時間について。
先ずはwikiでは↓
「時間」という言葉は、以下のような意味で使われている。
時刻。つまり、時の流れの中の一点のこと。
ある時刻と別のある時刻の間（時 - 間）。およびその長さ。
空間と共に、認識のまたは物体界の成立のための最も基本的で基礎的な形式をなすものであり、いっさいの出来事がそこで生起する枠のように考えられているもの。
時刻という意味で時間という言葉を用いるのは、日常語、ないし俗語とする辞書もある。
1. の意味の時間すなわち時刻は、ある特定の一瞬のことである。別の言い方をするなら、時の流れの中の一点（時点）である。これを数的に表す表現には例えば「5時 (five o'clock)」「2日 (the second day)」「4月 (April)」などがある。
2. の意味の時間、すなわち時刻の間およびその長さというのは「この仕事は時間がかかる」とか「待ち合わせ時刻まで喫茶店で時間をつぶす」などのように用いられている概念である。長さの意味での時間を数で示す表現を日本語および英語で挙げてみると例えば「5時間 (five hours)」「2日（2日間、two days）」「4ヶ月 (four months)」などがある。
3. の意味の時間、すなわち哲学的概念としての時間は、まず第一に人間の認識の成立のための最も基本的で基礎的な形式という位置づけである。カントなどの指摘に基き現在まで用いられ日々用いられるようになっている意味である。一般に人は日常的にこの意味での時間を“流れ”としてとらえていることが多い。例えば時間は、「過去から未来に絶えず移り流れる」とか「過去・現在・未来と連続して流れ移ってゆく」「過去・現在・未来と連続して永久に流れてゆくもの」、「過去から未来へと限りなく流れすぎて」などと表現されるのである。なお、時間の流れに関しては、過去から未来へと流れているとする時間観と、未来から過去へ流れているとする時間観がある。
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コメント(371)
>>[332]
ただ、ペンローズによって出版が手助けされたウォイトの『Not even wrong』(間違ってすらいない)では、物証もなく検証可能な理論的予測も立てることすらできない超ひも理論は「間違ってすらいない」という主張が展開されています。
現実の物理について一体何を説明できたのか、と問うても、ひもにかぶれている人たちは、数学的に美しいから正しいはずだ、という答えしか返してこないわけで、論理の辻褄合わせのために新粒子の存在や未知の力の存在を捏造しまくった結果として、現実の物理についての理論的予測を立てる能力を理論が失ってしまっているから、超ひも理論の将来は暗い、というのが、ウォイトの主張です。
僕は個人的には時間と空間についての哲学的考察に基づいて、ひもにかぶれている人たちが量子重力理論研究の多数派を占める物理学界に疑問を呈する、このような声に、耳を傾けて、南部陽一郎がひも理論を提唱してから半世紀経った今、より実りある成果をもたらす可能性が高いと思われる、ペンローズのスピンネットワーク理論を発展させたループ量子重力理論のほうが、もっと研究されるほうが、物理学界のためになるのではないかな、と考えます。
ただ、ペンローズによって出版が手助けされたウォイトの『Not even wrong』(間違ってすらいない)では、物証もなく検証可能な理論的予測も立てることすらできない超ひも理論は「間違ってすらいない」という主張が展開されています。
現実の物理について一体何を説明できたのか、と問うても、ひもにかぶれている人たちは、数学的に美しいから正しいはずだ、という答えしか返してこないわけで、論理の辻褄合わせのために新粒子の存在や未知の力の存在を捏造しまくった結果として、現実の物理についての理論的予測を立てる能力を理論が失ってしまっているから、超ひも理論の将来は暗い、というのが、ウォイトの主張です。
僕は個人的には時間と空間についての哲学的考察に基づいて、ひもにかぶれている人たちが量子重力理論研究の多数派を占める物理学界に疑問を呈する、このような声に、耳を傾けて、南部陽一郎がひも理論を提唱してから半世紀経った今、より実りある成果をもたらす可能性が高いと思われる、ペンローズのスピンネットワーク理論を発展させたループ量子重力理論のほうが、もっと研究されるほうが、物理学界のためになるのではないかな、と考えます。
>>[322] ｜レスを「介在」させて頂きます！
｜「〜光が時間である〜〜〜」という貴殿の記述に関して、別の角度からの「反論」をさせて頂きます。ここでは「超光速」という「テーマ」を取り挙げてみています。光は時間で測られる媒質の１つという考えです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
｜令和２年４月２９日『超光速相対性理論の試み』：kochi-at
Written by, ハマダ・コロンブス理 「理学士」
�機グ貳未法�単位円の図に関して「光速C＝π，∴２C＝２π」とおいてみます。但しこのとき、C＝３０[万km/s]と記すならば、２C＝６０[万km/s]となります。このとき、P1の時点の事に関して記すれば、視座P0（W）の点から見るP1は、光速３０[万km/s]ですが、P1よりも更に先の、つまり２πの時点まで来ているP2に関して記すれば、これはP0（W）にとっての０[s]の時点である。
つまり時間はP0（W）から見たP1とP1（W）から見たP2とはどちらも共に１[s]だけ経過しています。
｛（注）と致しましては��P（W）”という「観測点」は私が主張します「視座の認識の網」の事象を示しているということをご理解ください。｝
｛それと「三角関数」ではsin０度とsin３６０度，あるいはcos０度とcos３６０度は「同じ値」になることがキーポイントと言えるでしょうか。｝
��-i：さて、ここまでの出来事をまとめてみると、P0（W）は３０[万km/s]で１秒後に、単位円上のπまで来ている。ここが「視座」となる。次にP2の（メタ）光速として、６０[万km/s]＝２Cという数値をはじき出すが、このときに、いわば「視座の認識の網P0（W）」から見ると、このとき「超（メタ）光速」の名の通りに「光速Cを確かに破っている」。そこで今仮に「光速の振動数」をC[θHz]と記することに決めるとP2すなわちP（２π）｛＝P（０）｝，つまり光速Cを３０[θHz],
超（メタ）光速を２C＝６０[θHz]となるように仮に記述してみた訳である。
�供イ海譴留�用としては、この単位円形の「基本図形」を用いて、数字を任意に代入していけばよいようだから、いくつかの例をここに示しておきましょう。
[例]：π＝P1（W）＝１００[年]の場合では、２π＝P（２π）＝２００[年]．
∴ P（２π）−P（π）＝２００年−１００年＝１００年．
そうです、この場合では、現実の時点における「視座」P1（W）つまり１００年分の「未来」が今となって認識されているときに、より速い「２C[θHz]の振動数」で進んだ「視座の認識の網P（W）」から見た点であるP2は２C＝２（倍のC）の時点、すなわち２００年＝P（２π）＝P（０）にある。
つまり、先発のP1はP2（W）という「認識の網」よりも１００年前（過去）の時点に存在しているという結論に至る訳ですね。
｛（注）：ちなみに、私がここに提示致しました「視座の認識の網��P（W）”」が存在する領域とは（例えば）「タキオン粒子」が存在しているような領域と同様な辺りであるように私は予想しております。｝
