s HEADLINE、スペイン総選挙で極右政党が第3勢力になった件、南山大学外国語学部の永田智成さんがお話をされました。与党は第1党でも過半数には至らず、永田さん、4年で4度目の総選挙、混乱で、今回の総選挙は今年度予算案が通らず4月に選挙、その際に首相が決定できず規定で再選挙、総選挙を繰り返して、連立交渉も進まず、直前の選挙で、第1党の社会労働党が連立交渉で、閣僚のポストを巡り紛糾して再選挙。政党の数が増えて、新政党にボックス、極右政党が支持されて、4月の選挙で国会に議席、支持を集めたのは、カタルーニャの独立運動対策、サンチェス首相が独裁者フランコ氏の遺体の掘り返しで批判。カタルーニャ独立には極右政党は反対、自治権もやるな、なぜ支持を集めたか、一言では困難だが、カタルーニャの一つの勢力、スペイン全体から見たらカタルーニャはわがままと見なされて、それで極右政党が支持を得て、カタルーニャ側のメッセージは、独立を支持する地域政党は一定の支持を得ても、ボックスはカタルーニャでも議席を得て、簡単な話ではない。

　サンチェス首相も困難で、連立はどうなるか、永田さん悲観的、サンチェス氏の政党は3議席減らして、左派、右派ともにどう工作しても過半数に至らず、再々選挙もあり得て、ヨーロッパの混乱、イタリアは混乱が当たり前、ドイツでは連立政権が当然なのに、スペインは連立なしで今までやれて、元々スペインは政党が多く、あるところから分裂して、意見の違いで分裂、スペインの人々の考え方がわかれていると説かれました、以上、永田さんのお話でした。



　ニュースなラヂオ、矢野さん、スーパーでクリスマスケーキの受付にビックリ、暑い→クリスマス、矢野さんは先週腹の立つこと、8日の参院予算委員会、共産党田村氏、桜を見る会について質問、1952年から開催されて、リスナーより、桜を見る会の予算3倍、政権のために役立つ人を接待と指摘して、矢野さんその通り、安倍政権になり予算、参加者も激増、今年は5520万円、前年の3倍、来年は概算要求で増えて、この春、新宿御苑に芸能人たち18000人、酒、オードブルetc振る舞い、田村氏、安倍氏の地元の山口県から動員と質問して、安倍氏は具体的な回答をせず、総理の地元ならＰＴＡ役員もこれて、税金で支持者の接待なら公金の私物化で許されない。そして、桜を見る会のことを新聞、テレビは無視、新聞社、テレビ局の上層部も接待されて、これは追及しないといけないと説かれました。



　ニュースピックアップ、上田さんの担当で、桜を見る会のニュース、総理主催のもので、安倍総理の後援会関係者の正体を野党は追及、野党は税金の私物化、政治資金収支報告書に記載なし、モリカケ問題のように安倍氏が標的、通常国会でも追及、与党は問題ない、菅氏は功労者を招いただけ、矢野さん、庶民に消費税増税で税金私物化は許されない、政治のモラル崩壊を怒られました。

　各種経済指標が悪化、10ポイント下落、東日本大震災の後の低水準、要因はもちろん消費税増税の駆け込み需要の反動＋台風19号被害、商工リサーチで倒産件数は前年より6.8％増加、2か月連続で前年同月比増えて、小売業で倒産、機械メーカーの受注は前月2.9％減り、3か月連続悪化、消費税増税でエライことになり、日銀も景気を懸念して、矢野さん、ここまで落ちるかと驚かれました。

　香港、抗議活動の若者に警官が実弾を撃ち、若者が重症、セントラルで抗議活動1000人、すでに死者が1人出て、市民から怒りの声、それも至近距離、殺してもいいのかと矢野さん怒られて、若者は武器を持たず、しかし警察は暴力、キャリー・ラム氏は警察の狙撃にノーコメント、警察が弾圧をエスカレートさせて危険です。



　今回のテーマは安倍政権の今後、9月11日に改造内閣発足後すでに閣僚が2人辞任、英語民間試験の萩生田氏の身の丈発言、河野大臣の雨男失言、さらに安倍氏のヤジが目立ち、これらについて時事通信解説委員長の山田恵資さんがスタジオで出られました。

