評価経済社会を考えるコミュの評価教育社会

① 公共と民間教育
現文明の教育機関を分けると、公共教育と民間教育です。
公共教育は、義務教育（高校まで）と大学（生涯教育施設）で、
民間教育は、進学塾とカルチャービジネスです。
どちらもお金を支払い授業を受けるシステムです。
そもそも勉強とは、お金を支払って学ぶものなのでしょうか？
研究・芸術自体は生涯学習です、これらの制度では伸びません。
それらは、ネットコミュニティを持って更なる飛躍があると感じています。
今後評価経済社会になれば、SNS内での議論や研究が加速し、
動画・音声などの配信に、重要性が高まる方向になります。

② アナログな講義
予備校などではもう、動画配信講義の体制を取っています、
更にクラウド内での開校も、一部行われています。
座学での講義のとは何でしょうか？
富裕層向けの少人数制や、専門家による短期間でのセミナー、
もしくは、家庭教師ビジネスは今後もあるでしょう。
これらは従来基盤たる、進学塾・カルチャービジネスに共通します。
講師は評価制になり、多くのスキルが必要とされる時代が予想されます。
これらのビジネス体系では、評価経済としてのゼネラリストたる人材、
地域やネット仲間が重要視され、アクティブに活躍できる事でしょう。

③ 大学の意義
義務教育は、高校の３年間は選択制を奨励し、
今後は、評価経済へシフトした場合の対応を取ると良いでしょう。
それは心理学をかじり大学では哲学、という複学的な体系です。
人間は多くを学ばないと、社会全体を考察できません。
ですから、大学では複数単位枠などを創設していくといいのです。
大学の偏差値制度に関しては、１－３流大学という階層制より
むしろ、内部でのコミュニティのほうが大事であって、評価教育社会では
人間の繋がりのほうが、学問全体の発達に繋がる事になります。

④ 生涯研究
無料生涯学習施設という考えは、クラウド内でコミュニテイが進み、
ネットの中での討議から、新たな学説など出てくるという考えです。
コミュニティがメインの、次の世代の文明があるとすれば、
先生と生徒のコミュニティや、先生同士の学術的共認なのです。
また長老（博学者）という、学問上の頂点の立場の定義は、
あらゆる学問の集大成をまとめる存在（偉人）となります。
法律も経済も、科学も哲学も同線上に考え、
「一つの学問にする為の学問」
そのような集約的なメカニズムが必要な時代になります。

⑤ 卒業は存在しない
学問に終わり（卒業）はないという事です。
政府や自治の教育には全て、コミュニティの場を設けるのです。
人類や人間の価値は、生産だけして働く為の奴隷ではありません、
本来はは人生の３/４を、学問や芸術で昇華させ楽しみ、
残りの時間で計画的に生産すれば、今の文明は維持できるのです。
それは、４０歳までは、仕事と並列して無償で研究（芸術含む）ができ
４０歳以上になり評価を得て、分配徴取が出来る、
評価教育社会とは、お互いに教えあうタイムバンクでもあるのです。

⑥ 評価社会へ
今迄の過大な産業教育は、受験による洗脳教育のようなもので、
システムそのものに、大きな脆弱性が発生しています。
ですから教育も、貨幣体制から切り離して評価体制に戻すのです。
それらは、先生自体を選択できる評価システムとなり、
教師全体のモラル低下を防ぐ、監視体制へと成り立つのです。
平和である為の学問、それはこれからの医療や環境を模索する事です。
物質主義から精神主義へのパラダイムシフトに辿る中では、
道徳・哲学などの未発達な体制を研究し、飛躍しなければなりません。