｜以上です。
｜「〜光が時間である〜〜〜」という貴殿の記述に関して、別の角度からの「反論」をさせて頂きます。ここでは「超光速」という「テーマ」を取り挙げてみています。光は時間で測られる媒質の１つという考えです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
｜令和２年４月２９日『超光速相対性理論の試み』：kochi-at
Written by, ハマダ・コロンブス理 「理学士」
�機グ貳未法�単位円の図に関して「光速C＝π，∴２C＝２π」とおいてみます。但しこのとき、C＝３０[万km/s]と記すならば、２C＝６０[万km/s]となります。このとき、P1の時点の事に関して記すれば、視座P0（W）の点から見るP1は、光速３０[万km/s]ですが、P1よりも更に先の、つまり２πの時点まで来ているP2に関して記すれば、これはP0（W）にとっての０[s]の時点である。
つまり時間はP0（W）から見たP1とP1（W）から見たP2とはどちらも共に１[s]だけ経過しています。
｛（注）と致しましては��P（W）”という「観測点」は私が主張します「視座の認識の網」の事象を示しているということをご理解ください。｝
｛それと「三角関数」ではsin０度とsin３６０度，あるいはcos０度とcos３６０度は「同じ値」になることがキーポイントと言えるでしょうか。｝
��-i：さて、ここまでの出来事をまとめてみると、P0（W）は３０[万km/s]で１秒後に、単位円上のπまで来ている。ここが「視座」となる。次にP2の（メタ）光速として、６０[万km/s]＝２Cという数値をはじき出すが、このときに、いわば「視座の認識の網P0（W）」から見ると、このとき「超（メタ）光速」の名の通りに「光速Cを確かに破っている」。そこで今仮に「光速の振動数」をC[θHz]と記することに決めるとP2すなわちP（２π）｛＝P（０）｝，つまり光速Cを３０[θHz],
超（メタ）光速を２C＝６０[θHz]となるように仮に記述してみた訳である。
�供イ海譴留�用としては、この単位円形の「基本図形」を用いて、数字を任意に代入していけばよいようだから、いくつかの例をここに示しておきましょう。
[例]：π＝P1（W）＝１００[年]の場合では、２π＝P（２π）＝２００[年]．
∴ P（２π）−P（π）＝２００年−１００年＝１００年．
そうです、この場合では、現実の時点における「視座」P1（W）つまり１００年分の「未来」が今となって認識されているときに、より速い「２C[θHz]の振動数」で進んだ「視座の認識の網P（W）」から見た点であるP2は２C＝２（倍のC）の時点、すなわち２００年＝P（２π）＝P（０）にある。
つまり、先発のP1はP2（W）という「認識の網」よりも１００年前（過去）の時点に存在しているという結論に至る訳ですね。
｛（注）：ちなみに、私がここに提示致しました「視座の認識の網��P（W）”」が存在する領域とは（例えば）「タキオン粒子」が存在しているような領域と同様な辺りであるように私は予想しております。｝
｜以上です。
>>[335]
アインシュタイン方程式の、左辺は「時空の曲率」を、右辺は「物質の分布度合」を、表しますよね。
テンソル解析学を学んでいない僕は、数式の意味の定量的な理解はできていませんが、一般相対論の基礎方程式であるアインシュタイン方程式は、物質密度が大きくなれば空間が伸びて時間が縮む、ということを意味している、と理解しています。
いっぽう、特殊相対論では、物質密度最小の光においては時間が伸びて空間が縮むわけですね。
これは、光が時間であり、物質が空間である、ということを意味している、と僕は考えました。
物質密度無限大になるとブラックホールが形成されますが、ブラックホールに吸い寄せられる者はブラックホール内外の境界線に到達すると光速に到達して、時間が伸び切って、つまり遅延し切って、時間の流れが止まるわけです。
つまりブラックホール内外の境界線上の者は、質量0の光であるわけです。
境界線を超えて光速を超えれば、時間が逆流します。
ブラックホール内から見ればブラックホール内の者がブラックホール外に吸い寄せられていくように見えるわけです。
ブラックホール内にとっては外の世界である光の世界がブラックホール内であるわけです。
光と物質が反転していますね。
これは、もし光が時間であり物質が空間であるならば、ブラックホール内外の境界線を越境すると、時間と空間が反転する、と解釈していいと思います。
「内側と外側は、完全に因果を断たれた時空に分離してしまうのである。さらに、この境界付近では、時空はあまりに湾曲しすぎて、時間と空間が入れ替わるというようなことさえ起こる」(橋元淳一郎「【図解】相対性理論が見る見るわかる」サンマーク出版160頁)
この境界線の越境は、時間の逆流を意味するのではなく、質量が正から0をまたいで負になることを意味する、と考えることもできますね。
質量が負になればブラックホールの斜面を転がり上がっていくわけですから。
以上のように解釈すれば、光が時間で、物質が空間だ、という考えによって、相対論を整合的な世界観として成り立たしめることは、できているように思えます。
アインシュタイン方程式の、左辺は「時空の曲率」を、右辺は「物質の分布度合」を、表しますよね。
テンソル解析学を学んでいない僕は、数式の意味の定量的な理解はできていませんが、一般相対論の基礎方程式であるアインシュタイン方程式は、物質密度が大きくなれば空間が伸びて時間が縮む、ということを意味している、と理解しています。
いっぽう、特殊相対論では、物質密度最小の光においては時間が伸びて空間が縮むわけですね。
これは、光が時間であり、物質が空間である、ということを意味している、と僕は考えました。
物質密度無限大になるとブラックホールが形成されますが、ブラックホールに吸い寄せられる者はブラックホール内外の境界線に到達すると光速に到達して、時間が伸び切って、つまり遅延し切って、時間の流れが止まるわけです。
つまりブラックホール内外の境界線上の者は、質量0の光であるわけです。
境界線を超えて光速を超えれば、時間が逆流します。
ブラックホール内から見ればブラックホール内の者がブラックホール外に吸い寄せられていくように見えるわけです。
ブラックホール内にとっては外の世界である光の世界がブラックホール内であるわけです。
光と物質が反転していますね。
これは、もし光が時間であり物質が空間であるならば、ブラックホール内外の境界線を越境すると、時間と空間が反転する、と解釈していいと思います。
「内側と外側は、完全に因果を断たれた時空に分離してしまうのである。さらに、この境界付近では、時空はあまりに湾曲しすぎて、時間と空間が入れ替わるというようなことさえ起こる」(橋元淳一郎「【図解】相対性理論が見る見るわかる」サンマーク出版160頁)
この境界線の越境は、時間の逆流を意味するのではなく、質量が正から0をまたいで負になることを意味する、と考えることもできますね。
質量が負になればブラックホールの斜面を転がり上がっていくわけですから。
以上のように解釈すれば、光が時間で、物質が空間だ、という考えによって、相対論を整合的な世界観として成り立たしめることは、できているように思えます。
>>[322]
・光は有限速度でもあり速度無限大でもある、ということだ、と矢野健太郎が、論じている
言いたいことはこちらもちゃんと考えましたが、無限のほうはただの比喩でしょうよ。それ。
