勝手に映画談義コミュのレポート　『ぼくらの七日間戦争』を語る会

遅いレポートとなってしまいました(すみません！）。

『ぼくらの七日間戦争』を語る会、６名の方にお集まりいただきました。
差し入れも沢山いただき、ありがとうございます!!

80年代の作品ということで、宮沢りえが可愛いい＆ＴＭの主題歌を久々に聴きたい！という安易な動機で開催しましたが(^ ^;)、リアルタイムでご覧になった同世代の方々に来ていただき、30年間蓄積された(？)熱い思いを語っていただきました。

やはり話題になったのが当時の校則。佐野史郎演じる（ナイス怪演！）教師が制服スカートの膝下や前髪の長さを㎝単位でチェックするシーンがありますが（※地域差があります）今では滑稽にすら見えるかも。
持ち物検査のシーンでは、純子のカバンからブラシを見つけて「色気づいて…」とぼやきますが、参加者さんから「ブラシくらい許してやれよw」と軽いツッコミがw

原作を全巻読破した別の参加者さんは、体育の酒井先生が生徒に吐いた「規則は守るためにある！」というセリフがずっと引っかかっていたそうです。
”規則”というのはあくまで最低限に守るべきルールであって、その上を考えて実践するのが当然ではないか。よって規則は”破るもの”という解釈に行きついたそうです。
生徒を苦しめるための”規則”なんて必要ないですもんね。

原作の宗田理先生（御年90歳！）がこの会にいらしていたら楽しそうに聞かれたことでしょう(^ ^)

ファンコミュの書き込みを拝見すると、作品の影響を受けて、学校生活で似たような行動に移された方もいらっしゃるみたいで…少し羨ましい（笑）
当時は映画を見て「うちの学校じゃとても真似できん」と感じただけでしたが（笑）だからこそ秘密基地に立てこもったり、戦車を乗り回す英治やひとみたちがキラキラして映ったのかもしれません。戦争がずっと遠くなっていた当時だからこそ新鮮でしたが、安全面の厳しくなった今、あの規模の撮影はもうできないかもしれませんね。

音楽は小室哲哉氏。彼の手がけた映画音楽の中では最高だと思っています。
あの音楽に合わせて映し出される秘密基地（工場跡）の戦車のシルエットは秀逸でした。

ところでこの「ぼくら」シリーズ、長い時間を経ても人気は衰えず、去年（2018年）は『小学生がえらぶ！ “こどもの本”総選挙』で８位に選ばれています（小６のみで１位！）。
今年はアニメ映画が控えているそうです。

【プチ情報】
ORICON NEWS https://www.oricon.co.jp/special/51203/

また今回は、自家焙煎のコーヒー「コバ・カフェ」さんの協力で登場人物をイメージしたコーヒーをご用意くださいました。
写真は生徒たちを応援する「西脇先生」の名前を冠したカプチーノ。
優しさの中の「強さ」がイメージされた味です(^ ^)