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【男気】 黒田博樹ガンバレ!!コミュの2016年/日本シリーズ

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野球広島日本一へ!チャーター機を手配 32年ぶり栄冠へ球団全面バックアップ

広島が、日本シリーズ進出を決めた日本ハムとの決戦に備え、チャーター機を手配していたことが16日、分かった。札幌まで直線距離で片道約1200キロの長旅。チャーター機であれば待ち時間が少なく、機内でも自由に過ごすことができ、選手の体への負担軽減につながる。32年ぶりの日本一を勝ち取るために、球団が全面バックアップする。

球団史上初。異例のチャーター機で広島ナインが、敵地に乗り込む。7度目の日本シリーズの相手は、広島から直線距離で約1200キロ離れた札幌に本拠地を置く日本ハムに決まった。日本シリーズ史上、最も距離が離れたチーム同士の対戦に、球団が動いた。

過去6度出場した日本シリーズでは阪急、近鉄、西武の3球団が対戦相手。いずれも陸路での移動だった。今回は空路。

だが広島空港から新千歳空港への直行便は1日2便しかない。しかも復路の便は、広島空港到着が夕方から夜にかけてとなる。時間の融通が利かないという問題点が浮かび上がった。

22日にマツダスタジアムで開幕する日本シリーズ。2試合を行い24日が移動日の予定だ。雨天などで中止になった場合は24日に試合が行われ、札幌ドームでの第3戦は移動試合。いずれにしても遠距離移動は体への負担が大きい。疲労をためないことが決戦では重要になってくるだけに“カープジェット”のオーダーに踏み切った。

日本航空(JAL)の機体を使用。費用は諸経費を含め往復で約1000万円になる見込みだ。仮にソフトバンクが勝ち上がっていた場合は、キャンセル料が発生していた。それでも「体が楽になる。

万全の状態でシリーズに臨んでほしい」と球団関係者。球団の日本一にかける思いは強く、体調管理を最優先にして準備を進めてきた。

通常便と異なり機内を自由に使えるのも大きなメリット。身長196センチのエルドレッドや189センチの新井など、体が大きな選手は2席を使いリラックスできる。CSファイナルS前に腰痛を発症した中崎も大歓迎。「移動しやすいと思う」とニッコリ笑った。

CSファイナルSでは、アドバンテージの1勝を含め3勝1敗でDeNAを退けた。89勝で覇権を握った力を十分に見せつけた。この日の休日を挟み、17日からは32年ぶりの日本一へ向けて全体練習を再開する。球団と現場が一体となって最高のコンディションを整え、北の大地に乗り込む。

写真
緒方監督率いる広島ナインを球団がチャーター機手配で全面バックアップ(10月15日撮影)


[デイリースポーツ 10/17 06:04]


コメント(148)

マエケン「黒田さんのうれし涙で終われたら最高」

 ドジャースの前田健太投手(28)が27日、羽田空港着の航空機で帰国した。都内で開いたメジャー1年目のシーズン終了会見で古巣・広島に、今季限りでの現役引退を表明した黒田博樹投手(41)を日本一で送り出すことを期待した。

 古巣の躍進が、前田はちょっとだけねたましく思えた。今季、25年ぶりにリーグ優勝を成し遂げた広島を昨年までエースとして支えた男は「自分がいない方が強いのかなと思うこともありました」と自虐的に笑いを誘った。「カープの活躍が、アメリカですごく刺激になったし、(広島の)選手も僕の登板を見てくれていたみたいで。刺激し合って戦うことができた」と互いの充実した1年を喜んだ。

 今は32年ぶりの日本一を目指して、日本ハムと激突中。そんな古巣に黒田のために優勝しろ、とばかりのエールを送った。「最後、何とか優勝してみんなで有終の美を飾ってほしい。黒田さんのうれし涙でカープの今年1年が終われば最高の年になる」。

 プロ入団1年目の07年と昨年の2年間、同僚として戦い「野球に取り組む姿勢はすごく参考になった」と影響を受けた。7戦目にもつれ込んだ場合に、再び黒田の先発が有力となっているが「(黒田が)投げてる試合はほとんど見られなかった。きちんと見たい」と最後の雄姿を目に焼き付ける。

略


[報知新聞社 10/28 06:02]

野球マエケン 黒田を凱旋応援したい!「うれし涙で終われば最高」

略

ド軍、広島の先輩で現在日本シリーズを戦っている広島・黒田博樹投手(41)の現役最終登板を生観戦したい意向を示し、有終の美を飾る日本一を期待した。

羽田空港到着はこの日の早朝5時。時差ボケも残る中、前田は古巣への熱い思いを口にした。自身が移籍した年にリーグ優勝して日本シリーズまで進んだことを「自分がいない方が強いのかなと思うこともありました」と話して笑わせ、「黒田さんが最後の年だし、優勝して有終の美を飾ってほしい。黒田さんのうれし涙で終われば最高の年になる」とエールを送った。

25日の第3戦に先発した黒田の登板は時差の関係もあってリアルタイムで見られなかった。2勝3敗となった広島が29日の次戦に勝てば、30日の第7戦は黒田が再び先発することが濃厚だ。スケジュールは未定というが、「(マツダスタジアムに)行きたい気持ちもある。最後を見られることになればうれしい」と現役最終登板を目に焼き付けたい考えを明かした。

略

広島ナインから刺激を受け、来季に備えてつかの間のオフに入る。(東尾 洋樹)


[スポニチアネックス 10/28 07:01]


野球黒田第7戦へマツダで調整「僕の感覚では全然大丈夫」

29日の第6戦に先発する広島の野村と黒田がチームを離れて広島へ戻り、マツダスタジアムで調整を行った。

黒田は25日の第3戦(札幌ドーム)で右ふくらはぎがつったため、6回途中で降板。それでも翌日の練習では中4日での第7戦登板に向け「僕の感覚では全然、大丈夫です」と話していた。

畝投手コーチは黒田の登板について「状態次第」とした上で「移動日の前に帰って、向こうでしっかり体を手入れしながら」と話した。


[スポニチアネックス 10/28 09:01]



広島3連敗も熱き視線…日本S第5戦 地元瞬間最高62・6%

 SMBC日本シリーズ2016「広島×日本ハム」第5戦(札幌ドーム)が27日、テレビ朝日系列で生中継され、広島の地元局・広島ホームテレビ(HOME)の平均視聴率(午後5時50分同9時50分)は44・4%(ビデオリサーチ調べ、広島地区)だったことが28日、分かった。

 瞬間最高視聴率は、午後9時33分の62・6%で、同点で迎えた9回、日本ハムの1番・岡が死球を受け、両軍ベンチがグラウンドへ飛び出す一触即発の空気が流れた場面。また、番組視聴占拠率(シェア=該当局の視聴率が放送全体の視聴率に占める割合)は56・7%だった。関東地区は17・4%。

 毎試合、広島ファンの熱き視線が注がれている今シリーズ。

第1戦の地元局・RCC(中国放送、TBS系)の平均視聴率は53・8%、第2戦を中継した地元局・TSS(テレビ新広島、フジテレビ系)の平均視聴率は53・8%で、瞬間平均視聴率はどちらも60%を超えた。

また、今季限りでの現役引退を表明している黒田博樹投手(41)が先発した25日の第3戦(HOME)の平均視聴率は、広島地区歴代3位となる59・6%で、瞬間最高視聴率は74・1%(午後9時55分)を記録。

第4戦は、広島が連敗を喫したものの平均視聴率は48・6%、瞬間最高視聴率は60・8%と高い数字をマークしていた。

略


[スポニチ 10/28 10:09]
【広島】黒田のレプリカユニホーム完売状態!日本S第7戦あれば最終登板も?

広島・黒田のレプリカユニホームは“引退特需”で品切れ状態 Copyright(C) The Hochi Shimbun.

 今季限りで現役引退する広島・黒田博樹投手(41)のレプリカユニホームが完売状態になっていることが28日、分かった。マツダスタジアムのオフィシャルグッズ売り場の陳列台の在庫はゼロ。ホーム、ビジター用のいずれも、すべてのサイズが入荷待ちとなっている。

ショップ関係者は「ここ最近はずっと品切れ状態です。まだ生産はしていますが、いつ入荷してくるかも分かりません」と悲鳴を上げた。

 チームは日本シリーズ第1、2戦(マツダ)で連勝を飾った後、敵地で3連敗。王手をかけられているものの、29日の第6戦(マツダ)に勝てば、黒田に日本一をかけたマウンドが巡ってくる予定だ。

 9月以降はマツダスタジアムでの入場券が高額取引されるなど、プレミアムチケットとなっていた。ここにきて黒田ユニホームの入手も、ファンにとっては難しい問題になりそうだ。


[報知新聞社 10/28 15:14]



【広島】日本S第6戦先発予定の野村「勝つだけ」引退・黒田にバトンつなぐぞ!

 広島・野村祐輔投手(27)が28日、今季限りで引退する黒田博樹投手(41)にバトンをつなぐ強い決意を示した。

 日本シリーズ第6戦(マツダ)の先発に備え、マツダスタジアムでランニング、キャッチボールなどで調整。「勝つだけなんで。しっかり相手に向かっていく気持ちを持っていきたいと思います」と意気込んだ。

 チームは敵地で3連敗し、日本ハムに王手をかけられた。第6戦に勝たなければ、黒田の有終登板の機会も消滅する。今季16勝で最多勝を獲得した右腕は「粘り強くいかないといけない。(日本ハムは)勢い、機動力もあるし、自分の投球をするだけです」と表情を引き締めていた。

写真
広島・黒田(左)と野村 Copyright(C) The Hochi Shimbun.


