市民運動創造と宇都宮健児ら群像コミュの【永岡浩一さんの通信】

　永岡です、ＭＢＳラジオの、ニュースなラヂオ 第35回、今週も新聞うずみ火代表の矢野宏さんと、フリーアナウンサーの加藤夏海さんの司会で放送されました。ニュースキャスターは福本晋悟さんでした。
　報道するラジオの案内であったジャーナリストの平野幸夫さん、大阪万博をカジノ万博とブログで批判されています。
https://ameblo.jp/hirano-yukio/entry-12421609816.html
　矢野さん、昨日は香山リカさんの講演会、世間は3連休でも仕事、改憲発議を止めようというもので、木戸衛一さんも参加、香山さんは京都で講演の予定が脅迫に屈して中止、香山さんは安倍改憲に反対して、右翼団体から攻撃されて、右翼団体代表の妻がＦＢで、11/14に子供がプリント、こんな輩（香山さん）に子育て応援されたくないと、香山さん右翼から攻撃されて、講師としてふさわしくない、電話、日の丸の服を着て行く、街宣車で行く、南丹市に矢野さん取材されて、香山さんを知っていたか、講演は代理店を通していて知らない、テレビに出ているので市民も来てくれるかと思ったら、22日に差し替え、子供たちの集まるものもあり、警備の物々しい中でイベントは成り立たないというもので、これについて香山さんは触れられず、香山さんも批判をしても、お前がしたら暴れるは意見ではない、威力業務妨害、言論の自由の中で弾圧、南丹市は毅然たる態度を取って欲しい、しかし、ネットで違う意見をバッシングする傾向があり、その中で自分はこう思うと認めないと、民主主義は破綻すると説かれて、加藤さんも、一人一人が思っていることを言えるようにと説かれて、福本さん、香山さんは高校の教科書にも載り、言論の自由は相手の自由も認めるべきと説かれました。
　ニュースピックアップ、福本さんの担当で、国会、外国人労働者受け入れの入管法、与党は明日強行採決を目指し、野党が抵抗、野党から外国人労働者の待遇について安倍総理に聞いて、低賃金はないのかと逢坂氏が聞くと、安倍総理は例により1+1＝サルマタで日本語にならず、しかし技能実習生は失踪が多く、法務省の調査に誤りがあり、より高い賃金ではなく、低賃金が原因、野党は捏造と批判して、聴取票を公表しろとしても、山下氏は2+2＝モモヒキ、受け入れる難民の数もデタラメ、逢坂氏は批判して、自公と維新で見直しを2年後にして、来月10日までに成立のため、明日の委員会で採決を目指しても、野党は抵抗、山下氏の不信任決議案を出し、矢野さん、安倍氏の外遊のため、国会軽視と批判されました。
　日産の西川氏、ルノーとの関係が対等でないとして、見直しを示唆して、ルノーは議決権を持つものの、日産はルノーに議決権がないためで、三菱自動車はゴーン氏解任、後任はＣＥＯが兼任です、今後の焦点は日産、ルノー、三菱自動車の関係、トップはルノー出身者がやるのかで揉めています。