・有限者である限りでの光はカントの言う現象界を支配している時間を、無限者としての光はカントの言う現象を支配する形式を超えた物自体界の時間を、表している、と言っていいと思います。
こういった無限だからどうせっていう、無限者の汎用はよくないと思いますね。物自体というのは時間とか機械論的自然観を超えた（超えたと強引に持っていくところの）道徳自由の世界の物、でしょ、カントの場合。
・時間の流れの非実在と実在は両立するからです。
両立だけに関しては弁論でなく科学としてなら、ないでしょう。
・光は有限速度でもあり速度無限大でもある、ということだ、と矢野健太郎が、論じている
言いたいことはこちらもちゃんと考えましたが、無限のほうはただの比喩でしょうよ。それ。
・有限者である限りでの光はカントの言う現象界を支配している時間を、無限者としての光はカントの言う現象を支配する形式を超えた物自体界の時間を、表している、と言っていいと思います。
こういった無限だからどうせっていう、無限者の汎用はよくないと思いますね。物自体というのは時間とか機械論的自然観を超えた（超えたと強引に持っていくところの）道徳自由の世界の物、でしょ、カントの場合。
・時間の流れの非実在と実在は両立するからです。
両立だけに関しては弁論でなく科学としてなら、ないでしょう。
>>[342]
>空間が伸びることはないと思いますが。
もしかして、種族�靴�らさんは心理構造上、僕のような思考が完璧主義的な人の話に付いていくのが苦痛なのですかね。
でも、だからと言って、一般相対論の基本である、物質密度が大きくなれば空間が伸びるという科学的事実を否定していいことにはなりません。
>光の通る線は時間軸でないですよ。
光の通る線も、一秒間に三十万キロメートル進みますね。
時間軸ctも、t=1毎に1cだけ進みますね。
前者は速度無限大の光を、後者は有限速度の光を、表すのだとすれば、前者も後者も同じ光なので、前者と後者は同一である、というのが、僕が考えていたことです。
>>[345] 種族�靴�らさん
>無限のほうはただの比喩でしょうよ。それ。
またマジレスになりますけど、矢野健太郎がどういう考えに基づいて有限速度の光が速度無限大でもあると言っているのかについては、ミンコフスキー空間の光の世界線の任意の世界線の長さが0であることや、光速度不変の原理や、特殊相対論においては光にとってはそれが存在する一点に全空間が収縮していることが、何を意味しているのか、説明してきたはずなので、比喩にすぎないわけではないですよ、と言わせて頂きます。
>こういった無限だからどうせっていう、無限者の汎用はよくないと思いますね。
カントを持ち出すからにはカントに忠実にしか考えちゃいけないという権威主義に従わないのは「よくない」と仰るのなら、カントに絡めて語るのをやめてもいいですけど。
ただ、僕の無限者についての形而上学的な考えが、たぶん、ケチ付けようとすればいくらでも付けられる考えなのだとしても、もしかして、種族�靴�らさんの、無限者を宇宙人に置き換えて肉化させれば形而上学を回避できるとする説は、突っ込み所が皆無の、正確に正しい考えだと、厳密に非の打ち所がない、完全に正しい考えだと、思っていらっしゃるのですか。
きっとそうではないのだろうとは思いますけど。
そういうことも考慮して頂いて、ご自分の信念を相対化して頂ければ、幸いです。
僕自身も、自己の信念が信念にすぎないことを自覚にもたらして、相対化することに努めることは、これから実践していかなければならないことと考えており、現代思想が仲良くするための相対主義であることを肝に銘じて、この際には、多くを語ることは控えることにしたいと思います。
>両立だけに関しては弁論でなく科学としてなら、ないでしょう。
そういう科学観もありですね。
>空間が伸びることはないと思いますが。
もしかして、種族�靴�らさんは心理構造上、僕のような思考が完璧主義的な人の話に付いていくのが苦痛なのですかね。
でも、だからと言って、一般相対論の基本である、物質密度が大きくなれば空間が伸びるという科学的事実を否定していいことにはなりません。
>光の通る線は時間軸でないですよ。
光の通る線も、一秒間に三十万キロメートル進みますね。
時間軸ctも、t=1毎に1cだけ進みますね。
前者は速度無限大の光を、後者は有限速度の光を、表すのだとすれば、前者も後者も同じ光なので、前者と後者は同一である、というのが、僕が考えていたことです。
>>[345] 種族�靴�らさん
>無限のほうはただの比喩でしょうよ。それ。
またマジレスになりますけど、矢野健太郎がどういう考えに基づいて有限速度の光が速度無限大でもあると言っているのかについては、ミンコフスキー空間の光の世界線の任意の世界線の長さが0であることや、光速度不変の原理や、特殊相対論においては光にとってはそれが存在する一点に全空間が収縮していることが、何を意味しているのか、説明してきたはずなので、比喩にすぎないわけではないですよ、と言わせて頂きます。
>こういった無限だからどうせっていう、無限者の汎用はよくないと思いますね。
カントを持ち出すからにはカントに忠実にしか考えちゃいけないという権威主義に従わないのは「よくない」と仰るのなら、カントに絡めて語るのをやめてもいいですけど。
ただ、僕の無限者についての形而上学的な考えが、たぶん、ケチ付けようとすればいくらでも付けられる考えなのだとしても、もしかして、種族�靴�らさんの、無限者を宇宙人に置き換えて肉化させれば形而上学を回避できるとする説は、突っ込み所が皆無の、正確に正しい考えだと、厳密に非の打ち所がない、完全に正しい考えだと、思っていらっしゃるのですか。
きっとそうではないのだろうとは思いますけど。
そういうことも考慮して頂いて、ご自分の信念を相対化して頂ければ、幸いです。
僕自身も、自己の信念が信念にすぎないことを自覚にもたらして、相対化することに努めることは、これから実践していかなければならないことと考えており、現代思想が仲良くするための相対主義であることを肝に銘じて、この際には、多くを語ることは控えることにしたいと思います。
>両立だけに関しては弁論でなく科学としてなら、ないでしょう。
そういう科学観もありですね。
>>[347]
・一般相対論の基本である、物質密度が大きくなれば空間が伸びるという科学的事実
全然完ぺき主義には見えませんが、それよりどこにこんなことが書いてありましたか？空間が曲がる、なら分かりますが伸びるとは聞いたこともないですが？
・光円錐の話は純粋に幾何学的な話です。
例えば今ミンコフスキー空間をとって時空の幾何学を考えてみるとlightlike,timelike,spacelikeの三通りの曲線がありますが、（よくtimelike curveとか言っているあれです）
光の線はそのうちのlightlikeであって、
よって光は時間である、はその時点で判明するただの間違い発言ですよ。
それこそ科学的事実ってやつです。
・矢野健太郎の話は比喩でしょう。
光速は秒速３０万キロメートルで完全に有限で測定も可能です。
ただし、自分もそういった本を色々読んだことがある経験上、松ぼっくりさんの書いたようなことはきちんと踏まえていて、再確認もしましたが、それでそういった記述は光速に無限をなぞらえるのは比喩として扱っている、と言いました。
無限者を宇宙人に置き換えて肉化させれば、についてですが無限者ではないです。なぜかというと宇宙は有限と考えていますそれが脳という働きを持っていたとしたら、と考えてそのあとに一応宇宙人を持ち出していますが、脳という働きを持つ宇宙というのが本体なので、宇宙人はおまけみたいなもんですから本当は形而上ではないと思います。神と違って。 非の打ちどころは以前松ぼっくりさんの書いたようにいろいろありますが、構成物質の問題など特にそうですね。でもこの宇宙人説と、松ぼっくりさんのカントと光の無限を持ち出す半ば宗教的な言説とは何の関係もないです。なぜ持ち出されたのかわかりませんが。
