ここのところ大変動がおきているこの「藝と稽古」コミュですが、ここでさらにもう一個新しい試みを始めることにしました。
題して「身を以てする學の世界」です。
つまり身体とはただなにかをするための「道具」だけであってはいけないのではないかという発想の展開です。
これの大きなヒントは「野口体操」という風変わりな体操やイメージトレーニングや言語學のミックスされたものです。
詳しいことは本で読んでみてください。
実はわたしも買ってあるのですが積ん読で、これからゆっくりと眺めるつもりです。
しかし、わたしは野口体操の体験を書くわけでもなく、習ったことも、実はさして興味もいままでなかったもので、どういう意味があるのか、いま時点でやっと閃いた段階です。
調べましたがべらぼうに高価でちょっといってみるというわけにもいきませでした。
ですが野口体操はいいとしてわたしなりにやってみたいテーマが三つあります。
�‖╋柔�
�▲ぅ瓠璽�
��クリエーション（創造性）
この三つの原理を連関してやってみたいと思っています。
とりあえずの稽古眼目です。
具体的には絵画などではわりあいとはっきりとこの三つの要素がそろったりしますのでその実例をご報告できると思います。
たとえば今年の初めには「墨絵」という技術で遊んでいました。
コロンブスの卵的なアイデアで、さまざまな簡単な道具や指を使って墨で絵を描く技法です。
これは簡単なので、是非おすすめします。
作品はだいたい100枚くらい作って、写真に撮ってあります。
その写真を公開してもいいと思います。
目標としてだいたい1000枚くらい作るつもりでした。
最初は小さい作品を100枚程度つくり、もうちょっとでっかい作品にチャレンジしようかというところでわりと飽きてきてストップしました。
ですから未完成の作品群です。
これはやるとわかりますがなかなか楽しい作業でした。
明らかにパソコンでお絵かきするのとは違います。
なぜだかはわかりません。
あとはお教室では「リノリュウム版画」という原始的な一枚刷りの版画もやってこれもけっこう楽しかったです。
そういう風に野口体操とは別のアプローチもまた「身を以てする學の世界」に可能性があるのではと思います。
面白いと思う人もいるのではないかと思いました。
そんなわけでそういう系統の稽古はこのトピに並べてゆきますのでちょっとお立ち寄りください。
いまのところはそういう実績はありませんが、音楽における即興性なども扱えるといいと思っています。
2019年5月3日(金)
鳴笛
題して「身を以てする學の世界」です。
つまり身体とはただなにかをするための「道具」だけであってはいけないのではないかという発想の展開です。
これの大きなヒントは「野口体操」という風変わりな体操やイメージトレーニングや言語學のミックスされたものです。
詳しいことは本で読んでみてください。
実はわたしも買ってあるのですが積ん読で、これからゆっくりと眺めるつもりです。
しかし、わたしは野口体操の体験を書くわけでもなく、習ったことも、実はさして興味もいままでなかったもので、どういう意味があるのか、いま時点でやっと閃いた段階です。
調べましたがべらぼうに高価でちょっといってみるというわけにもいきませでした。
ですが野口体操はいいとしてわたしなりにやってみたいテーマが三つあります。
�‖╋柔�
�▲ぅ瓠璽�
��クリエーション（創造性）
この三つの原理を連関してやってみたいと思っています。
とりあえずの稽古眼目です。
具体的には絵画などではわりあいとはっきりとこの三つの要素がそろったりしますのでその実例をご報告できると思います。
たとえば今年の初めには「墨絵」という技術で遊んでいました。
コロンブスの卵的なアイデアで、さまざまな簡単な道具や指を使って墨で絵を描く技法です。
これは簡単なので、是非おすすめします。
作品はだいたい100枚くらい作って、写真に撮ってあります。
その写真を公開してもいいと思います。
目標としてだいたい1000枚くらい作るつもりでした。
最初は小さい作品を100枚程度つくり、もうちょっとでっかい作品にチャレンジしようかというところでわりと飽きてきてストップしました。
ですから未完成の作品群です。
これはやるとわかりますがなかなか楽しい作業でした。
明らかにパソコンでお絵かきするのとは違います。
なぜだかはわかりません。
あとはお教室では「リノリュウム版画」という原始的な一枚刷りの版画もやってこれもけっこう楽しかったです。