　山田さん、多忙でも東京から来られて、山田さんは桜を見る会に行ったか、メディアの人間は取材のためで、単に安倍氏の応援団として行くなら問題だが、安倍氏の取材なら行く価値はあるが、安倍氏と記念撮影ならアウト、機会はあれば行くが、しかし山田さん機会はあっても今年4月に初めて行き、メディアの報じた、、安倍氏のお友達を呼んで、一般人も後援会は呼び、後でわかったが、安倍氏は恣意的に選び、公費の使用として問題、お友達を呼ぶなら安倍氏のポケットマネーでやれ、山口県の安倍氏の支援者を呼び、菅氏は中央突破だが、野党は安倍氏の問題に直結するもので、やり取りを有権者がどう見るか、安倍氏はいいとするか、問題と見るべきか。

　矢野さん、安倍氏のポケットマネーなら公職選挙法違反、しかし菅原氏、メロンなど配り公職選挙法違反、時効になるかもしれないが、河井氏は車上の運動員にやり、菅原氏は香典、事実で、秘書で逃れられず、前日まで逃げ切るとして、しかし安倍氏のところに菅原氏行き顔面蒼白＝安倍氏、菅氏に引導を渡されて、初入閣で大失態。

　菅原氏は菅氏に近く、それで閣僚になり、菅銘柄、河井氏もそう、何より進次郎氏は菅氏の後押し、安倍氏は進次郎氏をそれほど好まず、進次郎氏の人気目当て、内閣改造は菅氏の色が強く、菅氏の求心力が落ちる。

　安倍氏は菅氏をとことん信用しているか？菅氏は実力者で、ポスト安倍の声もあり、誰が後継者か、菅氏の影響力が強いと安倍氏は面白くない、菅原氏、河井氏の辞任は打撃でも支持率は下がらず、菅氏の影響力低下は安倍氏に強み。

　河井氏、参院選で妻が公職選挙法違反、河井氏は選挙を取り仕切り、妻は公職選挙法違反、15000円ではウグイス嬢は雇えないとしても、領収書あり、河井氏、法務大臣として問題としても、妻が立件されたら連座制で河井氏もアウト、法務大臣はそれを捜査する立場で、検察が動くor告発で捜査、そのトップに河井氏は相応しくない、それで腹切り、ひょっとしたら、勘繰り、捜査に手心と思われたくない、バレないうちに逃げる、河井氏の妻の公職選挙法違反の参院選を取り仕切っていて、主犯が元法務大臣、この事件の行方は大事。

　妻は、広島県議選で現金を持って行ったと、中国新聞が報じて、50万上げた例もあり、渡した時期は統一地方選の時で、妻が参院選にでると後任は3月、買収になる可能性があり、これは重大。共産党田村氏の質問で発覚、河井氏は記者会見も一切せず、法律的なことがあるので黙れ、しかし公認、推薦の責任は自公にあり、しかしそれを果たさず、国会に任せる＝河井氏隠し。

　矢野さん、妻は県会議員を4回やり、そこまで追い込まれていたのかと問われて、山田さん、広島では自民党一人が落選して、何とか勝ちたい、菅氏もテコ入れ、公明党も応援して、何としても勝つ、それでも露骨すぎる選挙違反、政界は、取材する側が弱いが、氷山の一角。

　リスナーより、菅原氏、河井氏は過去にも問題を起こして、なぜ安倍総理は任命したか、山田さん、慢心、支持率に影響しない、安倍氏は自信あり、モリカケ問題を乗り越えて、身体検査より党内事情優先、小泉氏の秘書官の飯島氏、進次郎氏を支えて、飯島氏は身体検査、過去に疑惑は報道ベースで分かり、今後どうなるかを精査するというものの、小泉政権はそれで強く、しかし安倍政権ではそれがなっていない。

　大学入試、萩生田氏の身の丈発言、山田さん、失言だが本音、本質、民間試験は不公平、経済環境と地域的環境で不公平、山田さん旧知の方に会い、高校の先生、英語の試験に怒り、30〜40年来の知り合いだが、準備のために、情報収集を生徒はして、先生も大変、それがなくなりまた大変、萩生田氏の言ったことは、こういう不公平、不公正があれば文科省は是正すべきで、放置して、しかし受験生としては、皮肉だが言ってくれた、しかし自民党には失言。