松ぼっくりさんの場合、物自体とか言い出す前に相対性理論をもう少しきちんと確かめてみてはいかがですか？お勧めはアインシュタインの特殊相対性理論の論文です。一冊の本になって岩波文庫にありますよ。本当に１００ページもないような薄い小さい本です。
あれに松ぼっくりさんの言っているような、何が有限で、どういう状況で何が無限とみなされるかなどの内容が確か全部扱ってありました。特殊相対性理論の中でアインシュタイン本人が問題として論じているわけです。確実で早道と思います。
・一般相対論の基本である、物質密度が大きくなれば空間が伸びるという科学的事実
全然完ぺき主義には見えませんが、それよりどこにこんなことが書いてありましたか？空間が曲がる、なら分かりますが伸びるとは聞いたこともないですが？
・光円錐の話は純粋に幾何学的な話です。
例えば今ミンコフスキー空間をとって時空の幾何学を考えてみるとlightlike,timelike,spacelikeの三通りの曲線がありますが、（よくtimelike curveとか言っているあれです）
光の線はそのうちのlightlikeであって、
よって光は時間である、はその時点で判明するただの間違い発言ですよ。
それこそ科学的事実ってやつです。
・矢野健太郎の話は比喩でしょう。
光速は秒速３０万キロメートルで完全に有限で測定も可能です。
ただし、自分もそういった本を色々読んだことがある経験上、松ぼっくりさんの書いたようなことはきちんと踏まえていて、再確認もしましたが、それでそういった記述は光速に無限をなぞらえるのは比喩として扱っている、と言いました。
無限者を宇宙人に置き換えて肉化させれば、についてですが無限者ではないです。なぜかというと宇宙は有限と考えていますそれが脳という働きを持っていたとしたら、と考えてそのあとに一応宇宙人を持ち出していますが、脳という働きを持つ宇宙というのが本体なので、宇宙人はおまけみたいなもんですから本当は形而上ではないと思います。神と違って。 非の打ちどころは以前松ぼっくりさんの書いたようにいろいろありますが、構成物質の問題など特にそうですね。でもこの宇宙人説と、松ぼっくりさんのカントと光の無限を持ち出す半ば宗教的な言説とは何の関係もないです。なぜ持ち出されたのかわかりませんが。
松ぼっくりさんの場合、物自体とか言い出す前に相対性理論をもう少しきちんと確かめてみてはいかがですか？お勧めはアインシュタインの特殊相対性理論の論文です。一冊の本になって岩波文庫にありますよ。本当に１００ページもないような薄い小さい本です。
あれに松ぼっくりさんの言っているような、何が有限で、どういう状況で何が無限とみなされるかなどの内容が確か全部扱ってありました。特殊相対性理論の中でアインシュタイン本人が問題として論じているわけです。確実で早道と思います。
>>[349]
>空間が曲がる、なら分かりますが伸びるとは聞いたこともないですが？
別冊ニュートン『伸び縮みする時間と空間』(佐藤勝彦)を読んで頂いても分かると思いますが、「時空は伸び縮みする」ということについて言えば、物質密度無限大の一点からのビッグバンで始まった宇宙空間は、全方位に均一な伸び具合で伸びていきますよね。
これを一様等方な宇宙と言います。
「物質密度=空間の膨らみ具合」というアインシュタイン方程式が意味する膨張宇宙の本質は、二次元のトランポリン図の比喩だけで考えるのでなく、比喩が表している当のものである現実の三次元空間を、イメージして頂かなければ分かりません。
もしイメージできたならば、
>光は時間である、はその時点で判明するただの間違い発言
ということにはなりません。
たとえば太陽から放射される光エネルギーや熱エネルギーは水素原子が核融合してヘリウム原子になるときに原子核を構成する物質がエネルギーに転換したものですね。
光もエネルギーだし、熱も、光子に代表される力を媒介する素粒子の持つエネルギーが物質の運動エネルギーに転換したものですね。
光子に代表される力を媒介する素粒子は、光速度運動する重さのない素粒子だから、これを光と総称するとして、光が滅茶苦茶一杯集まって凝り固まったものとして物質粒子はあります。
だから物質密度無限大の一点からのビッグバンで始まった宇宙空間は、密度を薄めながら膨張拡大していって、物質が光を放出し切って、この世には光しかなくなった暁には、空間は一点に縮んで消えている、というふうに、宇宙の終わりが宇宙の始まりである、とするペンローズのサイクリック宇宙論が導かれることになるわけです。
このように、光しかない宇宙が宇宙の終わりで、物質しかない宇宙が宇宙の始まりで、物質密度無限大の一点が存在するブラックホール内外の境界線上において光速度に到達した暁には、光と物質が反転する、ということが、時間と空間が反転する、ということだ、と解釈していいと思います。
「内側と外側は、完全に因果を断たれた時空に分離してしまうのである。さらに、この境界付近では、時空はあまりに湾曲しすぎて、時間と空間が入れ替わるというようなことさえ起こる」(橋元淳一郎「【図解】相対性理論が見る見るわかる」サンマーク出版160頁)
光において時間が伸び切っていて空間が縮み切っていて、物質においては空間が伸び切っていて時間が縮み切っていて、伸び縮みが極限に達した光やブラックホールは時間と空間が反転する境目だから、ブラックホール内にとっては光の世界であるブラックホール外がブラックホール内である、というのは、そういうことです。
このように、陰極まれば陽に転ずるわけで、ブラックホールは光だから、光が有限速度でも速度無限大でもある、ということは、ブラックホールに吸い寄せられてブラックホール内外の境界線に到達した者が有限速度の光になることがブラックホール中心に到達した者が速度無限大の光になることでもある、ということを、意味します。
ブラックホール内外の境界線上で時間が凍り付いて、ブラックホール内に入れないままがブラックホール中心に既に到達していることになる、と考えて初めて、ブラックホールがブラックホール外のものをブラックホール内に吸い込めることを、説明できることになります。
以上の説明と>>[347]の説明を改めて読み合わせて頂ければ、光の世界線と時間軸が同じ一つの光の速度無限大と有限速度という二側面に対応することがお分かり頂けようかと思いますが、如何でしょうか。
つまり、
>矢野健太郎の話は比喩
ということではないわけですね。
>松ぼっくりさんの場合、物自体とか言い出す前に相対性理論をもう少しきちんと確かめてみてはいかがですか？お勧めはアインシュタインの特殊相対性理論の論文です。
そういう原典権威主義を持ち出す人のほうが、解説書だけ読んで分かっている人よりも、実は相対論の意味が分かってなかったりするもので、空間の膨らみとか空間の曲がりとかを空間の伸びと言い換えられたりしたときに、原典権威主義者は応用問題に適用できなかったりします。
今まで僕ほど物分かりの悪い人はいないと思っていましたが、そうでもないのですね。
正直意外です。
>空間が曲がる、なら分かりますが伸びるとは聞いたこともないですが？
別冊ニュートン『伸び縮みする時間と空間』(佐藤勝彦)を読んで頂いても分かると思いますが、「時空は伸び縮みする」ということについて言えば、物質密度無限大の一点からのビッグバンで始まった宇宙空間は、全方位に均一な伸び具合で伸びていきますよね。