[報知新聞社 10/28 15:18]




野球広島・黒田、第7戦先発へ意欲「体は大丈夫」 第3戦で両脚つり降板

広島の黒田博樹投手(41)が28日、第7戦での先発へ意欲を見せた。

日本シリーズで広島は2連勝でスタートしたが、敵地・札幌で3連敗を喫して日本ハムに王手を掛けられた。黒田は第6、7戦での決着を見据えて、27日に野村とともに一足先に広島に帰った。体調を整え、この日はマツダスタジアムで、投手指名練習に参加した。

「ここまで日本一になるためにやってきた。札幌でできればよかったけど、こういう結果になったのでね。もう一度、チームで踏ん張るしかないです」

黒田は25日の第3戦に先発したが、六回途中、大谷を左飛に打ち取った直後に、両脚をつるアクシデントで緊急降板。ベンチに下がって治療後、再びマウンドへ。一度は投球練習を再開したが、3球を投げた後に自らマウンドを降りた。

この日は足を気にする様子もなく、キャッチボールやランニング、遠投などで入念に体を動かした。第6戦に勝てば第7戦で登板する可能性が高い。「(投げるかどうかは)あとは監督、コーチに聞いてください。体は全然、大丈夫だし、そうは言っていられないので」。日本シリーズを最後に、現役引退を表明しているだけに、勝って最終登板につなげるしかない。

32年ぶりの日本一は、2連勝が絶対条件。不利な状況ではあるが、残り2試合は本拠地マツダスタジアムでの開催とあって、黒田は「僕たちにアドバンテージがある。ファンの声援が僕たちの力になるしね」と話した。

第7戦までもつれれば、日本ハムは大谷の先発が濃厚だ。「マウンドに上がることがあれば、最高のパフォーマンスがしたい。

2連勝しかないので力を合わせてやっていきたいです」。一丸野球で25年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた。逆転日本一へ。有終Vを信じて戦うだけだ。

写真
マツダスタジアムで練習を行う広島・黒田博樹=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)


[デイリースポーツ 10/28 15:30]




野球広島、ビールかけ会場を設営 逆転Vへ準備万端

逆転Vへ準備は整った。広島は28日、日本シリーズ優勝時に備えて、マツダスタジアム一塁側コンコース下にあるスペースにビールかけの会場が設けられた。

27日から準備を始め28日中には、ほぼ完成する予定。「(リーグ優勝時に)1度準備していたから、時間はかからない」と野平広報室長。床にゴムマットを敷き詰め、天井や柱にはビールがかからないように、シートが掛けられた。

当日は、リーグ制覇時と同様に酒樽が2つ用意され、ビールの本数は前回の3000本を上回る4800本が用意される予定。チーム、球団が一つとなり32年ぶりの日本一を目指す。

写真
ビールかけ会場の設営を行う作業員=マツダスタジアム


[デイリースポーツ 10/28 16:44]



野球広島・野村、第7戦黒田へのバトン誓う「しっかり先頭を抑える」

広島の野村祐輔投手(27)が28日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加。日本シリーズ第6戦(29日、マツダスタジアム)の先発に向け、キャッチボールやダッシュなどで最終調整した。

「何も変わりない。勝つだけなので。勝たないといけない。第7戦がなければ、チームの日本一もない」と力を込めた。持っている力を全て出し切り、第7戦での先発が濃厚な黒田博樹投手(41)にバトンをつなぐ。

チームは2連勝で札幌に乗り込んだが、まさかの3連敗。32年ぶりの日本一を勝ち取るには、2連勝以外道はない。まずは1勝。第2戦(マツダ)で、6回2安打1失点の好投を見せ、勝利を呼び込んだ右腕に明暗を託した。

本拠地で迎える大一番。「粘り強くいかないといけない。(日本ハムは)勢いもありますし、機動力もある。

無駄な四球がないように、しっかり先頭を抑えないといけない。自分の投球をするだけ」と気を引き締めていた。


[デイリースポーツ 10/28 18:24]



アンガ田中、黒田VS大谷の投げ合い「絶対にみたい」“逆王手”に期待

 “カープ芸人”として知られる、お笑いコンビ「アンガールズ」の田中卓志(40)が28日、自身のブログを更新。今季限りで現役を引退する広島の黒田博樹投手(41)と日本ハムの“二刀流”大谷翔平投手(22)の投げ合いを「絶対にみたい」と“逆王手”に気合を入れた。


 田中は「カープ2勝日ハム3勝」とエントリー。「北の大地はカープにとって想像以上に厳しかった!」とホームで2連勝スタートしながら敵地で3連敗を喫して日本一に王手をかけられた状況について触れ、「でも、次は広島 内弁慶シリーズならカープが勝つはず!!死ぬほど応援して、絶対にカープを勝たせるぞ」とここまでの5試合ですべてホームチームが勝っている“内弁慶シリーズ”に気持ちを入れ替えた。

 再び広島に場を移して29日に行われる第6戦。大方の予想では日本ハムの先発投手は“二刀流”大谷だったが、この日発表された予告先発で、広島はセ・リーグ最多勝投手の野村、日本ハムはシーズン中に抑えから先発に転向した増井であることが明らかに。

 これには「明日は大谷投手が投げないらしい」と少し驚きも隠せなかった田中だが、「明日も接戦となるだろうけど、マツダスタジアムという地の利を生かしてカープ野球を存分に発揮してくれるでしょう」とキッパリ。「そして、明日勝てれば もしかしたら、黒田投手 対 大谷投手 というものすごい最終戦になるかもしれない。絶対にみたい その為に、先ずは明日!!がんばれカープ!!!!」と続けた。


[スポニチ 10/28 20:59]



【広島】黒田、現役ラスト登板で日本一だ!第7戦VS大谷

 今季限りでの引退を表明した広島・黒田博樹投手(41)は28日、先発が有力視される30日の第7戦に備えてマツダで調整した。

 チームは2連勝から敵地で3連敗を喫し、後がない状況だが「みんなの力を合わせて」と逆転日本一を宣言。まずは第6戦に先発する野村の快投を信じ、現役ラスト登板となる第7戦は、大谷に投げ勝って胴上げという球史に残る感涙のフィナーレを心に誓った。

 次回が間違いなく現役最終登板となる黒田は、小雨がぱらつくマツダスタジアムで約30分間、ダッシュ、キャッチボールに取り組んだ。何も変わらない、普段通りの姿だった。

 25日の第3戦(札幌D)。1点リードの6回1死、大谷を左飛に打ち取った直後に両足がつるアクシデントに見舞われ途中降板を余儀なくされた。85球の力投で5回2/3を4安打1失点。この投球が最後の雄姿となる可能性もあったが、大事には至らず、最終決戦にスタンバイする。

 「足は全然大丈夫です。ここまできたら、そうも言ってられない。できる準備をして、最高のパフォーマンスを出せるようにしたい」

 言葉は冷静だが、胸の内は熱く、15番は第7戦に備えた。

 だがそれも、第6戦に勝たなければ夢に終わる。一方で逆王手をかければ、今季初の中4日での出番。しかも、野球人生最後にして最大の頂上決戦は、二刀流の大谷との投げ合い。舞台は真っ赤に染まるマツダだ。

 「実際にそうなってみないと分からないですし、明日勝たないことには何も起こらない。まだ登板のことを考えるというより、明日、チームがどうやって勝つかが大事」

 自身を包む異様なムードをけん制しながらも、思いの丈は自然とこぼれ出た。

 「日本一になるためにやってきた。一番は札幌で決めたかったが、こういう結果になった以上、ここでもう一度奮起して。2連勝しかない。みんなの力を合わせて、そういう形にできればいいかなと。マツダでやる分には、僕たちにとってアドバンテージは大きいんじゃないか」

 日米通じて20年の野球人生はすでに最終章。波乱万丈のストーリーは、すべての野球ファンの心を震わせる最高のエンディングを迎えられるか。

 「できることをしっかりして、登板へ向けて準備するだけ」

 引退の花道を飾るため、右腕が正真正銘、最後の男気をみせる。(角野 敬介)


 ◆黒田に聞く

…………第6戦に勝てば、もう一度登板がある。

 「どうですかね。あとは監督とコーチに聞いてください」


…………ブルペンは?

 「入らない。昨日も入っていない」


…………小雨の中、屋外で練習した。

 「特に、そこまで雨も降ってなかったので」


…………日本シリーズはやはり特別な気持ちがある?

 「僕自身は意識はしなかったが、毎試合そういう気持ちで戦って来ているので、そこまで何が変わるということはない」


…………第6戦を前に、チームに何か声をかけるのか。

 「僕自身は一選手。どうのこうのは考えていない」


…………野村に対しては?

 「もう、彼はあれだけの成績を残してきた。いつも通り、彼らしい投球をすればいい。変える必要はないでしょうね」

写真
マツダスタジアムの外野をダッシュして最終戦登板に備える黒田 Copyright(C) The Hochi Shimbun.


