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本当の仏教入門コミュの立正安国論

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日蓮正宗 昭倫寺
http://www.shorin-ji.jp/gosyoharc.html

(立正安国論 御書二三四頁始)(h29.7)

旅客が来て嘆いて言うには、近年より近日に至るまで、天変地夭・飢饉・疫病が遍く天下に満ち、広く地上にはびこっている。
牛馬は巷に死んでおり、その死骸が道路いっぱいに充ちている。
すでに死亡した人々は大半を超え、このような世相を悲しまない者は一人もいない。


(立正安国論 御書二三四頁二行目)(h29.8)

そこで、或いは「阿弥陀の名号は罪を除く利剣である」との文を専らに信じて阿弥陀仏の名を唱え、或いは「すべての病が悉く除かれる」という文を信じて薬師如来の経を口ずさみ、或いは「病がたちまち消滅して不老不死の境涯を得る」という詞を信じて法華経の経文を崇め、或いは「七難が忽ちのうちに滅して七福を生ずる」という句を信じて百人の法師が百カ所において仁王経を講ずる百座百講の儀式を整え、また或いは、秘密真言の教えによって五つの瓶に水を入れて祈祷を行い、或いは、坐禅を組み入定の形式ばかりを整えて空観にふけり、もしくは、七鬼神の名を書いて千軒の門に貼ってみたり、もしくは、悪魔を祓うとされる五大力菩薩の姿を画いて万戸に掲げ、もしくは、天の神・地の神を拝んで、都や町の四方においてお祭りをし、或いは、国主・国宰など時の為政者が万民を救済するために徳政を行っている。


(立正安国論 御書二三四頁七行目)(h29.9)

しかしながら、ただ心を砕くのみであり、いよいよ飢饉と疫病がひどくなり、乞食はあふれて死人は満ちるばかりである。
その有様といえば、積み上げられた死骸は、あたかも物見台のようであり、隙間なく並べられた死骸は、まるで橋のようである。
考えてみると、二離(日・月)は平常通り照らし、五大星(木星・火星・水星・金星・土星)は平常通り天にある。
仏法僧の三宝も厳然と世におわし、また、かつて第五十一代平城天皇の時に八幡大菩薩の託宣があって、百代の王を守護すると誓ったというが、いまだ百代にもなっていない、それなのにこの世は早くも衰えてしまい、世間の法は何で廃れてしまったのか。
これはどのような禍により、またいかなる誤りによって、生じたことなのであろうか。


(立正安国論 御書二三四頁十一行目)(h29.10)

主人が言う、自分は一人このことを愁いて、胸中に思い悩んでいたが、客(あなた)が来て共に嘆くので、これについて少々語り合おうと思う。
そもそも、出家して仏道に入る者は、正法によって成仏を期するのである。
しかるに、今や神術もかなわず、仏の威徳による験しも顕れない。
つぶさに現在の世の中の有り様をみると、民衆は愚かにして、後輩としての疑いを起こしている。
しかして、天を仰いでは恨みを呑み、地に伏しては深く憂慮に沈んでいる。
わずかばかりの眼を開いて、少し経文を開いてみると、世の民衆は皆正法に背いて、人々は悉く悪法に帰依している。故に善神は国を捨てて去ってしまい、聖人は所を辞して帰ってこない。このため、善神・聖人に代わって魔人・鬼神が来て、災いが起こり、難が起こるのである。
このことは、声を大にして言わなければ成らないことであり、恐れなくてはならないことである。

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