そういう風に野口体操とは別のアプローチもまた「身を以てする學の世界」に可能性があるのではと思います。
面白いと思う人もいるのではないかと思いました。
そんなわけでそういう系統の稽古はこのトピに並べてゆきますのでちょっとお立ち寄りください。
いまのところはそういう実績はありませんが、音楽における即興性なども扱えるといいと思っています。
2019年5月3日(金)
鳴笛
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コメント(25)
2019年5月10日(金)
「ある日の稽古より」
今日は所属している藝術サークルの稽古でした。
イメージトレーニングの指導を受けており面白いです。
ずっとイメージについての稽古をしており、一端を紹介します。
�＿萍綿�割
紙を経て三本横三本の線で区切り、中をいろいろと満たしてゆくレッスンで面白いイメージが湧いてきました。
これは実際にやってみないとわかりづらいと思います。
�∧震免撚�
紙にぺたぺたとボンドを塗り、いろんな紙や布ぎれ、ちょっとした小物を貼ってゆきます。
これだけでもけっこう面白いです。
これが乾いたら、ローラーや筆で、版画用のインクを塗ります。
場合によっては糊をまぜます。
これもかなり綺麗です。
これの作業の最後に水でちょっと濡らした紙を載せて「ばれん」でこすります。
こすりすぎると原板に貼り付けた小物がはがれるので注意が要ります。
これで版画完成なのですが、結果としてはいろいろとやったあとの原板のほうが出来た版画よりもアーティスティックだったりします。
�で甘擇い犬�
紙粘土で形をざっとこさえます。
いろいろとできるし、テクニカルな意味での造形も可能ですが、指で粘土をいじるうちに粘土のイメージでものができるのが面白かったです。
人間のかたち
チューリップのかたち
拳銃のかたち
などのイメージが湧きました。
これは乾燥して次回のレッスンで着色となるようです。
こんなレッスンでしたが、「創造性、イメージ、即興性」のいいサンプルだと感じます。
これがわたしなりの「野口体操」の第一歩です。
なにか参考になるといいです。
「ある日の稽古より」
今日は所属している藝術サークルの稽古でした。
イメージトレーニングの指導を受けており面白いです。
ずっとイメージについての稽古をしており、一端を紹介します。
�＿萍綿�割
紙を経て三本横三本の線で区切り、中をいろいろと満たしてゆくレッスンで面白いイメージが湧いてきました。
これは実際にやってみないとわかりづらいと思います。
�∧震免撚�
紙にぺたぺたとボンドを塗り、いろんな紙や布ぎれ、ちょっとした小物を貼ってゆきます。
これだけでもけっこう面白いです。
これが乾いたら、ローラーや筆で、版画用のインクを塗ります。
場合によっては糊をまぜます。
これもかなり綺麗です。
これの作業の最後に水でちょっと濡らした紙を載せて「ばれん」でこすります。
こすりすぎると原板に貼り付けた小物がはがれるので注意が要ります。
これで版画完成なのですが、結果としてはいろいろとやったあとの原板のほうが出来た版画よりもアーティスティックだったりします。
�で甘擇い犬�
紙粘土で形をざっとこさえます。
いろいろとできるし、テクニカルな意味での造形も可能ですが、指で粘土をいじるうちに粘土のイメージでものができるのが面白かったです。
人間のかたち
チューリップのかたち
拳銃のかたち
などのイメージが湧きました。
これは乾燥して次回のレッスンで着色となるようです。
こんなレッスンでしたが、「創造性、イメージ、即興性」のいいサンプルだと感じます。
これがわたしなりの「野口体操」の第一歩です。
なにか参考になるといいです。
2019年5月28日(火)
先日の「イマジネーション・トレーニング」は「絵描きしりとり」でした。
しりとりをしながらその言葉の絵を書いてゆくという稽古で、しりとりの語彙と絵の能力の稽古です。
案外具体的に書ける言葉の語彙がなく、ささっと書くのは大変でした。
わたしは主に抽象の仕事をしているので、こういう形で具象的なイメージトレーニングをすることは重要だなと感じました。
これは多人数でするとけっこう盛り上がるので興味がある方は是非やってみてください。
粘土細工のニス塗りは大分すすんで「ヒューマン・ビーイングス」というタイトルにしました。
花から産まれた花太郎などのイメージが湧きました。
名前をつけるといのは慣れないと難しいと思います。
先日の「イマジネーション・トレーニング」は「絵描きしりとり」でした。