[報知新聞社 10/29 06:00]




野球黒田で広島逆転日本一!第7戦先発「全力を出し切る」VS大谷で最高の有終へ

広島の黒田博樹投手(41)が28日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加。日本シリーズ第7戦での先発に向けて調整した。チームは2勝3敗で広島に戻った。
29日の第6戦に負ければ日本一を逃し、自身にも登板機会は巡って来ない。チームメートを信じて待つのみ。32年ぶりの頂点に向け、気持ちを一つにして臨む。

最高のラストマウンドが用意された。第6戦、第7戦に連勝すれば、32年ぶりとなる日本一が待っている。長いシーズンを戦い抜き、たどり着いた今年最後の大一番を、黒田に託す。

第7戦先発を見据え、黒田は27日に一足早く野村とともに帰広。その日のうちにマツダスタジアムで体を動かした。

この日、本拠地で行われた投手指名練習には、29日の第6戦に先発する野村と27日・第5戦に先発した岡田とともに参加した。黒田は「(登板日は)監督、コーチに聞いて」と言葉を濁したが、岡田は残り2試合をブルペン待機する予定で、第7戦の先発は黒田しかいない。

前回25日の登板では六回、大谷を左飛に打ち取った直後に両ふくらはぎがけいれんするアクシデントで降板した。この日の練習ではダッシュ、キャッチボールをこなし、患部を気にするそぶりはなかった。「体は全然、大丈夫だし、そうは言っていられない。最高のパフォーマンスを出したい。全力を出し切る」。今季初の中4日登板。満身創痍(そうい)の体にムチを打って、チームのために身を粉にする覚悟を決めた。

本拠地で2連勝後、札幌ドームで3連敗。

第6戦に負けると、黒田の登板機会はなくなる。日本一は2連勝が絶対条件だ。崖っぷちながら残り2試合は今季、圧倒的な強さを誇ったマツダスタジアムが舞台。「ファンの応援は力になる。僕たちにアドバンテージがある。もう一度、チームで踏ん張るしかない」と前を向いた。緒方監督も「頑張ります」と短い言葉に勝利への強い思いを込めた。

投げ合う相手は大谷が濃厚だ。165キロ右腕への質問が飛ぶと、背番号「15」は「別にコメントすることはないです」と言った。18日、日本シリーズを前に引退を表明したが、最後まで悩んだのはチームへの影響だった。現役最後の登板になる今回も、そう。個人的な思いは胸にしまう。「日本一になるためにやってきたんだから」とフォア・ザ・チームを強調した。

逆転での栄冠へ。
ともにシーズンを戦い抜いてきた仲間を信じて、黒田が自らの出番を待つ。

写真
練習後、白い幕で覆われた設営中のビールかけ会場を通り、帰途に就く黒田(撮影・吉澤敬太)


[デイリースポーツ 10/29 06:03]



野球野村 “内弁慶シリーズ”逆王手だ!第7戦黒田につなぐ

◇SMBC日本シリーズ第6戦 日本ハム―広島(2016年10月29日 マツダ)

黒田に回せ――。日本シリーズが第7戦にもつれた場合、先発することが濃厚な広島の黒田博樹投手(41)は28日、第6戦に先発する野村祐輔投手(27)らとともに本拠地のマツダスタジアムで汗を流した。第6戦に勝って「逆王手」をかければ、3勝3敗で迎える決着戦。今季限りでの現役引退を表明しているベテラン右腕は自らの出番を待つ。

小雨の降るマツダスタジアム。黒田は一球一球を確かめるように、キャッチボールを行った。47球を10分かけ、ポール間走も行った。シリーズ初登板した第3戦では右ふくらはぎがつって、6回途中に降板したが「全然大丈夫ですし、そうも言っていられない。2連勝しかない。

しっかり準備し、マウンドに上がることがあるなら、最高のパフォーマンスを出せるようにしたい」と誓った。

前回は札幌ドームでの登板だったが、今回は慣れ親しんだ本拠地のマウンドだ。「ほぼカープファンばかりの応援になる。アドバンテージは凄く大きい」と大声援を力に変える。中4日での登板は今季はないが、昨季は3度あり、2勝1敗、防御率2・25だった。大リーグ時代に慣れ親しんだ登板間隔でもある。

今季限りでの引退を表明。
くしくも大谷が第7戦に先発することになり、第6戦に勝てば現役最後の登板で「レジェンドVS二刀流」の初の投げ合いが実現することになった。それを報道陣から伝えられても「コメントすることはないです」と表情を変えることはなかった。誰が相手だろうが、関係ない。

チームを勝たせることが全てだ。

その黒田にバトンを渡すのは、第6戦に先発する野村だ。「勝たないといけない。必ず勝って、第7戦に行かないと、うちの日本一はない。しっかり向かっていく気持ちを持っていきたい」。黒田さんに絶対につなぐ――。イケメン右腕は珍しく強い口調で、闘争心を前面に押し出した。

今季は16勝で初の最多勝に輝き、シリーズ第2戦でも6回2安打1失点で勝ち投手になった。中5日での登板は9月8日中日戦(マツダ)の1度だけ。それでも、畝投手コーチは「中5日でも大丈夫だと思う。いつも通りの投球をしてくれれば」と信頼は変わらない。

野村がつなぎ、黒田も勝てば、32年ぶりの日本一を達成する。

両球団がそれぞれの本拠地で全て勝つことになり、ダイエーが阪神を4勝3敗で退けた03年以来2度目となる。「内弁慶シリーズ」を完結させ、黒田は最高の花道を飾る。

≪第7戦では2度目 03年ダイエー以来≫今シリーズは第1、2戦のマツダで広島が連勝、第3〜5戦の札幌Dで日本ハムが3連勝と全てホームチームが勝利。日本シリーズで開幕から5戦以上本拠地チームの勝利が続いたのは、79年広島―近鉄戦の6試合(広島V)、03年ダイエー―阪神戦の全7試合(ダイエーV)に次ぎ3度目だが、今回はどうなるか。

写真
マツダスタジアムで調整する黒田(左)と野村


[スポニチアネックス 10/29 07:00]





黒田第7戦で現役最後の登板へ 広島連勝で日本一だ

黒田で逆転日本一−。
広島が28日、3連敗して王手をかけられた敵地札幌からチャーター機で広島に戻った。今季での引退を表明している黒田博樹投手(41)は、あす第7戦を信じ、マツダスタジアムで先発調整。

今日29日、第6戦に先発する野村祐輔投手(27)は「勝って第7戦をやる」と、黒田へつなぐ決意で必勝を誓った。

覚悟を決めた黒田は、雨も気にせず黙々と調整した。日本ハムに王手をかけられ、逆転日本一のためにはもう負けられない。天候とは違い、はっきりしている。勝つしかない−。まずはチームメートを信じて、先発予定の7戦目を待つ。

前日27日にチームを離れ、広島に戻ってきた。王手をかけて仲間が帰って来ることを信じて待ったが、まさかの敵地3連敗。

だが、黒田は前を向く。「日本一になるためにやってきた。札幌で決めるのも良かったけど、こうなった以上はチームとして奮起して。2連勝しかないので、みんなで力を合わせてそういう形にできればいい」。現役最後の登板が、日本一をかけたマウンドになれば、死力を振り絞る覚悟だ。

第3戦の日本シリーズ初先発では、6回途中に両足がつり緊急降板となった。シーズン中から首のしびれや右肩痛で離脱するなど、満身創痍(そうい)に変わりはない。それでも登板翌日から調整を再開し、中4日での7戦目を見据えた。

「マウンドに上がるようなことがあれば、しっかり準備して最高のパフォーマンスを出したい」。調整期間内のブルペン投球はせず、今日の第6戦もブルペン入りせずに最後のマウンドに備える。

黒田にバトンをつなげるためには、今日の勝利が絶対条件。第2戦で6回2安打1失点と好投した野村が望みをつなげる。「勝たないといけないので。必ず勝って第7戦をしないと、うちの日本一はない」。

偉大な先輩は尊敬する存在であり、投球の師。黒田のために、という思いは野村だけではないだろう。

真っ赤に染まる本拠地が、逆転日本一の舞台となる。今季マツダスタジアムでは勝率7割を超える。

黒田は「ほぼカープファンの応援になるので、僕らにとってのアドバンテージになる」と言い切る。マウンドに上がる黒田の姿を見るまで、終わらせるわけにはいかない。【前原淳】


[日刊スポーツ/10/29 07:56]



野球広島・緒方監督困った…日ハム王手で秘策“お蔵入り”危機

広島の緒方監督は当初、今回の日本シリーズがもつれると踏んで、7戦目の投手起用に頭を悩ませていたらしい。

先発を中4日の黒田にするか、それとも、ここまでシリーズで登板機会のない福井にするか――。

「最終戦の先発が福井じゃ、負けた時にナインもファンも納得しない。黒田は3戦目につった両足の状態に関して、『大丈夫』と言っている。それなら、地元で今度こそ本当の最終決戦に行ってもらおうと。緒方監督はもう決めているともっぱらですよ。

黒田が投げれば本拠地のファンの凄まじい後押しがあるし、本人も引退を公言しているだけに、後先考えずに飛ばせますからね。

1回でも2回でも、行けるところまで行ってもらって、その後は5戦目に先発したジョンソンが中2日でリリーフ待機する青写真だと聞きました。5戦目に6回4安打無失点と抑えながら、わずか95球で降板したのは、おそらく中2日のリリーフ登板に備えてのことでしょう。

広島はジョンソンと来季から年俸300万ドル(約3億1950万円)の3年総額が最大で15億円を超える大型契約を結んでいて、本人も意気に感じているようですから」(広島の放送関係者)