これを一様等方な宇宙と言います。
「物質密度=空間の膨らみ具合」というアインシュタイン方程式が意味する膨張宇宙の本質は、二次元のトランポリン図の比喩だけで考えるのでなく、比喩が表している当のものである現実の三次元空間を、イメージして頂かなければ分かりません。
もしイメージできたならば、
>光は時間である、はその時点で判明するただの間違い発言
ということにはなりません。
たとえば太陽から放射される光エネルギーや熱エネルギーは水素原子が核融合してヘリウム原子になるときに原子核を構成する物質がエネルギーに転換したものですね。
光もエネルギーだし、熱も、光子に代表される力を媒介する素粒子の持つエネルギーが物質の運動エネルギーに転換したものですね。
光子に代表される力を媒介する素粒子は、光速度運動する重さのない素粒子だから、これを光と総称するとして、光が滅茶苦茶一杯集まって凝り固まったものとして物質粒子はあります。
だから物質密度無限大の一点からのビッグバンで始まった宇宙空間は、密度を薄めながら膨張拡大していって、物質が光を放出し切って、この世には光しかなくなった暁には、空間は一点に縮んで消えている、というふうに、宇宙の終わりが宇宙の始まりである、とするペンローズのサイクリック宇宙論が導かれることになるわけです。
このように、光しかない宇宙が宇宙の終わりで、物質しかない宇宙が宇宙の始まりで、物質密度無限大の一点が存在するブラックホール内外の境界線上において光速度に到達した暁には、光と物質が反転する、ということが、時間と空間が反転する、ということだ、と解釈していいと思います。
「内側と外側は、完全に因果を断たれた時空に分離してしまうのである。さらに、この境界付近では、時空はあまりに湾曲しすぎて、時間と空間が入れ替わるというようなことさえ起こる」(橋元淳一郎「【図解】相対性理論が見る見るわかる」サンマーク出版160頁)
光において時間が伸び切っていて空間が縮み切っていて、物質においては空間が伸び切っていて時間が縮み切っていて、伸び縮みが極限に達した光やブラックホールは時間と空間が反転する境目だから、ブラックホール内にとっては光の世界であるブラックホール外がブラックホール内である、というのは、そういうことです。
このように、陰極まれば陽に転ずるわけで、ブラックホールは光だから、光が有限速度でも速度無限大でもある、ということは、ブラックホールに吸い寄せられてブラックホール内外の境界線に到達した者が有限速度の光になることがブラックホール中心に到達した者が速度無限大の光になることでもある、ということを、意味します。
ブラックホール内外の境界線上で時間が凍り付いて、ブラックホール内に入れないままがブラックホール中心に既に到達していることになる、と考えて初めて、ブラックホールがブラックホール外のものをブラックホール内に吸い込めることを、説明できることになります。
以上の説明と>>[347]の説明を改めて読み合わせて頂ければ、光の世界線と時間軸が同じ一つの光の速度無限大と有限速度という二側面に対応することがお分かり頂けようかと思いますが、如何でしょうか。
つまり、
>矢野健太郎の話は比喩
ということではないわけですね。
>松ぼっくりさんの場合、物自体とか言い出す前に相対性理論をもう少しきちんと確かめてみてはいかがですか？お勧めはアインシュタインの特殊相対性理論の論文です。
そういう原典権威主義を持ち出す人のほうが、解説書だけ読んで分かっている人よりも、実は相対論の意味が分かってなかったりするもので、空間の膨らみとか空間の曲がりとかを空間の伸びと言い換えられたりしたときに、原典権威主義者は応用問題に適用できなかったりします。
今まで僕ほど物分かりの悪い人はいないと思っていましたが、そうでもないのですね。
正直意外です。
>>[354] ｜レスを「介在」させて頂きます！
｜光速はC＝３０〔万Km/s〕ですよね。それを「時間軸」＝「単位円」の考えを持ちいることによって、６０〔万km/s〕でも論理矛盾がない事を示す事が出来た訳です。
｜従って、少なくとも「３３5」の論考で、光速Ｃを２Cとして６０〔万km/s〕でも「論理矛盾」がない訳ですから、光速がCである限り、C＜２C より、貴殿の「光は時間である」という論述は否定されます。｛光速は超光速によって破られる｝。
｜注意項目は２C（＝２π）＝（sin０度）でもあり、２πで「元に戻っている」
という訳です。（タイムワープ）
で、６０〔万km/s〕の辺りですと、「タキオン粒子」辺りでしょうということですね。
｜あまり具体化させない事は、「汎用性」を持たせる為でもあります。
｜光速はC＝３０〔万Km/s〕ですよね。それを「時間軸」＝「単位円」の考えを持ちいることによって、６０〔万km/s〕でも論理矛盾がない事を示す事が出来た訳です。
｜従って、少なくとも「３３5」の論考で、光速Ｃを２Cとして６０〔万km/s〕でも「論理矛盾」がない訳ですから、光速がCである限り、C＜２C より、貴殿の「光は時間である」という論述は否定されます。｛光速は超光速によって破られる｝。
｜注意項目は２C（＝２π）＝（sin０度）でもあり、２πで「元に戻っている」
という訳です。（タイムワープ）
で、６０〔万km/s〕の辺りですと、「タキオン粒子」辺りでしょうということですね。
｜あまり具体化させない事は、「汎用性」を持たせる為でもあります。
>>[355]
>｛光速は超光速によって破られる｝
ということと、
>「光は時間である」という論述
は両立すると思います。
光速は超光速でもあるとするのが特殊相対論だということは>>[353]などで今まで何度も言ってきましたよね。
たとえば、波動関数の収縮も、超光速の情報伝達ですが、それは特殊相対論と相反しないです。
サイコロ振ってこの目が出たということはこの目以外の五つのうちのどの目も出なかったということで合計六つの情報が得られたことになりますね。
波動関数がここに収縮したということは、ここに収縮したという情報とここ以外のどこにも収縮しなかったという情報が同時に得られるということで、情報が速度無限大でここに伝わってきたということです。
光速は有限速度でも速度無限大でもあるので、速度無限大で情報が伝わることが特殊相対論に反するわけではありません。
>｛光速は超光速によって破られる｝
ということと、
>「光は時間である」という論述
は両立すると思います。
光速は超光速でもあるとするのが特殊相対論だということは>>[353]などで今まで何度も言ってきましたよね。
たとえば、波動関数の収縮も、超光速の情報伝達ですが、それは特殊相対論と相反しないです。
サイコロ振ってこの目が出たということはこの目以外の五つのうちのどの目も出なかったということで合計六つの情報が得られたことになりますね。
波動関数がここに収縮したということは、ここに収縮したという情報とここ以外のどこにも収縮しなかったという情報が同時に得られるということで、情報が速度無限大でここに伝わってきたということです。
光速は有限速度でも速度無限大でもあるので、速度無限大で情報が伝わることが特殊相対論に反するわけではありません。
>>[356] ｜レスを「介在」させて頂きます！
｜＞光速は超光速でもあるとするのが特殊相対論だということは〜〜〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上記記述は、「特殊相対論」自体（だけ）からは、そうは言述出来ないのではないでしょうか？「特殊相対論」では、あくまでも「光速C＝３０〔万km/s〕」までの限定がかかっているはずでしょう。