しりとりをしながらその言葉の絵を書いてゆくという稽古で、しりとりの語彙と絵の能力の稽古です。
案外具体的に書ける言葉の語彙がなく、ささっと書くのは大変でした。
わたしは主に抽象の仕事をしているので、こういう形で具象的なイメージトレーニングをすることは重要だなと感じました。
これは多人数でするとけっこう盛り上がるので興味がある方は是非やってみてください。
粘土細工のニス塗りは大分すすんで「ヒューマン・ビーイングス」というタイトルにしました。
花から産まれた花太郎などのイメージが湧きました。
名前をつけるといのは慣れないと難しいと思います。
イマジネーション・トレーニング法の概要
2020年3月12日(木)
「イマジネーション・トレーニング(法)」というものをおおよそ説明するお約束でしたが
どう説明するかをずっと考えていました。
わたしにとっては、あまりに単純なので却って説明するのが難しいテーマです。
まずこれは「絵でするメモワール法」と置き換えることができます。
では「メモワール法」とはなにか？ということですが
メモを取るということは誰でも当たり前にすることで、
これを意識して継続的、組織的にする訓練を「メモワール法」と呼んでいます。
わたしはスマホやiPadやコンピュータでこの「メモワール」を分類整理して管理しています。
一箇所にメモをまとめていつでも見ることができるのが非常に重要で、
メモワールを簡単に読み返せることも必要です。
だいたい現在では10,000件以上の「メモワール」があります。
とりあえずは「イマジネーション・トレーニング法」の方で説明しますが
( 「イマジネーション・トレーニング法」でも「メモワール法」でもだいたい同じ原理で、「ことば」を扱うか、絵を描くか？の違いだけです。
)
イメージのメモワールなので「イマジネーション・メモワール」と呼ぶこともあります。
またイメージのデッサンなので「イマジネーション・デッサン」と呼ぶこともあります。
また「イマジネーション・アート」とか「イマジネーション・メソッド」、「イマジネーション・エクササイズ」「イマジネーション・プレイ」などと呼ぶこともあります。
それらはイマジネーション・トレーニングのさまざまな機能を象徴しています。
では「イメージ」と「イマジネーション」はどう違うか？
おそらくイメージは「印象」でイマジネーションは「想像力」でしょう。
イマジネーションの方がわたしは能動的だと感じます。
想像力を意識して訓練することがイマジネーション・トレーニングでしょう。
イメージとイマジネーション、イメージとインスピレーション、
イメージとクリエイションの関係をこれをやりながら考えています。
またその上で「モチベーション」という課題には頻繁にぶつかります。
これはこの方法論の宿命です。
またさらに「音のメモワール法」という実験も始めています。
またたとえば、いまわたしは「メモワール法」でこのお便りを書いています。
)
絵をなんでもいいから描くということがその、そもそもの出発点です。
ですが、それは当たり前で、どんなやり方でも「絵を描く」ということが
「絵画」の技術の出発点のはずです。
では「イマジネーション・トレーニング法」の特徴や個性はどういうところにあるでしょうか？
ほとんどすべての技術をさしあたり放棄しているところが大きな特徴だと思います。
石膏デッサンやスケッチなどはいちおう「個人的な趣味」として絶対的なものにはしていません。
「絵を描く」ことの能力自体を絵を描くことによってエクササイズするというアイデアがこの方法論の大きな特徴であり、これを「アイデア・デッサン、イマジネーション・デッサン」と呼んでいます。
この「イマジネーション・デッサン」がイマジネーション・トレーニング法の基礎訓練ですが
これは雨倉充さんに指導された方法で、
現在ではらくがき帳の小さな冊子が四冊目で
大きな冊子はまだ一冊目
またわたしは水彩半紙にするのが好きで、クロッキー帳も買ってあります。
とりあえずは絵を描くことでアイデアというものをはっきりさせてゆくのが特徴です。
つまり絵を描くという能力を絵を描くこと自体で考えることになります。
漠然としたものを現実的な形で具体化してゆきます。
それで「意識的・無意識訓練」と呼んだこともあります。
（つづく）
2020年3月12日(木)
「イマジネーション・トレーニング(法)」というものをおおよそ説明するお約束でしたが
どう説明するかをずっと考えていました。
わたしにとっては、あまりに単純なので却って説明するのが難しいテーマです。
