評価経済社会を考えるコミュの30年後への精神世界

①　世　界
現代の経済主義社会は、究極の物質的奴隷の世界です。
私達が望むのは、よりスピリチュアル的な文明社会です。
今回は精神世界への、国家間までの展開を推測してみます。
このパラダイムシフトを、成長期・発展期・拡大期の３段階に分けてみました。
フェーズ１　貨幣と共に評価型経済への対応が、地方自治から進展します。
フェーズ２　情報革命後、国家社会はソーシャル政府で形成されます。
フェーズ３　評価型社会は、世界を１とした政府が確立し国境が消えます。
管理政治や宗教戦争などのドグマから、逸脱した世界を考察してみます。

②　経　済
フェーズ１では、2020年問題（地方財政破綻）の後から始まります。
SNS内での評価システムから、物々交換の構築が生れます。（新自治）
フェーズ２では、お金の存在感は、半分までになり消費税の相対性から
貨幣の搾取から逃げるのが正当、という考えが一般化し、
各地でネットコミュニティでの、対価交換の重要性が高まります。
それは、現代の搾取体制の崩壊に繋がる展開です。（新政府）
フェーズ３では、グローバル経済からネットを核とした機械政府が確立し
緩やかに国家間の提携も、物々交換へシフトします。

③　政　治
現体制の政治を否定した哲学者が、研究と思索・啓蒙により努力し。
新政府の各大臣らは、リーダー性・不可侵性を保ち
挙手で選ばれた、長老の者と呼ばれる存在になります。
「新たな自由」などと深い関係がありますが、民意の向上なくして、
新しい政治形態と統治方法の確立は、なし得ないのです。
外交ではTPPは廃れ、豊かな自然の自給自足生活に戻り、
地政学からの、侵略的思想概念はなくなります。
人類は現在のピラミッド型から、台形型の社会へ戻ります。

④　社　会
今迄の大資本帝王の独裁政治も、新たなベクトルから終局を迎えます。
貨幣から精神評価へは五常（仁、義、礼、智、信）の体系が生れ、
科学・哲学・芸術の３大精神性の形成に、価値が大きく変わります。
それは新たなドグマを得た人々が、今までの概念を捨てて
気持ちのいい、新しい社会の形成に躍進していきます。
潜在意識を高めた、「自由」に関する開放に気づき始める瞬間です。
それはタイムバンクという、伝承学問とスキルの相互享受で、
旧体系の伝統化社会の枠組みに、社会が戻る事なのです。

⑤　自　治
地方自治へのSNS試験運用も行われ、目覚ましい確立がなされます。
そしてコンベ形式発注は飛躍を遂げ、不正も出来なくなります。
また失業のない雇用管理も可能になります。
戸籍法やイデオロギー、官庁における措置は少なくなり、
名前や身分、住所、生年月日、教育過程、職業上の技術等
限られたデータのみの扱いになり、人権管理とは無縁のものです。
これらのデータは、住民調査の目的で使用され、
プライバシーの乱用、商業団体の計画には使われません。

⑥　法　律
一般人では、憲法ですら全部暗記している人はいません。
実は、お金に関しても憲法では明記すらしていません。
複雑になり、難題を抱えた現代解釈では、
司法は哲学的停滞と、矛盾を抱えているのです。
それは争うことをせず、とことん話し合って「和」を生む憲法が必要なのです。
最終的にはハンムラビ法典のような、単純な形態に逆行します。
一番最初に考えた哲学的思想家らは、
「法典はシンプルにしなければならない」と考えたからです。

⑦ マスコミ
既存マスコミ団体に流されない、心理学的な情報源が確立します。
現代の日本は、認知科学者の苫米地氏も言っていますが、
コミュニズム（現システム）とコミュニティー（共有的情報）は違います。
現代では電通のコントロール下で、洗脳的に管理情報化をされています。
それはファシズムであり、全体主義体制の一部なのが真実です。
管理社会が人々の精神文化を軽視し、本来の芸術や文化を阻害し
物質に依存させ、巨大な利権を得ているのです。
新たな芸術に昇華させた、芸能や文化を見い出さなければなりません。

⑧　教　育
現大学（生涯教育）は基本的には、一般に無償公開が基本です。
各施設は独自のシェアクラウドを持って存続し、生涯共有をします。
それは人間間の繋がりのほうが、学問全体の昇華に繋がるからです。
人生の3/4が、学問研究や芸術消化で楽しみを得られるのです。
それは宗教やイデオロギーを超えた、第二の美的ルネサンスです。
物質世界が、異常に発達した利己心な社会に対し
人類は宇宙考古学や神聖倫理学など、
未解明な体制を埋めなければなりません。

⑨　医　学
体・脳・心の三位一体理論が確立され、医学の順位が均衡化します。
１　自然医学（ナチュロパス）　　治癒療法
２　東洋医学（オステオパシス）　経絡療法
３　同種医学（ホメオパシス）　　解毒治療
４　心理医学（サイコセラピス）　波動療法
５　西洋医学（アロパシス）　　　薬物治療
伝承医学たる気功・鉱物薬学など、ヒーリングの謎が解明されます。
いずれ西洋医学学会は利権を明け渡し、最下位にきます。

⑩ エネルギー
DARPA（アメリカ国防高等研究計画局）の元で行われている実験では
常温核融合は可能で、たった200万ドル以下の資金で、
5万人が住む、町のパワー供給が永久に出来ます。
これはロックフェラーから「お座り」させられた状態なのです。
産業革命後、均衡が取れてない状態がここまでの企業格差を生みました。
「ここまで来たらもう変える」と多数の自覚している人達が悟り始めます。
そうすれば、アメリカの支配者層の構想は勝手に崩れ落ち、
22世紀には、計画的にフリー型エネルギーの未来へシフトします。

⑪　恋　愛
現代経済の物質的格差はなくなり、平等な精神社会へ変わります。
それは、自由結婚制が究極の理想だ、と進化します。
女性は単婚で男性は多婚、男性は4人まで女性と結婚できます。
（これは第一、第二の概念ではなく、完全な独立単位です）
単婚でも構いませんが、一人の男性が複数の妻を持つ場合は、
それに相応しい敷地に妻の数だけ家を建て、愛を育めます。
これは一人一人の女性が自分の安息の場、つまり住居を持てるのです。
これにより、人類の愛意識は無限の喜びへと増幅されます。

⑫ 真の自由
我々は、社会的な帰属意識から変化を望んでいる訳ではありません。
しかし、今の政治問題をはじめ生活・教育・環境などに誰しも本当は、
「潜在意識から変えなければいけない！」と気づき始めています。
なぜ行動をしないのか？確実な事は「知らない」「機会がない」のです。
我々は2045年問題（機械的特異点）を乗り越え、
「市民主役の自由自治」を目指さなければなりません。
それは心的共認であり、ネットの評価と連動した、循環社会なのです。
評価原理はシンプルなので、パブリックへとさまざまに飛躍するでしょう。