谷口巧　（長谷川博己）コミュの最終回を観終えての感想

　
やはり、第1話と第2話が爆発的に面白すぎただけに、
最終回は尻すぼみとなってしまったのが、非常に残念でならない…。
部分部分には、面白い小ネタが多々挟まれてはいるものの、
ストーリー全体の流れで見た場合、そのクオリティ、躍動感は、
初回の頃に比べると、正直足元にも及ばない…。
あのインパクトを、最後まで保ち続けるのは難しいのも分かるが…。
　
個人的には、中途半端な「中庸の結末」を選ばずに、
　

、
一切、微塵もハッピーエンドにはせず、
主演2人の変人ぶりを徹底させ、
やはりどうやってもこの2人に恋愛、結婚、幸せは不可能、
「悲しいがこれが現実」だと、引導を渡す。
　
もしくは、
　

、
2人をストーリーの途中で実際に契約結婚させ、
「お互いの理念の一致のみで結婚したものの、
　当初の計画通りにはいかず、利害関係が崩れてきて、
　やっぱり上手くいかなかった」
という、結婚生活の厳しい現実を思い知らせる。
　
もしくは真逆の展開で、
　

、
主演2人を劇的に “ハッキリ” と惚れ合わせ、自覚させ、
最終回に向けてどんどん燃え上がらせ、大恋愛に発展させる。
そして、依子が徐々に常人の感覚へと近付き、
巧も実際に外で働き出してニートを脱却する所まで描き、
恋愛の力がもたらすそれぞれの変化、成長、苦悩を伝える。
ドラマの中ではこの部分を、他の人間（佳織、鷲尾）を挟む事で
ある程度は表現していたが、あくまでも、
主演2人の恋愛の中でこれを描ききる。
　
　
などの展開にして欲しかった。
まぁ、脚本家も、月9ともなれば色々と制約もあって、
100％好き勝手には描ききれない部分もあったのだろうが…。
　
　