もっとも、2連勝後にまさかの3連敗で王手をかけられたうえ、日本ハムの6戦目の先発はあの大谷翔平だ。シリーズが7戦目までいく保証はどこにもない。

せっかくの秘策も“お蔵入り”のピンチだ。

第5戦終了後の緒方監督は、「(日本ハムを)完全に勢いづかせた流れになってしまったと思う」と、肩を落とした。


[日刊ゲンダイDIGITAL 10/29 09:26]


野球広島・黒田 本拠地アドバンテージ強調し逆襲胴上げに自信

野村祐輔(27)、黒田博樹(41)の両右腕は28日、本拠地で練習を行った。29日の第6戦に先発する野村は「必ず勝って第7戦をする」と“師匠”へ有終のバトンを渡すことを誓った。

第7戦で先発する可能性が高い黒田はランニングやキャッチボールで調整。先発した25日の第3戦では両ふくらはぎの張りを訴え、6回途中で緊急降板した。

第7戦での役割については「監督、コーチに聞いて」とけむに巻きつつ「全然(体調は)大丈夫だし、もしマウンドに上がることがあれば最高のパフォーマンスをみせたい」と言葉は力強かった。

チームは窮地だが、逆に本拠地での胴上げ&ビールかけのチャンスが巡ってきたとも言える。
黒田は「チームが奮起し直して、2連勝するしかない。マツダでやる時はほぼカープファンばかりになる。アドバンテージは大きい」と“逆襲”に自信を見せた。

写真
背中で引っ張る黒田


[東スポWeb 10/29 11:11]




野球【日本シリーズ】「ナメられたもんだ」 “大谷温存”にカープファン怒りの声

28日のマツダスタジアムでは、カープの投手練習が行われた。野手陣はチームのチャーター便で帰広後、松山らがマツダスタジアムの室内練習場でバットを振り、大粒の汗を流した。

しかし球場を訪れた一部選手が帰宅し始めたタイミングで、日本ハムの“意外な動き”が広島サイドに伝わってきた。

第6戦の予告先発がNPBから発表になり、日本ハム側は当初見込まれていた大谷ではなく、増井であることが明らかになったのだ。ミーティングを行って球場を後にしようとした緒方監督は報道陣から「明日の先発は増井になりましたが…」と振られると表情を変えることなく「今聞きました。頑張ります」とだけコメント。

指揮官に動じる様子はなかったとはいえ、内心は穏やかでなかったかもしれない。

地元ファンからは「大谷を第7戦があった場合の先発起用として“温存”し、第6戦ではブルペン待機させてリードしていたら9回にストッパーとして起用するつもりなのだろう。カープもナメられたもんだ」などといった声が上がった。

そうそう都合よく、そちらのシナリオ通り好き勝手にさせるわけにはいかない――。日本ハム側の“大谷温存”でブチ切れたカープの怒りは、果たして第6戦で爆発するか。

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黙々と調整する黒田


[東スポWeb 10/29 14:02]




るんるん関東でも全戦高視聴率 日本シリーズに全国が熱狂する理由

日本シリーズが高視聴率をはじき出している。

地元は驚異的だ。札幌地区は22日の第1戦が40.4%(ビデオリサーチ調べ。以下、数字は同)、翌第2戦が33.2%。舞台が北海道に移ってからも30%台。

広島地区はさらに高く、第1、第2戦ともに53.8%。25日の第3戦は黒田登板効果で59.6%を記録した。

この両地区の高視聴率は予想できたが、関東地区も第1戦18.5%に始まり、第3戦17.5%、第4戦15.9%、第5戦が17.4%と好調。昨年のソフトバンク対ヤクルトが3戦目までヒト桁だったことを考えれば、大成功といえる結果だ。

このところ低調続きで今回も「どうせ広島と札幌地区だけのバブルでしょ」と白けていたテレビ関係者も、今回は嘘のような盛り上がりぶり。

広島・黒田、日本ハム・大谷というヒーローの存在だけでは説明がつかないという声もあって……。

作家の松野大介氏が語る。
「地上波の中継がなくなってから、普段は野球を見ていなかった“実はプロ野球ファン”という人が、今年はこぞって見ている気がします。それから北海道と広島を応援する郷土愛に便乗し、どちらかに肩入れして盛り上がりたいという参加型のファンが増えていることも大きい。さらに、裏番組の秋ドラマがつまらないのも理由の一つで、それがユニホームを着た女子が大勢いることにつながっている。ひと昔前ならドラマで泣いていた女子がマウンドに立つ黒田を見て泣いているのです」

今日29日、広島が勝てば翌第7戦は黒田の先発もありそう。

放送するテレビ朝日は“第7戦までやってくれ!”だろう。

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第3戦は黒田登板効果で59.6%(C)日刊ゲンダイ


[日刊ゲンダイDIGITAL 10/29 15:03]


テレビ中継“ゆづ”らない! 日本シリーズ、第7戦ならフィギュアはお預け

 「全然大丈夫ですし、そうも言っていられない。マウンドに上がれば最高のパフォーマンスを出したい」。広島・黒田博樹(41)は25日の第3戦で足をつって降板した影響をきっぱり否定した。

 その黒田の先発が見込まれる第7戦(30日)の地上波中継権は、テレビ朝日系が持っている。仮に第6戦で終了した場合、同系列局は30日の午後6時30分から羽生結弦らが出場する「フィギュアグランプリシリーズ2016 カナダ大会」を放送する予定。第7戦にもつれ込んだ場合は日本シリーズを優先し、フィギュアの放送は試合終了後までお預けとなる。男気右腕が“ゆづ君”を押し出すか。

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ウォーミングアップを行う広島・黒田博樹(左)と広島・野村祐輔=マツダスタジアム(撮影・永田直也)


[夕刊フジ 10/29 17:00]




野球現役引退の広島・黒田「一生懸命野球をやってきてよかった」 第7戦登板は幻に

「日本シリーズ・第6戦、広島4-10日本ハム」(29日、マツダスタジアム)

日本ハムが勝って10年ぶり3度目(東映時代を含む)の日本一を決めた。4-4の八回、レアードの満塁弾などで6点を奪い試合を決めた。広島は25年ぶりのリーグ優勝から、CSを勝ち進んで32年ぶりの日本一を目指したが、届かなかった。

今年限りでの現役引退を表明している黒田は、予定されていた第7戦先発がかなわず「まだ実感がない」と言いながらも、「今まで一生懸命野球をやってきてよかった」と心境を吐露した。

黒田は第3戦に先発し、脚の異変で降板したものの、5回2/3を投げて4安打1失点と好投した。しかしチームはこの試合から4連敗。第7戦は消えた。「実感がないというか、それが今の率直な気持ちです。

明日投げる準備をしていたので、まだ実感がない」と語った。

これで今年の公式戦は全て終了。黒田の現役生活も幕を閉じた。「負けてしまったという、そっちの思いの方が強い。日本一を目指してやってきたので」と、悔しさをあらわにした。それでも「最後は日本シリーズ(のマウンド)に立てると思っていなかった。日本ではチャンスがなかったので、一緒に戦ってきた仲間に感謝したい。今まで一生懸命野球をやってきてよかった」と、振り返った。

古巣に戻って2年。日米通算200勝も達成し、初の日本シリーズ出場を果たしてユニホームを脱ぐ。「実感は全然ないんですけど、ホッとした部分もある。帰ってきてから2年間、責任やプレッシャーがあった。ずっとマウンドに立ち続けることができて、ホッとしている」と、役割をまっとうした充実感をにじませた。

後輩たちに向けて「来季、連覇してほしい。日本一になれなかったので、ぜひ日本一になってほしい。すごくいいチームなので、来年また頑張ってほしい。陰ながら応援しています」とエールを送った。

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ファンに晴れ晴れとした表情であいさつする広島・黒田博樹=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)


[デイリースポーツ 10/29 23:20]




【日本ハム】栗山監督「勝った実感がなくて、野球の難しさばっかりが心に残ったシリーズ」

◆SMBC日本シリーズ2016 ▽第6戦 広島4―10日本ハム(29日・マツダスタジアム)

 札幌で3連勝して敵地に乗り込んだ日本ハムが広島を下し、2連敗から4連勝で10年ぶり3度目の日本シリーズ優勝を決めた。栗山英樹監督(55)は、指揮官として2度目の日本シリーズ挑戦で初めて栄冠をもぎ取り、8度宙を舞った。広島は32年ぶりの日本一を逃した。

 以下、栗山監督の優勝監督インタビュー


…………カープファンからも拍手があった

 「今年1年、広島カープががんばって、カープのファンの皆さんが野球の流れを作ってくれた。どうしても日本シリーズをやりたいと思っていた。なかなかパ・リーグの方はチームを作ることができなかったんですけれど、最後の最後まで野球をやらせていただいて感謝しています」


…………連敗からのスタートだった

 「(第1戦、第2戦の)2連敗もそうですし、札幌の試合もどっちに転んでもおかしくない試合だったので…。今全て終わりましたけれど勝った実感がなくて、野球の難しさばっかりが心に残ったシリーズ。僕も選手達も勉強させてもらった。感謝しています」


…………選手をほめてあげたい?

