市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】文化放送ラジオ　大竹まことゴールデンラジオ（2019/8/6）

深澤真紀　あいちトリエンナーレ表現の不自由展中止問題を語る、権力が芸術文化を弾圧する国はファシズムを呼ぶ！

　永岡です、文化放送ラジオの、大竹まことゴールデンラジオ、今週火曜日の大竹紳士交遊録は獨協大学特任教授でコラムニストの深澤真紀さんでした。パートナーははるな愛さんでした。

　今回のテーマはあいちトリエンナーレの表現の不自由展の中止問題、いつもこのコーナー早口であるが、事実関係が大事、国際美術祭、ヴェネチアが一番有名、愛知は3年に1度の町おこし、官製の芸術祭り、監督は津田大介さん、世界が感情に振り回されて、情の時代として、注視を予告するようなもの、津田さんは東京医科大学の女性差別問題に衝撃で、これもテーマにして、8/1開催、10/14まで、名古屋市だけでなく豊田市などもあり、表現の不自由展は一組の展示であり、2015年に東京で表現の不自由展、撤去させられたものを集めたことがあり、津田さん、表現の不自由展その後、従軍慰安婦、昭和天皇のコラージュなどをテーマにした焼かれるべき絵、図録が燃やされたのが問題であり、こういうものが展示されて、開催時で松井大阪市長が河村名古屋市長をたきつけて、二人で日本の心を踏みにじると勝手に決めつけて、菅氏も文化庁の金だからとアカン、自民党の保守系が政治プロバガンダで公金を入れるなだが、プロパガンダは権力者が使うもので、自民党の言うことはおかしいが、開始して河村市長、菅氏、自民党の連中が批判、しかし権力批判の禁止は憲法21条に抵触なのに、8/1,2に電話とメールで名古屋市に抗議殺到、対応者は名前を言わないとならず、するとネットに名前を上げられて、津田さんはこれで心を痛められて、ＰＴＳＤになった人もあり、8/2に津田さん、来場者が危険、スタッフも危険として中止、大村知事はガソリンで京アニ二の舞の脅迫で、安全面で中止、しかし警察はファックスの発信源が分からないとして捜査せず、このガソリン放火が中止の最大の理由。

　予算は名古屋市、愛知県など12億、表現の不自由展は420万、民間で賄われて、津田さん、抗議の電話は尋常ではなく止めさせるを得ず、津田さんに最後までやれという声があったものの、スタッフや来場者に危険だと問題、深澤さんもイベントでこういう経験はあるが、こういうイベントにガソリン放火と脅迫は前例なし、大村知事と津田さんは中止なのに、河村市長は謝れとムチャクチャを抜かして、表現の不自由展の主催者は津田さんや大村知事を批判なものの、もちろん一番批判されるべきは河村市長、菅氏は一般論で逃げて、そして中止なのに、まだガソリン放火の愉快犯があり、深澤さんの思う一番の問題点は、市長、官房長官、自民党保守派という権力者の圧力つぶしたもので、トランプ氏のメキシコ移民排除と同じ、テロを権力が容認したと説かれて、大竹さん、バンクシーのこと、芸術、小説は体制の内側にいないもので、これがずれている、体制の中でこういうものを作る人がいるのはどうか、バンクシーかも知れず都庁が大事にしたこともあり、市長が圧力には生きる範囲を狭める、人間が暮らす中で厳しい状況で嫌、深澤さん、表現の不自由展のその後でこれは大変、太田さん、右傾化、戦前と同じでゾッとする、深澤さん、8月に入り暗いもの、今日は広島原爆の日、権力が文化を弾圧するのはおかしい、一つ一つの問題を問うべき、大竹さん、日韓問題に落としどころなしで、経済も絡んで芸術に悪影響を及ぼすと締めくくられました、以上、深澤さんのお話でした。