まずこれは「絵でするメモワール法」と置き換えることができます。
では「メモワール法」とはなにか？ということですが
メモを取るということは誰でも当たり前にすることで、
これを意識して継続的、組織的にする訓練を「メモワール法」と呼んでいます。
わたしはスマホやiPadやコンピュータでこの「メモワール」を分類整理して管理しています。
一箇所にメモをまとめていつでも見ることができるのが非常に重要で、
メモワールを簡単に読み返せることも必要です。
だいたい現在では10,000件以上の「メモワール」があります。
とりあえずは「イマジネーション・トレーニング法」の方で説明しますが
( 「イマジネーション・トレーニング法」でも「メモワール法」でもだいたい同じ原理で、「ことば」を扱うか、絵を描くか？の違いだけです。
)
イメージのメモワールなので「イマジネーション・メモワール」と呼ぶこともあります。
またイメージのデッサンなので「イマジネーション・デッサン」と呼ぶこともあります。
また「イマジネーション・アート」とか「イマジネーション・メソッド」、「イマジネーション・エクササイズ」「イマジネーション・プレイ」などと呼ぶこともあります。
それらはイマジネーション・トレーニングのさまざまな機能を象徴しています。
では「イメージ」と「イマジネーション」はどう違うか？
おそらくイメージは「印象」でイマジネーションは「想像力」でしょう。
イマジネーションの方がわたしは能動的だと感じます。
想像力を意識して訓練することがイマジネーション・トレーニングでしょう。
イメージとイマジネーション、イメージとインスピレーション、
イメージとクリエイションの関係をこれをやりながら考えています。
またその上で「モチベーション」という課題には頻繁にぶつかります。
これはこの方法論の宿命です。
またさらに「音のメモワール法」という実験も始めています。
またたとえば、いまわたしは「メモワール法」でこのお便りを書いています。
)
絵をなんでもいいから描くということがその、そもそもの出発点です。
ですが、それは当たり前で、どんなやり方でも「絵を描く」ということが
「絵画」の技術の出発点のはずです。
では「イマジネーション・トレーニング法」の特徴や個性はどういうところにあるでしょうか？
ほとんどすべての技術をさしあたり放棄しているところが大きな特徴だと思います。
石膏デッサンやスケッチなどはいちおう「個人的な趣味」として絶対的なものにはしていません。
「絵を描く」ことの能力自体を絵を描くことによってエクササイズするというアイデアがこの方法論の大きな特徴であり、これを「アイデア・デッサン、イマジネーション・デッサン」と呼んでいます。
この「イマジネーション・デッサン」がイマジネーション・トレーニング法の基礎訓練ですが
これは雨倉充さんに指導された方法で、
現在ではらくがき帳の小さな冊子が四冊目で
大きな冊子はまだ一冊目
またわたしは水彩半紙にするのが好きで、クロッキー帳も買ってあります。
とりあえずは絵を描くことでアイデアというものをはっきりさせてゆくのが特徴です。
つまり絵を描くという能力を絵を描くこと自体で考えることになります。
漠然としたものを現実的な形で具体化してゆきます。
それで「意識的・無意識訓練」と呼んだこともあります。
（つづく）
また、ここで「メモワール法」との「相補性原理」というものをわたしは発見して、
絵を描くことを具体的な言葉で書くこともしています。
これは実際にやってみないとどんな感じかよくわからないかもしれません。
たとえば「元気に楽しく」「自由で愉快に」などのかなり漠然とした抽象的なメモワールもあり、
「黄色と青のコントラスト、白と黒のコントラスト、
この色の緊張関係が「魔」の作業の特徴である。」
などの細かい具体的なもの。
「紙が充分にないと安心して作業ができない。」
「赤と青と黄色のポスターカラーが欲しい。」
「いったいこんなことをして絵など描けるようになるのだろうか？」
「ここのところイマジネーショントレーニングの作業が滞っている。」
( 「イマジネーション・トレーニング法」の作業は頻繁にストップします。 )
などの細かいメモワールをまとめている部分があります。
これは「イマジネーション・メモワール」と呼んでいます。
「イマジネーション・デッサン」を描くという作業では、
これは下手でも、最悪デタラメでも、とにかくなんでもいいのです。
うまく描けることもありまたうまくいかないこともあります。