｜それを「量子力学」等を持ち出して「解釈」をし直すという事は、また「光速度一定の原理」とは「別問題」だと考えますが。
｜アインシュタインは、あくまで「光速度一定の原理」とは「光速C＝３０〔万km/s〕までをしかの言及までしかなかったと思いますが。
｜＞光速は超光速でもあるとするのが特殊相対論だということは〜〜〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上記記述は、「特殊相対論」自体（だけ）からは、そうは言述出来ないのではないでしょうか？「特殊相対論」では、あくまでも「光速C＝３０〔万km/s〕」までの限定がかかっているはずでしょう。
｜それを「量子力学」等を持ち出して「解釈」をし直すという事は、また「光速度一定の原理」とは「別問題」だと考えますが。
｜アインシュタインは、あくまで「光速度一定の原理」とは「光速C＝３０〔万km/s〕までをしかの言及までしかなかったと思いますが。
>>[360] ｜レスを「介在」させて頂きます！
｜『EPRパラドックス』：
〜電子から陽子へのこの変化を促す何物かが光速よりも速く伝わっているように見え、一見因果律と矛盾するように思われる。しかしこの波動関数の収縮を利用して、光速よりも速く信号を送れないので、因果律とは矛盾しない。
・上記の思考実験の結果が正しいことは、カルシウム原子のスピン０の励起状態からスピン０の基底状態への崩壊の際に、逆向きに放射される２個の光子の直線偏向の相関を測定することによって、アスペたちが実験的に確かめている。
・この記述によりますと、「例え光速を超える」場合があるように見えても、実際は「因果律を破ることはない」という事項より、やはり「光速」は「破られていない」ということに繋がるようです。
・ちなみに、この「アスペの実験」によって、「量子コンピュータ」が出来上がっているようです。
｛原 康夫：量子力学：岩波基礎物理シリーズ�ァА�
｜『EPRパラドックス』：
〜電子から陽子へのこの変化を促す何物かが光速よりも速く伝わっているように見え、一見因果律と矛盾するように思われる。しかしこの波動関数の収縮を利用して、光速よりも速く信号を送れないので、因果律とは矛盾しない。
・上記の思考実験の結果が正しいことは、カルシウム原子のスピン０の励起状態からスピン０の基底状態への崩壊の際に、逆向きに放射される２個の光子の直線偏向の相関を測定することによって、アスペたちが実験的に確かめている。
・この記述によりますと、「例え光速を超える」場合があるように見えても、実際は「因果律を破ることはない」という事項より、やはり「光速」は「破られていない」ということに繋がるようです。
・ちなみに、この「アスペの実験」によって、「量子コンピュータ」が出来上がっているようです。
｛原 康夫：量子力学：岩波基礎物理シリーズ�ァА�
>>[361]
そこら辺は物理学界でも見解が分かれるところですね。
「フランスの物理学者アスペが、この不気味な『遠隔作用』が実際に存在することを実験で確認したのです。(中略)もし量子論の考え方が正しくて、遠く離れた二つの物体が瞬時に情報を伝えるならば、ベルの不等式は成り立ちません。アスペの実験はこれを検証して、ベルの不等式が成り立たないことを証明し、量子論に軍配を上げたのです。」(佐藤勝彦「『量子論』を楽しむ本」PHP文庫183頁)
とあり、その上で相対性理論では、「同時」が「同時」であるとは限らないので、
「この論争における量子論の勝利は、超光速で物質や情報が伝わることを禁じた相対性理論の破綻にはただちにはつながりません。」(佐藤勝彦「『量子論』を楽しむ本」PHP文庫184頁)
とされています。
でも何億光年も離れたところまで引き離された二つの電子のうちの一つのスピン状態が分かったら同時にもう一つの電子のスピン状態も分かるということなので、普通に考えたら超光速は実現してますよね。
「同時」が「同時」でないにしても、その違いが無視できるほど小さいなら、光速はとっくに超えてるのではないか、と思うわけです。
そこで、時間と空間の概念を見直さなければならないということを提唱する物理学者もいて、
「量子力学は『お化けの遠隔作用』が成り立つような理論であるということです！つまり光速度以上(無限大の速度)で1つの粒子からもう1つの粒子に200万光年離れていようともゼロ秒で信号が伝わるということです。(中略)人体の機能を考えてみると人体のすべての部分は1つの体に属しており、1つ1つの部分の機能が体全体の機能に関わっており、何一つ独立していません。同じようにすべての素粒子はこの宇宙に属しており、どの粒子も独立していることはなく、すべての粒子はお互いに相関していることになります。少し極端な言い方をすれば『ここ』も『あそこ』も区別できないということになりましょうか？やはり世の中ホリスティックなのでしょうか？」(山田克哉『量子力学のからくり』講談社ブルーバックス287頁)
とあります。
科学も一枚岩ではないわけですね。
そこら辺は物理学界でも見解が分かれるところですね。
「フランスの物理学者アスペが、この不気味な『遠隔作用』が実際に存在することを実験で確認したのです。(中略)もし量子論の考え方が正しくて、遠く離れた二つの物体が瞬時に情報を伝えるならば、ベルの不等式は成り立ちません。アスペの実験はこれを検証して、ベルの不等式が成り立たないことを証明し、量子論に軍配を上げたのです。」(佐藤勝彦「『量子論』を楽しむ本」PHP文庫183頁)
とあり、その上で相対性理論では、「同時」が「同時」であるとは限らないので、
「この論争における量子論の勝利は、超光速で物質や情報が伝わることを禁じた相対性理論の破綻にはただちにはつながりません。」(佐藤勝彦「『量子論』を楽しむ本」PHP文庫184頁)
とされています。
でも何億光年も離れたところまで引き離された二つの電子のうちの一つのスピン状態が分かったら同時にもう一つの電子のスピン状態も分かるということなので、普通に考えたら超光速は実現してますよね。
「同時」が「同時」でないにしても、その違いが無視できるほど小さいなら、光速はとっくに超えてるのではないか、と思うわけです。
そこで、時間と空間の概念を見直さなければならないということを提唱する物理学者もいて、
「量子力学は『お化けの遠隔作用』が成り立つような理論であるということです！つまり光速度以上(無限大の速度)で1つの粒子からもう1つの粒子に200万光年離れていようともゼロ秒で信号が伝わるということです。(中略)人体の機能を考えてみると人体のすべての部分は1つの体に属しており、1つ1つの部分の機能が体全体の機能に関わっており、何一つ独立していません。同じようにすべての素粒子はこの宇宙に属しており、どの粒子も独立していることはなく、すべての粒子はお互いに相関していることになります。少し極端な言い方をすれば『ここ』も『あそこ』も区別できないということになりましょうか？やはり世の中ホリスティックなのでしょうか？」(山田克哉『量子力学のからくり』講談社ブルーバックス287頁)
とあります。
科学も一枚岩ではないわけですね。
>>[362] ｜レスを「介在」させて頂きます！
｜・つまり光速度以上(無限大の速度)で1つの粒子からもう1つの粒子に200万光年離れていようともゼロ秒で信号が伝わるということです。
・この中で「無限大の速度」という記述は何方の言説？なのでしょうか？
・もしか、その「物理学者」さんの言説だとしても、やはり｛「少し極端な言い方をすれば」｝という記述にも見られますように「極端な言い方」ですね。