 「選手たちはリーグ優勝の時も言いましたが、苦しいシーズンから最後大きく離されながらも諦めない。1試合ごとに選手達が成長している姿を実感できたんで、選手たちをほめてあげてください」


…………苦しんだ中でつかんだ

 「シーズンからクライマックス、日本シリーズ、選手たちは使い方含めていろんなことを思う選手たちもいたと思いますけれど、絶対に勝つんだということを自分に決めてやってきたんで、勝ちきって勘弁して欲しいと思います」

略

…………引退の黒田の力投もあったが?

 「連敗した後、相手が黒田投手だったので選手たちが純粋に野球に入っていけるんじゃないかと思っていたんですけれど、黒田投手の力を借りてチームが立て直せたというところもあり、本当に尊敬していますし、できればもう1試合選手たちはやりたかったかもしれないですけれど、もう1試合あるとどうなるか分からないんで勘弁してください(苦笑い)」


…………改めて日本一の思い

 「正直、実感がわかないというかもう1回落ち着いて冷静に考えていきます。日本一になったことよりも一つ一つの試合に野球は面白いと思っていただけたならすごくうれしいし、それを求めてきたので本当に良かったです」


…………ファイターズファンに向けて

 「今年1年間本当にありがとうございました。今年は北海道にも災害が多くあって苦しんだ方もいたと思いますけれど、力になれたらうれしいです。本当に1年間ありがとうございました」


[報知新聞社 10/29 23:28]
野球黒田 第7戦の登板は幻に…それでも「一生懸命野球をやってきて良かった」

◇SMBC日本シリーズ2016第6戦 広島4―10日本ハム(2016年10月29日 マツダ)

ファンも待ち望んだ黒田の最終登板は実現しなかった。涙はなく、黒田は真っ赤に染まるスタンドに向かって手を振った。「今まで一生懸命野球をやってきて良かった」

先発が予定されていた第7戦がなくなり、広島の黒田の現役生活は幕を閉じた。初めて出場した日本シリーズは札幌ドームで行われた第3戦に先発し、脚がつったため5回2/3を投げ1失点で降板。

大谷に投じた134キロのスプリットで左飛に打ち取ったのが最後の1球となり、マツダスタジアムのファンの前で投げることはできなかった。

黒田は試合後「(終わった)実感がない。それが率直な気持ち」と語った。

32年ぶりの日本一まであと一歩に迫りながら実現しなかったことで「当然あした投げる準備をしていたので。自分の野球人生が終わるというより、負けてしまった気持ちの方が強い」と悔しさを口に出していた。

それでも緒方監督は「彼の存在がリーグ優勝に導いてくれた」と改めて感謝を口にした。試合後にグラウンドに整列した時にはファンから感謝の声が贈られ黒田も「一人一人にありがとうという気持ちでいっぱい」と感謝の気持ちを込めていた。

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惜しくも日本一ならず、ファンにあいさつする新井(右)と黒田


[スポニチアネックス 10/29 23:38]




【日本一監督一問一答】日本ハム・栗山監督「野球の難しさばかりが心に残った」

 SMBC日本シリーズ第6戦(広島410日本ハム、日本ハム4勝2敗、29日、マツダ)日本ハムが10年振り4度目の日本一に輝いた。栗山英樹監督(55)は初めて日本一監督となり、「勝った実感があまりなくて、野球の難しさばかりが心に残ったシリーズ」と激闘を振り返った。

 今の気持ちは

 「本当に今年一年、広島カープが頑張って、カープファンの皆さんが野球の流れを作ってくれた。どうしても日本シリーズをやりたいとずっと思っていた。ここで、最後の最後まで野球をやらせてもらえて感謝しています」


 2連敗を喫した

 「2連敗もそうですし、札幌の試合もそうですけど、どっちに転んでもおかしくないゲームばっかりだったので、今こうやって全てが終わりましたけど、勝った実感があまりなくて、野球の難しさばかりが心に残ったシリーズなので、僕もうちの選手たちも勉強させてもらって感謝している」

略

 黒田投手について

 「連敗した後、相手が黒田投手で、選手たちが純粋に野球に入っていけるんじゃないかと思っていたんですけど、ある意味(黒田から)力を借りてチームが立て直ったところもある。本当に尊敬します。出来ればもう1試合、選手たちもやりたいと思ったかもしれないけれど、もう1試合やったらどうなるかわからないので、勘弁して下さい」

 日本一になった

 「実感がわかない。もう1回落ち着いて、メッセージを考えていきます。日本一になったことより一つ一つの試合で野球が面白いと、みなさんが思っていただけたらすごく嬉しい

 最後に日本ハムファンへ

 「一年間、本当にありがとうございました。今年は、北海道にも災害があって苦しんだ方がいたと思いますけど少しでも力になれたらうれしいです」


[サンケイスポーツ 10/29 23:40]



野球【一問一答】引退の広島・黒田、最後に対戦した大谷は「ショッキングだった」

「日本シリーズ・第6戦、広島4-10日本ハム」(29日、マツダスタジアム)

日本ハムが勝って10年ぶり3度目(東映時代を含む)の日本一を決めた。広島は32年ぶりの日本一には届かず。今年限りでの現役引退を表明している黒田は予定されていた第7戦先発が幻となり、現役生活に幕を下ろした。


黒田の一問一答は以下の通り。

……日本シリーズが終わった率直な気持ちは。

「実感がないというか、それが今の率直な気持ちです」


……全日程が終了した。

「まだ当然、明日投げる準備をしていたので実感がない。負けてしまったという気持ちが強い。日本一を目指してやってきたので」


……初めての日本シリーズはどんな舞台だったか。

「最後に日本シリーズのマウンドに立てると思っていなかったので、一緒に戦ってもらった仲間に感謝したい。(以前)日本にいる間はそういうチャンスがなかったので、最後にマウンドに立てたことは今まで野球を一生懸命やってきてよかったと思う」


……チームが「黒田のさんために」ということでまとまった。

「僕のためにというか、みんなチームのためだと思うし、そういう気持ちでみんな戦ってきたと思う。最後は日本一にはなれなかったけど、また来年、こういうチャンスがあると思う。それに向けて頑張って欲しい」


……マツダスタジアムで最後、投げられなかった。

「それは勝負ごとなので。自分のことでそういうことをするというのは、自分の中ではしたくないというか。チームが勝つことが優先だと思うので」


……最後の1球を投げ終えての気持ちは。

「まだ実感は全然ないけど…。ほっとしている部分もある。日本に帰ってきてからの2年間は、自分の中で責任もプレッシャーもあった。その中で何とか2年間、マウンドに上がり続けられたので、自分の中ではほっとしている」


……表情が晴れやかに見える。

「結構、しんどい思いもしたので。ちょっと野球を離れられる楽しみもあったので」


……最後に対戦した打者は大谷だった。

「アスリートとして、違うレベルの選手だと思う。ああいう選手が今後、またどういうプレーヤーになっていくのか。ファンとして楽しみにしたいと思う」


……どういうすごさを感じたのか。

「次元が違うというか。全てが一流というのはなかなかあり得ないと思っていたので。ちょっと自分の中ではショッキングだったというか。対戦してやっぱりすごいな、とあらためて感じた。なかなかそういう選手は出会うことはない。僕らのちょっと先へ行っている。アスリートとして次元が違うという感じは受けましたね」


……今後は登板に向けて準備がない日々になる。実感は。

「そっちの方が楽しみ。自分がどうなっていくかという楽しみが。あまり体のことを考えずにオフを過ごすことはあまりなかったので。いろいろなことをしてみたい」

……ファンの声を聞くと感慨深いものがあったか。

「去年帰ってきてからたくさん声援をもらったし、ファンの人の声援がなければここまでがんばってこれなかったという部分もあるし、そういう意味では本当にファンの人、一人一人にありがとうという気持ちです」


……オフは何がしたい。

「あまりイメージが湧かないというか、野球のない生活というのは想像がつかないけど。とりあえずちょっと野球から離れて、ゆっくりしたい」


……来年はどうするのか。

「来年、何するんですかね。とりあえず仕事がないので(笑)。色々と今後のことはゆっくり考えたい」


……優勝パレードには参加するのか。

「んー、どうしましょう(笑)。参加させてもらいたいなと思いますし、そこでファンの人にもう一回、自分のユニホーム姿を見てもらえればいいかなと思います」


……後輩へメッセージを。

「来年、ぜひセ・リーグを連覇してほしい。残念ながら日本一になれなかったので、日本一になってほしい。今のチームは本当にいいチームだと思うので、来年は陰ながら応援したい」

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試合後、新井(右から2人目)と並んでファンにあいさつする黒田(中央)=撮影・吉澤敬太


[デイリースポーツ 10/30 00:31]


現役に幕を閉じた広島・黒田「負けてしまった気持ちの方が強い」

 SMBC日本シリーズ第6戦(広島410日本ハム、日本ハム4勝2敗、29日、マツダ)今季限りでの現役引退を表明している広島・黒田博樹投手(41)は試合後、「一生懸命野球をやってきてよかった」と心境を口にした。日本シリーズでは25日の第3戦(札幌ドーム)に登板したが、脚がつったため六回途中で降板した。

 チームがこの日勝てば第7戦で先発する見込みだったが、これで現役生活の幕を閉じた。「(終わった)実感がない。あした投げる準備をしていたので。自分の野球人生が終わるというより、負けてしまった気持ちの方が強い」と語った。

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セレモニーで登場した広島・黒田=マツダスタジアム(撮影・安部光翁)


[サンケイスポーツ 10/30 00:40)




