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歴史の細部を継承する会コミュの妖怪は遊び含有の倫理

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妖怪や幽霊について
京極夏彦氏が示唆に富んだことを言っていた(対談で)ので
近日中にまとめてみたいな と(^^)


歴史上蓄積されてきたイメージに挑むってのは
大層なことにも思えますが

先人として
鳥山石燕、柳田國男、折口信夫、南方熊楠、水木しげる、京極夏彦
など、錚々たる人材が考察してきてますね

(柳田氏は、予め用意した結論に 蒐集した(させた)事象を
 収斂させていきますが・・)


歴史含め
帰納ではなく、無限に演繹してゆくのが貪欲で面白いかな、と(^^)

京極氏によれば、妖怪は400年も遡れず
幽霊に至っては100年も経過していないのでは?ということです

堀一郎氏が喝破したように、
日本には民俗的な思考として゛人神思想"があったようなのです

それは平将門や菅原道真の゛死後の活躍"を考えれば、最早合点がゆくだろう、と思います

それはもちろん歴史学が扱う事実ではない
当時の民の゛心の真実"=心性 の問題である、と


生前常人にはない驚異的な力/学問をもっていたに拘わらず、
現世ではそれを発揮できなかった
念/怨みが残存する
祟り地が生まれたり、ある一族に具体的な痕として、ある欠陥を
代々与える

それはつまり 個人の能力への謳歌である と

そして、自我が普遍的なものとして認知され、評価された上で
死後も発現する
それは個性の強弱をある面度外視し始める

゛人間様が自然を操作できるし、死後もその威を奮う"

それは危険である、と(京極堂曰く)


抽象的にいえば、(社会的な)システムが崩壊した後
゛自ら個人的な祭りを生産しつづけなければならない"

(それは゛飽くまで楽しめ!"という現在の思潮と関連してくるかもしれません・)


困難な時代です・

コメント(2)

忙しくて、久しぶりのレスです。すみません。

確かに昔は人間が神や鬼になって祭られてますよね。
そもそも日本もギリシャと同じく人間神ですしね。

ただ土俗的には、日本は大陸系のような「人間万能主義」というより、自然物に神を見ているところが多いのが面白いと思います。竈の神様とか古い木に宿る神様とか。これって、ポリネシアとかと同じですよね。

人間神が盛んに言われるのは、どちらかというと
平城〜平安にかけてなので(飛鳥のあたりは、自然神が
強いような気がします)、もしかしたら
渡来人とか仏教と一緒にそういう思想も来たかもしれません。

>゛自ら個人的な祭りを生産しつづけなければならない"
大陸の氏族主義っぽいですね。

以上、勝手な想像ですが。
◇ますさん

どうも(^^)


平安貴族にまつわる人間神やタタリは
藤原氏の圧政/その被害者 を象徴しているようにも思えますね

(道長の『御堂関白記』には殴っただの盗んだだの
物騒なことが記されているようで、およそ゛洗練された貴族"とは
言い難い所行に多く及んでいたようです)


飛鳥時代については、土着+大陸からの受け売り と
言えそうです 古墳築造から寺建立への移行もそうですね

飛鳥文化の担い手のキーとなる聖徳太子の個人的/霊的能力も
むしろ鎌倉時代以降に賞賛された面が強そうですし


>大陸の氏族主義
これどういうものかちょっと想像つきませんが、
個人で祭りをする時代、というのは本当に実感としてあります

家族も地域共同体も、規範を示せていません
正邪は個人の判断に委ねられる

゛とりあえずこれが王道な対処の仕方だよね?"
゛そうそう 世間的にはそういうもんだよ"

失われたもの、対処しきれなくなったものを懐かしんでもしょうがないので、自分は積極的に個人の決め事/祭り事をしていくべきだろう、と
それがまた子々孫々に伝わっていけば共同体ともなり規範ともなり
・・ゆくゆくは伝統と呼ばれるものにもなるのでしょうから・


100年200年もつづく叡智を構築してゆきたいな、と思っています(^^)

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