・「ここ」も「あそこ」も区別が出来ないというのであれば、３次元空間も、４次元時空も、5次元空間も・・・みな、「無に等しい」と言われても「反論の術」がなくなります。
・私は、単なる「理学士」に過ぎませんが、それでも、この「物理学者」の「区別の付かなさ」加減の表現よりかは、やはり「超弦理論」の方が、｛９次元等もあって｝より優れた理論・理解だと思います。
｜・つまり光速度以上(無限大の速度)で1つの粒子からもう1つの粒子に200万光年離れていようともゼロ秒で信号が伝わるということです。
・この中で「無限大の速度」という記述は何方の言説？なのでしょうか？
・もしか、その「物理学者」さんの言説だとしても、やはり｛「少し極端な言い方をすれば」｝という記述にも見られますように「極端な言い方」ですね。
・「ここ」も「あそこ」も区別が出来ないというのであれば、３次元空間も、４次元時空も、5次元空間も・・・みな、「無に等しい」と言われても「反論の術」がなくなります。
・私は、単なる「理学士」に過ぎませんが、それでも、この「物理学者」の「区別の付かなさ」加減の表現よりかは、やはり「超弦理論」の方が、｛９次元等もあって｝より優れた理論・理解だと思います。
>>[363]
>「無限大の速度」という記述は何方の言説？なのでしょうか？
「つまり光速度以上(無限大の速度)で1つの粒子からもう1つの粒子に200万光年離れていようともゼロ秒で信号が伝わるということです。」というのは「山田克哉『量子力学のからくり』講談社ブルーバックス287頁」からの一字一句違わぬ引用になります。
山田克哉はロサンゼルス・ピアース大学物理学科教授です。
>「ここ」も「あそこ」も区別が出来ないというのであれば、３次元空間も、４次元時空も、5次元空間も・・・みな、「無に等しい」と言われても「反論の術」がなくなります。
そうなんですね。
なぜ区別できる理論のほうが優れていると言えるのか分かりませんが、いずれにせよ、区別できないと考えなければ整合的な世界観を成り立たせることはできないのではないか、というのが、山田克哉教授の見解のようでした。
>「無限大の速度」という記述は何方の言説？なのでしょうか？
「つまり光速度以上(無限大の速度)で1つの粒子からもう1つの粒子に200万光年離れていようともゼロ秒で信号が伝わるということです。」というのは「山田克哉『量子力学のからくり』講談社ブルーバックス287頁」からの一字一句違わぬ引用になります。
山田克哉はロサンゼルス・ピアース大学物理学科教授です。
>「ここ」も「あそこ」も区別が出来ないというのであれば、３次元空間も、４次元時空も、5次元空間も・・・みな、「無に等しい」と言われても「反論の術」がなくなります。
そうなんですね。
なぜ区別できる理論のほうが優れていると言えるのか分かりませんが、いずれにせよ、区別できないと考えなければ整合的な世界観を成り立たせることはできないのではないか、というのが、山田克哉教授の見解のようでした。
>>[365]
「頑固者の筆者は、どちらかといえば『コペンハーゲン解釈』に傾いている一介の物理学者です。現在でも大学で使われている量子力学の教科書のほとんどは『コペンハーゲン解釈』に基づいて書かれています。しかし筆者は『コペンハーゲン解釈』が唯一の正しい解釈であるとも思っていません。量子力学の解釈問題は今もって完全な解決に至っていないと思っているのです。」(山田克哉『量子力学のからくり』講談社ブルーバックス288頁)
とあり、この本では「EPR思考実験での信号が無限大の速さで遠く離れた場所にいっきょに伝わっていく現象」(同285頁)を仮定しないで済む『多世界解釈』の可能性にも言及されています。
なので、物理学者山田克哉の考えでは、
>現在の「４次元時空」を乗り越える次の「5次元世界」を描く場合の「ノーベル物理学賞」が消えてしまいます
ということには直ちにはならないみたいです。
『コペンハーゲン解釈』と『多世界解釈』だけでなく、解釈問題への答えは、色々あるようですね。
「頑固者の筆者は、どちらかといえば『コペンハーゲン解釈』に傾いている一介の物理学者です。現在でも大学で使われている量子力学の教科書のほとんどは『コペンハーゲン解釈』に基づいて書かれています。しかし筆者は『コペンハーゲン解釈』が唯一の正しい解釈であるとも思っていません。量子力学の解釈問題は今もって完全な解決に至っていないと思っているのです。」(山田克哉『量子力学のからくり』講談社ブルーバックス288頁)
とあり、この本では「EPR思考実験での信号が無限大の速さで遠く離れた場所にいっきょに伝わっていく現象」(同285頁)を仮定しないで済む『多世界解釈』の可能性にも言及されています。
なので、物理学者山田克哉の考えでは、
>現在の「４次元時空」を乗り越える次の「5次元世界」を描く場合の「ノーベル物理学賞」が消えてしまいます
ということには直ちにはならないみたいです。
『コペンハーゲン解釈』と『多世界解釈』だけでなく、解釈問題への答えは、色々あるようですね。
>>[353] ｜少し「質問」させて頂きます！
｜＞だから物質密度無限大の一点からのビッグバンで始まった宇宙空間は、〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
｜上記記述に関してですが、私は「宇宙の始まり」とは「ビレンキン」の「無からの宇宙創成説」という説を支持しているのですが。
｜その場合ですと、「虚時間領域」を「質点」の「ポテンシャル」がうろうろしていて、ある時に「トンネル効果」によって、「ポテンシャルの壁」を破って、質点が「虚時間領域」から、「実時間領域」へと移行していって、そうして「実時間」の坂を下っている内に「ビッグバン」に至る時に辿り着いた、というような説ですが。
｜で、この場合の「虚時間領域」とは「物質密度無限大」とは一致しませんよね？
｜この辺の「論理の相違性」に関しましては、いかがお考えでしょうか？
｜＞だから物質密度無限大の一点からのビッグバンで始まった宇宙空間は、〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
｜上記記述に関してですが、私は「宇宙の始まり」とは「ビレンキン」の「無からの宇宙創成説」という説を支持しているのですが。
｜その場合ですと、「虚時間領域」を「質点」の「ポテンシャル」がうろうろしていて、ある時に「トンネル効果」によって、「ポテンシャルの壁」を破って、質点が「虚時間領域」から、「実時間領域」へと移行していって、そうして「実時間」の坂を下っている内に「ビッグバン」に至る時に辿り着いた、というような説ですが。
｜で、この場合の「虚時間領域」とは「物質密度無限大」とは一致しませんよね？
｜この辺の「論理の相違性」に関しましては、いかがお考えでしょうか？
>>[367]
「ビレンキンは、量子論の無の概念に加えて、『トンネル効果』という、やはり量子論の中で発見された現象を用いて、宇宙はエネルギーゼロ、大きさゼロの『無』の状態から、突然ある大きさを持ってポッと生まれたという説明をしました。」(佐藤勝彦『相対性理論を楽しむ本』PHP文庫242頁)
「ビレンキンはトンネル効果という、やはり量子論の中で発見された現象を用いて、宇宙はエネルギーゼロ、大きさゼロの『無』の状態から、突然ある大きさを持ってポッと生まれたという説明をしました。」(佐藤勝彦『「相対性理論」の世界へようこそ』PHP文庫204頁)
手許の本を探したら以上の記述が見付かりました。
「大きさゼロ」というのが「物質密度無限大の一点」ということですね。