これを継続することが訓練の訓練たる所以です。
ですから「トレーニング法」と呼んでいます。
その上でぶつかった課題に「イマジネーション・デッサン」や
「イマジネーション・メモワール」などの方法を使って自分で考えることがその大きな特徴となっています。
またイマジネーション・デッサンをして発見した原理や技術を意識的に分析することも非常に重要で、
過去には描画自体の大雑把な基礎的分析をわたしなりにやって
最近では「あやとりによる画面分割」という技術を発見しています。
理論をふっとひらめいたときに記録することが必要です。
それは「イマジネーション・デッサン・ブック」に整理してまとめてあります。
ですからかなり考えることが必要です。
科学的精神というものが必要です。
科学における研究のように、
必要があれば必要なだけ「イマジネーション・デッサン」を繰り返して、
疑問点を「イマジネーション・メモワール」という形で考えるのが
だいたいの方法論になると思います。
根本のところは意志力の問題であり、その意志が重要な出発点です。
これでだいたいの説明をできていると感じます。
こんなことで絵が描けるとはちょっとよくわからないと思うかもしれませんが、
わたしはこういう方法で絵を描いています。
（完）
絵を描くことを具体的な言葉で書くこともしています。
これは実際にやってみないとどんな感じかよくわからないかもしれません。
たとえば「元気に楽しく」「自由で愉快に」などのかなり漠然とした抽象的なメモワールもあり、
「黄色と青のコントラスト、白と黒のコントラスト、
この色の緊張関係が「魔」の作業の特徴である。」
などの細かい具体的なもの。
「紙が充分にないと安心して作業ができない。」
「赤と青と黄色のポスターカラーが欲しい。」
「いったいこんなことをして絵など描けるようになるのだろうか？」
「ここのところイマジネーショントレーニングの作業が滞っている。」
( 「イマジネーション・トレーニング法」の作業は頻繁にストップします。 )
などの細かいメモワールをまとめている部分があります。
これは「イマジネーション・メモワール」と呼んでいます。
「イマジネーション・デッサン」を描くという作業では、
これは下手でも、最悪デタラメでも、とにかくなんでもいいのです。
うまく描けることもありまたうまくいかないこともあります。
これを継続することが訓練の訓練たる所以です。
ですから「トレーニング法」と呼んでいます。
その上でぶつかった課題に「イマジネーション・デッサン」や
「イマジネーション・メモワール」などの方法を使って自分で考えることがその大きな特徴となっています。
またイマジネーション・デッサンをして発見した原理や技術を意識的に分析することも非常に重要で、
過去には描画自体の大雑把な基礎的分析をわたしなりにやって
最近では「あやとりによる画面分割」という技術を発見しています。
理論をふっとひらめいたときに記録することが必要です。
それは「イマジネーション・デッサン・ブック」に整理してまとめてあります。
ですからかなり考えることが必要です。
科学的精神というものが必要です。
科学における研究のように、
必要があれば必要なだけ「イマジネーション・デッサン」を繰り返して、
疑問点を「イマジネーション・メモワール」という形で考えるのが
だいたいの方法論になると思います。
根本のところは意志力の問題であり、その意志が重要な出発点です。
これでだいたいの説明をできていると感じます。
こんなことで絵が描けるとはちょっとよくわからないと思うかもしれませんが、
わたしはこういう方法で絵を描いています。
（完）
2020年5月21日(木)
お久しぶりです。
わたしが「身を以てする學の営み」として野口体操に強くインスパイアされていることはすでに書きました。
野口三千三先生の著書には、共感することも多く、非常に面白かったのですが、
実技がいまひとつわかりませんでした。
習いにゆく銭もないし、
それでわたしは「わたしなりの野口体操」をあれこれやっていたのですが、
（これはこれで面白いと思っています。）
最近ようやく「本家本元」の野口体操に接する機会がありました。
YouTubeで「野口体操チャンネル」というものが始まり、
いくつか動画がアップされています。
興味がある方はYouTubeで「野口体操」で検索すると「野口体操チャンネル」にヒットすると思います。
羽鳥操さんという先生が、指導されているようです。
ご報告でした。
お久しぶりです。