　今回のテーマは日産自動車ゴーン氏逮捕、逮捕劇は車内クーデターか、ルノーとの統合を避けるための抵抗か、日産自動車を20年近く取材されてきたジャーナリストの井上久男さんがお話をされました。
　カリスマ経営者の電撃逮捕、ゴーン氏の悪事が堰を切ったように報じられて、井上さんのお話、元朝日新聞記者、日産とルノーの提携をスクープされて、ゴーン氏に単独インタビューは5,6回、複数の方との取材だと10数回取材されて、ゴーン氏逮捕について井上さん、逮捕は想定しておらず、インタビューの際のゴーン氏、頭の回転が速く、スケジュールが密で、時間が限られて、事前に質問したらたくさん話して、複雑なことをシンプルに話してくれて、インタビュー記事を書くに困らず、であり、リスナーのメッセージ、日産立て直しは評価しても、多額な報酬など強引すぎる、自ら発明はないのに、ゴーン氏にこんな報酬かとあり、井上さん、ゴーン氏は権力の一極集中でオゴリ＋回りがイエスマンのみ＝不正をやりやすく、発覚しにくいと説かれて、矢野さん、報酬は高すぎるとの指摘について問われて、井上さん、報酬は価値観によるもので、日産のようなグローバルだともっとたくさんもらう人もあり、ゴーン氏のようなグローバルな経営者だとそれほど高くないが、日本の感覚だと10億は高いと感じて、周囲も二けたは高いと指摘しても、少なく見せて多くもらうのは問題。
　矢野さん、関係ない姉にも報酬は公私混同と説かれて、井上さん、姉は実態のないアドバイザーで、ブラジルにマンションであると説かれて、矢野さん、自分の結婚式を日産に払わせたことを問い、井上さん、様々な話は、道義的責任で、虚偽記載が刑事責任で、これは分けるべき、矢野さん、ゴーン氏悪玉するのを危惧されて、なぜこのタイミングで逮捕か、井上さん、日産のプレスリリース、ゴーン氏、ケリー氏も関与して、外国だと逮捕できず、それで二人日本にいるときに逮捕、かつては1か月に1度来ていたが、ケリー氏は謎の取締役、見たことのない人もいて、アメリカで牧場経営？刑事事件では不正に関与しても、悪知恵のスキームを作っており、二人が来日する19日に地検が逮捕した。
　リスナーより、東芝の粉飾決算では経営者は逮捕されず、なぜゴーン氏は逮捕されたのかと質問があり、井上さん、同じ虚偽記載、東芝は粉飾で、有価証券報告書は市場に嘘をつかないための、健全性を担保するためで、これが嘘だと、中身については、井上さん、赤字を黒字にした東芝の方が悪質、経営者の報酬を少なく書いて、そして全体の信頼性を損ない、なぜ東芝は逮捕されず、ゴーン氏はなぜ逮捕か、もし万一、事件が検察から見て有罪にならなかったら、国際的な経営者を逮捕して大批判、検察は国際的な赤っ恥を書き、検察は用意周到にやり、次のネタがあると見られる。矢野さん、地検は威信をかけているとされて、そのために確かな証拠がいる、日産の中にネタで、クーデターかと問われて、井上さん、西川氏はゴーン氏の側近、ゴーン氏の首を切ったものの、海外のメディアはブルータス、お前もか、内部告発した人は守られるべき、なぜこうなのか？
　矢野さん、西川氏は知らなかったと問われて、井上さん、最終的に西川氏に報告されて、しかし内部告発は本人に聞かないと分からず、内部告発は勇気がいり、義憤か、原因は不明、1年前に国交省で完成車の不正が日産にあり、これも内部告発、組織から内部告発が出る＝ガスが充満していた。
　矢野さん、ルノーとの経営統合が迫り、それでゴーン氏の首を切ったのかと問われて、井上さん、ルノーが日産の支配を強めて、今年初めまでのゴーン氏は日産の立場に立ち、ルノーの関与を弱めて、しかしマクロン大統領から、日産とルノーの関係を後戻りできないようにとして、ゴーン氏は変わり、すると西川氏は日産の独自性を守りたく、ルノーの圧力を跳ね返すにはどうしたらいいか？日産の取締役会で、ルノーと日産の出資で、日産は後10％買い増すと支配がなくなるのに、日産の取締役会は9人中5人がゴーン氏のもので、これは会長として不適格になり、そして、ゴーン氏に会長を降りてもらい、ケリー氏にもやめてもらい、多数決は4対3となり、クーデター、本能寺の変になる。
　矢野さん、ゴーン氏はカリスマで、側近の西川氏がよく光秀になったと問われて、井上さん、西川氏は日産の独自性を守りたかった、西川氏は憤りと落胆、憤り、信じていた、仕えていたゴーン氏の不正。日産とルノーは関係悪化もあった。
　リスナーより、ルノーの日産株保有は43％で、ルノーの影響を下げられるのかと質問があり、井上さん、10％買い足し＝離婚であり得ない、日産とルノーの関係、ルノーの出資比率を変えて、三菱自動車がルノーの株を買う手もあり、できるだけ、今までは精神的な対等から、株式でも対等になる、日産、ルノー、三菱自動車を統括する会社がオランダにあり、ここで対等になるように調節できて、話し合いでスキームは出る。
　リスナーより、フランスのトップを逮捕して、国際問題にならないかと質問があり、井上さん、ゴーン氏逮捕時に、世耕氏はフランスに万博でいて、握手していて、とりあえず日仏の大きな争いにはならず、交渉次第では政府も関与することになる。
　矢野さん、ゴーン氏の否認を問われて、井上さん、ゴーン氏はやっていてもやったと言わず、これから法廷戦術もあり今後も予断を許さないと説かれました。