ちなみに「エネルギーゼロ」に関しては、和田純夫は『20世紀の自然観革命』(朝日新聞社)で「無から始まったのだから、宇宙全体のエネルギーはゼロでなければならない」(239頁)とした上で、「運動する物体」がプラスエネルギーで「膨張する空間」がマイナスエネルギーで、無から生まれた宇宙のエネルギーの総量が合計プラスマイナスゼロであることによって、エネルギー保存則が成り立っていることを、説明しています。
佐藤勝彦の説明だと、「膨張する空間」を生み出す「ポテンシャルエネルギー」の障壁をトンネル効果で通り抜けた時点が「宇宙創成」であることになっていて、「ポテンシャルエネルギー」の障壁を通り抜けた時点から「ド・ジッター宇宙」と呼ばれる宇宙になるのだそうです。
「ビッグバンの前にド・ジッター宇宙の時代を考える理論を、インフレーション説と呼びます。」(和田純夫『ビッグバン以前の宇宙』NEW SCIENCE AGE102頁)
とあるように、ビレンキンの「無からの宇宙創成」説というのはホーキングや佐藤勝彦らによって、さらに推し進められて、トンネル効果でポテンシャルエネルギーの障壁を通り抜けた時点からが「インフレーション」という「加速膨張」で「ビッグバン」という「減速膨張」に転じる時点が来る、という順序で考えられるようになったようです。
「ビレンキンは、量子論の無の概念に加えて、『トンネル効果』という、やはり量子論の中で発見された現象を用いて、宇宙はエネルギーゼロ、大きさゼロの『無』の状態から、突然ある大きさを持ってポッと生まれたという説明をしました。」(佐藤勝彦『相対性理論を楽しむ本』PHP文庫242頁)
「ビレンキンはトンネル効果という、やはり量子論の中で発見された現象を用いて、宇宙はエネルギーゼロ、大きさゼロの『無』の状態から、突然ある大きさを持ってポッと生まれたという説明をしました。」(佐藤勝彦『「相対性理論」の世界へようこそ』PHP文庫204頁)
手許の本を探したら以上の記述が見付かりました。
「大きさゼロ」というのが「物質密度無限大の一点」ということですね。
ちなみに「エネルギーゼロ」に関しては、和田純夫は『20世紀の自然観革命』(朝日新聞社)で「無から始まったのだから、宇宙全体のエネルギーはゼロでなければならない」(239頁)とした上で、「運動する物体」がプラスエネルギーで「膨張する空間」がマイナスエネルギーで、無から生まれた宇宙のエネルギーの総量が合計プラスマイナスゼロであることによって、エネルギー保存則が成り立っていることを、説明しています。
佐藤勝彦の説明だと、「膨張する空間」を生み出す「ポテンシャルエネルギー」の障壁をトンネル効果で通り抜けた時点が「宇宙創成」であることになっていて、「ポテンシャルエネルギー」の障壁を通り抜けた時点から「ド・ジッター宇宙」と呼ばれる宇宙になるのだそうです。
「ビッグバンの前にド・ジッター宇宙の時代を考える理論を、インフレーション説と呼びます。」(和田純夫『ビッグバン以前の宇宙』NEW SCIENCE AGE102頁)
とあるように、ビレンキンの「無からの宇宙創成」説というのはホーキングや佐藤勝彦らによって、さらに推し進められて、トンネル効果でポテンシャルエネルギーの障壁を通り抜けた時点からが「インフレーション」という「加速膨張」で「ビッグバン」という「減速膨張」に転じる時点が来る、という順序で考えられるようになったようです。
>>[367]
>>[368]の続きです。
ちなみに、最新の物理学の知見を踏まえて、2020年12月に出版された、『空間は実在するか』(橋元淳一郎・集英社インターナショナル)には、
「紛れもない事実は、宇宙の始め、ビッグバンが起こった瞬間には、我々が言う意味での時間と空間はなかった。ビッグバンの後、ヒッグス場が生まれ、それによって質量を持った素粒子が生まれた。この瞬間に時間と空間も生まれたのである。」(80頁)
とあります。
これが「紛れもない事実」ならば、「無からの宇宙創成」における、大きさゼロの「無」というのは「物質密度無限大の一点」ではないことになりますね。
でももし、物質密度無限大でなかったのなら、じゃあ何が大きさゼロの空間を膨張させたのか、ただのポテンシャルエネルギーゼロが空間を膨張させることができるのか、どんなメカニズムが働いたらポテンシャルエネルギーが山を上ってプラスになったり谷を下ってマイナスになったりできるのか、謎は深まるばかりです。
そもそも、アインシュタインの公式が明らかにした通り、エネルギーが滅茶苦茶一杯集まって凝り固まったものが物質であったはずです。
さらに凝集されたならば、物質は真空のエネルギーになる、ただのポテンシャルエネルギーに戻る、ということが、どんな理論的裏付けがあって、言えるのか。
真空とは密度ゼロ付近を揺らいでいる空間のことだったのではないでしょうか。
もしもそれが物質じゃなかったとしてもそれが物質よりももっと物質的な存在だったのでなければ、空間膨張は可能ならしめられなかったのではないでしょうか。
そう考えると、>>[368]で提示したような、一点は物質密度無限大だったとする、僕なりの割り切り方というのも、一つの割り切り方としては、ありのような気もしてきますが、如何でしょうか。
仮説の増設に次ぐ増設で、諸仮説の相互間の整合性が、もはや付かなくなってしまっているようにも思える、現代宇宙論を含む、現代物理学におけるエネルギーという概念は、整合的ではないのではないか、と疑いたくもなりますよね。
>>[368]の続きです。
ちなみに、最新の物理学の知見を踏まえて、2020年12月に出版された、『空間は実在するか』(橋元淳一郎・集英社インターナショナル)には、
「紛れもない事実は、宇宙の始め、ビッグバンが起こった瞬間には、我々が言う意味での時間と空間はなかった。ビッグバンの後、ヒッグス場が生まれ、それによって質量を持った素粒子が生まれた。この瞬間に時間と空間も生まれたのである。」(80頁)
とあります。
これが「紛れもない事実」ならば、「無からの宇宙創成」における、大きさゼロの「無」というのは「物質密度無限大の一点」ではないことになりますね。
でももし、物質密度無限大でなかったのなら、じゃあ何が大きさゼロの空間を膨張させたのか、ただのポテンシャルエネルギーゼロが空間を膨張させることができるのか、どんなメカニズムが働いたらポテンシャルエネルギーが山を上ってプラスになったり谷を下ってマイナスになったりできるのか、謎は深まるばかりです。
そもそも、アインシュタインの公式が明らかにした通り、エネルギーが滅茶苦茶一杯集まって凝り固まったものが物質であったはずです。
さらに凝集されたならば、物質は真空のエネルギーになる、ただのポテンシャルエネルギーに戻る、ということが、どんな理論的裏付けがあって、言えるのか。
真空とは密度ゼロ付近を揺らいでいる空間のことだったのではないでしょうか。
もしもそれが物質じゃなかったとしてもそれが物質よりももっと物質的な存在だったのでなければ、空間膨張は可能ならしめられなかったのではないでしょうか。
そう考えると、>>[368]で提示したような、一点は物質密度無限大だったとする、僕なりの割り切り方というのも、一つの割り切り方としては、ありのような気もしてきますが、如何でしょうか。
仮説の増設に次ぐ増設で、諸仮説の相互間の整合性が、もはや付かなくなってしまっているようにも思える、現代宇宙論を含む、現代物理学におけるエネルギーという概念は、整合的ではないのではないか、と疑いたくもなりますよね。
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