わたしが「身を以てする學の営み」として野口体操に強くインスパイアされていることはすでに書きました。
野口三千三先生の著書には、共感することも多く、非常に面白かったのですが、
実技がいまひとつわかりませんでした。
習いにゆく銭もないし、
それでわたしは「わたしなりの野口体操」をあれこれやっていたのですが、
（これはこれで面白いと思っています。）
最近ようやく「本家本元」の野口体操に接する機会がありました。
YouTubeで「野口体操チャンネル」というものが始まり、
いくつか動画がアップされています。
興味がある方はYouTubeで「野口体操」で検索すると「野口体操チャンネル」にヒットすると思います。
羽鳥操さんという先生が、指導されているようです。
ご報告でした。
藝の稽古の記録
2020年10月22日(木)
「イマジネーション・トレーニング」は、「メモワール法」とともに
あいかわらずやっています。
メモワール法は、
どうしても必要があり、「表計算メモワール」という技術を開発しました。
それでずっと多忙でした。
いま、iPadシーンは面白く、
また非常に勉強になる状態です。
これはいい刺激になります。
毎日やることが多いので、これは必要がある人だけ
必要に応じてするもののようです。
篠笛の稽古もちょこちょこして、
このご時勢なので、自宅稽古で、
「季刊横笛」という雑誌の「大成版」というものを読んでいて、
高価なので、勧めづらいのですが、
滅法勉強になるのも事実で、
「邦声堂」さんというネットの通販で買いました。
上下で、3万円ほどします。
わたしは音楽にずっと興味があり、
「即興性」のテーマ
めちゃくちゃではない、きちんとした即興、
「基本のある即興」というものをずっと考えています。
いわゆる「インプロピゼーション」です。
これを考えてあれこれ勉強していますが、
むろん非常に難しい課題です。
すべての音楽家の目標でしょう。
クラシックでもジャズでも、これを目指しているのではないかと思います。
その「規律」と「即興」にも、レベルがピンからキリまであります。
思い出すと
新陰流を稽古していることと
「基本のある即興」は
関係しているようで、
新陰流は、そういうことになにかヒントを与えるかもしれません。
新陰流では、「間」を悟るということが、
めちゃくちゃに大事で、
そのことが判ったということでも少しは進歩です。
以前「関係としての自己」という本を
稽古のところに書いておいた記憶があります。
是非読んでください。
そろそろ稽古に戻らないと時間が足りません。
「イマジネーショントレーニング」は、
非常にわかりづらいようで、
あの「イマジネーショントレーニング法の概要」という文章は
評判が悪いですが、
自分の稽古、「藝の稽古」を前進するうえで重要な作品です。
そして、
わたしなりの「藝の稽古」の参考書を一個挙げます。
厳密には上下二冊で、
「無意識の発見〜力動精神医学発達史」
アンリ・エレンベルガー 著
木村敏・中井久夫 監訳
弘文堂、刊
です。
Amazonなどを見るとあると思います。
これも買うには高価ですが、
読めば役に立つ本で
一回本屋で立ち読みしたほうがいいでしょう。
細かい文字が、二段組みになっているので、
目眩をおこす人がいます。
わたしはシャーペンで線を引きながら読み
そうしないと何がなんだかわからなくなります。
とはいえ本として非常に難解というほどではありません。
ふと思い出して書いておきますが、
「社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」」という本も
細かい本ですが、頑張れば読める本で、
これもお勧めです。
マックス・ウェーバー 著
富永裕治・立野保男、訳
折原浩、補訳
岩波文庫 940円
最近は「藝」のことが多く
學が、不足しているようだとここで気が付きますが、
細かい本を読むのは目に悪く
ある程度は妥協が必要だと感じてもいます。
2020年10月22日(木)
「イマジネーション・トレーニング」は、「メモワール法」とともに
あいかわらずやっています。
メモワール法は、
どうしても必要があり、「表計算メモワール」という技術を開発しました。
それでずっと多忙でした。
いま、iPadシーンは面白く、
また非常に勉強になる状態です。
これはいい刺激になります。
毎日やることが多いので、これは必要がある人だけ
必要に応じてするもののようです。
篠笛の稽古もちょこちょこして、
このご時勢なので、自宅稽古で、
