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哲学 Φιλοσοφιαコミュの哲学と言語学

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そもそも近代哲学の始祖・デカルトが言語学者チョムスキーによって『デカルト言語学』(1966年)として正面から取り上げられているように、哲学と言語学はますます関係を深めつつあります。

コメント(11)

ソシュール 

 フェルディナン・ド・ソシュール(Ferdinand de Saussure、1857年11月26日 - 1913年2月22日)は、スイスの言語学者、記号学者、哲学者。「近代言語学の父]といわれています。

 「難解に違いない」と思う方が多いかもしれませんが、ソシュールの問題意識を共有することですんなりと理解できるはずです。さらに、現代思想の始まりといわれる「構造主義」を学ぼうとする方に、ソシュールの言語学は必須ですから学ぶ価値はあります。

 構造言語学とは、言語の構造または体系を研究する言語学の立場のことです。
 言語を構造として理解する立場は、この記事で紹介するソシュールに強く影響を受けています(他にアメリカの先住民を研究した米国の構造言語学もあります)。

 ソシュールはジュネーブ大学で言語学を教えた先生です。代々続いた名家の出で、早熟の言語学者だったそうです。
 ソシュールを世界的に有名な学者にしたのは、彼の講義をまとめた『一般言語学講義』(1916年)という本です。この本はソシュールの死後、彼の学生が講義をまとめたものです。

 『一般言語学講義』に影響されていない言語学者はおそらくこの世にいません。そういった意味で、20世紀の言語学はソシュールから出発しています。近代言語学の父といわれるのはそのためです。


 これまでの言語学とソシュールの言語学を比較してみましょう。
 ソシュール以前の言語学は、以下のような特徴がありました。

 各国語がどういうふうに変化してきたのか?という歴史的な変遷を研究しました。
 言語の歴史的変遷を扱う研究は、客観的・実証的でありうる、と。
 ソシュールは、彼以前の言語学を否定したわけではありません。ただ、ソシュールは言語の歴史的変遷を扱う研究に満足しませんでした。

 ソシュールは、次のようなことを思い始めます。

「人間はことばを喋る。人間と言語とは、切ってもきれない関係にある。この事実をしっかり受けとめ、それにふさわしい解明を与えるのが、言語学の任務じゃないのか?それをしないで、やれ巻き舌音がどうなったとか、こっちの子音があっちの子音に変化していったとを研究していても、なにがわかるんだろう」

 つまり、人間と言語の深い関係を解明しようと考えたのです。人間と言語の深い関係を解明しようとする学問を言語学といおうじゃないか、と彼は考えていました。

 最後にYouTubeから。
https://www.youtube.com/watch?v=w70sy4qiGtk
   ソシュールは言語学の"公理"を設定した【ソシュール講座】
いずれ「言語論的転回」も話題にせねばならないでしょうね。

「哲学の主要な関心は言語にある」と言いたくなる誘惑があります。誘惑というのは、そう言いいるのはあんまりよろしくない、と考えているわけですが。
タイプミス訂正 言いいる→言い切る
 このトピックでのフレームワークは、「言語学」、「一般言語学講義」、「構造主義」、「記号論理学」、「言語哲学」、「分析哲学」、「現象学」、「文章論」などのカテゴリーで、いずれかに絞って語り合うことでしょうけれども、取り掛かりとしてトピ主は、どんなカテゴリーを想定しているのでしょうか?

 個人的に収集している文献やネットの情報のいずれを切り口として考えることが、期待に沿った望ましい対話にな繋がるのかを思案しています。十分な量の文献があるわけでもないし、また、用いる情報の内容に応じて対応も変わってきますのでロードマップを描いておられたのならば、示して頂きたいです。
お二人様、さっそくありがとうございます。

自分は専門はアンリ・ベルクソン、とくに心身二元論。
あとはイギリスの息子のほうのミルやトーマス・ヒル・グリーン、西洋倫理学史全般、日本儒教史などに興味があります。

言語学はまだまだこれからというところなので、皆さんのお話に耳を傾けていこう、というのが正直なところ。

よろしくお願いいたします。
>>[6]へ
 「言語学」は、何かテキストをもとに学習されていますか?
わたし個人は、「言語学」の話しを切り出せる下地がないので、議論の命題を提示して頂いた方がコメントしやすいです。
また、個人的にコメントできるかどうかは、現段階では、分かりません。
>>[7]

テキストはこれから。と言うより…、
チョムスキーのはかつては持っていたけれど、引っ越し直前に昏倒して長期入院したので、そのまま新居に移ったので、かつての蔵書はほぼすべてを失ってしまったので(JAZZ中心のCD3500枚も同様)、国会図書館利用専門です。
ハヤカワの『思考と行動における言語』は読んでも損はないでしょう。言語には哲学的にどんな問題があるかということについて、いろいろ挙げていることが役に立つと思われます。但し、彼の拠って立つコーズィブスキーの「一般意味論」がインチキ学問としての批判を受けていることは知っておく必要があります。

丸山圭三郎『言葉とは何か』は、ソシュール学派の本格的な入門書なのでお勧めです。
チョムスキー学派についてなら、スティーブン・ピンカー『言語を生みだす本能 (上下)』が一般的な啓蒙書としてお勧めできます。
たいへん参考になりました。ありがとうございます。

ただいま、持病の一つである精神疾患のほうはだいぶ落ち着いてきたのですが、
財産管理している司法書士との間にトラブルが勃発。
ジョン・スチュアート・ミルと中世倫理学に没頭してきたこともあり、
しばらくはここは静観させていただきます。

よろしくお願いいたします。

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