野球広島黒田ベンチ裏で終戦 次は新井監督をサポート?ファンは待っている男気伝説第2章

「日本シリーズ・第6戦、広島4-10日本ハム」(29日、マツダスタジアム)

32年ぶり日本一の夢はついえた。日本シリーズを最後に現役引退を表明し、第7戦に先発予定だった広島・黒田博樹投手(41)は、登板機会なく試合終了。

最後にグラウンドに姿を見せると、万雷の拍手と「ありがとう」の声が飛んだ。25年ぶりのリーグ優勝に導いた男気伝説は終了。日本一の夢は「最高のチーム」という後輩に託す。

黒田博樹よ、永遠に-。

現役最後の試合はベンチ裏で見届けた。登板機会なく20年間の現役生活が終了。だが、表情は晴れやかだった。真っ赤に染まった球場で、日本シリーズを戦うナイン。遠い昔の記憶が脳裏をよぎる。閑散としたスタンド。黒田は勝ちに飢えていた。あれから十数年。カープは強くなった。

「まだ実感がないです。日本シリーズの舞台に立てるとは思っていなかった。一緒に戦ってきた仲間に感謝したい。これまで一生懸命、野球をやってきてよかったと思います」

右肩痛に右足痛。首の痛みも抱えながらシーズンを戦った。25日の第3戦登板では六回途中、両足をつるアクシデントで途中降板。何カ所にも、何十本もの注射を打ちながら、体は既に限界を超えていた。それでも中4日での第7戦登板に備え、「全然、大丈夫」とナインを、自らを鼓舞し続けた。最後までチームとともに闘った。

「広島に僕を待ってくれる人がいるから。カープで投げた方が1球の重みが感じられる」。2年前、終着点を探していた黒田は、広島に電撃復帰を決めた。昨オフ、引退に傾いた心は後輩たちの言葉で引き戻した。

「責任とプレッシャーがあった。2年間、マウンドに立ち続けることができて、ホッとしている部分はある」。後輩に、ファンに愛された野球人生。25年ぶりのリーグ優勝は、黒田抜きには成し得なかった。

「娘の学校の少年野球チームの監督がやりたいなあ」。黒田には夢がある。野球を楽しいと思ったことは一度もない、と言う。だが、野球に憑(つ)かれた男だ。「オレより監督は新井とかの方がふさわしい。将来、新井が監督をやるべき。あいつがやるなら全力でサポートする。陰でサインを出しとくよ」。現役生活20年。共に広島の低迷期を戦い、共に戻って、共に悲願を達成した盟友。“第2章”も共に歩みたい。

黒田の言葉に新井は驚く。「オレにはできない。でもクロさんがやるなら、何でもいいから力になりたい」。

新井にもまた、夢がある。「クロさんがやるなら監督付きを。広報かマネジャーをやらせてもらいたい」。20代、球場でも食事の席でも、口を開けばチームの話だった。勝ちたい、球場を満員にしたい。その一心だった。広島を愛し、カープにささげた野球人生。終わりはまた、始まりでもある。いつかまた2人で。思いは受け継がれる。

「来年ぜひね、セ・リーグを連覇して。日本一になれなかったので、目指してほしい。今のチームはすごくいいチームなので。また来年、陰ながら応援したいと思います」

去りゆく男は笑顔で後輩にエールを送った。“最後の1球”は第3戦。大谷に投じた134キロのスプリットだった。両足がつっても投げようとした。途中降板に「すみません」の言葉が先に出た。最後までエースだった。

「野球がない生活は想像できないんですけど。ちょっとゆっくりしたいですね」。静かに笑った。広島の街は忘れない。今までも、そしてこれからも。

「黒田?あの広島を、優勝させた人じゃね」-と。

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試合後、ファンにあいさつし、グラウンドを去る黒田(撮影・吉澤敬太)


[デイリースポーツ 10/30 06:02]



野球涙なし41歳 黒田 現役に別れ「試合に負けたことの方が大きい」

◇SMBC日本シリーズ2016第6戦 広島4―10日本ハム(2016年10月29日 マツダ)

日本ハムのVセレモニーを見届けた広島・黒田は帽子を脱ぎ、スタンドを真っ赤に染めた大観衆に向かってあいさつした。涙はない。「お疲れさま」「ありがとう」。別れを惜しむ絶叫がこだまする。その表情は、戦いを終えたすがすがしさに満ちていた。

「実感がない。自分がやめるということより、試合に負けたことの方が大きい。日本一を目指して準備していたので…」

逆転日本一を懸けた、世紀の対決は幻に終わった。去りゆくレジェンドと二刀流スターの投げ合い。畝投手コーチは「中4日なので、行けるところまで行ってもらう」と黒田の第7戦先発を示唆し、栗山監督は大谷の先発を明言していた。

右腕はそこに触れず、次代をけん引する22歳の才能を改めて絶賛した。

「次元が違う。投手と打者、両方が優れているのはあり得ないこと。どんな選手になるのか、一ファンとして楽しみ」

引退表明前も、その後も、黒田はあくまで黒田だった。慢性的な痛みを抱える右肩に、消炎剤注射をこっそり打ってのCS突入。先発した今シリーズ第3戦では、右ふくらはぎがつるアクシデントで6回途中降板を強いられた。直後のベンチ裏。患部の治療と並行し、次戦に備えて右肩をアイシングする41歳がいた。そこに共通するのはチームへの強い責任感だ。

引退後を問われると、「ずっと野球をやってきたので、離れた生活は想像できない。体のことを考えずにオフを過ごすのは初めて。いろんなことを楽しみたい」と答え、戦友たちにエールを送ることも忘れなかった。

「来年は連覇して、日本一になってほしい。陰ながら応援しています」

背番号「15」は引退する。不遇の時代を耐え、海の向こうで自分を磨き、復帰したカープでリーグ優勝。日本一の座にはあと一歩届かなかったとはいえ、こんな大団円は過去に例を見ない。間違いなく言える。若ゴイたちに伝授した勇者のDNAが、再び到来するであろう広島黄金期の土台を築いた、と。黒田は球史に残る幸せ者だった、と。(江尾 卓也)

▼熊崎コミッショナー チームやファンへの愛や、男気あふれるプレーに心からの敬意を表します。近い将来、どのような形であれ、日本球界に再び力を貸してほしいと願っています。

≪ブランク25年超 敗退は初の屈辱≫広島は2勝4敗で敗退。91年以来25年ぶりのシリーズだったが過去25年以上のブランクを経て出場したチームは98年横浜(38年ぶり=V)、99年ダイエー(26年ぶり=V)、05年ロッテ(31年ぶり=V)、06年日本ハム(25年ぶり=V)と全て優勝。敗退は広島が初めて。
≪戻る

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<広・日>日本一ならず…。ファンにあいさつする新井(右)と黒田


[スポニチアネックス 10/30 06:18]



<日本シリーズ>広島・黒田、41歳の別れ 第7戦かなわず

もう一度、あのマウンドに立つ夢はかなわなかった。プロ野球の日本シリーズは29日、広島が本拠地・マツダスタジアムで日本ハムに敗れ、1984年以来32年ぶりの日本一達成はならなかった。

今季限りでの現役引退を表明、日米通算20年に及ぶプロ生活の集大成と臨んだ広島の黒田博樹投手(41)は30日の第7戦登板に備えていたが、25日の第3戦(札幌ドーム)が「最後の雄姿」となった。

第3戦。「(野球人生の)ゴールが見えた」マウンドで、一回に1点を失ったが、持てる球種を惜しむことなく、全身全霊で投げた。投球術とは何か。チームの若手投手だけでなく、日本ハムの3番・指名打者で出場し、今後の球界を担う「二刀流」の日本ハム・大谷翔平投手(22)にも、無言で伝えているかのようだった。
二回以降は無失点と粘った末、その大谷との対戦が、一球に懸けてきた男の最後となった。六回。1死から大谷を左飛に打ち取った直後、異変が起きた。両足がつり、いったんダッグアウトへ。テーピングを巻いてマウンドに戻り、投球練習をしたものの、3球で続投を断念。自ら、マウンドを降りた。

ずっと満身創痍(そうい)だった。米大リーグ時代の2009年に頭部へ打球を受け、後遺症に苦しんだ。首のしびれや右肩痛を抱え、登板前は首や肩に「お守り」代わりの塩をすり込む。
常に「これが最後」のつもりでマウンドに登ってきた。不安、苦しさと戦いながらも、「最後の最後に、こういう舞台に立てて幸せ」と感じた最初で最後の日本シリーズだった。
15年。広島への復帰会見で、こう語った。「カープのユニホームを着て投げる方が、最後の一球に後悔は少ないと思った」。大谷への最後の一球は、134キロの外角フォークボール。大谷は「ほぼ全球種、打席で見られた。間合い、ボールの軌道と、ずいぶん勉強になった」と言う。その「投手魂」を、しっかりと受け …
止めた。
最後の最後まで、30日に投げるつもりで準備してきた。試合後にナインとともに、真っ赤に染まったスタンドへあいさつ。そして、こう言った。「野球人生が終わることより、試合に負けてしまったことの方が大きい」。勝負師の炎は、まだ心に燃え盛っていた。【福田智沙】


[毎日新聞/10/30 07:02]


黒田「試合に負けた方が大きい」2度目先発なく引退

<SMBC日本シリーズ2016:広島4−10日本ハム>◇第6戦◇29日◇マツダスタジアム

さらば男気(おとこぎ)右腕−。「SMBC日本シリーズ2016」の開幕前に今季限りの現役引退を表明していた広島黒田博樹投手(41)は、シリーズ2度目の先発登板を果たせぬまま、最後の瞬間を迎えた。

