哲学　Φιλοσοφιαコミュのパスカル [パンセほか]について

　ブレーズ・パスカルは17世紀の科学者であり哲学者でした。

　代表的な著作は死後にまとめられた「パンセ」です。まとめ方にはそれぞれあり、現在でも新しい版を作ろうという動きがあるそうです。

　「パンセ」は短文で哲学的な含蓄のある断片が多く、入門にうってつけの哲学著作だと言えます。
　若くして亡くなるとか、公爵令嬢との秘めたる恋愛、乗合馬車（世界初の公共交通機関）開設、教会との対立など、エピソードが多い魅力的な人物でもあります。

　パスカルのコミュニティ
　http://mixi.jp/view_community.pl?id=255531

　がありますが、ここでは特に他の哲学者から比較対照してパスカル思想を考えていきませんか。

　参考
　ブレーズ・パスカル
　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB
　「パンセ」
　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%BB

　公爵令嬢との秘めたる恋愛はちょっとネットで調べても出てこないようです。情報元をご存知の方は教えてください。僕は『パスカル著作集別巻Ⅰ「パスカルとキェルケゴール　橋本淳」』から知りました。詳細は分かりません。

　比較対照するという考えはこの『パスカル著作集別巻Ⅰ』から援用しています。

コメント(64)

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[25] mixiユーザー 05月04日 14:19

293　「なぜあなたは私を殺すのか」
「なぜって。あなたは川の向こうに住んでいるではないか。友よ、もしあんたが川のこちら側に住んでいたら、私は殺人犯と呼ばれ、このようにあなたを殺すことは不正なる犯罪とされるだろう。
しかしあんたは川の向こう側に住んでいるのだから、私は勇者であり、これは正義だ」

パスカルとニーチェとの関係も、数少ないながら研究され、いくつか論考が書かれているようですね。

[49] mixiユーザー 05月14日 08:11

>>[27]

その土地、その民族が歴史の中で培ってきた見方、考え方というものはありますね。
世界を知らない間はいかにもその考え方しかありえないように思い込んでいても、外の世界と出会い、よく考えるうちに、それぞれの土地や民族の条件づけられた特性のあらわれも少なくないことに気づかされるようになりますね。
「いやいや、自分たちの考えこそ優れており、よその考えが劣っている証拠だ」という判断にとどまる場合もありますね。

[51] mixiユーザー 05月14日 18:07

>>[50]

あらゆることは精神的に高く清らかな所から批評される場合と、低く荒んだ所から批評される場合がある。
すぐれた精神的位置からの批評をこそ僕たちは重視すべきだと思います。

[53] mixiユーザー 05月20日 16:33

>>[52]

差別界を仏教は一言で「世間」と言っていますね。さまざまな差別・違い・分別が存するのが世間であり、それらを超えてゆくことこそ出世間であり、無上正等覚であり、涅槃ですね。

[54] mixiユーザー 05月20日 16:33

「パスカルがイエスと交わしている対話は、新約聖書中の何にもまして美しい！
これほど憂愁きわまる優しさは、いまだかつて言葉にされたことがない。
このようなイエスを創造することは以来、決して継承されることがなかった。それゆえ、ポール・ロワイヤルの後にはキリスト教はいたる所で頽落するに至ったのだ。」

（フリードリヒ・ニーチェ、1880年末の遺稿より）

[58] mixiユーザー 07月29日 09:22

『パンセ』第６偈
精神が損なわれるということがあるように、直感も損なわれうる。精神や直感はお互いの会話によって養われたり、損なわれたりする。
良い会話は精神や直感を養うだろう。しかし悪い会話は精神や直感を損なうことになる。だから、私たちは会話を選ぶようにして、精神や直感を養うこと、損なわないようにすることが大事だ。
ところが、会話を選ぶということは、すでに精神や直感を養っており損なわれていない人たちにしかできないことだ。だからこの循環から脱け出せた人は幸いである。

このパスカルの言葉は、今日のSNS 文明においてより響いてきますね。

[60] mixiユーザー 07月29日 18:14

>>[59]

人間の真実は、洋の東西を問わないのでしょうね。

[61] mixiユーザー 03月08日 16:19

パスカルは〈確率〉という考え方を数学的に初めて体系化したそうですね。これがきっかけで、人類のすべての学問に確率的な思考法が浸透してゆくことになる。これは思想的な大変化であって、しばしば「確率革命」と呼ばれる。

[63] mixiユーザー 03月08日 21:27

>>[61]
パスカルの「パンセ」を昔仏書購読で読んだことを思い出します。
パスカルはギャンブラーの掛金の授受の相談から確率論を確立したようですね。
確率論も以下のように学ぶと簡単?
http://onlinecasino116.com/勝つための理論/確率～パスカルとフェルマー/

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