「季刊横笛」という雑誌の「大成版」というものを読んでいて、
高価なので、勧めづらいのですが、
滅法勉強になるのも事実で、
「邦声堂」さんというネットの通販で買いました。
上下で、3万円ほどします。
わたしは音楽にずっと興味があり、
「即興性」のテーマ
めちゃくちゃではない、きちんとした即興、
「基本のある即興」というものをずっと考えています。
いわゆる「インプロピゼーション」です。
これを考えてあれこれ勉強していますが、
むろん非常に難しい課題です。
すべての音楽家の目標でしょう。
クラシックでもジャズでも、これを目指しているのではないかと思います。
その「規律」と「即興」にも、レベルがピンからキリまであります。
思い出すと
新陰流を稽古していることと
「基本のある即興」は
関係しているようで、
新陰流は、そういうことになにかヒントを与えるかもしれません。
新陰流では、「間」を悟るということが、
めちゃくちゃに大事で、
そのことが判ったということでも少しは進歩です。
以前「関係としての自己」という本を
稽古のところに書いておいた記憶があります。
是非読んでください。
そろそろ稽古に戻らないと時間が足りません。
「イマジネーショントレーニング」は、
非常にわかりづらいようで、
あの「イマジネーショントレーニング法の概要」という文章は
評判が悪いですが、
自分の稽古、「藝の稽古」を前進するうえで重要な作品です。
そして、
わたしなりの「藝の稽古」の参考書を一個挙げます。
厳密には上下二冊で、
「無意識の発見〜力動精神医学発達史」
アンリ・エレンベルガー 著
木村敏・中井久夫 監訳
弘文堂、刊
です。
Amazonなどを見るとあると思います。
これも買うには高価ですが、
読めば役に立つ本で
一回本屋で立ち読みしたほうがいいでしょう。
細かい文字が、二段組みになっているので、
目眩をおこす人がいます。
わたしはシャーペンで線を引きながら読み
そうしないと何がなんだかわからなくなります。
とはいえ本として非常に難解というほどではありません。
ふと思い出して書いておきますが、
「社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」」という本も
細かい本ですが、頑張れば読める本で、
これもお勧めです。
マックス・ウェーバー 著
富永裕治・立野保男、訳
折原浩、補訳
岩波文庫 940円
最近は「藝」のことが多く
學が、不足しているようだとここで気が付きますが、
細かい本を読むのは目に悪く
ある程度は妥協が必要だと感じてもいます。
イマジネーションメモワール
12月13日(日)
「イマジネーション・ハプニング」と「イマジネーション・スタディ」の巻
◯イマジネーション・デッサンブックでの色ペンの作品に
いくつかの色ペンを重ねて水彩作品のような効果を狙ってみた。
そんなに違っても見えないだろうが、ちょっとは違うだろう。
やっていて気分的にとても楽しかった。
写真も撮った。
◯今日はイマジネーショントレーニングに「東洋的」な名前がひらめいて
辞典をずいぶんと探して引いた。
これはとても面白い体験だった。
まさかこんなことをするとは。
頭の活元運動だろう。
作品自体は大したことがないときに却って大袈裟な名前がひらめく。
なぜだろうか？
補償作用だろうか？
まあ細かい理屈の詮索はどうでもいいが。
◯「東洋の目覚め」、岡倉天心の書物の名前、
最初は「目覚め」という言葉がひらめいた。
◯「回風」、鯉沼廣行さんの笛と尺八の作品名より
◯「穆穆」(ぼくぼく)「おくゆかしく和やかに慎むさま」
「やわらぎつつしむさま」
論語、八佾より、また詩経より
かなり難しい字だが、コンピュータの活字があって助かった。
◯活字がない字がこれから浮かんでくる可能性があり
そのときは字を書いてスキャンすることにしよう、
作品画像と字のスキャンを一組のデータにする。
日常的に使う字ではないだろう。
論語はずいぶんと読んだが、
よくこんな字を覚えていたものだ。
びっくりする。
●これは明らかにはっきりと「わたしなりの野口体操」で
野口三千三さんのしていたことと非常によく似ている。
「イメージでの言葉あそび」だ。
かなり大きな影響を受けている。
◯だがわたしは中国古典語の専門家ではなく
プロの学者から見るとかなり変なことを言っていると思う。
なにしろにわか勉強だ。
形容がかなり大袈裟ですねと言われそうだ。
中身と名前があまり釣り合っていないだろう。
だがこういうイメージをたまに追うことはわたしの仕事のいい参考になりそうだと感じている。
