市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】 Ｊ−ＷＡＶＥ　ＪＡＭ・ＴＨＥ・ＷＯＲＬＤ（2019/9/26）　堀潤

香港取材報告、古谷経衝さん、溶け行く保守を語る、保守こそ沖縄の米軍基地に反対しろ、今の「保守」は堕落したネトウヨ、単なる排外主義者で世も末！

　永岡です、Ｊ−ＷＡＶＥのＪＡＭ・ＴＨＥ・ＷＯＲＬＤ、司会のグローバーさんはお休み、木曜日のニューススーパーバイザーのジャーナリストの堀潤さんの司会でした。

　8時台は特集2つ、堀さんの香港取材報告、逃亡犯条例改悪反対のデモは200万を超えて、20日、生放送を追えて香港に堀さん行かれて、中心部から電車で40分の香港の北、駅はデモだと封鎖されて、一駅前で降りて徒歩で生き、若者たちの抵抗に、警官隊は催涙弾で攻撃、堀さん、警官隊→市民を撮影して、途中から若者たちに合流、激しい運動、若者たちはBE WATER　水になれ、スマホで連絡して、ＳＮＳで場所を指定、警官が攻撃したら水になり散る、雨傘運動はリーダーがいて、リーダー逮捕で鎮静化した教訓、皆さん全身黒づくめ、一般市民が、警察がいると情報提供、参加したら逮捕なので参加しないが支援したい人は多く、警官隊の催涙弾水平発射、日本の女性ジャーナリストが追跡して、この方はアーティストの写真を撮る人で、香港に仕事で行かれて、そしてデモを追跡されて、現地のＳＮＳを見ないと若者たちを追跡できず、各国のジャーナリストはこの方のフォローもされて、若者たちの主張は、広東語→北京語、アイデンティティ喪失、経済は香港から取られて、卒業しても低賃金、香港に未来はあるのかと切除な背景があるのに、なぜ日本のメディアはこの実情を報じないのかと、現地は日本のテレビとは全く違う。

　バリケードが中央分離帯を外して警官を阻止するもので、公共物破損だと当局に逮捕されるので、傘を持ち、カメラが来たら写らないようにして、そこまでしてでも香港の若者たちが声を上げざるを得ない実情を日本人は知るべき。

　堀さん、若者に、民主主義とは何かと問い、民主主義は精神のようなもの、大切なものは知る権利、民主主義では、香港で強権を振るう警察に否定されてはならない、国民に知る権利が保障されるべきと語り、逮捕〜48時間勾留の情報公開は香港当局はせず、出しても捏造されたものの可能性があり、当局への不信感は強く、条例で中国に引き渡されて、人道的な扱いをされるのか？守るべきは国民の知る権利、香港の若者たちは、アメリカ、ＥＵ、日本と民主主義社会に伝えて、国際的な圧力をかけてほしい。堀さんが日本人と知ると歓迎されて、しかし日本でちゃんと報じられていないと訴えて、固定観念で香港を見たらダメなのです。

　ＵＰ　ＣＬＯＳＥ、溶け行く保守について、文筆家の古谷経衝（つねひら）さんのお話がありました。月一回古谷さん出られるそうです。古谷さんとは5年前に出会い、ジャム・ザ・ワールド、東浩紀さんが月一回月曜日に出られて、最近リベラルの発言の場がないとして2014年からで、台風15号の対応もあるものの、溶け行く保守がテーマ、古谷さんは保守のはずが、パヨク野郎と言われて心外、リスナーに、保守とは何か知ってほしい、保守のことを知らず、安倍政権が好き、朝日新聞、中国、韓国嫌いではなく、イギリスの政治家バークが、人間の理性、美辞麗句を信じないのか゜保守。歴史、経験、伝統を信じて、人間は間違うとしているのが保守、保守の対義語革新、人間の理性を信じる、自然は地震もあり計り知れず、理性で自然は克服できるというものが進歩派、左翼の姿勢？ところが、保守と革新、リベラルの立場がグチャグチャ、原発反対もあるものの、ウランの核分裂で発電するが、保守の立場だと危険、理性を疑う、脱原発は保守の役割。堀さん、2012年には保守から脱原発と言われて、革新系の議員は進化すると堀さんに語り、政治的イデオロギー、経済的に右、左というのはねじれ、与党が保守ではなく、脱原発は、原発がコントロールできるというのは驕りと保守には見えて、この点共産党、れいわは保守、日本の農業を守るのも共産党、れいわは保守、反安倍が左翼ではなく、ところが、韓国大嫌い、中国大嫌いが保守ではない。

　バークが、フランス革命のことを出した時に朝日新聞も韓国もなく、人権のもので、どうしてこんなことになったか？古谷さん、10〜15年前、小泉総理の時に、インターネットの高速化、非正規雇用があり、社会が激変して流動化して、保守、リベラルが交錯することになった。

　堀さん、本屋では「擬態」保守と古谷さんの言われるヘイト本があり、古谷さん、最早論壇ではなく、なぜ売れるか？出版不況、出版の最盛期は96年、何をしても売れず、その中で韓国、中国、朝日新聞叩きで売れる、ＮＨＫ叩きもあり、商業的に不景気、出版不況がヘイト本を生んだ。

　憲法のこと、保守は、人間は間違う、伝統に価値観を求める、憲法改悪しても日本は変わらず、国連憲章に戦争は禁じられて、社会は憲法を変えても急激に変わらず、保守はゆっくりしたスピードで変えるもの、ところが改憲して一気に変わるというもの。

　堀さん、安倍氏は改憲というものの、規制緩和ｅｔｃと説かれて、古谷さん、安倍氏は単なるタカ派、ハト派とは保守核心と違うベクトル、昔のソ連がそうで、かつての自民党には保守でもハト派がいて、革新でも好戦的な国はかつてあり、右の保守的な国もスイスのように戦争しない。スイスは軍隊を持つが、堀さん、沖縄を保守こそ救うべき、なぜ基地を押し付けるのか、古谷さん、沖縄の米軍基地はウチナンチュのもので、先祖からの歴史を米軍に占領されて、なら保守は沖縄の米軍基地を批判すべき、ところがそうしたら左翼と言われるが、保守こそ一番沖縄に寄り添うべき、沖縄の米軍基地は伝統を踏みにじるもので、保守こそ沖縄の基地に反対しろ、むしろ、革新系が対米独立と語り、堀さん、太田元知事のこと、ヤマトンチュから見たウチナンチュ差別、ウチナンチュはヤマトンチュになれ、しかしウチナンチュこそ日本人であり、差別主義者が擬態化したものが保守と古谷さん言われて、「保守」は沖縄を足蹴りにして、太田元知事を足蹴にする「保守」がいるが、米軍と闘ったもので、どうして太田さんを誹謗中傷するのか、保守は同胞を守るべき、西部邁さんも亡くなられた。

　今、排外主義がのさばり、右左を超えて、とんでもないWILLやHanadaのような雑誌が売れて、WILLは韓国なんて要らないと書くが、韓国がなくなると叩けなくなりWILLが売れなくなり困る（笑）。保守はこうあるべき、古谷さんはネトウヨと一線を画すもので、涙も出て、このままだと日本国そのもののメルトダウンも危惧されるのです、…聞いていて痛快でした。次回は古谷さん10/31に来られます、以上、堀さん、古谷さんのお話でした。