　矢野さん、民間試験を決めたのは下村氏と説かれて、山田さん、細田派の幹部、都連、萩生田氏は、下村氏がベネッセに近く、萩生田氏は火の粉がかかるのをかわせる、モリカケで萩生田ペーパーがあり、焦点をかわせる、萩生田氏は元気、しかし英語だけでなく、数学などまだ問題、下村氏がルーツ、下村氏は責任があり、延期の段階でやれとして、経緯を説明すべき。

　矢野さん、下村氏と萩生田氏は仲が良くないのかと問われて、山田さん、主導権争い、族議員のもので、族議員が競う、利権を競う、二人ではぶつかっている。

　様々なことが明るみになり。本質は安倍政権で導入された試験で、問題である。



　その他のニュースも上田さんの担当でした。

　原子力サイクル、青森県を最終処分場にしない、先送り、また福島第一原発の排気筒解体工事でトラブル、ワイヤーは弛んで、ストップを求めて間に合わず、大丈夫なのか、中にはデブリ、シャレにならないものです。上田さん、もしもの時を考えるべき。

　中国電力の上関原発、海の調査を強行、山口県は撤回せずです。

　来年度の大学入試、国語と数学の記述式試験にも懸念、高校生2万人に回答させて、採点する施行、ベネッセが61億で落札、自己採点と実際が一致せず、受験生の志望校選びに影響、文科省は採点しやすい制度にする、腑に落ちない、記述式だとどう回答したかメモも困難です。



　「10分で現代を解説」、福本晋悟さん、台風19号の被災地長野市からのリポートです。

　福本さん、長野県庁の防災センター、県の職員、自衛隊、ボランティアが災害対策、会議の後記者会見でマスメディアに流されて、長野県は情報はオープン、長野県は今日寒く、夕方13度。

　台風19号で被害から明日で1ヶ月、長野県では千曲川の氾濫で大被害、避難者は600人以上、他の市町村の避難所は閉鎖されて、避難者は長野市の方、ボランティアは週末に4300人以上来てくれて、ボランティア売れ入れは順調。長野県で5人なくなり、しかし、千曲川の堤防が決壊して大変なことになり、長野駅北東10km、車で25分、長野県北部、リンゴの生産のアップルライン、リンゴの直売所もあり、長野県のシンボルリンゴが大被害、あちこちに落ちて、堤防決壊、住宅の床の泥は撤去できても、お墓、リンゴ園はまだ大変。リンゴの木は根の上に泥だと呼吸できず、長くしたら枯れる、泥が20〜30cm広域に覆い、西日本豪雨災害と違い秋で、泥は重く、泥をシャベルで一輪車にて撤去。

　泥を置くスペースはあるものの、避難者は、長野市で600人、運動公園の体育館では90人避難、避難者は庭の泥だし、自宅は壊して建て替え、しかしめどは立たず、見なし仮設住宅の申請をされたもの、戻られたときに福本さん取材、避難所の中では取材禁止、プライバシー保護のため、外で長時間聞けず、災害時に避難所での取材はしんどく、避難所を担当する市役所の方に取材、体育館は暖房＋加湿器があり、プライバシー保護のものもあり、トイレは取材できず、市役所職員も報道関係者に答えていいか確認が必要で、業務に支障でそれほど聞けない。

　医療従事者に福本さん取材、これからの時期、風邪、インフルエンザが心配、予防接種もされて、エコノミークラス症候群、寒く、避難者が水分を取らず、避難しょで体操、しかし長野の冬は寒く、栄養のある食事が大切と医療従事者は語り、長野県を福本さん初めて取材、ボランティアの声は聞けても、避難者の声を直接聞けず、台風19号は広域災害、西日本豪雨の教訓などもっと取材、情報開示が必要と締めくくられました。



　今回の特集、安倍政権の今後、山田さん最後まで出られて、リスナーより、甘利氏の4選発言があり、それについて、山田さん、4選はあり得る、3回で後継者に憲法改悪をさせる、後継者は岸田氏、自分の思いのまま、しかし岸田氏は世の中の支持は高くなく、岸田氏で選挙を戦えず、それで4選、二階氏は安倍氏の権力の恩恵で、党内の空気を作り、可能性として4割は4選、他にいないと、安倍氏は石破氏にさせたくない。石破氏がやるなら続ける、しかし現時点では4選はない。解散総選挙はどうか、年内は台風でなし、閣僚辞任があり、本命はオリンピックの後、しかし安倍氏の手でやるか、岸田氏にやらせるか、経済不調なら解散できず任期満了になると締めくくられました、以上、今週のニュースなラヂオでした。