　その他のニュースも福本さんの担当でした。
　宮崎県で殺人事件、6人の遺体が見つかり、家族と連絡が取れないと通報→6人の遺体発見、遺体に外傷、殺人事件の模様です。
　政府は経済財政諮問会議、消費税増税の原案をまとめて、軽減税率、幼児教育対策、ポイント還元などを組み合わせて、還元率は5％、キャッシュレス決済を進めるものになり、増税を上回ることで、2020年のオリンピックまでやり、プレミアム商品券も発行、住宅、自動車購入の補助もして、景気腰折れを防ぐ゜ためです。
　2025年の大阪万博で、株は上昇、松井知事と吉村市長は官邸で安倍総理に報告、しかし、建設費は1250億を国、自治体、民間企業で3分でも、地下鉄延伸に巨額のお金が要り、吉村氏は140億の補正予算を出します。
　公明党山口氏は、来年夏の衆参同日選に懸念、過去2度の衆参同日選挙は自民党が圧勝、憲法改悪の発議にも山口氏は懸念です。

　「10分で今を解説」は、上田崇順さんが犯罪被害者を取材されました。
　　上田さん風邪で、昨日11/25から1週間、犯罪被害者週間、被害者のサポートをしている大阪被害者支援アドボカシーセンター（http://www.ovsac.jp/　）を取材されて、援護、擁護の意味で、事件の被害者になった人たちの支援、活動開始から23年、亡くなった場合は遺族サポートを無料でやり、きっかけは阪神・淡路大震災、亡くなった方の遺族サポート、人の心のケアを震災が契機に始まり、まずは電話相談→サポート体制充実、スタッフは医師からトレーニングを受けて、医師の中に、東京の事件のサポートをしていた人もいて、範囲を拡大、電話、面接相談から、災害、犯罪の被害者の支援、代表の木村ひろ子さんに聞いて、最初はみんなで頑張ろう→状況は変化して、その事件、事故の被害者から、孤立することになり、救うためのもので、自然災害だと、多くの人が一緒になりやるものの、回復具合に差が出て、取り残しのこともあり、不幸にも、人が原因だと、人が信じられず、2004年に犯罪被害者基本法ができて、これも被害者を支えて、主体的にサポート、警察や病院など対応しないといけないものはたくさんあり、必要な対応を教える、一人で行かせない、アドボカシーセンター、裁判の代理傍聴、自分の裁判だが行けない場合、代理で裁判に行き、被害者に裁判のスケジュールが言われないこともあり、被害者参加制度もできて、代理で裁判に出る弁護士も探して、制度に参加する、様々なものがあり、スタッフは基本ボランティア、交通費のみ、しかし仕事は大変、仕組みを学ぶ、カウンセラーの資格は要らないが、インターンシップを実習して1年半かかり、最初は補助、一人立ちに3年かかり、それでもボランティア、民間がボランティアでやる意味、行政はルールがあり、期間が終わるとやらない、その都度相談に乗ることになり、木村さん、ボランティアがスタッフだと、信頼を作るためのボランティア、貴重な時間を使ってやってくれているとなるもので、そこで心を開くことになり、シンポジウムもあり、先のＨＰから連絡してください（06-6774-6365）、以上、上田さんの報告でした。

　今週の特集、日産自動車で何が起こっているのか、井上さん、カリスマなきあと、競争力を維持するためには、信頼性関係がいる、ケーズに対応する、100年に1度の変革期に、こういうせめぎ合いで商品開発のスピードが遅れて、国際協力に負けるのを西川氏もルノーも思い、しかしゴーン氏逮捕、後任をどうするか、ゴーン氏は会長を解任されても、取締役は残り、株主総会でどうするか、日産の立場、ルノーは日産に逃げられたくない、変数が多く、調性は大変で、信頼関係を失うと、企業は人の組織で、生産性低下も危惧されて、矢野さん、ルノー、日産、三菱で世界2位、社員、下請けへの悪影響を懸念されて、井上さん、どこの車を買うかで、イメージダウンを危惧されて、社員のモチベーションはどうか、22日に取締役会、ゴーン氏解任、西川氏は全社員に報告して、今後どうするか、ゴーン氏にも功罪あり、ゴーン氏はいずれ辞める時期があり、ブラジルの大統領を狙っていると言われていたが、その野望は潰えたと締めくくられました、以上、今週のニュースなラヂオでした、この内容も、例によりいくらでも拡散してください！