チームは本拠地に戻ってきた第6戦で日本ハムに敗れた。2勝4敗で敗退し、32年ぶり日本一はならなかった。第7戦で先発する予定だった黒田のプロ人生は、日本ハムの胴上げシーンとともに幕を下ろした。

球場からは、歓声と落胆の入り交じる大音量が聞こえてくる。黒田は球場内の選手食堂の椅子から立ち上がることはできなかった。29分間、その場を離れようとはせず、静かにみつめてかみしめた。勝利を信じて調整を続けた第7戦の先発マウンドは巡ってこなかった。現役20年の幕は、チームの敗退とともに下りていった。

「野球人生が終わるということよりも、試合に負けてしまった。そっちの方が大きかった」

壮絶だったプロ人生を思えば、幕切れはあっけなかった。それでも最後までチームを思った。

20年目のシーズン、41歳は満身創痍(そうい)で走り抜けた。7年連続2桁勝利を達成し、25年ぶり優勝に貢献。復帰した広島で何より望んだ目標を成し遂げ、現役引退を決めた。この日も登板前日の調整を行い、前回から中4日で登板に備えた。

セレモニー終了後、黒田の表情は晴れやかだった。「自分がどうなっていくのかという楽しみもあります。あまり体のことを考えずにオフを過ごすことがなかったので、いろんなことをしてみたい」。

背負い続けた重圧から解放された安堵(あんど)感がにじむ。無趣味だったが、以前、引退後の自分を思い描き「ゴルフ、スノボ、サーフィンとかめっちゃやりたいな」と笑っていたことを思い切り楽しめる。

理由も黒田らしい。「ケガしても誰にも迷惑がかからない」。ようやく黒田博樹という看板を下ろすことができる。

引退後については以前「監督をやってみたいとか、現時点で全くそんなことは思わない」と言い、こう続けた。「監督は新井の方がふさわしい。新井が監督をやるなら投手コーチをやってもいいかな。あいつなら全力でサポートする。そして陰でサインを出しとくよ」。

笑顔での話は冗談なのか、本心なのか分からない。ただもう1度、赤いユニホームに袖を通す可能性を打ち消すことはなかった。

昨季、再び動きだした黒田と広島の夢は、25年ぶりリーグ優勝という形で結実した。「最後にこういうマウンドに立てた。今まで一生懸命野球をやってきて良かったなと思います」。

32年ぶり日本一も、本拠地マツダスタジアムで最後の勇姿を見せることもできなかった。それでも、黒田がファンとチームと一緒に見た夢の輝きは色あせない。【前原淳】


[日刊スポーツ10/30 08:04]
野球広島ナイン、黒田へ“男気”寄せ書き 新井「不出世のエース」

◇SMBC日本シリーズ2016第6戦 広島4―10日本ハム(2016年10月29日 マツダ)

引退する広島・黒田への思いを、チームメートが色紙に記した。

長きにわたる戦友の新井は「不出世のエース」と表現。女房役だった石原は「永遠のエース“感謝”」と記し、「常にチームが勝つために…という人。自分の勝ち星なんて眼中にない。ボクの中で黒田さんはエースです」と話した。

松山は「漢(おとこ)」の一字に黒田の大きさを凝縮。黒田の影響によって最も成長した最多勝投手・野村は「感謝」と書き、「メンタルを成長させてもらった。黒田さんのためにも、今年だけで(好成績が)終わらないようにしたい」と決意を新たにしていた。

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広島ナインが今季で引退する黒田に向けて書いた寄せ書き


[スポニチアネックス 10/30 08:30]




野球広島・新井、黒田に惜別メッセージ「第3戦の6回、あの姿を一生忘れない」

◇SMBC日本シリーズ2016第6戦 広島4―10日本ハム(2016年10月29日 マツダ)

黒田さんには夢のような2年間をもらった。チームメートとして、そして、子供の頃からのカープファンとして「ありがとうございます」の言葉では言い尽くせない。

今年が最後になるかもしれないと開幕前から感じていた。昨年から肩や首など不調を抱えながら戦っていた。今年はもっとつらそうだった。注射を何本も打っていた。朝早く球場に来て、治療なのか、トレーニングなのか見分けがつかないような準備をしながら登板に臨む姿を間近で見てきた。

第3戦の6回。治療で戻ったベンチから再びマウンドに立った。右足をガクガクと震わせながら3球投げた後、「無理だな…」と言って降りていった。

普通なら最初に引きあげた時点で交代だったと思う。わずかな可能性にかけて投げ続けようとした。あの投球を、あの姿を一生忘れることはない。野球人として、一人の人間として、もう二度と出てこない「不世出のエース」だと思う。常に「最後になってもいい」というポジティブな悲壮感が伝わってきて周りも自然と引き締まる。そんな投手だった。

この2年の時間を一緒にやった選手には絶対に忘れないでほしい。道に迷ったら、黒田さんの姿勢、言葉、背中を思い出してほしい。それがきっと道しるべになるから。次の世代の選手にも伝えていってほしい。それが必ずカープの伝統になっていくから。僕を含めて残った者の使命だと思う。 (広島東洋カープ内野手)

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<広・日>惜しくも日本一ならず…ファンにあいさつする新井(右)と黒田


[スポニチアネックス 10/30 09:23]




野球【栗山監督手記】大きかった第3戦の黒田との対戦 純粋に野球に入れた

◇SMBC日本シリーズ2016第6戦 日本ハム10―4広島(2016年10月29日 マツダ)

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指揮官はスポニチ本紙に独占手記を寄せ、シリーズの激闘を熱くつづった。

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2連敗でスタートしたこのシリーズ。
苦しかったシーズン、クライマックスシリーズを勝ち抜き、がむしゃらに自分たちらしくいけると思ったら、予想以上にシリーズの重圧があった。緊張感でかみ合わず、ミスが出る。だから感情をむき出しにしようと思った、自分自身が。ここまで緊張したら、もう「リラックスしろ」なんて言葉は通用しない。単純に勝ちたい、うれしい、苦しい、悲しい、というものを出した方が選手たちが素直に野球に入れる。普段はしない万歳とか、リアクションを大きくしたのはそういう理由だった。

大きかったのは、第3戦の黒田との対戦だ。彼を脅威に感じるのではなく、どうしたらこの対戦を生かせるかだった。連敗とか関係ない。「黒田さんと勝負できる」と、純粋に野球に入ってくれるんじゃないか。

怖いとか考えている暇はない。どう攻略するか、ではなく、どうその存在を生かさせてもらうか。あの試合、点が取れなくて焦るのではなく、黒田と勝負することに集中してくれていた。打てなかったけど、あれでいい。どう黒田と向き合うかで、純粋に野球に入れた。間違いなく、その後の戦いにつながってくれた。

こっちの勘違いかもしれない。でも、降板した回、翔平(大谷)に投げている途中で黒田に異変を感じたけど、その打席を投げきってくれた。翔平は「全球種を見せてもらった」と言っていたが、かつてダルビッシュがマエケン(現ドジャース・前田健)に全球種を見せたように、翔平自身が“受け取った”と思うことが大事。

シリーズは時代を映すもので、今年のプロ野球を象徴するような2人の対戦で、この経験をどうプラスに変えていくのか。翔平が自分の進むべき道を感じたのなら大きな意味がある。

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(北海道日本ハムファイターズ監督)


[スポニチアネックス 10/30 10:32]
野球【手記】日本ハム大谷翔平「メジャーではなく日本ハムに入って本当に良かった」

「日本シリーズ・第6戦、広島4-10日本ハム」(29日、マツダスタジアム)

プロ入り4年目にして日本一の栄冠をつかんだ日本ハムの大谷翔平投手(22)が、デイリースポーツに手記を寄せた。チームへの感謝の気持ち、日本シリーズで実現した広島・黒田との対戦、そしてメジャーへの思い-。二刀流としてプロ野球界の既成概念を覆してきた若きスターが、たっぷりと本音を語った。

◇ ◇

プロ4年目で日本一。

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日本シリーズでの黒田さんとの対戦は、貴重な経験になりました。小さいころからずっと見ていた投手なので、目の前で投げている姿を見るのは何か変な感じはしました。

自分にとっては「テレビの中のプロ野球選手」。実際に対戦するという実感があまりなかったような感じでした。ただ、そういう意味では今後に生きてくるのではないかと思います。

日本シリーズという大舞台で、日米の球史に名を残した大投手との対戦。これを経験するのとしないのとでは全然違うでしょうし、これから生かせるところがあれば生かしていきたいです。

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(北海道日本ハムファイターズ投手)


[デイリースポーツ 10/30 11:00]
広島 日本一逃すも地元視聴率54・9%!瞬間最高は68・3%

 SMBC日本シリーズ2016「広島×日本ハム」第6戦(マツダ)が29日、日本テレビ系列で生中継され、広島の地元局・広島テレビの平均視聴率は54・9%(ビデオリサーチ調べ、広島地区)だったことが10月31日、分かった。

 瞬間最高視聴率は午後9時57分と同59分に記録した68・3%で、いずれも4―4の同点で迎えた8回表の場面。広島・ジャクソンが2死一、二塁のピンチを迎えて内野陣がマウンドに集まった場面と、2死満塁で4番・中田が打席に向かい、ネクストサークルに大谷が姿を現した場面だった。また、番組視聴占拠率(シェア=該当局の視聴率が放送全体の視聴率に占める割合)は70・5%を記録した。

