市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】文化放送ラジオ　くにまるジャパン極（2019/8/26）

大谷昭宏　韓国のＧＳＯＭＡＩ破棄と埼玉県知事選で野党の勝ったことの意味、警察の問題点を語る
　永岡です、文化放送ラジオの、くにまるジャパン極、深読みジャパンのコメンテイターはジャーナリストの大谷昭宏さんでした。司会は野村邦丸さん、アシスタントは西川文野さんでした。
　昨日の神戸新聞に、部活動での体罰の問題、関西大学の神谷拓さんのお話が載っており、https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201908/0012639364.shtml　これを読んで、若い臨時講師が体罰をふるい、彼らは2012年に大阪で桜ノ宮高校で体罰自殺のあったのと同じ世代というのを見て、私には心当たりがあり、おそらく彼らも体罰、さらにクラブ活動で上級生にしごきをされて、それをさらに下級生にしている構図を感じて、これは旧日本軍のいじめと同根で、この国が太平洋戦争の反省をせずに日本軍の体質を残したことは、会社で絶対服従を強いられる男が家庭でＤＶをするのにも通じて、このようないじめの連鎖が日本を封建体制のままにして、安倍政権をのさばらせている原因だと私は思います。

　大谷さんのお話、ＧＳＯＭＩＡについてのこと、岩屋氏は日米、日韓でやりたいというものの、韓国政府による破棄決定にアメリカは懸念、24日の韓国の新聞は論調が分かれて、保守系は文政権を批判、文氏の側近のスキャンダル、革新系は文氏を支持して、邦丸さん、韓国の新聞は保守系と革新系でわかれて、日本もそうだが、大谷さん、ハンギョレ新聞は革新、大谷さん22日の生放送で破棄はしないと見て、7時に破棄でまさか、岩屋氏も楽観視して、韓国は国家安全保障会議を開いてやったものの、日米韓での軍事情報共有のもので、日本はアメリカを考えたら韓国は破棄しないと思ったら、アメリカに喧嘩かと邦丸さん問われて、大谷さん、ＧＳＯＭＩＡの核は包括的、互いに聞いた話を他に漏らさない、アメリカに言っていいことと口止めがあり、面倒くさいもので、しかしこれを破棄すると、ロケットのこと、どんなものかは韓国がはるかに早く分析できて、日本もできるというものの、基本的には役割分担であり、一番喜ぶのはＤＰＲＫ。
　邦丸さん、この先のエスカレートを問われて、大谷さん、トランプ氏は防衛より貿易、不快感は示しても韓国は叩かず、ＤＰＲＫ、中国、ロシアが喜び、日韓対立は問題、しかし日本は隣人と仲良くすべきで、冷静に考えるべき。
　昨日、ソウルで日本人女性が韓国人に髪の毛をつかまれた事件もあり、日本人観光客を守ろうという動き、韓国の方は反日ではなく、反アベだと大谷さん説かれて、韓国の方も文政権のやり方に批判もあり、韓国の歴代大統領は、辞任後逮捕、文氏の側近のスキャンダルもあるが、韓国は反日に暴走せず、邦丸さん、日韓で国会議員の交流を説かれて、大谷さん、日韓議員連盟に話を聞いたと説かれました。
（…しかし、ロシアが喜ぶというものの、プーチン大統領は安倍さんのお友達、北方領土あげちゃう＋トランプ氏のスポンサーではないのですか？）
　埼玉県知事選挙、事実上の与野党対決で野党系の大野氏が与党系の青島氏を破り当選、参院選の後の与野党対立で、安倍政権は総力戦を戦い敗北して、投票率は32％、前回を6％ほど下回り、邦丸さん、当初は青島氏有利→大野氏が猛追、逆転、甘利氏もヤバイ、大谷さん、出口調査では大野氏が強く、青島氏が知名度だけの作戦は無理、投票率は元々低く、自民党は前任者批判で有利と読み間違えがあり、前任者は旧民主党系、邦丸さん、安倍氏地方選挙だと負ける、大谷さん、青島氏の知名度だけで埼玉県民も手腕には不安、投票率も問題、東京、埼玉は低く、それでの結果は重大と説かれました。
　警察病院から逃走の男が確保された件、大谷さん、良く似た男で本人かは不明、昨年は大阪、寝屋川で逃げられて広島で確保、警察は批判されても今回またであり、邦丸さん、産経新聞で大阪の警察で証拠品の紛失のニュースがあり、大谷さん、かつて羽曳野警察で証拠品をエレベーターホールに放置して問題になり、全国の警察で総点検→ずさん、窃盗、逃走も問題だが、警察は組織として問題、継続して対処せず、今の警官は大半が平成世代であり、過去のものが引き継がれず、警察だけでなく、日本の組織の問題、邦丸さん、殺人事件の時効撤廃など、資料は多くなる、大谷さん、2010年に殺人事件の時効はなくなり、未来永劫証拠を保管しないとならず、保管庫はちゃんとされず、大阪だけでなく、時効のなくなった場合の証拠、書類、物品etcを捜査本部解散後どうするか？警察庁でちゃんと考えないとこういうずさんなことになると、引継ぎをちゃんとしろ、邦丸さん、警官はパソコンでやるものの、最終的には紙にしないといけない、大谷さん、稟議書による最終決断だと膨大なものが残ると説かれました。以上、大谷さんのお話でした。