あえて巧んで作った名前ではなく
そのときにふっと浮かんだものを追いかけて調べている。
いつのまにかわたしの身体に入った言葉たちだ。
これは「身をもってする學の営み」だろう。
反省するとわたしは中国古典語のボキャブラリーが非常に乏しいと感じる。
詳しく勉強していないのでよくわからない。
だがふっと思いついてやってみてとても楽しかった。
これは一種の「勉強ごっこ、學問ごっこ」だ。
イメージあそびの一種だろう。
こういう學もあっていいだろう。
藝術的學問、學問的藝術だ。
◯作品名の付け方にあそびが欲しい。
ファンタジーが欲しい。
ちょっと外れたものがいい。
真面目に考えると難しいが自然に出てくるものだ。
◯これを「イマジネーション・プレイ」あるいは「イマジネーション・スタディー」と呼ぶことにしよう。
これはわざわざするものではなく
出てきたときになんとなくするもので
いままでの例では「イメージトリップ」、「パターンゲーム」などもあった。
◯そしてこれからもこのようなちょっとした「ハプニング」がいずれまた起きると思うので
こういうものを「イマジネーション・ハプニング」「イマジネーション・アクション」と大まかに呼ぼう。
12月13日(日)
「イマジネーション・ハプニング」と「イマジネーション・スタディ」の巻
◯イマジネーション・デッサンブックでの色ペンの作品に
いくつかの色ペンを重ねて水彩作品のような効果を狙ってみた。
そんなに違っても見えないだろうが、ちょっとは違うだろう。
やっていて気分的にとても楽しかった。
写真も撮った。
◯今日はイマジネーショントレーニングに「東洋的」な名前がひらめいて
辞典をずいぶんと探して引いた。
これはとても面白い体験だった。
まさかこんなことをするとは。
頭の活元運動だろう。
作品自体は大したことがないときに却って大袈裟な名前がひらめく。
なぜだろうか？
補償作用だろうか？
まあ細かい理屈の詮索はどうでもいいが。
◯「東洋の目覚め」、岡倉天心の書物の名前、
最初は「目覚め」という言葉がひらめいた。
◯「回風」、鯉沼廣行さんの笛と尺八の作品名より
◯「穆穆」(ぼくぼく)「おくゆかしく和やかに慎むさま」
「やわらぎつつしむさま」
論語、八佾より、また詩経より
かなり難しい字だが、コンピュータの活字があって助かった。
◯活字がない字がこれから浮かんでくる可能性があり
そのときは字を書いてスキャンすることにしよう、
作品画像と字のスキャンを一組のデータにする。
日常的に使う字ではないだろう。
論語はずいぶんと読んだが、
よくこんな字を覚えていたものだ。
びっくりする。
●これは明らかにはっきりと「わたしなりの野口体操」で
野口三千三さんのしていたことと非常によく似ている。
「イメージでの言葉あそび」だ。
かなり大きな影響を受けている。
◯だがわたしは中国古典語の専門家ではなく
プロの学者から見るとかなり変なことを言っていると思う。
なにしろにわか勉強だ。
形容がかなり大袈裟ですねと言われそうだ。
中身と名前があまり釣り合っていないだろう。
だがこういうイメージをたまに追うことはわたしの仕事のいい参考になりそうだと感じている。
あえて巧んで作った名前ではなく
そのときにふっと浮かんだものを追いかけて調べている。
いつのまにかわたしの身体に入った言葉たちだ。
これは「身をもってする學の営み」だろう。
反省するとわたしは中国古典語のボキャブラリーが非常に乏しいと感じる。
詳しく勉強していないのでよくわからない。
だがふっと思いついてやってみてとても楽しかった。
これは一種の「勉強ごっこ、學問ごっこ」だ。
イメージあそびの一種だろう。
こういう學もあっていいだろう。
藝術的學問、學問的藝術だ。
◯作品名の付け方にあそびが欲しい。
ファンタジーが欲しい。
ちょっと外れたものがいい。
真面目に考えると難しいが自然に出てくるものだ。
◯これを「イマジネーション・プレイ」あるいは「イマジネーション・スタディー」と呼ぶことにしよう。
これはわざわざするものではなく
出てきたときになんとなくするもので
いままでの例では「イメージトリップ」、「パターンゲーム」などもあった。
◯そしてこれからもこのようなちょっとした「ハプニング」がいずれまた起きると思うので
こういうものを「イマジネーション・ハプニング」「イマジネーション・アクション」と大まかに呼ぼう。
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