 広島地区の平均視聴率(瞬間最高視聴率)は第1戦=53・8%(61・8%)、第2戦=53・8%(63・6%)、第3戦=59・6%(74・1%)、第4戦=48・6%(60・8%)、第5戦=44・4%(62・6%)。

 25年ぶりのリーグ優勝を決めた9月10日の巨人戦は、平均60・3%(NHK総合)を記録。広島地区における今年度の全番組通じての最高視聴率で、1981年以降の歴代平均視聴率としては、広島がリーグ優勝を決めた86年10月12日のヤクルト―広島戦の63・5%(テレビ新広島)に次ぐ歴代2位だった。また、試合中継のみならず、リーグ優勝を取り扱ったバラエティー番組も地元・広島で高視聴率を叩き出すなど、注目度の高さが数字に表れている。

 第6戦は、4―4の8回に日本ハム打線が爆発。2死満塁から中田翔内野手(27)が勝ち越しの押し出し四球を選ぶと、1点追加の後にブランドン・レアード内野手(29)が満塁本塁打を放って試合を決め、10年ぶり3度目の日本一に輝いた。レアードは今シリーズ3本塁打でMVPに輝いた。広島は連勝スタートしながら4連敗を喫し、32年ぶりとなる悲願の日本一を逃した。

今季限りで現役を退く黒田博樹投手(41)の第7戦登板、二刀流・大谷翔平投手(22)との対決は幻となった。


[スポニチ 10/31 09:19]


ハム日本一 地元視聴率 今シリーズ最高50・8% 瞬間最高66・5%

 SMBC日本シリーズ2016「広島×日本ハム」第6戦(マツダ)が29日、日本テレビ系列で生中継され、札幌の地元局・札幌テレビ(STV)の平均視聴率は50・8%(ビデオリサーチ調べ、札幌地区)だったことが10月31日、分かった。

 瞬間最高視聴率は午後10時4分、同5分、同6分の66・5%。

 札幌地区の平均視聴率は第1戦=40・4%、第2戦=33・2%、第3戦=37・7%、第4戦=35・1%、第5戦=34・8%、第6戦=50・8%。今シリーズ最高を記録した。

 第6戦は、4―4の8回に日本ハム打線が爆発。2死満塁から中田翔内野手(27)が勝ち越しの押し出し四球を選ぶと、1点追加の後にブランドン・レアード内野手(29)が満塁本塁打を放って試合を決め、10年ぶり3度目の日本一に輝いた。レアードは今シリーズ3本塁打でMVPに輝いた。広島は連勝スタートしながら4連敗を喫し、32年ぶりとなる悲願の日本一を逃した。

今季限りで現役を退く黒田博樹投手(41)の第7戦登板、二刀流・大谷翔平投手(22)との対決は幻となった。


[スポニチ 10/31 10:29]
野球「黒田VS大谷」神視聴率は幻に…テレ朝「フィギュア」11・7%、日曜洋画6・8%

プロ野球・日本シリーズが第6戦で決着し、テレビ朝日が“幻の第7戦”を中継予定だった30日夜に放送した番組視聴率(関東地区)は、「フィギュアスケートGP カナダ大会」(午後6・47)が11・7%、「日曜洋画劇場 バイオハザード2」(午後9・15)が6・8%だったことが31日、分かった。

日本シリーズは第7戦に持ち込まれた場合、今季限りでの引退を発表していた広島・黒田博樹投手-日本ハム・大谷翔平投手の投げ合いが確実視されていたが、注目の対決は実現しなかった。

31日に明らかになったシリーズ第6戦の視聴率は、関東地区で平均25・1%(瞬間最高34・8%)を記録。広島地区では54・9%(瞬間最高68・3%)、札幌地区で50・8%(同66・5%)をマークした。

黒田VS大谷による最終決戦が実現していれば、さらに驚異的な数字が叩き出されることが予想されていた。

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29日、日本シリーズが終わり、ファンにあいさつする広島・黒田


[デイリースポーツ 10/31 19:06]




野球日本シリーズ、両軍地元で視聴率50%超…今世紀初

10月29日に日本ハムが広島を下し、10年ぶり日本一を決めた日本シリーズ第6戦の中継番組(日本テレビ系)の平均視聴率が、広島地区で54・9%(瞬間最高68・3%)、札幌地区で50・8%(同66・5%)を記録したことが31日、分かった。シリーズで両軍の地元でともに平均50%を超えたのは今世紀初めて。関東、関西の両地区でも25%超をマークした。

連日大激戦となった名勝負が、近年のプロ野球視聴率の水準を突き抜けた高数字を叩き出した。瞬間最高はいずれの地区でも、4-4の八回表、日本ハムが中田の押し出し四球や、レアードの満塁弾などで一挙6点を奪って勝負を決めた時間帯に記録した。

01年以降、昨年まで、シリーズ中継の平均50%超は、06年に日本ハムが日本一を決めた第5戦(対中日、札幌地区)の52・5%が唯一で金字塔だった。

しかし今年は、32年ぶり日本制覇を目指したカープの地元・広島地区で、第1戦から平均50%超の連続。瞬間最高は全試合で60%超を記録した。

第6戦は関東地区でも平均25・1%(瞬間最高34・8%)、関西地区も平均26・7%(同38・4%)と全国的に注目を集めたことを示す数字となった。

【日本シリーズ・各試合の平均視聴率と瞬間最高】

◆広島地区

第1戦(22日)53・8%(61・8%)

第2戦(23日)53・8%(63・6%)

第3戦(25日)59・6%(74・1%)

第4戦(26日)48・6%(60・8%)

第5戦(27日)44・4%(62・6%)

第6戦(29日)54・9%(68・3%)

※第3戦は継続中継した「報道ステーション」枠で最高値を記録(数字はビデオリサーチ日報調べ)


[デイリースポーツ 10/31 19:46]



日本シリーズ第6戦瞬間最高視聴率…広島で68・3%、札幌で66・5%

 日本ハムが広島を破り、日本一を決めたプロ野球・日本シリーズ第6戦(29日に日本テレビ系で生中継)の平均視聴率が関東地区で25・1%だったことが31日、ビデオリサーチ社の調べで分かった。優勝した日本ハムの本拠地、札幌地区は50・8%、広島地区は54・9%をマーク。瞬間最高は札幌66・5%、広島68・3%(関東34・8%)で、日本ハムが6点を勝ち越した8回表の攻撃中だった。

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 広島の25年ぶりのシリーズ進出や今季限りでの引退を発表した黒田博樹投手など、戦前から話題性は十分。決戦が始まると、「二刀流」大谷翔平の第3戦でのサヨナラ打などドラマチックなゲームが続き、すべて逆転で4連勝を果たした日本ハムに視聴者がくぎ付けになったとみられる。

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(報知新聞社 11/01 06:01)



黒田が現役最後に怪物・大谷に伝えたかったもの


第3戦の6回、大谷(左)を左飛に仕留めた黒田。現役最後の相手となった Copyright(C) The Hochi Shimbun.

 日本シリーズ第7戦を見たかった。野球ファンなら誰もが、そう思ったに違いない。今季限りで引退するレジェンド、広島・黒田博樹(41)と規格外の二刀流、日本ハム・大谷翔平(22)の投げ合い。今の日本球界でこれ以上のマッチアップがあるだろうか。この2人で日本一を競うのだから、どれだけの盛り上がりを見せたことか。

 結果的に黒田の現役最後の相手も「打者・大谷」だった。日本シリーズ第3戦(10月25日・札幌D)、2―1の広島リードで迎えた6回1死、大谷を134キロのスプリットで左飛に打ち取った。この直後に両足がつるアクシデントで緊急降板。これが最後の投球になった。レジェンドから、怪物へ、次世代を託す―。偶然にしては出来過ぎ。世代交代のシーンとして、あまりに美しかった。


 第6戦で終戦が決まった試合後、黒田は大谷についてこうコメントした。「次元が違うというか、(投打)すべてが一流というのはありえないと思っていたので、ショッキングだったというか。対戦してやっぱりすごいなと。なかなか出会うことはない。アスリートとして次元が違う感じは受けました」。

 また、その前にはこうも話していた。「見ていると、すごくうらやましいですよ」。一方で、「ただ彼もいつかはそういう時がくるだろうし、どう自分で変わっていくか。それは彼だけじゃなく、今のカープの投手陣も。150キロをずっと投げ続けられる訳じゃないから」。

 プロ20年のキャリア。広島でエースを務め、7年間プレーしたメジャーでも、ローテーションを守り続けた。150キロを超えるスピードボールとフォークを武器にしてきた黒田も、メジャーではボールを動かす投球スタイルに変えた。「そうしないと生き残っていけなかったから」。試行錯誤し、積み上げた203の勝ち星には意地とプライドが詰まっている。


 黒田は当面、自宅のある米国で「野球のことを忘れて」のんびり過ごすという。いつの日か、メジャーへ渡った大谷と、再会する日があるかもしれない。それまでに大谷がどんな進化を遂げるか、興味深く見守っているはずだ。(記者コラム・角野 敬介)

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第3戦の6回、大谷(左)を左飛に仕留めた黒田。現役最後の相手となった Copyright(C) The Hochi Shimbun.


[報知新聞社 11/02 16:01]



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